ムエタイ 2.18-19 バンコク：エイワスポーツジムの高校生・吉成名高＆品川朝陽が勝利

2月18日(日曜日)タイ・バンコク市内で開催された『NOW26』に朝陽・PKセンチャイムエタイ(品川朝陽・エイワスポーツジム)が出場した。また、翌日2月19日(月曜日)バンコクのラジャダムナンスタジアムで開催された［スック・シェフプンタム］に名高・エイワスポーツ(吉成名高)が出場した。［今回、事前にプロモーターがソー・ソンマイ氏と聞いていたが。ソンマイ氏がサポートしプロモーターがシェフプンタム氏に変更した。］

　　情報提供：BOMプロモーション（エイワスポーツジム）

NOW26とはタイのTV26チャンネルで生放送される。その第1試合に朝陽は出場した。
朝陽は現在、神奈川県横浜市にある高校に在学する1年生でタイでの試合が決まると、1週間タイのPKセンチャイムエタイジムで練習を行う。
対戦相手はパヤックダム・シンマーウィン(タイ)。パンチとローキックが得意な選手。試合はスーパーフライ級契約で行われた。

1ラウンド・朝陽はパンチを中心に試合のペースを握ろうとするもゆっくりとしたリズムで1ラウンドが終了した。

2ラウンド・このラウンドもパンチを中心に試合を組み立てる朝陽。途中、パヤックダムを転かすなどしてポイントも稼ぐ。
中盤、朝陽の左ボディーフックに明らかに嫌な表情を見せたパヤックダム。朝陽がパンチのラッシュをするが攻撃を耐えるが後半に朝陽の左ボディーフックがまたヒットし後ろに下がったところに再びパンチのラッシュ。パヤックダムはダウンし見事KO勝利をした。

朝陽は『今回も勝てて嬉しいです。今後も頑張りますので応援よろしくお願いします。3月30日にルンピニーで試合が決まっきています。大事な試合なので勝ちます。また明日は同じジムの名高君の試合がラジャダムナンであります。応援よろしくお願いします。』とコメントしている。

吉成は高校2年生で試合3日前にタイに入った。
現在ラジャダムナンスタジアムでの戦績は10戦9勝1敗、その1敗を喫した相手ペットチン・ルークバーンマイ(タイ)にも昨年8月24日のラジャダムナンでの再戦でリベンジをはたしている。
今回の試合は平日興行の第3試合に抜擢。試合は47.0.kg契約で行われた。
対戦相手はモンシット・パノントーン(タイ)。
モンシットはタイ地方のチャンピオンで有名な選手。年齢は18歳だか試合数は300戦以上。
フィームー(テクニシャン)・ムエカオ(首相撲)を得意とする選手。
また、この試合は朝の計量時に双方が10万バーツ(約34万円)を出しあい、勝った方が20万バーツ(約68万円)総取りするドゥーンパーンムエ(賭け試合)が成立した。
また、試合前の賭け率は7:5とモンシットの方が人気が高い。
1ラウンド・お互いに相手の様子を見る展開に。名高は前蹴り、モンシットはパンチや蹴りで、ペースをつかもうとする。
2ラウンド・名高は前蹴りや左のミドルキック、モンシットは前蹴りをキャッチしての肘やパンチで攻める。
場内の賭け率は依然7:5のモンシット優勢。
3ラウンド・名高はパンチと左ミドルキックで攻め、モンシットは首相撲からの膝でプレッシャーをかけて行く。
このラウンド終了時も依然とモンシットが優勢。
4ラウンド・劣勢の名高にギャンブラーから4万バーツ(約16万)の注射が入る。注射とは高額なお金を名高に賭けているギャンブラーが名高勝った場合に自分の賭け金から賞金を渡す事だ。
開始ゴングから勝負を決めにきたモンシットが首相撲から膝の猛攻、そして名高を転かす。
1分が経過した時点で賭けは一気に20:1。
名高はパンチで逆転を狙うがその後もモンシットの首相撲からの膝の攻撃が続く。1分30秒が経過した時点で賭け率は40:1に。
しかし、残り1分15秒の時点で名高の左ボディーストレートがクリーンヒット。モンシットがダウン。カウントが5まで続くがモンシットは立つ事が出来ず、レフリーが試合を止めた。
名高が大逆転勝利をした。

試合後、吉成は『左のボディーが2ラウンドからヒットしていたので絶対に効いていると信じて打ち続けました。モンシット選手は今まで戦ってきた選手で一番強かったです。
ギャンブラーからの注射については試合中はお金より絶対に負けたくないという気持ちでしたが、今試合が終わって貰ってみると嬉しいです。
応援ありがとうございました。これからも頑張ります。』とコメントしている。

また、2月18日(日曜日)バンコクのブルーアリーナで行われた試合に中学校1年生の士門・エイワスポーツが出場したがサラウット・シッヨーシエン(タイ)に5ラウンド判定負けをした。

2018年2月18日(日)NOW26
スーパーフライ級
×パヤックダム・シンマーウィン(タイ)
○朝陽・PKセンチャイムエタイ
2ラウンドKO

2018年2月18日(日)　ブルーアリーナ
36kg契約
○サラウット・シッヨーシエン(タイ)
×士門・エイワスポーツジム
5ラウンド3-0判定

2018年2月19日(月)ラジャダムナンスタジアム
47.0kg契約
×モンシット・パノントーン(タイ)
○吉成名高
4ラウンドKO