那須川天心、MMAエキシ提案のコナー・マクレガーに強気の返答「58kgのキックボクシングルールなら」
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元UFC 2階級王者のコナー・マクレガーが7日(日本時間)、Twitter上で「東京に行って、那須川天心とMMAのエキシビションバウトをやりたい」とアピールしたことに対し(関連記事)、那須川天心は8日未明のInstagramとTwitterで「親愛なるミスター・マクレガー。僕の名前を覚えてくれて大変感謝しています。僕との対戦を考えてくれて光栄です。58kgのキックボクシングルールなら近い将来にリングで会えるかもしれません。今年僕はRISE world GPで戦うので、ダイエットしながら観て待っていてください」と英語で返答した。
メイウェザーと天心の昨年大晦日のRIZINでのボクシング・エキシビションマッチが11月に決まった直後、マクレガーはInstagramに「(メイウェザーの)隣の小さな奴は誰だ?」等と記していたが、今回のアピールでは天心の名前を出したことで、まず最初に天心は「僕の名前を覚えてくれて大変感謝しています」と礼を述べている。
天心は大晦日のメイウェザーとのエキシビションマッチで、ルールと体重で不利を強いられ、わずか2分19秒で粉砕されてしまう。マクレガーはUFCではフェザー級(65.8kg)でタイトルを獲得した後、ライト級(70.3kg)でタイトルを獲得しており、最近の試合もライト級のため、天心の提示する58kgへの減量は不可能に近い。自分の有利なMMAルールでの戦いを求めるマクレガーに対し、あえて天心もマクレガーに無茶を求め、「ダイエットしながら観て待って」とも記すことで、傲慢なマクレガーを皮肉り、やんわりとエキシを拒否したようにも解釈できる。
さらに天心は3月10日の大田区総合体育館大会でスタートするRISE WORLD SERIES(文中では「RISE world GP」)についても宣伝している。これはRISEが2019年から新たにスタートする、国際戦主体のビッグイベントのシリーズで、既存のナンバーシリーズ大会とは別のシリーズとなる。昨年11月の両国大会でも「RISE WORLD SERIES」と冠した前哨戦を並べていた。メイウェザー、マクレガーというボクシングとMMAのビッグネームが天心のファイトストーリーに絡んできたことで、天心とRISEは、この新シリーズを世界にアピールする絶好の機会と考えたようだ。
RISE WORLD SERIESでは、58kgと61kgの2階級で、優勝賞金1千万円・各8選手参加のトーナメントが3月大会から行われ、天心はマクレガーに提示した体重と同じ58kgのトーナメントに参加する。58kgのトーナメントには天心とも戦ったスアキムとロッタンというタイのトップランカーが参加し、タイを主戦場とする志朗も出場する。準決勝以降の日程は不明だが、2019年の天心はRIZINでの試合も並行しつつ、実力者揃いのトーナメント制覇を第一目標に活動してくことになりそうだ。