BOM 6.1 横浜文化体育館:朝陽・PKセンチャイムエタイジム&HIROYUKI 直前インタビュー
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
神楽坂 江戸川橋 クラミツムエタイジム
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BOM -The Battle Of Muaythai- season II vol.2(6月1日(土)横浜文化体育館)に出場する朝陽・PKセンチャイムエタイジム(エイワスポーツジム)、HIROYUKI(藤本ジム)のインタビューがBOMプロモーションから届いた。
朝陽・PKセンチャイムエタイジム
第7試合 ルンピニージャパン認定スーパーバンタム級王座決定戦 3分5回戦
朝陽・PKセンチャイムエタイジム(エイワスポーツジム/MA日本フライ級王者、ムエサイアム・イサーン・バンタム級王者)
サムサー・シリラックムエタイジム(タイ)
——名高・エイワスポーツジム選手のルンピニーとラジャダムナンスタジアム認定統一王者誕生を筆頭に若いファイターの活きの良さが目立つ中で、そのトップグループにおられる朝陽・PKセンチャイムエタイジム選手。今回、ホームリングであるBOM史上最大の横浜文化体育館興行で、名高選手、竜哉・エイワスポーツジムと同年代3選手全員がタイトルマッチという大勝負となりました。
3人揃ってベルトを獲りたいです! 特に僕は、パンチで打ち合ってKOして一番面白い試合する自信があります!
——若干17歳にしてプロ戦績15戦11勝4敗の好成績。しかも軽量級ながら11勝のうち9KOというノックアウト率は目を引きます。タイ人トレーナーが常駐して、名高選手のようにテクニカルなムエタイスタイルを基調とするのがエイワスポーツジムの特色と思っておりましたが、朝陽選手は例外?
アマ時代にそんなに倒していたわけではないのですが、2017年3月5日のプロデビュー戦、星野梨衣智選手に1ラウンド0分46秒でKO勝ちして自信を持ちましたが、打ち方を変えたとかでもないんですよ。自分でも不思議です。
——それでも倒せてしまう?
その代わり、自分も倒れます(笑)。僕の負けた4試合は全部タイでKO負けです。だから、15戦して13KO決着です。
——一番面白い試合をする自信がおありなはずです。
倒されたいわけじゃないし、無理に倒しにいっているつもりもないのに、どうしてもそうなってしまって(笑)。
——そんな朝陽選手の来歴をお聞きします。生まれも育ちも横浜?
はい、港北区です。
——家族構成は?
2コ下の弟がいて二人兄弟です。弟も小6まで一緒にジムでムエタイを習っていたのですが、中学で部活を始めてしまってやめてしまいました。
——ムエタイを始めた年齢ときっかけは? また、それ以前にスポーツは?
ムエタイ以外に特に何もしたことはありません。始めたのは、幼稚園年長の5歳でした。まだ、エイワスポーツジムができる前で、その前身になる中川夏生会長が主催するサークルから。仮面ライダーやなんとかレンジャーみたいなバトルアクションものが好きで、弟をサンドバッグ代わりにパンチ・キックするようなごっこをしていたら、お母さんが「そんなにやりたきゃ、ちゃんと格闘技をやりなさい!」って、友達が通っていたそのキック教室に通うようになりました。
——5歳とは、最近の早熟ジュニアファイター花盛りの中でも極端な若年です。
そんなに子供会員はいませんでしたが、遊び感覚で楽しくやっていました。
——初試合は?
エイワスポーツジムができて、そのサークルの会員がジムに移行したあたりの小3くらいですね。
——すると約5年の練習経験があっての初試合となるわけで、キャリア的に余裕があったのでは?
それが僕は覚えが悪くって、常に練習でいっぱいいっぱい。だから、試合も緊張し過ぎてよく覚えていません。試合は一応判定勝ちでした。
——アマで数々のタイトルを獲られてきたと思いますが戦績は?
多分、138戦103勝29敗6分です。
——凄まじい数字です。勝率も高い。
けど、挫折しそうな試練もありました。
——それは?
タイの初試合からタイ戦績は6連敗でした。初めてのタイは、小6の夏休み。ジムの先輩たち、渡辺優太さん、竹内将生さん、名高と僕の4名でクイーンズカップって大きなイベントに揃って出場させていただいてボロボロに負けました。3ラウンドが終わったインターバルで僕が泣き出したものだから、普段は厳しい中川会長が「どうする? タオル投げるか?」と優しく訊いてきたくらいで。それから中学に上がって、春休みや夏休みはタイ合宿で練習も試合もする感じで行っていたんですけど、ずっと勝てなくって。それが中2から中3に上がる春休みで初のラジャダムナンスタジアムのタイ7戦目、そこでKO勝ちできました。連敗が長かっただけに、もの凄く嬉しかったです!
——アマ時代なれど相当の経験をされていますね。しかもアマチュアキックボクシングではなく、タイでムエタイの試合は、防具なしのヒジ打ちあり、首相撲無制限の5回戦なわけで、それはもう中学生時代の試合でもプロと言っていいでしょう。
沖縄で中3の時、サムライ・カイト(儀部快斗)選手とやった試合もムエタイルールの5回戦でしたが、中学卒業までの試合は、アマとしてカウントしています。
——そんな長いアマキャリアで最も思い出深い試合は?
うーん、色々ありますが、小5の土曜日のある日、近くのキックボクシングサークルの選手たちが出稽古に来て、そこにまだエイワに来る前の名高がいたんですね。名高が学年1コ上だけど年も近いし、仲良く合同練習して「明日は頑張って一緒に勝とうねー」なんて言ってにこやかに分かれて。しかし、翌日の日曜日がうちのジムで開催されるアマ大会だったんですよ。そしたら、対戦相手が名高でした。しかも試合は2ラウンドKO負け。その後、名高とは全部で5戦して5敗。KOは最初だけであとは判定でしたが。最近、エイワに移籍してきたリュウ君(竜哉・エイワスポーツジム)ともアマで5回やっていて5戦2勝3敗です。
——この3名は、盟友であると同時に最大のライバルでもあるわけですね?
今は、僕が飛び抜けて身体が大きくなっちゃいましたが、長く同階級でしたから特に。今も「練習では負けない」って切磋琢磨して競っていますが、普段はとっても仲がいいです。
——そんな仲良し3人組から、名高選手がとんでもない偉業を成し遂げました。
まわりから「1歳しか違わない名高が凄いことになって焦りはない?」ってよく訊かれます。けど、それは全然ありません。日本では中川会長、タイではPK会長が僕の試合を組んでいただけるので、そこに従って結果を出せば、必ず名高に続くことができることは間違いないですから。そうは言っても、プロデビューで秒殺KOできた星野選手は、名高の日本プロデビュー戦の相手でもあって、その試合は接戦の判定だったので、その分、嬉しさが倍になったことはありましたけど(笑)。
——PK会長とは、“ムエタイの神”センチャイ・PKセンチャイジムを筆頭に名だたるムエタイトップファイターがひしめく超名門「PKセンチャイムエタイジム」の会長ですね?
はい、今では、僕のタイの会長です。
——「品川朝陽」の本名で活躍されていた朝陽選手が、いつの間にか「朝陽・PKセンチャイムエタイジム」になっていたのは気にかかるところです。その経緯は?
プロ3戦目(2017年6月18日)、ラチャシー(・ノーナクシントウキョウ)戦の時、その前々日にKNOCK OUTでワンチャローン(・PKセンチャイジム)と小笠原瑛作選手の試合があったので来日されていたPK会長が試合を見に来られていて、試合直前、僕のモンコン(ムエタイ選手が入場時に装着するヘッドリング)を外してくれたんです(注:ムエタイで試合前にモンコンを外すのは、その選手の師匠格が通例)。そしたら2ラウンドKOで勝って、気に入っていただいて、「うちにおいで」と誘っていただき、中川会長からもそのようにしていただいてこうなりました。
——ムエタイ界ビッグネームのバックアップは強力そうです。
ルンピニースタジアムのプロモーターですから、自然と僕のホームリングもルンピニーになりました。
——頑張ればチャンスも大きい?
はい、最高です! 日本では、中川会長にプロでたった5戦目なのにMA日本フライ級タイトルマッチをやらせていただいて、酒井柚樹選手に勝ってプロ初チャンピオンになれました。MAのベルトは、(渡辺)優太さん、(竹内)将生さんが巻いていたので、白くて重くてカッコいいってずっと憧れていたんですよ。それに優太さんと将生さんと名高と僕の4人は、ずっとジムで一緒に練習してきて4兄弟みたいな感じで、けど、僕だけチャンピオンじゃなかったので、その意味でも嬉しかったです!
——そんな朝陽選手をファイターとして自己紹介すると?
バリバリのムエマッド(ムエタイ用語:パンチ中心のファイタータイプ)です! 最初に言った通り「倒すか?」「倒されるか?」の試合しかできません!(笑)
——そんな猛ファイターの朝陽選手が今回の試合、どんな試合でどう勝ちますか?
相手のサムサーは、ルンピニーの賞金トーナメントで準優勝したことがあって、チェンマイのチャンピオンらしいです。前の試合(2019年4月14日)、ムエサイアムイーサンバンタム級タイトルマッチで戦ったナーキー(・ソーシリラックムエタイ)の先輩みたいです。だから、僕の情報も知っているでしょうけど、そんなの気にせずに倒すだけです!
——ムエタイにはテクニシャンからファイターまで何でもありながら、高度な技術戦がどうしても目につくので、フィームー(万能型)の名高選手がタイ人らしく、朝陽選手のような極端なファイターは異例に感じられます。
けど、ムエタイのオタク度では、僕が一番です! 動画チェックとか情報収集とか鬼です!
——そんな朝陽選手の好きなムエタイ選手は?
やっぱり、クラップダム(・ソーチョーピャッウータイ)やヨードレックペット(・オー・ピティサック)みたいなムエマッドですね。
——日本のリングには興味はありますか?
もちろんです! 身体が大きくなってバンタム級からスーパーバンタム級がベストになってしまったので、大﨑一貴選手とかやってみたいです! あくまでルンピニーとBOMが僕のホームですけど、PK会長と中川会長がGOなら、どこでにでも暴れに行きます!
——「バトル・オブ・ムエタイ」略してBOMが“爆弾”の意の如く、火が付けば大爆発しそうな勢いです。
はい、「ドカ~ン!」といきますので、是非、ご期待ください!
リングネーム:朝陽・PKセンチャイムエタイジム
フリガナ:アサヒ・ピーケイセンチャイムエタイジム
所属:PKセンチャイムエタイジム
生年月日:2001年10月14日(17歳)
出身地;神奈川県横浜市
身長:168cm
戦績:15戦11勝(9KO)4敗
ステータス:ムエサイアムイーサンバンタム級王者、MA日本フライ級王者
HIROYUKI
第5試合 54kg契約 3分5R
HIROYUKI(藤本ジム/新日本バンタム級王者)
一航(新興ムエタイジム/NJKFバンタム級3位)
——前試合、今年4月14日、新日本キックボクシング協会の後楽園ホール興行、ジョムラーウィ・ペットノンセンで放った飛び後ろ回し蹴りで奪ったダウン(※Twitterの動画リンク)はインパクト大でした。
ノリで出したら大当たりでしたね!
——左ハイキックの空振りからそのままもっていきましたが、狙ったものではない?
飛び技は、プロデビューの頃から応援してくれる皆が喜ぶから出してはいましたが、当たったことは1回もなかったので自分でもビックリです。ヒットしなくても印象が良いので、ポイント稼ぎに出すようにはしているんですけど、たまたまというか、こんなこともあるんですねー(笑)。
——ムエタイやキックボクシングで頻繁にみられる技ではありませんが、那須川天心選手のように空手の下地がおありだとか?
全然ないです。
——キックボクシングとの出会いを含め、実力派老舗団体・新日本キックボクシング協会の二階級(フライ級、バンタム級)王者であるHIROYUKI選手のここまでに至る半生をお聞きします。
神奈川県の横浜市生まれだけど、川崎市育ちで男ばかり5人兄弟の長男です。
——弟さんの一人は、KNOCK OUTにも出場した茂木俊介選手ですね。
俊介は、3男です。
——山口裕人と侑馬、大﨑一貴と孔稀、タネヨシホとヨシキなど、家族のバックアップを受けて兄弟で小さな頃からキックボクシングを叩き込まれてプロの一流で活躍するケースが最近つとに目立ちますが、同じような感じでしょうか?
それが全然違うんです。弟は、自分がやっているのを見てやりたくなって始めて。努力家で自分とは大違い(笑)。今、選手活動はお休みしています。復帰となれば応援しますが練習も所属も別々ですし兄弟二人三脚ではないすね。
——HIROYUKI選手のキックボクシングを始めるきっかけは?
中学くらいからヤンチャ過ぎて悪さばかりしていたので、「このまま日本にいたらロクなことがない」と中二の夏休み、いきなり独りでタイに放り込まれたんです。
——いきなりタイ? それまでキックやボクシング、空手など格闘技の経験は?
ゼロです!(笑) 父親が元キックボクサーでプロも数戦経験していたらしく、そこでそんな無茶な発想になったみたいです。
——そこまでされる“悪さ”とは?
イジメ、万引き、タバコ……人に迷惑かけるようなことは一通り。
——ムエタイ留学が珍しくなくなって久しいですが、流石に未経験者がいきなりとは聞いたことがありません。期間は?
夏休み全部の1ヵ月丸々。
——住み込まれたジムは?
日本人の鈴木秀樹さんがオーナーのイングラムジムです。いくらなんでも「日本語も英語も通じないタイ人100パーセントじゃ可哀そう」って父の愛情でしょうか?(笑)
——初めての練習、タイ生活はいかがだったでしょう?
朝のランニングからなにからついていけなくて大変でした。毎日メチャ暇で、遊びに行くこともできないし、当時はまだガラケー時代でSNSで日本の友達と交信もできない。中坊のその頃なんて青春真っただ中のはずじゃないですか? 「夏休みの思い出を返せ!」って思いますね(笑)。
——全般的に嫌なことばかり?
少し水泳をしていたから「日本まで泳いで帰れないだろうか?」ってガチに悩みましたもん(笑)。
——きつかったとは思いますが、逆に二度とない貴重な体験です。
それが中3になると、夏休みどころか2か月、再び放り込まれます!(笑)
——2か月とは、学校は?
無視です!(笑)
——またも地獄のタイ?
それが慣れるもので、楽しいこともいっぱいありました。
——例えば?
休み時間にコンビニ行ったり。
——悪さし放題からつつましい中学生へと劇的変化です。
それと練習に慣れてくると「手を抜く」コツが掴めてきて。
——リラックスするテクニック?
いや、単純なサボり方です(笑)。サンドバッグやミットを思い切り打っているようで力を使わないとか、芯を打ち抜くよりも大きな音が鳴るように打つ方法とか。
——独特に脱力したHIROYUKI選手の動きの原点かも?
まー、今まで試合で手を抜きまくってましたからね。「ポイントを獲れればいいや」みたいな。
——それは今でも?
ある試合をきっかけにガラっと変わります!
——それは後程、お聞きしますが、過酷なタイ合宿は、HIROYUKI選手を知るキーワードとなりそうです。
中3で初試合もしましたし。
——実質のプロデビュー?
そうですね。5回戦の肘打ちあり。草ムエタイ(管理されたスタジアム内の試合ではなく、イベント特設リングや地方の見世物として行われる類の試合)ではありますけど。
——試合内容と結果は?
自分より10cm以上も背が高い相手で、それでも序盤はKO寸前にまで追い詰めたのですが、後半、首相撲地獄にはまってしまってKO負けです。
——それにしてもいきなり5回戦とは……(日本のプロ新人は3回戦がほとんど)。
「3ラウンドにしてくれ」とは頼んだんですけどダメでした(笑)。
——そこまでムエタイを嗜むと日本でも当然?
中2の初渡タイから自宅の川崎に近い蒲田のKICK BOX(元日本バンタム級王者、鴇稔之会長のジム)に通い始めたのですけれど、まぁ、時々行くレベルで。
——中学卒業後の進路は?
16歳で辞めちゃうんですが定時制高校に行って、KICK BOXにも通い続けます。そうしているうちにキックが面白くなってきて、アマで数戦したところで治政館の長江国政館長から「もうプロでやったらいいじゃないか」と声をかけていただいて、2012年1月15日にデビューしました。
——ご所属が練習されていたKICK BOXではなく、目黒藤本ジムなのは?
鴇さんがプロデビューするにあたって、「本気で上を目指すなら目黒藤本ジムから新日本キックボクシング協会のリングでやるか?」「定期的に試合が組まれるけどレベルが高いぞ」と選択肢をいただいて、どうせやるならとそちらを選ばせていただきました。
——相手は、後にHIROYUKI選手と並んで協会を代表する王者(新日本系バンタム級とフェザー級の二階級を制覇)となる重森陽太選手です。
判定は、0-2の負けで接戦だっただけに悔しかったです。そこからしばらくはがむしゃらに頑張って日本フライ級とバンタム級タイトルまで獲ることができました。
——フライ級では、治政館の麗也選手、バンタム級ではビクトリージムの瀧澤博人選手と堂々たる実力者を相手にされているのだから大したものです。
それが油断して「勝つコツ」が解ってしまったら、そこから手抜き癖が出てきちゃうんですよね。
——プロのチャンピオンだけど手抜き?
ジムに週2回も行ってなかったですし、まー、舐めてますよね。
——それが劇的に変化する?
2つ目のベルトを獲って次の2017年10月22日、知花デビット戦です。結果は4ラウンドKO負け。この倒れ方が良くなかった。ずばりボディー喰らっての“嫌倒れ”です。
——試合を続ける体力は残っていても心が折れた?
特にお世話になっている松本哉朗(ミドル級最強と謳われた元日本王者)先輩からは「やるならちゃんとやれ!」と叱咤され、ここから変わりました!
——確かに現在、那須川天心選手も苦戦させた元ルンピニー王者のウィサンレック・MEIBUKAIをはじめ強豪タイ人に3連勝中です。
どのタイ人も強かったですが、ウィサンレックは相当でしたね。
——タイから始まったキャリアだけに、はやり打倒ムエタイが大目標?
いえ、全然それはないです。ラジャダムナンやルンピニースタジアムのチャンピオンなんて僕には無理です。そこは諦めています。
——昨今、タイのベルトを巻く日本人たちも多くなってきていますが?
よく知っているからこそ、自分が器じゃないことが分かります。
——では、何を目標とされている?
ラスボスは、江幡睦(えばた・むつき/伊原道場/WKBA世界バンタム級王者)選手、彼のみです!
——ラジャダムナンスタジアム認定タイトルマッチも経験し、日本軽量級最強を囁かれて久しい、双子の兄弟、塁と共に新日本キックボクシング協会不動のエースのスーパーチャンピオンです。
僕がプロデビューした当時の日本フライ級チャンピオンで、そこからずっと最強を維持している頂点。世界最強は要らない。けど、睦選手に勝つことができれば、それが僕のキックボクサーとしてのゴールです。
——KNOCK OUTのフライ級トーナメントも盛り上がりましたし、日本軽量級に未曽有の好選手が生まれ、必ずしも江幡睦選手が最強とは言い切れないほど日本のレベルも上がっています。
他団体に興味がないから全然知りません。WBCムエタイ日本バンタム級王者の鈴木真彦選手はかなり強いなと思いました。他にもいるかもしれませんが、僕の中では睦選手一点しかみていません。その睦戦を実現する為に必要だろうから、知らなかろうが、強かろうが、上手かろうが、日本人王者たちを狩りまくって堂々とそこに辿りつきます。
——すると今回の一航選手も?
はい、全然どんな選手なのか知りません。WMC日本王者なので、僕が発言権を得るためのポイントになってもらうだけです。
——相手の情報を積極的に入れないながら、どんな試合をして、どう勝ちますか?
面白い試合をしますよ!
——競り合いの激闘、驚くようなKO劇、キックボクシングの面白味にも色々ありますがどんな?
僕は、自分のペースを保って、序盤、相手の出方を見て、攻撃見切って喰らわないのが身上です。そんなテクニカルな攻防の中から突然閃き出される攻撃のスピードと破壊力でビックリするようなKOをするので、単純に「スゲえ!」となっていただければ。または、高速ヒジ打ちで斬り裂いてTKO勝ちするんだけど、観客が「今なにがどう入ったの?」って困惑するほどの斬れ味を見せつけたりとか。激闘は要りません。相手の攻撃は避けきりますから。この日の観客の皆さんには、一方的な「HIROYUKIの凄さ」だけ感じて帰っていただきます!
——物凄い自信です。
近い将来、“江幡睦を倒す男”ですから、そりゃあもう!(笑)
リングネーム:HIROYUKI
フリガナ:ヒロユキ
所属:目黒藤本ジム/新日本キックボクシング協
生年月日:1995年10月2日(23歳)
出身地;神奈川県川崎市
身長:168cm
戦績:27戦16勝(5KO)7敗4分
ステータス:日本バンタム級王者
対戦カード
第12試合 メインイベント ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級タイトルマッチ 3分5R(インターバル2分)
クンスック・シットシェプブンタム(タイ/王者)※初防衛戦
緑川 創(藤本ジム/挑戦者、WKBA世界スーパーウェルター級王者、元新日本ウェルター級王者)
第11試合 セミファイナル タイ国スポーツ協会ナーイ・カノム・トム・ライトフライ級王座決定戦 3分5R
名高・エイワスポーツジム(エイワスポーツジム/ルンピニー・ラジャダムナン・IBFムエタイ世界ミニフライ級王者、元WBCムエタイ世界同級王者)
ゲンカー・ヌンポンテープ(タイ)
第10試合 ライト級 3分5R
スアキム・PKセンチャイムエタイジム(タイ/ルンピニー認定スーパーフェザー級王者)
翔・センチャイジム(センチャイムエタイジム/INNOVATIONライト級王者、元WMC日本・MuayThaiOpen・蹴拳ムエタイ・NJKF王者)
第9試合 65kg契約 3分5R
パコーン・PKセンチャイムエタイジム(タイ/WMC世界ウェルター級王者、元ルンピニー認定ライト級王者)
松本芳道(KICK-DIET吉野町/元新日本ライト級王者)
第8試合 WBCムエタイ世界ミニフライ級王座決定戦 3分5R
ペッデート・ボーサッパッパイ(タイ)
竜哉・エイワスポーツジム(エイワスポーツジム/WMC世界ピン級王者、ムエサイアム・イサーン・ミニフライ級王者)
第7試合 LPNJ(ルンピニー日本)スーパーバンタム級王座決定戦 3分5R
朝陽・PKセンチャイムエタイジム(エイワスポーツジム/MA日本フライ級王者、ムエサイアム・イサーン・バンタム級王者)
サムサー・シリラックムエタイジム(タイ)
第6試合 63kg契約 3分5R
石井達也(フリー/WMCインターコンチネンタル・スーパーライト級王者、元新日本ライト級王者)※藤本ジムから所属変更
キヨソンセン・FLYSKYGYM(タイ/FLYSKYGYM/WMCインターコンチネンタル・スーパーフェザー級王者)
第5試合 54kg契約 3分5R
HIROYUKI(藤本ジム/新日本バンタム級王者)
一航(新興ムエタイジム/NJKFバンタム級3位)
第4試合 バンタム級 3分5R
鳩(TSK japan/WMC日本バンタム級王者)
チェ・ソクヒ(韓国)
第3試合 58kg契約 3分3R
川原龍弥(北流会君津ジム/WMC日本フェザー級2位)
ヨードインシー・シリラック(タイ)
第2試合 スーパーバンタム級 3分3R
明彦(尚武会)
加藤有吾(RIKIX)
第1試合 ライト級 3分3R
将輝・FLYSKYGYM(FLYSKYGYM)
羅向(ZERO)
概要
大会名 BOM -The Battle Of Muaythai- season II vol.2
日時 2019年6月1日(土)14:00開場、15:00開始
会場 横浜文化体育館
チケット料金 VIP 20,000円 SRS 15,000円 RS 10,000円 S 7,000円 2F 3,000円
チケット販売 チケットぴあ、出場選手・所属ジム
お問い合わせ BOMプロモーション(エイワスポーツジム) 045-324-3855 http://bom.tokyo/