GRACHAN 5.31 大田区産業プラザPIO:ライト級王者・林RICE陽太「やっと狙われる立場で試合ができる」×挑戦者・芳賀ビラル海「林選手を料理して食い切ります」
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GRACHAN 74(5月31日(土)東京都大田区産業プラザPIO)でのGRACHANライト級タイトルマッチ・林RICE陽太(王者)vs. 芳賀ビラル海(1位)の見所、両選手のインタビュー(GRACHAN放送局で配信)が主催者から届いた。
王者の真価か、新時代の到来か。GRACHANライト級を揺るがす一戦
第14試合 GRACHANライト級タイトルマッチ 5分3R
林RICE陽太(reversal gym osaka/王者)※2度目の防衛戦
芳賀ビラル海(Master Japan Tokyo/1位)
GRACHANライト級の頂上決戦がついに実現。第4代王者・林RICE陽太が、同級1位の実力者・芳賀ビラル海の挑戦を迎え撃つ。
林RICE陽太は、2023年の王座戴冠以来、安定した戦績と高いフィニッシュ率でGRACHANライト級戦線をけん引してきた存在。特にリーチを活かしたジャブとローで距離を支配し、一瞬で距離を詰める踏み込みから繰り出す右ストレートは脅威。相手の動きを読み切った上で、じわじわと主導権を奪う試合運びには、一種の“間合いの支配力”がある。挑戦者を確実に仕留めてきたその姿勢からも、今大会が“真の王者”としての証明の場となる。
一方、挑戦者・芳賀ビラル海は、日本拳法出身の注目ファイター。2019年の全日本選手権決勝では、現在RIZINで活躍する木村柊也に敗れた経験を持つが、その悔しさを糧にMMAへ転向。柔術をベースにした高精度なグラップリングに加え、近年は打撃のスキルも着実に向上させ、2024年には連勝を重ねてランキング1位に浮上。遂にタイトル挑戦のチャンスを掴んだ。
林の距離感と圧力に対し、芳賀は組みの展開に持ち込み極めを狙う――ストライカー vs グラップラーの典型的な構図が、この試合に明確な戦術的緊張感を与えている。
そしてこれは、単なる王座戦ではない。
林にとっては、自らの強さを再定義する機会。
芳賀にとっては、日本拳法のバックボーンを背負い、新時代の到来を示す挑戦。
GRACHANライト級の今と未来を占う大一番が、まもなく幕を開ける。
王者・林RICE陽太が語る――“狙われる立場”での覚悟と変化
―― 今回は久しぶりの試合となりますが、この間どのように過ごしていたのでしょうか?
林 練習は継続していましたが、今は自分の弱点を埋めるような期間にしていますね。調子が落ちた時期もありましたが、最近また復調してきました。
―― 試合が決まっていると、気持ちの入り方も違ってきますか?
林 そうですね。試合があると練習にも集中できますし、気持ちも引き締まります。
―― 今回挑戦者となる芳賀ビラル海選手は、以前から絶望感を語っていたほど王座を目指していました。その言葉は届いていましたか?
林 はい、試合も拝見しましたし、ラブコールも感じていました。追われる立場になった実感があって、嬉しさもありますね。
―― 対戦相手としてのビラル選手をどう見ていますか?
林 ロクク・ダリ選手との試合では、やりたいことをしっかりやり切っていて、良い試合だったと思います。腰も重くて、テイクダウンにも粘りがありました。
―― 今はビラル選手への対策よりも、自身の課題克服を優先しているという状況ですか?
林 はい。自分の穴を埋めることを重視しています。それが結果的に対策にもつながると考えています。
―― ジム内でのチャンピオンとしての認知は高まってきましたか?
林 最近は「この人チャンピオンだったんだ」と言われることもあります(笑)。ジムにベルトを置いているので、それを見て気づく人も多いですね。
―― GRACHANでは、王者の防衛期限が7ヶ月と定められています。5月開催の決定は、やはり早いと感じましたか?
林 はい、少し早いなとは思いました。ただ、年内に試合ができないよりは良いですし、良いタイミングだったと思います。
―― 今回の試合について、客観的にどう予想されていますか?
林 僕がこれまで戦ってきた相手に、ビラル選手は良い内容で勝っているので、周囲からは僕が押されると見られているかもしれません。でも、これまでもそう思われて勝ってきているので、慣れています。
―― 戦い方に変化があったターニングポイントはありますか?
林 大阪で小川道的選手と戦った時ですね。KOが続いた大会のメインで「判定でもいいから勝て」と言われてたんですが、開始すぐに展開が来て、飛び膝が決まりました。その瞬間、まるでスローモーションのように見えて、自分が変わった気がしました。
―― その後の小谷直之戦、岸本篤史戦はいかがでしたか?
林 小谷戦では「相手が強いんじゃないか」と言われていましたが、自信を持って臨めました。岸本戦はかなり苦しかったです。2Rの終盤は止められてもおかしくなかったですね。
―― 現在のライト級は混戦模様ですが、王者としてその中を制してきた林選手の印象は?
林 誰かが頭一つ抜けている印象は正直ないですね。でも、自分がチャンピオンとして、それを証明していきたいです。
―― ファンからの声援は届いていますか?
林 はい、しっかり聞こえています。応援は本当に力になります。ジムでも試合の告知をしていますが、これからもっと広めていきたいですね。
―― それでは最後に、対戦相手のビラル選手へメッセージをお願いします。
林 ダリ戦の後、「次は美味しい試合になる」って言っていたビラル選手。僕もこの試合をとても楽しみにしています。やっと“狙われる立場”で試合ができるということで、ベストなコンディションで迎えて、しっかり僕が勝ちます!
―― 力強いコメント、ありがとうございました。次戦、大いに期待しております!
芳賀ビラル海「林選手を料理して、食い切ります」
―― まずは前回の試合について振り返っていただけますか?コンディションはいかがでしたか?
芳賀 最終的には悪くなかったです。ただ、前に予定されていた試合が流れたあとに、ふくらはぎを断裂しかけてしまったりと、年始から少しトラブルが続いていて…。調整も難しい時期でしたが、なんとか乗り越えられたと思っています。
―― 怪我の状態は、現在はもう問題ないのでしょうか?
芳賀 はい、もう完全に治っています。
―― 対戦相手のロクク・ダリ選手と実際に向き合ってみて、どのような印象を受けましたか?
芳賀 やはりバネがありますね。ありきたりな表現になってしまいますけど。ただ、試合前からダリ選手の映像をかなり見込んでいたので、動き自体はほとんど予想どおりでした。
―― 試合中、抑え込まれる場面が印象的でした。あの局面についてはどう感じましたか?
芳賀 あれはおそらく柔道系の動きだったと思います。完全に押さえ込まれて、「あ、これはちょっと嫌だな」と。殴ってくるとか、何か展開してくるかと思いきや、ただしっかりキープされていて、対処に少し困りましたね。
―― 打撃でのプレッシャーについてはいかがでしたか?
芳賀 打撃の圧力はあまり感じませんでした。たぶん相手も僕のテイクダウンを警戒していたと思います。距離感は自分のペースで作れた感触があります。
―― リーチや体格差もあったと思いますが、身長はどれくらいでしょう?
芳賀 171~172cmくらいです。
―― ダリ選手はおそらく170cm後半ほどですが、リーチの長さが際立っていたように見えました。
芳賀 そうですね。普通なら届かない距離からパンチが飛んできた印象です。以前一度スパーしたことがあるんですが、そのときも同じように感じていました。
―― ダリ選手は「練習のほうが強い」と言われることもあります。そのあたりの印象は?
芳賀 本能型というか、考えるより反応で動くタイプですよね。
―― 対照的に、芳賀選手はプランをしっかり組み立てて戦う印象があります。
芳賀 ありがとうございます。
―― 試合後の反応はいかがでしたか?
芳賀 やっぱりダリ選手は名前のある選手なので、「勝ったの!?」って驚かれることが多かったです。試合を観ていなかった人からも「すごいね」と言ってもらえて嬉しかったですし、現地に来てくれた人たちからも好意的な声をたくさんいただきました。
―― そして次戦、王者・林RICE陽太選手とのタイトルマッチが決定しました。
芳賀 ありがとうございます。本当に嬉しいです。正直、もう少し先になると思っていたので、5月に決まったのは予想外でした。
―― 試合後のマイクでは、「GRACHANのベルトには価値がある」と強い意志を口にされていましたね。
芳賀 はい。個人的に、GRACHANのベルトにはブランドとしての価値を強く感じています。そこに挑戦できるのは本当に光栄なことです。
―― 試合が行われる大田区産業プラザPIOは、これまでのTFTホールよりも観客収容数が多く、盛り上がりも一層期待されます。
芳賀 ありがたいですね。調整期間もしっかり取れますし、タイミングとしてもベストだと思います。
―― SNSでも発信されていましたが、周囲の反応はいかがですか?
芳賀 はい。地元の仲間たちから「絶対行くよ!」ってたくさん言ってもらえて、心強いです。
―― 林選手の印象はいかがでしょうか? 映像などもご覧になっていると思いますが。
芳賀 はい。特にダリ選手との試合が印象に残っていて、直近の試合は何度も見返しています。勝てるイメージは持てています。
―― 林選手の強さや怖さは、どのあたりにあると感じていますか?
芳賀 打たれ強さですね。あとは、試合の組み立て方が上手い。ダリ選手よりもやりづらい相手になる可能性もあると思います。
―― 仮に芳賀選手が勝利した場合、マスタージャパン東京としてはサスケ選手に続くタイトル獲得となります。
芳賀 はい。黒部さんがすでに一つ持っているので、僕が獲れれば三本目になります。
―― マスタージャパン東京のMMAクラスは、どなたがご指導されているのでしょうか?
芳賀 SASUKEさんと松本さんです。松本さんは最近手術をされたばかりで今は少しお休みされていますが、普段からすごくお世話になっています。
―― 日本拳法出身の選手で、現在MMAのベルトを持っている選手はまだ少ない印象です。
芳賀 そうですね。中村優作さんがいらっしゃいますし、僕の大学の同期で中村寛という選手がいて、RISEでチャンピオンになっています。現役の日本拳法出身MMA選手としてベルトを持てたら、唯一の存在になれるかもしれません。(※このインタビュー収録後、DEEPウェルター級で角野晃平選手が王者になっています。)
―― それでは最後に、王者・林選手へのメッセージをお願いします。
芳賀 林選手、日本の米が世界一って入場曲で言ってますけど……いや、ガーナの飯が一番うまいでしょ(笑)。林選手、僕が“うまいこと料理して”、しっかり“食い切って”やろうと思います。前回のダリ戦のようにはいきません。首を洗って待っていてください。よろしくお願いします。
―― 力強いメッセージ、ありがとうございました。5月31日のタイトルマッチ、非常に楽しみにしております。
芳賀 よろしくお願いします!
対戦カード
第14試合 GRACHANライト級タイトルマッチ 5分3R
林RICE陽太(reversal gym osaka/王者)※2度目の防衛戦
芳賀ビラル海(Master Japan Tokyo/1位)
第13試合 GRACHANフライ級王座統一戦 5分3R
御代川敏志(THE BLACKBELT JAPAN/王者)
小田魁斗(CARPE DIEM福岡/暫定王者)
第12試合 バンタム級 5分2R(延長1R)
田中智也(fit)
徳弘拓馬(stArt)
第11試合 無差別級 5分2R(延長1R)
大場慎之助(パラエストラ東京)
上野勇貴(AACC×SPIDER)
第10試合 フライ級 5分2R(延長1R)
三澤陽平(TRI.H Studio)
河合亮(ボンサイ柔術)
第9試合 フライ級 5分2R(延長1R)
金森琢也(DOBUITA)
増田比呂斗(Master Japan Tokyo)
第8試合 85kg契約 5分2R(延長1R)
佐々木克義(GRORIA MMA GYM)
古谷宗太郎(TRI.H Studio)
第7試合 無差別級 5分2R(延長1R)
田馬場貴裕(IMPACT )
井上悠司(TEAM大和魂)
第6試合 バンタム級 5分2R(延長1R)
有田一貴(MIBURO/同級6位)
フェルナンド(JAPAN TOP TEAM)
第5試合 フェザー級 5分2R(延長1R)
長光雄平(TURNING POINT )
佐藤藏ノ介(リバーサルジム立川ALPHA)
第4試合 フライ級 5分2R(延長1R)
二之宮徳昭(クロスワンジム湘南)
佐藤匡平(KRAZY BEE KOSHIGAYA)
第3試合 ストロー級 5分2R(延長1R)
三笠貴大(JAPAN TOP TEAM)
粂大樹(COMRADE)
第2試合 ストロー級 5分2R(延長1R)
丸山大輝(マルスジム)
尾崎蓮(bloom)
第1試合 バンタム級 5分2R(延長1R)
田中仁(Blaze)
野澤海斗(Master Japan Tokyo)
02試合 アマチュアAクラス フェザー級 3分2R
佐藤修斗(JAPAN TOP TEAM)
大島暁(AACC)
01試合 アマチュアBクラス ライト級 3分2R
飛鳥成宣(JAPAN TOP TEAM)
野田頭柊馬(AACC)
概要
大会名 GRACHAN 74
日時 2025年5月31日(土) 開場12:30 開始13:00
会場 東京都大田区産業プラザPIO(京急蒲田駅東口から徒歩3分)[HP]
中継 Youtube GRACHANチャンネル メンバーシップ(1,790円/月)、GRACHAN放送局(1,500円/月)
チケット料金 柵内VIP1列目指定席 30,000円 柵外全席自由席・立ち見 9,000円 ※当日ドリンク代500円別 ※当日は各1,000円アップ ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 イープラス 出場選手・所属ジム
お問い合わせ GRACHANホームぺージ https://grachan.jp/