大雅、MMA専念のためRISEスーパーフェザー級王座返上&61.5kgトーナメント不出場。大雅「これでもう逃げ道は無くなった!」
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昨年大晦日のRIZINでMMAデビューした大雅(TRY HARD GYM)が、MMAに専念するため、RISEスーパーフェザー級(60kg)王座を返上することになった。3月29日のRISE両国国技館大会から開幕予定だった61.5kgの世界トーナメントにも出場しない。
大雅は昨年1月、チャンヒョン・リーに判定勝ちしRISEスーパーフェザー級王座を獲得。6月のRISE大阪大会でダニエル・プエルタスに判定勝ちすると、9月からリバーサルジム横浜グランドスラムでMMAの練習を始めた。11月のRIZINの会見で、大晦日のRIZINでのMMAデビューが発表されると、大雅は「K-1・RISEでベルトを取って、あとは何でもありで取るしかないと思いました」とMMA転向の理由を語り、「来年のRISE 61.5kgトーナメントには出ないのか」という質問には「今の目標はRIZINでベルトを取ることなので、そこはちょっと話しながらですけど」と答え、トーナメント出場に消極的だった。大晦日のRIZINでは同じくキックボクサーの梅野源治とのMMAデビュー対決が組まれ、先にMMAの練習をスタートしていた梅野が寝技で主導権を握り、大雅は判定負けしていた。
RISEの1月21日の東京での記者会見で、RISEの伊藤隆代表は「3月からの61.5kgトーナメントに関してですが、昨年、大雅選手はトーナメントに参戦するとジムから了承をいただいておりました。今年に入り色々相談し、やはりMMAに挑戦したいということになりましたので、今日付けてスーパーフェザー級タイトルを返上してもらうことになりました。選手とジムサイドの相違や色んなこともあったんですけども、トーナメントには参戦せず、MMAに集中する形になりました。防衛義務があったり、トーナメントに参戦する了承を得ていた部分もあったんですけど(大雅の所属する)TRY HARD GYMと話をさせていただき、しっかり選手を管理していただくことも話をさせていただきました。今後(大雅が)どういう活躍するかを陰ながら応援したいと思います」と説明した。
この会見の日の夜、大雅はXのポストで「今日付けでRISEのベルトを返上させてもらう事になりました」と報告した。続けて「キックボクシングでデビューして12年間本当に色々な経験をさせて貰いました!20歳でK-1のチャンピオンになってそこからどん底まで落ちて何も無くなった所からRISEのチャンピオンになれてまた自分に自信を持てました。だからもっと強くなるために、MMAで強くなる為だけに生きていく事にしました。これでもう逃げ道は無くなった!よし、やってやるぞ!」と記した。その後の投稿では「RISE関係者の皆さんRISEファンの皆さん今まで本当にありがとうございました。チャンピオンとしてトーナメントに出る事が出来ずすみません。RISEには自分がうまく行ってない時期に沢山チャンスを与えて頂いて本当に感謝しています。RISEという素晴らしい舞台で試合出来てチャンピオンになることが出来てとても幸せなキックボクシング人生でした。これからも自分なりにRISEに貢献できたらなと思います。RISEが舐められないように頑張ります!」と、RISEに対する謝罪と感謝を記している。
2025年はGLORYとのルール共通化・交流強化が進む
また、ルール面では、足への関節蹴りが今後禁止となることが発表された。RISEと交流するGLORYと統一する形で、伊藤代表は「選手のダメージが大きい。(12月の幕張大会で宇佐美秀メイソンと戦った)實方拓海も半年休業になってしまう」と説明している。逆にGLORY側はRISE同様のワンキャッチワンアタックルールを今年から導入し、両プロモーションのルールの統一化が少しずつ進んでいる。
12月の幕張大会ではGLORYと合同で65kgのワンデートーナメントを開催したが、今年は「65kgで1年かけてのトーナメントを考えています。2月には発表できると思います」と伊藤代表は語る。那須川龍心がGLORY推薦選手と戦うプランもあるといい、今年は両プロモーションの交流がより強化されそうだ。