K-1 3.21 さいたまスーパーアリーナ:大和哲也が“合氣ック”練習公開「僕と野杁選手だからこそ殴り合いだけじゃない、独特の雰囲気や緊張感がある」(動画あり)
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
中野トイカツ道場
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2月23日(金)愛知・名古屋にある心身統一合氣道会・太心館道場にて、3月21日(水・祝)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~K’FESTA.1~」で[K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で王者・野杁正明と対戦する挑戦者・大和哲也が公開練習を行った。(記事提供:K-1 JAPAN GROUP 写真:(C)M-1 Sports Media)
合氣道と立ち技格闘技を融合した“合氣ック”を提唱している大和。この日は大和が合氣道を学んでいる心身統一合氣道会・太心館道場で公開練習を行い、道場の山本岳見先生を相手に木刀を使った対人練習や、共に道場で汗を流す佐藤嘉洋と泰斗相手に合氣道の技術を披露した。公開練習後、大和は合氣道の練習を取り入れるようになった経緯を説明したうえで“合氣ック”について語った。
「2015年に僕が持っていたアメリカの団体のベルトの防衛戦があって、その試合の前に心身統一合氣道会の藤平信一会長と王(貞治)さん・広岡(達朗)さんが鼎談している『動じない。』という本を読んで、そこに心が体を動かすと書いてあって、はっとさせられました。当時、僕はムエタイのタイトルマッチでダウンを取られて負けたり、減量中に倒れて体重をオーバーしてしまったことがあったり…そういう負けた理由・失敗した理由が『動じない。』に書いてあって、それで道場の門を叩きました。
この本はもともと持っていた本で、読んだこともあったんですけど、家でいる本・いらない本を整理している時に直感的に捨てないでおこうと思った本でした。僕自身、昔から心の大切さを無意識に自覚していたのですが、師匠(山本岳見)に出会って『なんだこれは?」』と衝撃を受けて、こんな世界がありました。
僕たちは基本的にパワー・スタミナ・スピードで勝負する世界で生きてきて、改めて心の大切さを気づかされました。“氣”というと超能力みたいなものだと思われがちですが“氣”は普段の僕たちの周りにあるものです。これは写真や動画ではなかなか説明が難しいもので、対峙してもらえば分かるものなのですが、僕は合氣道を通して、そういった気づいてない力・見えていない力を感じることが出来て、そういった心と身体の使い方を立ち技格闘技に生かしています。
武道を含めて“道”は先人たちが残してくれたもので、先人たちの英知が詰まっていると思います。僕は現代で戦うファイターとして武道から学んだものを体現・実践し、心の大切さを説いていきたいと思います。それが僕の言う“合氣ック”で、K-1を通じて“合氣ック”を伝えていきたいです」
昨年4月の新生K-1参戦以降、K-1・Krushで3戦3勝(3KO)の結果を残した大和は「4月の試合(HIROYAにKO勝ち)で反省点が見つかって、それが8月の試合(エルソン・パトリックにKO勝ち)では裏目に出てしまいました。その2試合をかみ砕いて凝縮させたものが11月の試合で(中澤純にKO勝ち)、これでいいんだという確信を得ました」と振り返る。
さらに「色んなことが研ぎ澄まされてきて、僕は15敗しているんですけど、なぜ負けたのかも分かりました。負けた理由が分かれば、あとはそれをやらなければいいだけで、今の僕は日々強くなっていると思います」と続ける大和。
「僕は30歳でベテランの入り口だけど、これからもっと円熟味を増して強くなっていると感じています。僕は去年がホップ、今年がステップ、来年がジャンプだと思っています。ここからもう一つ二つ上のステージに行くために精進しないといけないし、そのために着実に成長できていると思います」と更なる飛躍を誓った。
大和と王者・野杁は2014年にムエタイルールで対戦しており、この時は大和が判定勝利を収めている。改めて大和は野杁を「強い・穴がない完成された選手」と評価しつつ「だからこそ穴を探すのが楽しみ。完成されているからこそ突く穴があるかもしれない。試合が決まってからの数カ月間、充実した日々を過ごしています」と野杁との一戦に向けて着々と準備を続けている。
「僕は直感がある方で、K-1のさいたまアリーナ・スーパーアリーナ大会が発表された時、出るだろうなと思っていました。しかも野杁選手とタイトルマッチが出来ることは感慨深いです。僕はK-1に憧れて格闘技の世界に入って、デビューして13年目。僕も色々なタイトルを獲ってきましたが、メインアリーナでK-1のベルトに挑戦できることはうれしいです」
大和にとって“新生K-1史上最大のビッグマッチ”「K’FESTA.1」でタイトルに挑戦できることは大きな喜びだ。しかもその相手が同じ名古屋で切磋琢磨してきた野杁で「野杁選手とはプライベートで仲も良いですが、僕は試合に私情は持ち込みません。仲がいいからこそ試合で遠慮はないし、憎しみもない。プロだからこそ線引きして戦えるし、僕と野杁選手だからこそ殴り合いだけじゃない、独特の雰囲気や緊張感があると思います」と2人にしかできない空間が出来ると語る。
さらに大和は「試合に関して言えば野杁正明だからこそ一瞬で決まる試合になると思います。そうなるためにも日々の努力が大事で一歩一歩、踏み外さないように着々と仕上げていきたい」と一瞬での決着を予告した。大和哲也は“合氣ック”で怪物・野杁正明に勝利して、K-1のベルトを巻くことが出来るか?
対戦カード
◆K-1 WORLD GP 第4代スーパー・フェザー級(-60kg)王座決定トーナメント
一回戦(1) 3分3R(延長1R)
卜部弘嵩(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 WORLD GP同級王者)
皇治(TEAM ONE/ISKA K-1ルール世界ライト級王者)※S.F.Kから所属変更
一回戦(2) 3分3R(延長1R)
小宮山工介(K-1ジム北斗会館/元RISE王者、BLADE FC -61kg JAPAN CUP ’14優勝)
スアレック・ルークカムイ(タイ/STURGIS新宿ジム/REBELS-MUAYTHAIスーパーライト級王者、元ラジャダムナン認定フェザー級7位)
一回戦(3) 3分3R(延長1R)
武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1 WORLD GPフェザー級(-57.5kg)王者)
スタウロス・エグザコスティディス(ギリシャ/ナソス/メジロジム/ISKA・WAKO・WKBC世界王者)
一回戦(4) 3分3R(延長1R)
郷州征宜(K-1ジム総本部チームペガサス/Krush -60kg王者)
ティムール・ナドロフ [Timur Nadrov](ロシア/Club Vympel/ロシアW5 -60kg級世界王者)
リザーブファイト 3分3R(延長1R)
横山 巧(リーブルロア/K-1甲子園’16 -60kg準優勝)
大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
準決勝(1) 一回戦(1)勝者 vs. 一回戦(2)勝者
準決勝(1) 3分3R(延長1R) 一回戦(3)勝者 vs. 一回戦(4)勝者
決勝 3分3R(延長1R)
◆ワンマッチ
K-1 WORLD GPライト級(-62.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
ウェイ・ルイ(中国/大東翔クラブ/CFP/王者)※2度目の防衛戦
卜部功也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/挑戦者、元スーパー・フェザー級(-60kg)王者)
K-1 WORLD GPスーパー・ライト級(-65kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
野杁正明(K-1ジムEBISU/王者)※初防衛戦 ※K-1ジムEBISU小比類巻道場から所属表記変更
大和哲也(大和ジム/挑戦者、K-1 WORLD MAX 2010 -63kg日本トーナメント優勝、元WBCムエタイ世界スーパーライト級王者、ライオンファイト同級王者)
K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級(-55kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
武居由樹(POWER OF DREAM/王者)※初防衛戦
久保賢司(K-1ジム五反田チームキングス/挑戦者、元RISEバンタム級(55kg)王者、元NJKFフライ級王者
K-1 WORLD GPウェルター級(-67.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
久保優太(K-1ジム五反田チームキングス/王者)※初防衛戦
メルシック・バダザリアン(アルメニア/ムエタイ・アメリカジム/挑戦者、中国WLF -67kg級世界王者)
K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級(-70kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
チンギス・アラゾフ(ベラルーシ/グリディンジム/王者)※初防衛戦
日菜太(クロスポイント吉祥寺/挑戦者、REBELS 70kg級王者)
K-1 WORLD GPヘビー級タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
アントニオ・プラチバット(クロアチア/アメノジム/王者)※初防衛戦
ロエル・マナート(オランダ/メジロジム・アムステルダム/挑戦者)
スーパー・ライト級(-65kg) 3分3R(延長1R)
ゲーオ・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/元K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者)
平本 蓮(K-1ジム総本部チームペガサス/K-1 WORLD GP初代ライト級(-62.5kg)王座決定トーナメント’17準優勝)
ウェルター級(-67.5kg) 3分3R(延長1R)
城戸康裕(谷山ジム/元Krush -70kg王者)
イッサム・チャディッド [Issam Chadid](スペイン/RGファイターズ/メジロジム)
ウェルター級(-67.5kg) 3分3R(延長1R)
木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/K-1ジム五反田チームキングス)※Team Philip/GSA/WSRから所属変更
平山 迅(ROYAL KINGS)※センチャイムエタイジムから所属変更
スーパー・ライト級(-65kg) 3分3R(延長1R)
中澤 純(TEAM Aimhigh/Krush -65kg王者、元INNOVATION&MA日本ウェルター級王者)
左右田泰臣(K-1ジム・シルバーウルフ/元RISE王者)
スーパー・バンタム級(-55kg) 3分3R(延長1R)
軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス/Krush -53kg王者)
登坂 匠(HALEO TOP TEAM)
女子-50kg契約 3分3R(延長1R)
KANA(K-1ジム・シルバーウルフ/Krush女子-50kg王者)
ポリナ・ペトゥホーヴァ [Polina Petukhova](ロシア/チュヴァシ共和国キックボクシング協会)
◆プレリミナリーファイト
スーパー・フェザー級(-60kg) 3分3R
闘士(池袋BLUE DOG GYM)
覇家斗(K-1ジム・ウルフ)
ライト級(-62.5kg) 3分3R
原 翔大(極真拳武會さいたま中央)
近藤魁成(大成会館/K-1甲子園’17 -65kg優勝)
ウェルター級(-67.5kg) 3分3R
加藤虎於奈(TEAM TOP ZEROS)※バンゲリングベイ・スピリットから所属変更
瑠久(K-1 GYM横浜infinity/K-1甲子園’17 -65kg準優勝)※K-1ジムYOKOHAMA TEAM TORNADOから所属名変更
ライト級(-62.5kg) 3分3R
佐野純平(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1カレッジ’17 -65kg優勝)
松村英明(K-1ジム・シルバーウルフ/AbemaTV「格闘代理戦争」-65kgトーナメント優勝)
概要
大会名 K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~K’FESTA.1~
日程 2018年3月21日(月/祝) 開場・11:00 本戦開始・13:00 (本戦開始前にプレリミナリーファイトを予定)
中継 AbemaTV、GAORA(生中継)
チケット料金 スタンドB席6,000円
※ロイヤルシート100,000円 アリーナSRS席50,000円 アリーナRS席30,000円 武尊応援シート30,000円&12,000円 スイートバルコニー18,000円 アリーナS席15,000円 スタンドS席12,000円 スタンドA席8,000円は完売
※当日券は各500円アップ ※小学生からチケットが必要
チケット発売 チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット、ディスクガレージ、後楽園ホール5F事務所、フィットネスショップ水道橋店、K-1.SHOP グッドルーザー(電話予約)03-6450-5470 K-1ジム各店補
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/
大会特設サイト https://www.k-1.co.jp/k-1wgp/kfes1/