RISE 7.5 後楽園ホール:松倉信太郎、イ・ソンヒョンとの王座戦で「勝てば、僕の人生は変わる」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
センチャイムエタイジム錦糸町
最強のムエタイで最高の“美Body”を目指す!初心者の方、女性の方、大歓迎。見学無料!
すでにキックボクサーとしてのキャリアは10年を越えた。アマチュア時代や新人時代は栄光に包まれたが、その後はあと一歩というところでタイトルマッチ出場のチャンスを掴むことができなかった。6月下旬、TRY HARD GYMを覗くと、会長やトレーナーからのアドバイスに必死に耳を傾ける男がいた。周囲の熱いサポート受けながら、RISE 133(7月5日(金) 後楽園ホール)で松倉信太郎(TRY HARD GYM)はイ・ソンヒョン(韓国)との第4代RISEミドル級王座決定戦に臨む。「勝てば、僕の人生は変わる」。(記事提供:RISEクリエーション 聞き手:布施鋼治)
――今日練習を途中から見させてもらいました。印象深かったのは、練習後、HIROYA会長やトレーナーのノッパデッソーンが長時間に渡って今回の試合についてのアドバイスを事細かに送っていたことです。
松倉 最近はもう無限ループです(微笑)。『自分ができることをとにかくやりなさい』と言われています。
――練習中にはふたりから「自信を持ってやれ」「臨機応変に対応しろ」というゲキが何度となく飛んでいました。
松倉 これだけの練習ができていたら、いまの立ち位置にはいなかったとおもいます。今回はそれくらいできている。これで変われなかったら(選手として)限界なのかなとも思ってしまいます。
――2月の森田崇文戦は先制のダウンを奪ったまでは良かったけど、その後はトーンダウン。結果として判定勝ちはしたけど、課題の残る一戦だったと思います。
松倉 (ダウンを奪ってから)ダラダラとやってしまいました。
――タイトルマッチは何回め?
松倉 今回は長いキャリアの中での初めてのタイトルマッチなんですよ。
――K-1甲子園を制し、K-1ユース王者にもなっているのに、意外といえば意外です。
松倉 あの頃は自信満々だったのに、それからが長かった(苦笑)。
――野球に例えると、甲子園でも優勝して六大学でも活躍したのに、いざプロ入りしてからは長いトンネルに入ってしまったような感じですかね。
松倉 やっとここまで来れたという感じがします(しみじみと)。今回は勝負。死ぬ気で勝ちにいきます。
――ちょうど1年前、RISEのデビュー戦でソンヒョンとは拳を交わしています。
松倉 (記憶を振り返りながら)本当だ。もう1年経っている。試合は覚えています。闘っていて、率直に強いと思いました。それまでにもいろいろ強い選手と闘っているけど、その中でもトップといっていいほど強かった。あの一戦を経験したからこそ「今まで通りのことをしていたら絶対勝てない」「自分が変わらないといけない」と気持ちを入れ換えることができたんだと思う。
――どんなところが強かった?
松倉 僕は佐藤(嘉洋)さんとも闘っているけど、(佐藤と同様に)圧力がひとつ上というか想像以上の圧力を感じました。外国人選手もこっちから強い攻撃を当てたら動きが止まることがあるので苦手意識は全然なかったけど、ソンヒョンは止まらなかった。
――前回は延長戦にもつれ込むほどの激闘になりました。
松倉 やっている時には3Rが終わった時点で出し切っていたので、延長戦に入ったらもうガス欠だった。ただ、あとで試合映像を見返したら、(自分だけではなく)ソンヒョンも延長戦はきつかったことがわかりました。だからこそ今回はそこの競り合いの部分が一番大きい。最後は絶対競り合いになると思うので、そこの勝負になる。
――試合まであと1週間ちょっと(※取材時)。体はすでに出来上がっているように見えます。
松倉 体はもうできています。今回は常に通常体重を落とすことを心がけていました。正直、今までは体と気持ちの部分がつながっていなかったので減量がきつかった。それでスタミナがなくなり途中で動けなくなったり、気持ちが弱くなったりする悪循環があった。
――心技体が整っていなかった、と。
松倉 ハイ。反対に体をつねに絞っていれば試合になっても体も動く。最近、秋山成勲さん(現在ONE Championshipに参戦中のMMAファイター)と一緒に練習させていただくようになってから、食事の面などすごく参考にさせてもらっています。普段から食事を気をつけるようにしたら、体重も自然と落ちてきました。もともと僕は筋肉がつきやすい体質。筋トレをしたら、即効で体が大きくなる。100kgなんか、すぐいってしまうでしょう(微笑)。
――松倉選手がアマチュアとして旧K-1を目指していた頃には70kg級の選手がたくさんいました。現在は時代が移り変わり、70kg級は選手層が厚い階級とはいえない。
松倉 極端な話をすれば、僕がキックを始めた頃には70kg級しかなかった。下の階級の人も上の階級の人も全部この階級に合わせていた。僕は70kg級=格闘技だと思っていました。RISEのDEAD OR ALIVE TOURNAMENTも70kg級でやっていたじゃないですか。ご指摘の通りいまは日本でやる選手も少なくなってしまったし、外国人選手が圧倒的に強い階級になってしまったけど、僕はこの階級にこだわりを持っている。ソンヒョンは70kg級でも世界レベルの選手だと思っています。実際クンルンファイトでも勝っているじゃないですか。
――だからこそやり甲斐があるというわけですね。ところで今回はタイトルマッチなので試合時間は5ラウンドに設定されています。
松倉 そうなんですよ。5ラウンドで闘うのは初めてなので、正直そこは不安です。
――試合のシミュレーションは?
松倉 ハイ、できています。ただ、やってみないとわからない部分もあるけど、どんな状況になっても対処できるようにします。気持ちの勝負になった時に準備していた動きができるか。その過程を大事にしていきたい。
――HIROYA会長やノップトレーナーの教え通りの動きができそうですね。
松倉 ソンヒョンは見た目はやさしい感じで、体もそんなに大きくないけど、前回対峙したら驚くことが多かったですからね。今回僕は周囲のサポートもあって、この場にいる。生半可な気持ちでタイトルマッチはできないという思いは強い。正直、今回は内容より勝つことが全て。どんな手を使ってでも勝利にしがみつきたい。勝たないと、何も始まらない。チャンピオンになれば、僕の人生は変わる。
対戦カード
第10試合 メインイベント RISE QUEENアトム級(46kg)王座決定戦 3分5R(無制限延長R)
紅絹(NEXT LEVEL渋谷/元J-GIRLSミニフライ級王者)
那須川梨々(TEAM TEPPEN)
第9試合 セミファイナル 第4代RISEミドル級(70kg)王座決定戦 3分5R(無制限延長R)
イ・ソンヒョン(韓国/RAON/RISE 1位、元ライト級(63kg)王者)
松倉信太郎(TRY HARD GYM/RISE 2位)
第8試合 ウェルター級(67.5kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館/RISEウェルター級王者)
喜入 衆(NEXT LEVEL渋谷/LPNJ(ルンピニー日本)ウェルター級王者)
第7試合 第4代RISEスーパーライト級(65kg)王座決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
山口侑馬(山口道場/元INNOVATIONライト級王者)
森香津眞(チームドラゴン/RISE 6位、2018年RISING ROOKIES CUP同級優勝)
~休憩~
第6試合 RISE QUEENミニフライ級(49kg)王座決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
小林愛三(NEXT LEVEL渋谷/ムエタイオープン女子フライ級王者)
佐藤レイナ(team AKATSUKI/ミネルヴァ・アトム級1位)
第5試合 RISE QUEENミニフライ級(49kg)王座決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
寺山日葵(TEAM TEPPEN/J-GIRLSミニフライ級王者)
後藤まき (RIKIX/ミネルヴァ・ライトフライ級5位)
第4試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
結城将人(TEAM TEPPEN/RISE 1位)
拓也(蹴空ジム/RISE 6位)
第3試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
良星(平井道場/RISE 2位、Bigbangスーパーバンタム級王者)
有松 朝(リアルディール/RISE 7位)
第2試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
伊仙町典久(BLA-FREY/J-NETWORKスーパーバンタム級王者)
宮崎就斗(TARGET/RISE 4位)
第1試合 ライト級(63kg) 3分3R(延長1R)
直樹(BRING IT ONパラエストラAKK/RISE 4位)
前口太尊(TEAM TEPPEN/元J-NETWORKライト級王者)※PHOENIXから所属変更
オープニングファイト2 58kg契約 3分3R
カン・イェジン(韓国/MAX FC/マサン・チーム・スター)
村上悠佳(TEAM TEPPEN)
オープニングファイト1 RISING ROOKIES CUPスーパーフライ級(53kg)一回戦 3分3R(延長1R)
匠朗(KSS健成館/新空手K-2 GP 2018軽量級3位)
吉村凌仁郎(BLA-FREY)
概要
大会名 RISE 133(ライズ ハンドレッドサーティスリー)
日時 2019年7月5日(金) 開場17時/本戦開始18時 ※開場後オープニングファイト
会場 後楽園ホール
チケット料金 SRS席 15,000円 RS席 10,000円 S席 6,000円(完売) A席 5,000円 ※当日券は各500円アップ ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 チケットぴあ ローソンチケット イープラス 後楽園ホール RISEオフィシャルショップ RISEクリエーション(電話)
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5319-1860 http://www.rise-rc.com/