RISE 10.19 後楽園ホール:宮本芽依、王座獲得後初戦は韓国の選手と「今回も変わりなくKOを狙っていきます」

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RISE 192(10月19日(日)後楽園ホール)に出場するRISE QUEENミニフライ級王者・宮本芽依のインタビューがRISEクリエーションから届いた。宮本は5月の名古屋大会で小林愛理奈から同王座を奪取してからの初戦となる。
女子ミニフライ級(49kg) 3分3R(延長1R)
宮本芽依(KRAZY BEE/RISE QUEENミニフライ級(49kg)王者)
コ・ユナ[Ko Yuna](韓国/BodyKick GYM/WBKFアジア女子ミニフライ級(48kg)王者)
宮本は小中学校時代に空手を習い、高校時代にボクシングを始め、日本体育大学3年の19年に全日本女子選手権バンタム級で優勝。大学卒業後、キックに転向し、23年にRISEでプロデビュー後は6連勝。昨年4月に宮﨑若菜に判定勝ちし、8月にはMelty輝に判定勝ちし、今年1月、チャ・ミンジュに判定勝ち。5月の名古屋大会ではRISE QUEENミニフライ級王者の小林愛理奈に挑戦し、5Rの死闘の末にドローとなり、延長1R目に判定勝ちし王座を奪取した。
ユナはRISE初参戦。6月のLEGEND三重大会に参戦し、ミネルヴァ・アトム級3位のMarina(健心塾)とWBKFアジア女子ミニフライ級(48kg)王座を争い、ダウンを奪って判定勝ちしている。MMAの試合にも出場している。
宮本芽依インタビュー『だから今回も変わりなくKOを狙っていきます』
―― チャンピオンとしての初戦が決定しまたけれど、今の心境はいかがですか?
宮本 なぜか分からないけど落ち着いています(笑)。
―― いつもだったら緊張しているとか、今までと違う感覚ですか?
宮本 いつもと違うから変な感じがしていて、自分でも「これは試合が終わった後にしか分からない感覚だな」って思っています。
―― それは練習をしている時も違う感覚がある?
宮本 練習の時から違いますね。肩に力がグッと入るのが、少し緩まった感じとか。
―― 良い意味で力みが取れている?
宮本 良いのかもしれないけれど、怖い部分でもあります(笑)。
―― チャンピオンになって、周りの反響はいかがでしたか?
宮本 前よりも“チャンピオン”っていう肩書きがあるから認知はされやすいですね。だから今回の試合は“国際戦”だけど“防衛戦”って勘違いする人がいて(笑)。でもそうやってチャンピオンとしてみんなに知ってもらえているなっていう部分は前よりもあります。
―― 5月(小林愛理奈戦)の試合内容を振り返って反省点とか、今だから思うことってありますか?
宮本 あの時はあの時で自分でも精一杯だったので、日常生活はどうしてたんだろうって今でも思います。試合を振り返るとダウンを奪られた事が1番の反省点なので、あそこで膝は練習していたものの、ガードの甘い部分だったりとか、パンチを打っていても甘い部分があるのでそこがすごく反省点です。
―― 今までにダウンの経験ってありますか?
宮本 ないです。
―― ボクシングの時から初めてですか?
宮本 1回あります。その時はTKOだったんですけどそれ以来でした。
―― キックボクシングでは初ダウンだったんですね。
宮本 初ダウンです。やっぱりボクシングはグローブがでかい分、衝撃がダイレクトに来ないんですけど、プロのキックボクシングに転向して“効く”っていうダウンを初めて味わいました。
―― あの攻撃が効いて、回復するまでには時間がかかりましたか?
宮本 4ラウンドが終わって、5ラウンド目が始まるインターバルの時に記憶が戻りました。
―― それくらい記憶がない中でも体は動いていたんですね。
宮本 そうですね。だからハードパンチャーって言われていた小林愛理奈選手をすごいと思ったし、尊敬しています。
―― 今回の対戦相手は、韓国のチャンピオンのコ・ユナ選手ですが、試合映像は見ましたか?
宮本 はい。送ってくださった試合を見ました。
―― どんな印象でしたか?
宮本 カウンターを狙ったりしてリングを大きく使う選手だなと思いました。自分から攻めに行くのは1ラウンドよりも3ラウンド目だから、立ち上がりが遅い方かなと思ったり、でも技術的には小林愛理奈選手の方が怖いっていう印象です。映像を見た時は怖くないって思ったんですよ。でも怖くないからこそ油断するんじゃなくて、そこは自分がどういう攻め方をするのかとか、相手に対しての攻防を自分から自発的にやらないと、捕まえられない選手だなって思いました。
―― キックだけではなくて、MMAとかもやっているような選手ですが、その辺りの対策は問題なさそうですか?
宮本 私も総合格闘技の選手とやっているし、5月のタイトルマッチの期間でも色々な選手とスパーリングをやらせてもらって、その相手とまたスパーリングをしてもらった時に「前より組みが強くなっているよ」とか言ってもらえたので、自分も成長しているんだなって感じました。だからそういう部分ではMMAをやっていたからって、それは私もボクシングのバックボーンがあるので一緒だなって思います。
―― 国際戦はRISEでは2回目となりますけど、アマチュアボクシング時代には、外国人選手との対戦経験はありますか?
宮本 台湾の方と1回戦った事があるくらいで、他の方と比べるとあまり経験がないかもしれないです。
―― 実際にRISEで外国人選手と戦ってみて、今まで戦ってきた日本人選手と対戦する時と、心境など違う部分などはありますか?
宮本 何も変わらないです。
―― 今回はチャンピオンになってから初戦になりますけど、宮本選手にとってはどんな試合になると捉えていますか?
宮本 皆んなからしたら、チャンピオンになってからの1戦目なので期待は大きいと思います。でもそこで気負いすぎたら自分が自分じゃなくなるので、私はそこを冷静に捉えて一つ一つ大事な試合をこなして、自分の段取りでいつもと変わらずにっていうのを自分の中で意識しています。
―― 普段と変わらない宮本芽依として、チャンピオンとしても気負わずに試合に挑んでいくという感じですね。
宮本 このマインドコントロールが自分の中にあるので、こういう風に安定感を出したいです。他の選手はマインドコントロールをどうやっているのかとかめちゃくちゃ気になりますし、そこは自分なりに調整している途中です。
―― 試合までの期間中は気持ちの上がり下がりは激しい方ですか?
宮本 激しい方です。
―― 側から見るとそんな感じは見えないですが、そういった気持ちになった時の宮本選手なりの気持ちの持ち上げ方などはあるんですか?
宮本 私は自分で隠して「頑張ろう。頑張ろう」って言って気持ちを上げるのは無理で、自分の感情をそのまま「バーン」って出して、それに対して少しずつできることをやって、いつものモチベーションに戻るっていうのがいつもの私です。
―― 一気に表に発散する方法があるんですね。
宮本 そのまま出ますね。落ち込んだら落ち込んだで“シュン”ってなって、いつも(トレーナーの)TOMOさんに「おい!」って声をかけてもらっています(笑)。
―― そういう意味では分かりやすいんですね(笑)。
宮本 泣く時は泣くし、笑う時は笑うし、すごく激しいと思います。
―― でもそれが素の宮本芽依っていうことですね。
宮本 本当にその通りです。
―― 今回の試合ではチャンピオンになった事で否が応でもダウンやKOを求められるかなと思うのですが、その辺りについてはプレッシャーになったりしていますか?
宮本 良いプレッシャーになっています。やっぱりKOって常に求められるし、自分も求めているし、そこがいつ合致するんだろうって楽しみです。自分ができる時は絶対に盛り上がっているだろうし、自分の中でも盛り上がっているし、それが皆んなに伝わるし、そういう試合はいつも求めています。だから今回も変わりなくKOを狙っていきます。
―― そこを今回は特にファンの方に見ていてほしいですか?
宮本 そこにも注目してもらいつつ、KOって結果では見応えがあるし、良いかもしれないけど、そこだけを見るんじゃなくてキックが好きで見に来てくださる方だから「自分でもちょっと始めてみようかな」とか、そういうきっかけにもなったら良いなと思います。色々な選手をもっと見てほしいですし。
―― 最後にいつも応援してくれるファンの皆様にメッセージをお願いします。
宮本 いつも応援ありがとうございます。私も色んな思いでやっているんですけど、皆さんも色んな思いで1日1日を過ごしていると思います。10月19日は私のために時間を使ってくれると思うんですけど、私も全力でリングに上がって色んな思いをそこでぶつけたいと思います。皆さんのいつもの愛を返せるように頑張りますので、当日は応援をよろしくお願いします。
対戦カード
第10試合 メインイベント 第7代RISEスーパーフェザー級(60kg)王座決定トーナメント一回戦 3分3R(延長1R)
常陸飛雄馬(TARGET SHIBUYA/3位、元DEEP☆KICK -60kg王者)
GUMP(TEAM TEPPEN/4位)
第9試合 セミファイナル 第7代RISEスーパーフェザー級(60kg)王座決定トーナメント一回戦 3分3R(延長1R)
パヌワット・TGT[Panuwat TGT](タイ/TARGET/1位、RISEスーパーフェザー級漢気トーナメント2024優勝)
細越竜之介(team AKATSUKI/5位)
第8試合 女子ミニフライ級(49kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
宮本芽依(KRAZY BEE/RISE QUEENミニフライ級(49kg)王者)
コ・ユナ[Ko Yuna](韓国/BodyKick GYM/WBKFアジア女子ミニフライ級(48kg)王者)
第7試合 RISEフェザー級(57.5kg)王座次期挑戦者決定トーナメント一回戦 3分3R(延長1R)
梅井泰成(Mouton/3位・元王者)
吉田晄成(TEAM TEPPEN/15位、スーパーフェザー級15位)
第6試合 RISEフェザー級(57.5kg)王座次期挑戦者決定トーナメント一回戦 3分3R(延長1R)
大森隆之介(EX ARES/4位、バンタム級(55kg)1位)
翔[かける](REVOLT/6位)
第5試合 ライト級(63kg) 3分3R(延長1R)
伊藤澄哉(戦ジム/2位)
塩川琉斗(TOP STAR GYM/3位)
第4試合 ライト級(63kg) 3分3R(延長1R)
北井智大(チームドラゴン/5位)
ACHI(ONE LINK/TARGET)
第3試合 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
竹内皇貴(チームドラゴン)
琉樺[るか](LA GYM JAPAN)
第2試合 女子ミニフライ級(49kg) 3分3R
愛結菜(東北AVANTI)
HIYORI(NEXT LEVEL渋谷)
第1試合 スーパーフライ級(53kg) 3分3R
伊藤勇輔(HAYATO GYM)
おやっち(BRAVE FIGHT CLUB)
概要
大会名 RISE 192(ライズ ハンドレッドナインティツー)
日時 2025年10月19日(日)開場・17:00 開始・17:15
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA
チケット料金 SRS席 20,000円 RS席 10,000円 S席 7,000円 A席 5,000円 ※当日は500円プラス ※小中高生シート2,000円を当日のみ販売 ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 イープラス チケットぴあ 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5980-7409 https://www.rise-rc.com/






