Krush 初代クルーザー級王座決定トーナメント出場8選手が意気込み。K-Jee「当たり前のようにベルトを獲る」、杉本仁「K-1での経験を活かしたい」、愛鷹亮「12kgの減量なら問題ない」
「初代Krushクルーザー級(90kg)王座決定トーナメント」に出場する8選手の記者会見が12月11日に行われた。9月のK-1で初代クルーザー級王座決定トーナメントが行われ、イランのジナ・カリミアンが優勝したが、Krushでも王座が設立され、K-1のトーナメントにも出ていた杉本仁、K-Jee、OD・KENら日本勢8選手によって争われる。6日の発表のとおり、一回戦を1月26日と2月16日の大会で行い、準決勝を5月18日大会、決勝を7月21日大会で行う。
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
格闘技医学会
現場で役立つ格闘技医学を研究/公開/実践中!
1月26日 Krush.97 後楽園大会 一回戦Aブロック 3分3R(延長1R)
K-Jee(K-1ジム福岡チームbeginning)vs. 工藤勇樹(エスジム/蹴拳ライトヘビー級王者)
◆K-Jee「Krushのベルトは当たり前のように獲る」
Krushのベルトができて、クルーザー級を盛り上げるチャンスができたと思います。ただ、なんでここに加藤久輝選手いないのかなと思いますね(※宮田充プロデューサーは「スケジュールの都合」で出場しないと説明し、K-Jeeは渋い表情を浮かべていた)。Krushのベルトは当たり前のように獲って、K-1まで駆け上がりたいです。
工藤選手は右も左もできて変則的な選手ですけど、映像を見ている感じだと、KO負けした試合は全部嫌倒れしているので、気持ちが弱い選手なんでしょうね。何でも倒せます。
愛鷹選手とは1勝1敗ですけど、これまで戦ったのは100kgで、自分のベスト体重の90kgだとどうなるのかなと思いますね。決勝でやりたいです。でもOD選手も1試合1試合強くなっていて、伸びしろもあるので注意しています。杉本選手とはやりたいというか、どうせ準決勝でやると思うんで、そこは勉強します。
◆工藤「K-Jee選手は有名なので勝てればおいしいですね」
チャンピオンにふさわしい選手が揃っている中で結果を出して、K-1につなげたいです。一回戦から強い相手なので頑張ります。K-Jee選手はK-1にも出ていて活躍していて有名なので、勝てればおいしいですね。攻撃をいなして、カウンターを合わせます。
1月26日 Krush.97 後楽園大会 一回戦Aブロック 3分3R(延長1R)
杉本 仁(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)vs. 俊雄(PAL-GYM)
◆杉本「優勝候補と呼ばれたい」
K-1のトーナメントではベルトを巻けなかったので、この経験を活かしたいです。俊雄選手はサウスポーで左ミドルが綺麗で、いい感じの距離で戦って巧い選手です。一回戦はKOで勝って優勝候補と呼ばれるようになりたいです。これまでやったことのがる選手が多いので、強いて言うなら、まだやっていない選手とやってみたいですけど K-Jee選手には(16年6月のK-1で)負けているので、準決勝でやりたい気持ちもありますね。
◆俊雄「亡くなった弟の思いも込めて戦う」
杉本選手はパンチも蹴りもできる強い選手で、自分の全力が試せる試合になると思います。しっかり倒して勝ちたいです。愛鷹選手、植村選手にやられているので、決勝まで残って、どちらかにリベンジできればと思います。人生はいいことも悪いこともあって、今回のトーナメントのオファーが合った時に、弟が亡くなりました。その思いを込めて、トーナメントに出ることを決めたので、全身全霊で杉本選手にその思いをぶつけたいです。
2月16日 Krush.98 後楽園大会 一回戦Bブロック 3分3R(延長1R)
愛鷹 亮(力道場静岡/Bigbangヘビー級王者)vs. RUI(K-1ジム蒲田チームキングス)
◆愛鷹「12kgの減量ならプロですので問題ありません」
前回のKrushにはヘビー級で出て、ヘビー級こだわると言っていましたけど、9月のK-1のクルーザー級トーナメントが盛り上がっいて、自分が蚊帳の外になっている感じが悔しくて、今回のオファーのタイミングで、この階級でやるべきだったのかなと思うようになりました。たかが12kgの減量ならプロですので問題ありません。初代のベルトを巻きます。
RUI選手はとにかく身長が大きいなって印象ですね。でもパンチが届かない高さじゃないと思います。ミドルとか膝は気を付けつつ、パンチで倒します。
出場が決まってから減量を始めて4~5kg落ちましたけど、体が軽く感じます。練習中もスタミナもスピードも上がっている実感があります。5月のKrushで杉本選手にハイキックでKO負けしているので、決勝でやり返したいです。
◆RUI「僕の地元の福岡にK-1を持って帰りたい」
前回11月のK-1で加藤選手と対戦し、あれだけ勝つ勝つと言っていて1Rで倒されてしまって、悔しい思いをしました。ダメージもなかなか抜けなかったんですけど、試合がしたかったので、今回のオファーを受けました。「初代チャンピオン」という響きがいいですね。とにかく初代のベルトを巻きたいです。
愛鷹選手は男気のあるファイターって感じが顔からもにじみ出ていますね。何度か会場で試合を見て、やってみたいと思っていました。殴り合うのは厳しいので、蹴り勝ちたいです。やりたい選手はやっぱりK-Jee選手ですね。杉本選手とK-Jeeの選手が勝ち上がると思います。
この間のK-1大阪大会に行って、会場で熱を感じて、僕の地元の福岡にK-1を持って帰りたいと思いました。そのためにも僕がベルトを巻いて発言することが大事だと思うので頑張ります。
2月16日 Krush.98 後楽園大会 一回戦Bブロック 3分3R(延長1R)
OD・KEN(ReBORN経堂)vs. 植村真弥(ウィラサクレック・フェアテックス幕張/WMC日本ヘビー級王者)
◆OD・KEN「お客様第一で殴り合わないといけないけど、壊れないように」
お客様第一、OD・KENです。9月のK-1のトーナメントのカリミアン選手との試合では、解説の方に「ここからがOD・KENタイムだ」と言ってもらったにも関わらず、そこからすぐ終わってしまったので、今回は「OD・KENタイム」の殴り合いを見てもらって勝つのが目標です。正直、トーナメントの中で戦いたい選手は特にはいなくて、自分との戦いですね。「お客様第一」を期待されて、殴り合わないといけないとは思うんですけど、壊れないようにしたいです。見た目に華はないですが、試合で盛り上げます。
◆植村「作戦無しで、出たとこ勝負」
前回の試合(11月の俊雄戦で延長判定勝ち)で自分のダメな部分が見えたので、修正して今回の大会にぶつけられれば、いい結果が出ると思います。作戦無しで、出たとこ勝負でやりたいです。(戦いたい相手は?)特に無いんで、来たらその相手と頑張って戦おうと思います。