K-1 11.3 さいたまスーパーアリーナ:大和哲也「心技体のかけ算」でスーパー・ライト級王座目指す。ゲーオとの一回戦も「こだわりすぎず」
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10月22日(月)愛知・名古屋のALVE本部道場にて、11月3日(土・祝)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN」の[K-1 WORLD GP第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント・一回戦(4)/3分3R・延長1R]でゲーオ・ウィラサクレックと対戦する大和哲也が公開練習を行った。(記事提供:K-1 JAPAN GROUP 公開練習写真: (C)M-1 Sports Media)
トーナメントまで2週間を切り「今はラストの追い込みで、いいイメージで来ています。大会当日にベストの状態に持っていけるように仕上げます」と大和。公開練習では2分1Rのミット打ちを行い、鋭いパンチとミドルキック、そしてヒザ蹴りを繰り出していった。
大和はトーナメント・一回戦で初代K-1スーパー・ライト級王者ゲーオと対戦する。最注目の一戦に向けて「サウスポー対策やゲーオの得意技を意識した練習をしています。最近は負けている印象があるかもしれませんが、ゲーオ選手が強いという印象は変わりません。もちろん油断もないですし、強いゲーオと選手戦うイメージで練習を続けています」という。
大和自身、ムエタイルールでタイ人のトップ選手たちとは何度も拳を交えており「やはりムエタイのタイ人は別格ですし、向かい合った時の距離感やタイミングは百戦錬磨。僕はそのトップ選手たちとやってきたので、彼らと肌を合わせてきたことは良い経験とキャリアになっている。ゲーオ選手はムエタイルールでもK-1ルールでも強い選手なので試合が楽しみです」と気負いはない。
ゲーオは「大和はムエタイの経験があるので、自分としては戦いやすい」と発言しているが、大和は「僕はムエタイルールの試合をやってきたけど、ムエタイスタイルではなくて純キックボクシングスタイル。ゲーオ選手の言わんとしていることが分からなくもないけど、僕はムエタイではなくてキックボクシングスタイルでゲーオ選手と戦います」と自らの見解を示し「それも含めて試合では色んなことが分かるでしょうね」と続けた。
では大和本人のファイトスタイルはどう成熟しているのか。その質問をぶつけると大和からは「すべておいて質を意識してやっていますね。また昔は力強く、力強くだったのが、今は柔らかく、綺麗に、脱力を意識している」という言葉が飛び出した。
「昔から練習量は多くやっているのですが、今はすべてにおいて質を意識してやっています。そこは本当に変わったと思います。昔は“力強く、力強く”だったのが、今は“柔らかく、綺麗に、脱力”を意識していて、そこを求めているというか。僕には力強くて一撃で倒すイメージがあるかもしれませんが、今は流れのなかで倒すことが綺麗だなと思っていて、ファイトスタイルの理想像が変わってきたかもしれません。
実際に最近の試合は昔よりも狙わずに倒せるようになってきたし、そこをもっと磨いていきたいです。僕もキャリア終盤に近付いてきて、若い選手と戦ううえで若い選手と同じことは出来ない。その分、経験やキャリアを生かして、そこをアドバンテージにしないといけないだろうし、今は自分と会話しながら進化していると思います。次の試合ではそれを見せたいし、見ている人たちが『やっぱり大和は強い』と思うように、大和哲也の強さを証明したいです」
もちろん大和は一回戦のゲーオ戦に集中しつつ、準決勝・決勝も見据えている。「ゲーオ選手に勝たなければ次はないですが、ゲーオ戦にこだわりすぎずに対策を立てて練習している」という大和は「今回は心技体のかけ算。心技体すべてを磨いて、心技体が揃う状態で11月3日を迎えたい」と語った。
「ゲーオ選手に勝たなければ次はないですが、ゲーオ戦にこだわりすぎずに対策を立てて練習しています。誰が勝ち上がってくるか分からないですが、誰が来てもいいように柔軟に練習しています。過去のトーナメントでもそうだったのですが、一回戦の対策をしつつ自分のレベルを底上げする練習を続けています。僕は3月の『K’FESTA.1』ではベルトを巻けなくて、あの時の僕はK-1のベルトを巻く人間・器じゃなかったんだと思います。あれから八カ月経って、どれだけ成長しているのか。ベルトに選んでもらえるかどうか。
僕はチャンピオンになるためには強いだけではなくて、心技体のかけ算だと思っています。そういう部分ですべてを磨き上げているし、自分との会話が増えました。今も合氣道の練習は続けていますが、合氣道だけではなくバランスよく調和がとれた練習をしています。
そうやってすべてを磨いて心技体が揃う状態で11月3日を迎えて、3つ勝ってベルトを巻きます。僕にはそのイメージが出来ているので、あとは実際にベルトを巻くだけ。僕は自分がベルトを巻くまでのストーリーを一喜一憂しながらイメージして日々過ごしています。自信も不安もすべてを含めてベルトを獲ることが自分のサクセスストーリーです。ゲーオ選手に全力で戦って、三つ倒して勝ってチャンピオンになるイメージができているので、ぜひそれを見に来てください」
11月3日、過去最強の大和哲也がK-1スーパー・ライト級のベルトを狙う!
対戦カード
K-1 WORLD GP 第3代スーパー・ライト級(65kg)王座決定トーナメント
第1試合 リザーブファイト 3分3R(延長1R)
松下大紀(K-1ジム川口TEAM SIRIUS)
FUMIYA(ポゴナ・クラブジム)
第2試合 一回戦(1) 3分3R(延長1R)
佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Krushライト級(62.5kg)王者)
サム・ヒル[Sam Hill](ニュージーランド/シティ・キックボクシング・ニュージーランド/WMCウェルター級王者)
第3試合 一回戦(2) 3分3R(延長1R)
中澤 純(TEAM Aimhigh/元Krushスーパー・ライト級王者)
メルシック・バダザリアン(アルメニア/ムエタイ・アメリカジム)
第4試合 一回戦(3) 3分3R(延長1R)
左右田泰臣(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/元RISEスーパーライト級王者)
モー・アブドゥラマン[Mo Abdurahman](南アフリカ/Look Borai)
第5試合 一回戦(4) 3分3R(延長1R)
大和哲也(大和ジム/元WBCムエタイ世界スーパーライト級王者、K-1 WORLD MAX -63kg 2010日本トーナメント優勝)
ゲーオ・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/元K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者)
第9試合 準決勝(1) 3分3R(延長1R)一回戦(1)勝者 VS 一回戦(2)勝者
第10試合 準決勝(2) 3分3R(延長1R)一回戦(3)勝者 VS 一回戦(4)勝者
第15試合 決勝戦 3分3R(延長1R)準決勝(1)勝者 VS 準決勝(2)勝者
ワンマッチ
第14試合 フェザー級(57.5kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
村越優汰(湘南格闘クラブ/王者)
アレックス・リーバス[Alex Rivas](スペイン/Team Jesus Cabello)
第13試合 68kg契約 3分3R(延長1R)
ジョーダン・ピケオー(オランダ/マイクスジム/Krushスーパー・ウェルター級(70kg)王者)
木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/K-1ジム五反田チームキングス/Krushウェルター級(67.5kg)王者)
第12試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
卜部弘嵩(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 WORLD GP&Krushスーパー・フェザー級(60kg)王者)
芦澤竜誠(K-1ジム総本部チームペガサス/元INNOVATIONフェザー級王者)
第11試合 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
城戸康裕(谷山ジム/元Krushスーパー・ウェルター(70kg)級王者)
ジョナサン・トゥフ[Jonathan Tuhu](パプアニューギニア/The fight center Brisbane)
第8試合 女子-50kg契約 3分3R(延長1R)
KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/Krush女子フライ級(50kg)王者)
ヨセフィン・ノットソン[Josefine Knutsson](スウェーデン/Allstars training center/IFMA世界女子フライ級王者)
第7試合 クルーザー級(90kg) 3分3R(延長1R)
加藤久輝(ALIVE/元HEAT総合ミドル級(83.9kg)王者、空道全日本体力別4連覇)
RUI(K-1ジム蒲田チームキングス)
第6試合 フェザー級 3分3R(延長1R)
江川優生(POWER OF DREAM)
覇家斗(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)
K-1カレッジ2018 -65kg決勝
古河拓実(明治大学 キックボクシング部・3年)
山本真一郎(同志社大学 日本拳法部・2年)
K-1カレッジ2018 -60kg決勝
提髪和希(神奈川柔道整復専門学校・1年)
下地 涼(拓殖大学 キックボクシング部・4年/昨年大会準優勝)
K-1カレッジ2018 -55kg決勝
松本日向(明治大学 キックボクシング部・2年)
小川侑大(東京都市大学・2年/TSKjapan)
プレリミナリーファイト第2試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R
優谷(ウィラサクレック・フェアテックスジム西川口)
横山朋哉(リーブルロア)
プレリミナリーファイト第1試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R
高下由暉(Fighting Kairos)
迅也(北斗会館浅科道場/第6回K-1アマチュア全日本大会 チャレンジAクラス -70kg優勝)
概要
大会名 K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント~
会場 さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ
日程 2018年11月3日(土/祝) 開場・13:00 プレリミナリーファイト開始・13:30 K-1カレッジ・プレリミナリーファイト終了後 本戦開始・15:00 休憩・第8試合KANA vs ノットソン終了後(10分予定)
中継 AbemaTV(生中継)、GAORA(11月9日(金)18:00~22:30)
チケット料金 アリーナSRS席 50,000円 アリーナRS席 30,000円 アリーナS席 12,000円 スタンドS席 12,000円 アリーナA席 8,000円 アリーナB席 6,000円 ※当日券は各500円アップ ※小学生からチケットが必要
チケット発売 チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット、ディスクガレージ、後楽園ホール5F事務所、フィットネスショップ水道橋本店、K-1.SHOP、グッドルーザー(03-6450-5470)、K-1ジム各店補
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/