AbemaTV「格闘代理戦争」K-1編での乱闘騒動を武尊と皇治が改めて謝罪
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AbemaTV「格闘代理戦争4thシーズン」の5月18日の生放送回で、武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1 WORLD GPスーパーフェザー級王者)と皇治(TEAM ONE)が乱闘を起こしたことの釈明会見が21日に行われた。会見には中村拓己プロデューサーも同席し、両選手は別々に登場して事情説明と謝罪を行った。
「格闘代理戦争4thシーズン」はK-1のトップファイターが監督を務め、K-1のスターの卵を発掘するため、3対3の勝ち抜き戦を行うシステム。18日の放送回は後楽園ホールでの公開生放送となり、ピーター・アーツと久保優太、武尊と皇治のチームがそれぞれ準決勝を行い、武尊チームは皇治チームに勝ち越して決勝進出を果たしたが、事件はその直後に起こった。
試合後のリング上での勝利チームのインタビュー時、敗れたにも関わらずマイクで話し続ける皇治を武尊が押し、皇治がマイクを武尊の鼻に投げつけ、そこから乱闘となり、場内は騒然となった。2人はそのまま控室に消え、エンディングは武尊不在という異例の事態となった。事件翌日の東京ドームシティ・ラクーアガーデンステージにて行われた公開イベントで両選手は騒動について謝罪した。その時には言及されなかったが、これまでの放送で皇治がTEAM武尊の選手の髪型やファッションを揶揄したことが因縁となり、試合前に両チームの選手が、バックステージのカメラの回っていない場で喧嘩になっていたという。
武尊は「格闘技界やK-1のイメージを悪くしてしまい申し訳ありませんでした」と謝罪。乱闘の後、控室で武尊は「プロとして良くないことですけど、皇治選手に『一発殴られたんだから一発殴らせろ』と言いました。皇治選手もそれで対等に話せるのならと納得し、皇治選手を殴りました」とのこと。皇治も「俺を殴らんと気が済まんって武尊君に言われて、男同士やし、殴って気が済むんならやれと言った」と話す。その後、2人は1時間以上話し合い、皇治は謝罪し、両者は和解したという。
武尊は「鼻の怪我は選手なら普段の練習でもあることで、大したことは無いので気にしていません」「あの後、皇治選手のことを悪く言う人もいたけど、あの日は僕も同じぐらい悪かったです。先に謝ってくれて、男らしい選手だと感じ、改めてK-1に必要な選手だと思いました」と皇治を擁護した。
皇治は「素晴らしい格闘家が頑張っている場面に泥を塗るようなことをしてしまい申し訳ありませんでした」「武尊君にマイクを投げて怪我させて悪かったと思っています」「TEAM武尊が皇治軍団に卑怯なことはしていません。チンピラやないんやから、カメラの回ってない所でそういうこと(喧嘩)をするのはおかしい。選手を監督できなかった俺が悪い」と謝罪。「ファンを裏切る行為をしたけど、自分は戦う姿を見せることしか(償いが)できないし(8月24日の)大阪大会は俺が出ないと盛り上がらない。俺も30歳になって、若い子を引っ張る立場なんやから、よう考えなあかん。これからはマイクを投げないよう気を付けます」とも話した。
中村プロデューサーは一連の乱闘騒動に関して頭を下げて謝罪し、「煽りVなどでも、アマチュアの選手たちからすれば本位じゃない部分で、過剰な演出もあり、試合前からヒートアップしてしまっていました」「今までにK-1でも乱闘はありましたが、今回は直接試合をしない選手たちが乱闘を起こした上、武尊選手が怪我もしました。今までの乱闘とは違う意味があると思うので、改めてこういう会見での説明の場を設けました」等とコメント。武尊と皇治は既に和解したことも考慮し、試合出場停止やファイトマネーの減額といったペナルティはK-1側からは科されず、厳重注意処分に留まった。中村氏は「K-1実行委員会としても、今回起こったことは深く反省し重く受け止めています。予防策はこれから講じたいです」としている。