K-1 WORLD GP 8.24 エディオンアリーナ大阪:真夏到来、42度の道場で椿原龍矢と真優が公開練習
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大阪・月心会にて、8月24日(土)エディオンアリーナ大阪(第1競技場)で開催される「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~日本vs世界・5対5&スペシャル・スーパーファイトin大阪~」の[スーパーファイト/K-1スーパー・バンタム級/3分3R・延長1R]で蒼士と対戦する椿原龍矢、[スーパーファイト/K-1女子-52kg契約/3分3R・延長1R]でKANAと対戦する真優が公開練習を行った。(記事提供:K-1 JAPAN GROUP 写真:(C) M-1 Sports Media)
椿原龍矢、地元・大阪で年下相手には負けられない!
「今スーパー・バンタム級は乗っている階級。その波に置いて行かれないように蒼士選手を迎え撃ちます」
この日は道場内の気温が42度となる暑さの中での公開練習となったが、椿原は「後輩(TETSU)の言葉を借りると滾って(たぎって)ますね。まぁ、あんまり意味は分かってないんですけど(笑)」と、飄々として気にしたところはない様子。
「エアコンとかもほんまにあったらいいなとは思うんですけど、そういう設備もなく、暑い中で頑張っています。僕、ここ以外にも小学校の体育館とかでも練習をしていて、夏場はめちゃめちゃ暑くて熱中症になるんちゃうかなっていうぐらい追い込みをやっているんですけど、ずっとやっていることなので、今さら調子を崩すのもないし、たぶん大丈夫だと思います」
その言葉通り、公開した2分間のミット打ちでは暑さの影響や疲れを見せず、スピードあるパンチ、ミドル、ヒザを休みなく叩き込んだ。
「自分の持ち味ってスピードであったりテクニックだと思うんですけど、その持ち味を活かすためにスタミナ強化であったり、今より速いパンチを打てるようにとか、バリエーションを増やしたり、今の自分をさらに高めるような練習を頑張ってます。楽しみにしていてください」
☆公開練習動画の視聴URLはこちら https://www.k-1.media/video/1424/
練習に力が入るのはやはり地元・K-1大阪大会なればこそ。椿原は「去年ほんまは第1回目の大阪大会に出たかったんですけど、(Krushスーパー・バンタム級王座決定)トーナメントに出させて頂いていて出られなかったので。今回出ることになって“よっしゃ、やったろう”という感じがめっちゃあるので、そのまま行ったろうかなと思います。やっぱり地元には思い入れもあるし、いろんな人に見に来てもらえるので、知っている人の前でカッコつけたいと思うので、それで頑張ろうかなと思っています。よりやる気です」と語り、関西人らしい気質を試合へのエネルギーにしている。
対戦相手の蒼士はK-1 JAPAN GROUP初参戦となった2017年8月のKrush名古屋大会で後のKRUSHバンタム級王者・晃貴をKOし、そこから4戦して負けなしと伸び盛り、18歳のファイターだ。
「あんまりちゃんと動画をまだ見ていないんですけど、速くて上手いタイプの選手かなというのがあります。全く対戦するとは思っていなかったし、自分で映像を見ると相手が強く見えてしまうので、普段あんまり自分で動画を見たりっていうのもないです。今回も周りの選手や指導者の人に任せて頑張ろうかなと思っています」
スーパーファイトのポスターには「下剋上は起きるのか?」というキャッチコピーが躍っているが、「僕はチャンピオン以外はみんな大体並んでいるのかなと思っているので、あまり下克上とか上とか下とか気にはしていないんですけど、上という風に言ってもらっているのであれば、ちゃんと迎え撃って負けないようにしようと思っています」とクールに語る一方、「蒼士選手は1つ下なので、やっぱり年下に負けていたらダメかなと思うので絶対負けたくないです」と力を込めた。
それというのも6月30日のK-1両国大会で行われたスーパー・バンタム級世界最強決定トーナメントが大きな刺激となっており、「出たかったなという気持ちもあるんですけど出られなかったものはしょうがない。次のトーナメントが開催された時に呼ばれるような立場になれていたらいいかなと思います」「みんな強くて上手い選手ばっかりで、僕の階級はいま乗っていると思います。その波に置いていかれないよう頑張っていきたい」と、椿原はスーパー・バンタム級でのさらなる上昇を目論んでおり、ここで止まっている訳にはいかない。
この試合を経て目指すのは11月16日(土)にサンエイワーク住吉スポーツセンター(第1体育館))で開催が決まったKRUSH初の大阪大会だ。
「この試合をしっかり勝って、まず僕の目標はKRUSHの大阪大会、去年は大阪K-1の第1回に出られなかったので、大阪KRUSHの第1回には出たいと思っています。その次はやっぱりKRUSHのベルトであったり、K-1のベルトに挑んで獲れたらいいなと思っています」
K-1 JAPAN GROUPにおいて躍進する大阪勢、その一翼を確実に担っている椿原。自身の描く青写真の第一歩として、K-1大阪大会で勝利を手にすることはできるか。
「次の試合は絶対勝つし、これから試合まで1ヵ月ぐらいしかないんですけど、めちゃくちゃパワーアップするし、めちゃくちゃ追い込んでばり強くなっておくので、次の試合楽しみにして、僕がどれだけ強くなっているかを見てもらったら嬉しいです」
真優、KANAの立ち位置・ポジションを奪う!
「KANA選手のことは尊敬していますが、尊敬だけでは終われない。周りの予想や声は気にせず、自分の力を出せば勝てると思っています」
同門の椿原龍矢と同じく気温42度の道場での公開練習実施となった真優だが「調子はめっちゃいいですね。動けてます。夏バテすることもなくバッチシです」と絶好調を宣言。「やっぱりK-1に出るのは自分の目標でもあったし、地元大阪でできるのはほんまに嬉しい。応援に来てくれる人もたくさんいるので、勝ってKANA選手の立ち位置を奪いにいきたい」と、何よりモチベーションの高さが絶好調の裏にはあるようだ。
6月1日のKHAOSで試合が組まれていた真優だが、対戦相手が計量オーバーで失格。K-1・KRUSHの女子をけん引しているKANAとの対戦といういきなりのビッグチャンスが舞い込んだ。
☆公開練習動画の視聴URLはこちら https://www.k-1.media/video/1423/
今回がK-1 JAPAN GROUPでお披露目となる真優は「自分はもともと空手が主体でパンチもキックも両方得意なので、そこをしっかり活かしてKANA選手に挑もうと思っています。両方とも上手いこと使えている部分をしっかり見てほしいです。基本なんでもできるので、そこを見てもらえればと思います」と自身を解説。この日公開したミット打ちでも、実際に左右のパンチと蹴りをバランスよく打ち込み、ハイキック・上段前蹴りといった技でもキレを見せた。
「K-1は大きな舞台なので慣れない部分もあると思うんですけど、自分の動きをすれば勝てると思うので、プレッシャーとか緊張に負けんとリラックスしてしっかり自分の動きを、K-1の大舞台でできればと思っています」
はるかに格上であるKANAの相手に抜擢となった今回だが、真優は強心臓でむしろ楽しみだと語る。
「SNSでたくさん情報が回っていて、格闘技好きな人とかから『おもろい試合してな』みたいな感じでめっちゃ連絡が来ます。でも、そうやって応援が多い方が自分は頑張れます。しっかり勝ってみんなにいい報告をしたい。すごい楽しみです」
対戦発表会見で「誰が見ても実力差があると思うし、自分自身も相手に不足がある」と話したKANAに対しても次のように言い放つ。
「KANA選手は今まで女子を引っ張ってきた選手で、私もすごい尊敬しているんですけど、やっぱり尊敬だけじゃ自分も終われない部分があるので、そこをしっかり、1回でちょっとすみませんっていう感じなんですけど、奪いに行きます。自分も逆の立場になってみたらそう思うんで。(「相手に不足がある」という発言に対して)そう思われても仕方ないとは思っているんですけど、やっぱりちょっと舐められている部分もあるので、そこは気を抜かないようにって伝えたいです(笑)」
すでに世界の強豪と拳を交えてきたKANAに対しプロでの戦績は劣る真優だがアマチュアでの経験は豊富で、「周りからしたら120%KANA選手が勝つだろうと思われていると思うんですけど、別に今はそう思われていてもいいし、しっかり試合で見てもらったらいいと思ってます。男子選手ともずっと試合をしてきたりしているので、そうやって見られてきた対戦も何回もありました。だから怖いものはないです。周りの目も意見も気にせず、しっかり自分の動きをしたら勝てると思っています」と強心臓の由来はこれまでの歩みにあることを明かした。
KANAはK-1での女子トーナメントの開催をアピールしているが「KANA選手が『トーナメントをやるには日本人選手も必要』言ってくれていたので、その枠に自分が入れるよう今回いい動きをして、自分の存在を覚えてもらいたい。真優もトーナメントに必要だなと思ってもらえるようしっかり見せたい」とKANA戦の先にトーナメント出場を見据える。
改めて「“日本人にもこんな選手がいるんだ”っていうことをファンの方の目に焼きつけてほしいので、私の存在も知ってもらえるよう、8月はしっかり魅せて、立ち位置を奪いにいきます」と真優。“強い方が勝つのではなく、勝った方が強い”とは格闘技の世界でよく言われる言葉だが、真優はその言葉通りに下剋上を成し、K-1 JAPAN GROUPで存在をアピールできるのか。
対戦カード
第12試合 メインイベント スペシャル・スーパーファイトin大阪 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
皇治(TEAM ONE/ISKA K-1ルール世界ライト級王者)
大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
第11試合 日本vs世界・5対5 ライト級(62.5kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
林 健太(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/FSG/K-1 WORLD GP王者)
デニス・デミルカプ[Deniz Demirkapu](ベルギー/エリート・トレーニング・センター/IFMA欧州ライト級王者)
第10試合 日本vs世界・5対5 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 WORLD GPスーパー・ライト級(65kg)王者、元K-1 KRUSH FIGHTウェルター級王者)
シンスリヤー・サクチャイチョート[Singsuriya Sakchaichot](タイ/ルンピニー認定ウェルター級1位、ラジャダムナン3位)
第9試合 日本vs世界・5対5 68kg契約 3分3R(延長1R)
大泉 翔(昇龍會)
木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/K-1ジム五反田チームキングス/K-1 KRUSH FIGHTウェルター級王者)
第8試合 日本vs世界・5対5 スーパー・ウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
城戸康裕(谷山ジム/元K-1 KRUSH FIGHT王者)
カルロ・ドンヤシュフィリ[Karlo Doinjashvili](ジョージア/メジロジム・ワールドワイド/WMC世界王者)
第7試合 日本vs世界・5対5 クルーザー級(90kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
シナ・カリミアン(イラン/ウィラサクレック・フェアテックス・イラン/K-1 WORLD GP王者)
愛鷹 亮(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Bigbangヘビー級王者)
~休憩~
第6試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 KRUSH FIGHTライト級&スーパー・ライト級王者)
平山 迅(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
第5試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
大和哲也(大和ジム/K-1 WORLD MAX 2010 -63kg日本T優勝、元WBCムエタイ世界スーパーライト級王者)
近藤拳成(大成会館/K-1甲子園2016 -65kg優勝)
第4試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
篠原悠人(DURGA/元K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ライト級(65kg)王者)
川﨑真一朗(月心会ラスカルジム)
第3試合 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
松岡 力(K-1ジム五反田チームキングス)
近藤魁成(大成会館/K-1甲子園2017・2018 -65kg優勝)
第2試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
椿原龍矢(月心会チーム侍/K-1甲子園2017 -55kg優勝)
蒼士(昇龍會)
第1試合 女子52kg契約 3分3R(延長1R)
KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1 KRUSH FIGHT女子フライ級(50kg)王者)
真優(月心会チーム侍)
◆プレリミナリーファイト
第3試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
新美貴士(名古屋JKファクトリー)
斗麗[とうま](WIZARDキックボクシングジム)
第2試合 バンタム級(53kg) 3分3R
黒田斗真(隆拳塾)
野田 蒼(月心会チーム侍)
第1試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R
SEIYA(MAD MAX GYM)
鈴輝勇太(team ALL-WIN)
概要
大会名 K-1 WORLD GP JAPAN 2019 ~ 日本vs世界・5対5&スペシャル・スーパーファイト in 大阪
日時 2019年8月24日(土) 開場・13:00 プレリミナリーファイト開始・14:00 本戦開始・15:00
会場 エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)第1競技場
中継 AbemaTV(生中継)、GAORA(生中継)
チケット料金 ロイヤル 100,000円 アリーナSRS 50,000円 アリーナRS 30,000円 アリーナS席 15,000円 スタンドS席 15,000円 アリーナA席 9,000円 スタンドA席 9,000円 スタンドB席 7,000円 ※前売り券は完売 ※当日500円増し ※小学生からチケットが必要となります。
チケット販売所 チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット K-1.SHOP グッドルーザー(Tel.03-6450-5470) K-1ジム各店舗
お問い合わせ グッドルーザー Tel.03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/