パンクラスもONE Championshipとパートナーシップ契約締結。4月以降王者認定された選手はONEと独占契約
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パンクラスはONE Championshipとパートナーシップ契約を締結した。期間は2019年4月から3年間。契約内容は「(1) 4月以降にパンクラスでタイトルマッチを行い王者として認定された選手は独占的にONEに出場する。(2) ネオブラッド・トーナメントで優勝した選手にはONE Warrior Series(ONEのトライアウトマッチ)への出場権が与えられる。(3) ONEから選出されたパンクラスのアマチュア選手はシンガポールのEVOLVE MMAジムで1年間トレーニングできる。(4) パンクラスと複数試合契約を結んでいるトップランカーがONE進出を希望した場合もONEが全面的にバックアップする」となっている。パンクラスと完全グループ化したREBELSは今回の提携とは関係無く、パンクラスのみがONEと契約している。
3月14日、ホテルサンルートプラザ新宿での会見には、パンクラスの酒井正和代表、ONE Championshipジャパンの秦英之代表が最初に登壇した。秦氏は「パンクラスは世界基準を追求していて、既に120人ほどのファイターを世界に輩出しています。スポーツ化を目指すMMA団体として、ONEと同じ方向に向いています」と話し、約26年続くパンクラスの功績を称えた。
パンクラスとONEの提携は、1月に発表された修斗とONEのパートナーシップ契約と同じような内容となっている。今後のUFCやRIZINといったONEの競合大会への選手参戦・派遣について、酒井氏は禁止はしないものの消極的な考えで「ONEとの提携でアマチュアから世界へのピラミッド構造が出来上がります。逆に今後は選手が(ONE以外に)出たいって話になるのかな?ってのがあります」「これまでパンクラスイコールUFC(に直結)というイメージがあったと思いますが、そのように謳ったことはありません。ようやくアジアのプラットフォーム(=ONE)が日本に来て、ちゃんとしたビジネスモデルを確立しようとしているのですから、この契約は選手たちの生活の糧になると思います」「選手のために今回のパートナーシップを結んでいます。選手やファンを無視しているわけではありません。このプラットフォーム(=ONEに続くピラミッド構造)を実現させるために協力して欲しいと選手には啓蒙していきます」とコメントした。
会見には3月31日のONE両国国技館大会で元UFCフライ級王者・デメトリアス・ジョンソンと対戦する若松佑弥(TRIBE TOKYO M.M.A/パンクラス同級1位)、4月14日のパンクラスでアントン・クイバネンを相手にライト級王座の防衛戦を行う久米鷹介(ALIVE)、5月26日のパンクラスでフェザー級王者・ナザレノ・マレガリエと王座統一戦を行うことになった同級暫定王者のISAO(NEVER QUIT)も出席した。
若松は「3月31日の両国は僕が勝ってスターになるための大会と思って、ここまでやって来ました。僕の攻撃が何か当たればDJ(ジョンソン)は倒れると思っているので、楽しみにしてください」「DJはONE(の判定基準)なら負けていた試合がこれまでもあったと思います。DJはグラウンドコントロールが得意ですけど、僕はどんな状況でもダメージを与えられるので、ONEは僕向きのルールだと思っています」と、半月後に迫った大一番に向けてコメント。久米は「(ONEとの提携で)素晴らしいチャンスができたと思います。今は防衛戦に集中し取り組んでいます」、ISAOは「ONEとの提携で新たに道が増えた感じです。ONEは北米の大会に負けないレベルで、今、勢いがあります。マレガリエに勝って次につなげたいです」と話し、ONEとの提携を歓迎した。