Krush 11.16 後楽園ホール:松谷綺、相手の計量オーバーで王座防衛戦消滅「圧倒的な試合をしてわからせる」。国際戦3試合大将の里見柚己「最後は自分がしっかりきっちりKOする」
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Krush.167(11月16日(土) 後楽園ホール)の公式計量と記者会見が15日、東京都内で行われた。会見のレポートがK-1 GROUPから届いている。(会見写真: (C)K-1)
計量ではガブリエル・デ・ラモス、石郷慶人の2選手がリミットをオーバーした。以下の条件で2試合が実施される。
第8試合 セミファイナル 女子アトム級(45kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
松谷 綺[きら](ALONZA ABLAZE/Krush女子アトム級王者)
ガブリエル・デ・ラモス[Gabrielle De Ramos](オーストラリア/Muay U)
※デ・ラモスが計量150gオーバーし減点1、ファイトマネーの20%を松谷に譲渡。タイトルマッチからノンタイトル戦に変更。(当初、グローブハンデありで実施予定だったが、松谷の希望により両者6オンスで行われる)
第2試合 フライ級(51kg) 3分3R(延長1R)
石郷慶人(K-1ジム福岡チームbeginning/KPKBインターナショナル・フライ級王者)
海凪[みなぎ](team NOVA)
※石郷が計量950gオーバーし減点1、グローブハンデ(石郷8オンス、海凪6オンス)、ファイトマネーの20%を松谷に譲渡
国際戦3連発! 大トリ務める元Krushライト級王者・里見柚己、強豪クラーク相手に「最後は自分がしっかりきっちりKOで、大和魂を見せつけたい」
11月15日(金)、都内にて、開催を明日に控える「Krush.167」後楽園ホール大会の公開計量と前日会見が実施された。今大会では国際戦が3試合組まれているが、その中でメインイベントとなったのはKrushライト級ワンマッチの里見柚己vsアーロン・クラークだ。
元Krushライト級チャンピオンの里見は、今回が2回目の国際戦。今年の2.24「Krush.158」で伊藤健人に敗れて王座から陥落したが、8.18「Krush.164」で永澤サムエル聖光にKO勝利して、復活の狼煙を上げたばかりだ。アイルランドからやって来たにも関わらず、しっかりとコンディションを整え、計量もパスしたクラークに対し、「明日は敬意を込めて、KrushのリングでしっかりKOしたいと思っています」と、力強くKO宣言だ。
今回の試合は自身がベルトも持っておらず、タイトルマッチでもない試合でのメインイベント抜擢。「率直に嬉しく思っています」と意気に感じている様子の里見だが、6年前のKrush10周年記念大会となった、2018年11.21「Krush.95」での山本真弘戦でも、メインイベントに抜擢されたことがある。この時もKO勝利を飾っている里見だが、当時はまだハタチという年齢。その時にメインに抜擢したのも現在の宮田充Krushプロデューサーだったが、あれから6年が経ち、Krushのチャンピオンも経験した。「6年経った今の成長を宮田さんにも見せたいですし、観客のみんなにもKrushの幕の閉じ方というか、Krushの終わらせ方、大会の締め方を見てもらいたいなって思ってます」と、より進化した姿で大会を締めくくることを約束。今大会で国際戦に挑む日本人3選手の大将として、「日本全勝で絶対に行きたい」とキッパリ。「本当にKrushって強いヤツだけが勝てるリングじゃないと思っているんで。本当に命をギリギリまで懸けた選手が勝てると思ってるんで、そういうところをしっかり見てもらって、最後は自分がしっかりきっちりKOで、大和魂を見せつけたいなって思ってます」と、日本代表を背負う覚悟も示していた。
対するクラークは今年の6.3K-1横浜武道館大会で、K-1ライト級王者の与座優貴を相手に、負けはしたものの、タフネスな戦いを展開して評価を上げた選手。Krushは初参戦となるが、「里見選手と戦えるのは非常に光栄だと思っております」と里見に敬意を表しつつ、「自分は里見より強いファイターだと思っております。是非倒して、Krushのタイトル戦線に上がっていければなと思います」と、先を見据えつつその攻略には自信を見せていた。狙うはKO勝利。「明日は素晴らしい試合、最高の試合になることをお約束します。ただ、自分は里見選手をKOするつもりなので、KOする姿を楽しみにしていてください」と、最後まで自信たっぷりにKO勝利を予告していた。
Krushのライト級は1週間後の11.23「Krush.168~in NAGOYA~」名古屋国際会議場大会では、Krushライト級王者の大岩龍矢がトーマス・アギーレとの試合で登場。また、12.8「Krush.169」では前王者の伊藤健人が児玉兼慎とKrushライト級ワンマッチで対戦し、そして元スーパー・フェザー級王者の西京佑馬と古宮晴がKrushライト級ワンマッチで対戦する。やはり元王者の里見とクラークの一戦は、宮田プロデューサーも「一番の激戦区」と語るこのライト級の、2025年の流れを作る試合になりそうだ。
Krush女子アトム級王者・松谷綺、ガブリエルの体重オーバーにも「明日はKrush王者として強さを見せつけて、圧倒的に勝ちたいと思います」
セミファイナルではKrush女子アトム級王者の松谷綺が、ガブリエル・デ・ラモスを相手に同王座の初防衛戦に臨む予定だったが、ガブリエルが予備計量の段階で400gオーバー。タイムリミットの14:00までに計量をクリアしなければならず、松谷1人での会見となった。なお、14:00の段階でクリアできなければ、試合はガブリエルにペナルティを課し、ノンタイトル戦として行なわれることが、宮田プロデューサーから発表された。
こういう状況にありながらも、「明日はKrush王者として強さを見せつけて、圧倒的に勝ちたいと思います」と冷静に意気込みを語った松谷。当初ノンタイトルマッチだったこの試合だが、松谷が会見時に直訴してタイトルマッチに変更された経緯がある。そのため本人のタイトルマッチへの意気込みも相当なはずだったと思われるが、「特に何も変わらず。やることは変わらないので、そこは何も変わらないです。ただ試合を楽しむだけですね」と語るなど、モチベーションは乱されてはいないようだった。
松谷にとっては初防衛戦となる予定だったため、普段通りの練習をしていても、「やっぱりここでベルトを獲られてはこの先はないし、K-1のベルトとか言ってらんないんで、そこはちょっと気持ちの部分でも少しのプレッシャーというか感じる部分はあった」とのこと。
そんな松谷に対して、会見に同席した宮田プロデューサーも、かつて武尊が、やはり体重オーバーの相手との試合で、なおかつ試合中に反則を受けたものの、最後は怒りのKO劇を見せたというエピーソードを紹介。「だからこそ、それをパワーにして叩き潰して」と、発破をかける一幕もあった。それを聞いたためか松谷も、ガブリエルが取材に応じた記事の中で、松谷のことを「日本で2番目に強い選手」と語っていたことを思い出したようで、「それもなんかイラッと来ているんで、明日は圧倒的な試合をしてわからせようと思います」と、闘志を新たにしていた。
Krush女子フライ級王者・池内紀子、“壊れないダイヤモンド”チェ・ウンジに「自分もしっかりKOで倒し切ると決めているんで、KO決着になる」とKO宣言!
第7試合では現Krush女子フライ級王者の池内紀子が、韓国のチェ・ウンジを相手にKrush女子フライ級ワンマッチで、国際戦3試合の口火を切る。今年の1.28「Krush.157」 でKrush女子フライ級王者になった池内だが、その後は負傷のため試合からは遠ざかっていたため、これが約10カ月ぶりの復帰戦であり、チャンピオンになってからの初めての試合でもある。会見では、「やることはやってきたんで、明日はそれをしっかり出すだけです。しっかり倒し切ります」と力強く意気込みを語った池内。相手のチェ・ウンジもMAX FC女子バンタム級のベルトを携えて会見に登場したが、「Krushのチャンピオンということで、しっかり強さを見せていけたらいいなと思います」と、日韓チャンピオン対決に向けて闘志を燃やす。計量でチェ・ウンジと目を合わせた時に、「凄く力強かったので、明日はガンガンくるのかなと思います。楽しみです」と感じたようで、打ち合うことも辞さない腹づもり。その打ち合いを制止、「自分もしっかりKOで倒し切ると決めているんで、KO決着になるのかなと思います」と、KO勝利でKrush王者の威厳を示すつもりだ。
対するチェ・ウンジだが、MMAも経験している韓国のファイター。池内のことを「実際に見て、池内選手はとてもカッコいいなと思いました」と褒めつつも、「ただ、自分の方がカッコいいと思いますし、より強いのも自分だと思います」と自信満々だ。初参戦のKrushで現在のチャンピオンとの対戦だが、「K-1へのステップアップのためにKrushという舞台で活躍させてもらいたいと思っております」と、その先も見据えている様子。「現在のKrushのチャンピオンを倒して、自分が新たなチャンピオンになり、それでまた新たな舞台に進むことだけを考えています」と、K-1 GROUP参戦での野望も大きい。トレードマークは華やかな金髪。「まず金髪の選手が自分しかいないことに注目していただきたいのと、そういったような眼差しで暖かく見守っていただければと思います」と自慢の金髪のようで、「女性のファイター同士の戦いとは思えないぐらいのカッコいい戦い方を見せていきたいなと思います」と、とにかくカッコ良さにはこだわりを持っている様子。最後も「私は金髪の韓国から来た選手、チェ・ウンジです。ニックネームは“ウンディ”と言います。その名前の由来は壊れないダイヤモンド、強いダイヤモンドだと認識していただければと思います」とアピールを忘れなかったが、Krushのリングでもダイヤモンドのような輝きを放てるか注目だ。
対戦カード
第9試合 メインイベント ライト級 3分3R(延長1R)
里見柚己[ゆずき](team NOVA/元Krushライト級王者)
アーロン・クラーク[Aaron Clarke](アイルランド/ソーマ・ファイトクラブ/ISKAアイルランド・ライト級(61kg)王者、CAGE LEGACYスーパーフェザー級(59kg)王者)
第8試合 セミファイナル 女子アトム級(45kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
松谷 綺[きら](ALONZA ABLAZE/Krush女子アトム級王者)
ガブリエル・デ・ラモス[Gabrielle De Ramos](オーストラリア/Muay U)
※デ・ラモスが計量150gオーバーし減点1、グローブハンデ、ファイトマネーの20%を松谷に譲渡。タイトルマッチからノンタイトル戦に変更。
第7試合 女子フライ級(52kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
池内紀子(POWER OF DREAM/Krush女子フライ級王者)
チェ・ウンジ[Choi EunJi](韓国/テグ・フェアレスジム/MAX FC女子バンタム級(52kg)王者)
~ 休憩 ~
第6試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス/元Krushライト級王者)
永澤サムエル聖光[きよみつ](林商店/WMOインターナショナル・ライト級王者、元WBCムエタイ日本統一&ジャパンキック同級王者)
第5試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
岩﨑悠斗(サイガジム/元J-NETWORKスーパーライト級王者、元S-BATTLE KICKライト級王者)
川﨑聖亮朗[しんいちろう](HIGHSPEED GYM)
第4試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
松本篤人(バンゲリングベイ・スピリット)
斉藤雄太(K-1ジム五反田チームキングス)
第3試合 バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
愛瑠斗[えると](健成會)
鵜澤悠也(RIKI GYM)
第2試合 フライ級(51kg) 3分3R(延長1R)
石郷慶人(K-1ジム福岡チームbeginning/KPKBインターナショナル・フライ級王者)
海凪[みなぎ](team NOVA)
※石郷が計量950gオーバーし減点1、グローブハンデ、ファイトマネーの20%を松谷に譲渡
第1試合 女子フライ級(52kg) 3分3R(延長1R)
木村萌那[もな](K-1ジム目黒TEAM TIGER/全日本アマボクシング選手権2020女子バンタム級準優勝)
荻原 愛(ONESIDE KICKBOXING GYM)
プレリミナリーファイト第3試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
遥心[はると](K-1ジム総本部チームペガサス/K-1カレッジ2023 -60kg優勝)
近藤壮真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
プレリミナリーファイト第2試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
光佑[こうすけ](ウィラサクレック・フェアテックス三ノ輪)
内田竜斗(チーム・タイガーホーク/K-1カレッジ2021 -55kg優勝)
プレリミナリーファイト第1試合 女子フライ級(52kg) 2分3R
こすず(K-1ジム目黒TEAM TIGER)
足立麻衣子(ONESIDE KICKBOXING GYM)
概要
大会名 Krush.167
日時 2024年11月16日(土) 開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・17:15 本戦開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA(生放送)
チケット料金 SRS席 20,000円 RS席 15,000円 S席 10,000円 A席 7,000円 ※当日券500円アップ ※小学生からチケットが必要
チケット販売 K-1.CLUB イープラス ローソンチケット グッドルーザー 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/krush/