K-1 9.29 代々木第二:10周年の新生K-1の出発点=スーパー・ライト級で第7代王座決定トーナメント。稲垣柊「野杁正明選手のような強さの象徴目指す」、鈴木勇人「山崎秀晃選手のような肩書に頼らない王者に」
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K-1 WORLD MAX 2024 9月29日(日)国立代々木競技場第二体育館大会で「第7代K-1スーパー・ライト級(65kg)王座決定トーナメント」が行われることになった。8選手による1DAYトーナメントで、日本からは鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス/元Krushスーパー・ライト級王者)、稲垣柊(K-1ジム大宮チームレオン/Krushスーパー・ライト級王者)の2選手がエントリーする。残り6選手は海外勢を予定し、組み合わせは後日発表される。日本の2選手は別ブロックに入る予定だ。
K-1スーパー・ライト級王座は大和哲也が3月に返上。秋のトーナメントを見据え、春に査定試合が組まれ、3月の代々木第一大会では鈴木が卜部功也とのダウンの応酬を制し判定勝ち。4月のKrushでも同級で4試合が組まれ、Krush同級王者の稲垣が元K-1ライト級王者・林健太を圧倒し判定勝ちし、番狂わせを起こした。
7月24日の記者会見でトーナメントの概要が発表された。Krushの宮田充プロデューサーは「鈴木選手と稲垣選手以外の6選手は外国人を招へいします。K-1で海外での大会を行うようになってから、海外のエージェントやジムとの交流が広がっています。前回、前々回のK-1で70kgの世界最強決定トーナメントを開催しましたが、65kgにも70kgに匹敵する海外の強いファイターがたくさんいます。トーナメントのことを海外の関係者に内々に伝えたところ、非常に多くのファイターのプロフィールが集まりました」と話した。「今30人ぐらい(海外勢の)リストがあります」とのことで、多数の未知の強豪の参戦が期待されるが、宮田氏は「国内で自薦他薦問わず、このファイターなら日本人でも入ってもいいとファンが思うなら、外国人選手を一人二人削るのも、やぶさかではない(=構わない)です」とも話している。リザーブファイトについては「2試合組みます。本戦から漏れた日本人同士で組みたい」とのことだ。
稲垣は13戦12勝(6KO)1敗の24歳。19年のKrushでプロデビューし、K-1のプレリミナリーに出たことはあるが、本戦は初出場。23年4月にKrush王座を獲得し、11月に小嶋瑠久を破って初防衛。4月のKrushでは元K-1ライト級王者・林健太に判定勝ちしている。
外国人選手との試合は22年4月のヴィトー・トファネリ戦のみで、海外勢の多いトーナメントへの不安は無いかという質問に「経験は少ないですけどイメージ力は誰よりも勝っています」と答え対応に自信。「世界のトーナメントと言われてて、毎回日本人4人は多いなと正直思っていたので、理想とするトーナメントになったと思っています」とも話し、海外勢が多いトーナメントを歓迎していた。
鈴木は26戦17勝(10KO)8敗1分の34歳。昨年3月にパコーンに判定負けしたが、7月にはデンサヤームをKO。9月の横浜アリーナでのK-1新体制第1回大会の本戦第1試合では、モハメド・イスラムと死闘の末に延長判定勝ちし、稲垣とは対照的に対海外勢の免疫は十分についている。3月の代々木第一大会では鈴木が元K-1 2階級制覇王者の卜部功也とのダウンの応酬を制し判定勝ちしている。
さらに鈴木は3月に元K-1 2階級制覇王者の卜部功也とも死闘を繰り広げた。功也戦について鈴木は「経験したことのない攻撃力で、ポイントをきっちり突くところとか、細かいテクニックが勉強になりました。本当に強い選手の次元を肌で感じることができて、いい経験なりました。今回のトーナメントに凄く活きると思います」と振り返る。
宮田プロデューサーも「新生K-1の柱が何本かあるとすれば、功也君は間違いなくそのうち1本を建てた選手だったと思います。功也君が現役を退くことをSNSを通じて発表しましたが、戦いを通じて受け継がれるものがあると思いますので、ベタかもしれないですけど、鈴木勇人選手には功也君の分も頑張ってほしいです」と期待を寄せた。
宮田氏は「約10年前の2014年11月、同じ代々木第二体育館での新生K-1のスタートの大会で、65kgのトーナメントを開催し、ゲーオ選手が優勝してチャンピオンになりましたが、あれから10年の時を経て新しいチャンピオンが決まるのは感慨深いです」とも話し、会見では鈴木と稲垣に「理想とする歴代K-1王者は誰ですか」と尋ねる一幕もあった。
稲垣は「K-1の強さの象徴が野杁正明選手だったと思っていて、K-1の強さイコール稲垣柊になれるよう頑張ります。野杁選手は強いというよりも怖いという印象があると思っていて、僕もゾッとするような、戦いたいくないと思われるような選手を目指します」と答え、鈴木は「山崎秀晃選手ですね。思い切りのいいファイトスタイルで、チャンピオンという立場に囚われず、肩書に頼らず、一人の男としてリングに上がって戦っているように見えて、そういうファイターで自分もありたいです。まず人物がいて、プラスチャンピオン、おまけでチャンピオンだと思っています」と理想像を語った。
昨年夏のK-1のReBIRTH体制以降、無差別級とスーパー・ウェルター級(70kg)のトーナメントでは、旧K-1のWORLD GPやMAXのスター選手を今の選手に投影するような出場選手紹介映像が作られていた。先述のとおり新生K-1で最初に王座のできた階級がスーパー・ライト級。稲垣が第2代王者の野杁、鈴木が第5代王者の山﨑を理想像に掲げたことで、“新生”と呼ばれて以降のK-1が積み重ねた10年の歴史の重みを改めて感じる機会となりそうだ。
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対戦カード
K-1 WORLD GPクルーザー級(90kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
リュウ・ツァー(中国/唐山文旅驍騎ファイトクラブ/CFP/王者、K-1無差別級トーナメント2023優勝)※初防衛戦
マハムード・サッタリ(イラン/TEAM ŌTA/挑戦者、Krushクルーザー級王者、K-1無差別級トーナメント2022優勝)
K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント・準決勝(1) 3分3R(延長1R)
金子晃大[あきひろ](K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM/K-1スーパー・バンタム級(55kg)王者、元Krushバンタム級(53kg)王者)
璃明武[りあむ](K-1ジム総本部チームペガサス/Krushスーパー・バンタム級(55kg)王者)
K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント・準決勝(3) 3分3R(延長1R)
玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス/元Krushスーパー・バンタム級(55kg)王者)
大久保琉唯[るい](K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER/元Krushフライ級(51kg)王者、K-1甲子園2021 -55kg優勝)
K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント・リザーブファイト 3分3R(延長1R)
池田幸司(ReBORN経堂/元Krushバンタム級(53kg)王者)
永坂吏羅[りら](K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
出場予定選手
与座優貴(team VASILEUS/K-1ライト級(62.5kg)王者、極真会館2017世界ウェイト制軽量級優勝)
鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス/元Krushスーパー・ライト級王者)
稲垣 柊(K-1ジム大宮チームレオン/Krushスーパー・ライト級王者)
概要
大会名 K-1 WORLD MAX 2024
日時 2024年9月29日(日) 開場・11:00 プレリミナリーファイト開始・11:30 本戦開始・13:00
会場 国立代々木競技場第二体育館 [HP]
チケット料金 ロイヤル 100,000円 アリーナSRS 60,000円 アリーナRS 35,000円 アリーナS 18,000円 スタンドS 18,000円 アリーナA 10,000円 スタンドA 10,000円 スタンドB 7,000円 ※当日500円増し ※小学生からチケットが必要
チケット販売 チケットぴあ イープラス ローソンチケット K-1.SHOP グッドルーザー K-1ジム各店舗 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/contact/