Krush 4.29 後楽園ホール:K-1王座戦で敗れ再起戦、新美貴士「まだ伸びしろがある」×6戦全勝の関口功誠「アマ時代は嫌というほど負けてきた」
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Krush.173(4月29日(火/祝)後楽園ホール)の新美貴士 vs. 関口功誠の両選手のインタビューがK-1 GROUPから届いた。
第8試合 セミファイナル フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
新美貴士[たかひと](名古屋JKファクトリー/元Krushフェザー級王者)
関口功誠(ALONZA ABLAZE)
新美は30戦のキャリアのある31歳のベテラン。23年3月のRISEで門口佳佑に判定負け。6月のKrushでは寺田匠に判定勝ちしたが、10月には稲垣澪に判定負け。昨年3月のホーストカップでは魁斗と延長引き分け。7月のKrushでは竹内将生に2R KO勝ち。11月のKrush名古屋大会で大脇武を1R KO。2連続KO勝ちが評価され、今年2月のK-1で寺田のK-1王座に挑戦したが、終始攻め込まれ判定負けし、寺田にリベンジを許した。
関口は21歳の新鋭。23年7月にデビューし6戦6勝(4KO)。最近では昨年9月に石川慶に3R TKO勝ち、12月に小松貴哉にわずか15秒でKO勝ちし、K-1王座に挑戦したばかりの新美の相手に抜てきされた、
新美貴士
―― 前回の試合、2月のK-1ではタイトルマッチでしたが、あの試合を今振り返ると?
新美 しっかり勝てると思って、これならいけると思って挑んだんですけど、ちょっと力及ばずという感じではありましたね。自分も強くなってる実感はあったんですけど、それでもまだ少し届かなかったなというか。
―― チャンピオンの寺田匠選手の強さを感じた?
新美 はい。すごく強くなってたなっていう感じですね。彼も若いですし、チャンピオンになってまた伸びてるなと。
―― あの試合を踏まえて考えたことというのは?
新美 今やってることをさらに伸ばしつつ、弱点をさらに少なくして、いいところを伸ばしていくという感じですね。
―― 今やっている方向性自体は間違ってないということですか?
新美 そうですね。方向性自体はそのままで、さらにやっていく感じですね。
―― ただ、これまでもスタイルや戦い方に関してはかなり突き詰めてきていると思うんですが、「まだ足りないのか!」みたいな思いはありませんか?
新美 でも、やっぱりまだ足りないところがあるので。そこを伸ばしていければ、さらに強くなれるのかなと思いますし、課題がある分、まだ伸びしろがあるなと思っています。
―― そこから2ヵ月あまり、思ったよりも早い再起戦という印象がありますが。
新美 そうですね、そこに関してはすごいありがたいことではありますね。やっぱりこうして試合をしていくことが選手としては大事なので、オファーがあってすごくうれしかったです。
―― では、この試合についてのテーマというと?
新美 相手は若い選手なんですけど、誰が相手でもしっかり圧勝して勝つことかなと思ってるので、自分のやるべきことをしっかりやるということですね。
―― 構図としてはベテランが無敗の若手に胸を貸すという感じに見えるんですが、モチベーション的なところではどうですか?
新美 やっぱり試合が決まったことがうれしいので、モチベーションは高い状態ですね。相手によってモチベーション下がるとか、そういうのはないので。
―― では改めて、相手の関口功誠選手の印象は?
新美 やっぱりパワーがありそうですし、体も強そうだし普通に強い選手だなという印象はありますね。具体的なところは戦ってみないと分からないですけど、パンチも強そうだし、蹴りもしっかり蹴れてるなっていう感じで、全体的に強いと思います。
―― 自分としては、どういう試合をしてどう勝ちたいですか。
新美 最後は倒して勝ちたいなと思ってるんですけど、倒すタイミングの見極めとかもそうですし、どこでチャンスが来るかとか、常に状況を見極めて倒しにいきたいなと思ってます。
―― 相手には若さや勢いがある分、新美選手には経験があると思います。その差を見せたい?
新美 まあ経験というか、圧倒的に勝ちたいなと思いますね。
―― K-1のタイトルにも初挑戦して、改めて自分の目指すもの、そしてその目指すものとの距離みたいなものが再認識できたかと思うんですが。
新美 現チャンピオンの強さを肌で感じることもできましたし、そことの距離もすごく不可能なものではないと思っているので、自分の強さを磨いて、もう一度タイトルマッチにこぎつけたいなと思っています。負けても目指すものは変わらずということですね。
―― そのためにここを変えなきゃいけないと思ったところは?
新美 ありましたね。やっぱり自分の攻撃を出していて、下がったり止まったりするのはちょっとよくないなと思いました。そういうダメなところをちょっとずつ減らしていって、弱点をなくしつつ、さらに磨きをかけられればな。
―― その意味でも、今回は再出発という感じですか。
新美 本当にそうですね。だからこそ圧倒的に勝ちたいと思っています。
―― 今回の大会はタイトルマッチがなく、児玉兼慎選手と上野空大選手の試合がメインになりましたが、そこについては?
新美 タイトルマッチがメインだったら分かるんですけど、そうじゃないなら僕らの試合がメインなのかなと思っていたので、何でかなとは思うんですけど……まあそこは気にせず、しっかり試合内容で見せようかなと思っています。
―― ちなみに、その児玉選手が入っている「RibelLion」についてはどう思っていますか?
新美 RibelLionって……ああ、あの反乱軍ってヤツですね。いや、何とも思ってないですね。本当に何ともって感じで。
―― 別にいいとも悪いとも思わない?
新美 本当にそうです。いいとも悪いとも、何とも思ってないです(笑)。興味がないというか。まあ、K-1にとって話題を集めるきっかけになるとかはあると思うので、プラスに転べば、最終的にはいいのかなとは思うんですけど。
―― まあ、それが理由ということでもないと思いますが、RibelLionに入った児玉選手が今回のメインということでもあって。
新美 あ、そう言われてみればそうですね!
―― そこは考えてなかったんですか(笑)。
新美 全然考えてなかったです。まあでも、関係ないんで(笑)。
―― では最後に、改めてこの試合への“決意”をいただけますか?
新美 前回は負けてしまったんですけど、今回は復帰戦ということで、最後しっかり倒してバッチリ決めたいなと思っています。
―― 分かりました。ありがとうございました!
関口功誠
―― 関口選手は一昨年の7月にプロデビューして、6戦6勝(4KO)。いい戦績ですね。
関口 何か、そうみたいですね(笑)。自分ではあんまり意識してない感じなので。
―― いやいや、KO率も高いし、いい戦績ですよ。そうやってここまで来れているのは、自分ではどういう部分がいいからだと思っていますか?
関口 何ですかね……? でも、アマチュアの頃はずっと負けてきたので、負けたくないという気持ちは強いかなと思います。10何年キックをやっていて、アマチュアの試合は何百戦って出てるんですけど、たぶん勝率は半分ぐらいだと思うので。
―― そうなんですね。それでプロデビューにあたって、ALONZA ABLAZEに移籍したと。その新しい環境がよかったというのもありますか?
関口 そこが一番デカいかなと思ってます。ALONZAに来て技術面だったり、新しいことをいっぱい教えてもらったので、今は恵まれた環境にいさせてもらってるなと思ってます。
―― しかもALONZAは選手がけっこう増えて強い選手が多いので、その中での切磋琢磨も激しそうですね。
関口 そうですね。自分よりもプロで経験ある人たちがいっぱいいるので、いろんなことを教えてもらいながらやってるような感じですね。
―― 今回の7戦目は新美貴士選手との試合になりました。今までで一番キャリアのある相手ですよね。決まった時はどう思いましたか?
関口 やっとこのクラスの相手が来たんだなって感じでしたね。別にビックリもしなかったし、やっと自分の実力が試せる相手が来たなと思いました。
―― 新美選手は2月にK-1王座に挑戦したばかりで、元Krush王者ですし、間違いなく実績ある選手ですよね。新美選手の存在はどう見ていましたか?
関口 新美選手のことはすごく強い選手だと思って見てました。Krushでもタイトルを獲って防衛していた選手で、それこそ秒殺勝利とかもあったので。
―― どのあたりに強さを感じますか?
関口 やっぱり臆さず前に出てくるスタイルが新美選手の強みだと思うんですけど、自分の戦い方に自信を持っているところですね。
―― その相手と対戦するにあたって、どう思っていますか?
関口 前に出てきてくれれば、別に自分も打ち合うのは苦手じゃないので。打ち合う気も満々なので、そこは別に気にしてないです。
―― 怖くはない?
関口 怖くないですね。自分も前に出てガンガンいくことも頭に入れてますけど、自分的にはそこもありつつ「捌く」っていうのが一番のテーマなので、何もさせない、当てさせないっていう戦い方を見せられたらなと思っています。
―― 練習ではそのテーマへの準備はバッチリできたと。
関口 そうですね。それを考えてずっとやってきたので、どの局面でも対応できるような、戦い方ができると思います。
―― ここで新美選手に勝てば、ポジション的にはすごく上がると思いますが。
関口 はい、勝てば一気に上には行けるのかなと思っているので、一番大事な試合だなと思ってます。
―― しかも、試合順はセミファイナルになりました。
関口 まあ、試合順はあんまり気にしてないですね。そこはどこでもいいかなって感じだったんですけど、メインの前だったら、メインよりも盛り上げる自信はあるので、もうそこだけって感じですね。
―― プロ6戦無敗で来て、負けることの怖さはありますか?
関口 ありますよ。負けるのが怖いというか、アマチュアのときにイヤというほど負けてきたので、もう絶対負けたくないという気持ちは誰よりも強いと思ってます。周りがみんな勝ってるのに、自分だけ負けたりとかいうこともいっぱいあったので。だから勝ちに対してのこだわりは、プロになってから一段と強くなったなというのはありますね。
―― ここで勝てば7戦7勝ということになりますが、その先はどう考えていますか?
関口 ここで勝てば、次はKrushのタイトルマッチも見えてくるし、KOで勝ったら、正直K-1のタイトルにも挑めるようなところには来てると思うので、戦績どうこうよりも、まずこの一戦を大事にしたいなと思ってます。
―― Krushタイトルというところでは、5月に大阪で石田龍大vs松本海翔のタイトルマッチが行われますが、今の時点でもベルトはもう近いと感じているのでは?
関口 そうですね、ここまで来たらもう近いのかなとは思ってます。タイトルマッチはどっちが勝つか分からないですけど、どっちに対しても自信はあります。ただ正直、新美選手はチャンピオンよりも強いと思っているので、ここで倒して勝てば、みんなが認めてくれる形でタイトルマッチができるんじゃないかなと思ってます。
―― では最後に、改めてこの試合に対しての“決意”をいただけますか?
関口 新美選手はベテランですけど、ここでしっかり自分が勝って世代交代して、今度は自分がK-1を引っ張っていけたらと思ってます。
―― 分かりました。ありがとうございました!
対戦カード
第9試合 メインイベント ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
児玉兼慎(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
上野空大[くうと](kickboxing gym SHINYUUKI+)
第8試合 セミファイナル フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
新美貴士[たかひと](名古屋JKファクトリー/元Krushフェザー級王者)
関口功誠(ALONZA ABLAZE)
第7試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
塚本拓真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
岩﨑悠斗(サイガジム/元J-NETWORKスーパーライト級王者、元S-BATTLE KICKライト級王者)
~休憩~
第6試合 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
“DARUMA”健太(K-1ジム蒲田チームアスラ)
大石昌輝(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/KWF世界カラテGP2020男子-85kg級優勝、JKJO全日本空手道選手権2015 2016 2017重量級優勝)
第5試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
松本篤人(バンゲリングベイ・スピリット)
坂本優輝(ARROWS GYM)
第4試合 バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
林 佑哉(K-1ジム大宮チームレオン/元RKS&ジャパンカップキック・バンタム級王者)
愛瑠斗[えると](RAUSU GYM)※健成會から所属変更
第3試合 バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
板橋武留(KIWAMI GYM/Bigbangバンタム級王者)※健成會から所属変更
鵜澤悠也(RIKI GYM)
第2試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
鈴木太尊(リレイズ東京)谷山ジム小田原道場から所属変更
遥心[はると](K-1ジム総本部チームペガサス/K-1カレッジ2023 -60kg優勝)
第1試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
倉田永輝(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
水津空良(team NOVA)
プレリミナリーファイト第3試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R
山本 陸(K-1ジム総本部チームペガサス)
野中大翔(K.I.K team BLADE/大和KICK -60kg王者、K-1甲子園2023 -65kg優勝)
プレリミナリーファイト第2試合 ライト級(62.5kg) 3分3R
佐野純平(K-1 GYM横浜infinity/K-1カレッジ2017 -65kg優勝)※K-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTから所属変更
光弥(POWER OF DREAM)
プレリミナリーファイト第1試合 バンタム級(53kg) 3分3R
田中康友[こうすけ](KIZUNA田川本部道場)
松谷 梛[きな](キャピタルレイズ fighting GlaNz池袋)
概要
大会名 Krush.173
日時 2025年4月29日(火/祝)開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・17:15 本戦開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA(生放送)
チケット料金 SRS席 20,000円 RS席 15,000円 S席 10,000円 A席 7,000円(完売) ※当日券500円アップ ※小学生からチケットが必要
チケット販売 K-1.CLUB イープラス ローソンチケット グッドルーザー 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/krush/