RIZIN 6.9 代々木第一体育館：ジョニー・ケース×ベイノア決定。榊原CEO「ケースだったらベイノアは回ってられない」

　RIZIN.47（6月9日（日）東京・代々木競技場 第一体育館）にMMAライト級・ジョニー・ケース vs. “ブラックパンサー”ベイノアが追加された。

MMA　ライト級（71kg）　5分3R
ジョニー・ケース（米国／MMAラボ）
“ブラックパンサー”ベイノア（極真会館／元RISEウェルター級（67.5kg）王者、元J-NETWORK同級王者、極真会館全日本ウェイト制2018軽量級優勝）

　ケースは34歳。UFC 6戦4勝2敗で、18年からRIZINに上がり、矢地祐介、北岡悟、ホベルト・サトシ・ソウザをKOし3連勝したが、トフィック・ムサエフにKO負けする。22年4月、サトシのライト級王座に挑戦するも一本負け。その後も武田光司に判定負けし3連敗を喫したが、22年大晦日に大尊伸光をKOし連敗を止めた。今回はそれから1年半ぶりの試合となる。

　RISEで活躍してきた空手家・ベイノアは28歳。21年にRIZINでMMAデビューし、大晦日大会では武田光司に腕十字で一本負け。22年はキックルールで海人と和島大海に連敗し、大晦日のRIZINでは宇佐美正パトリックに1R KO負けした。負けが込んだノアは、昨年からサンノゼのアメリカン・キックボクシング・アカデミー（AKA）で長期修行を敢行。4月29日の有明大会での井上雄策戦で判定勝ちしたものの、両者消極的だとしてレフェリーから警告を受け、観客からもブーイングを浴び、最終3Rも前に出る井上から距離を取り続ける戦いをしたことで、井上以上にバッシングされていた。

　　
　ノアと井上は5月12日正午からのRIZIN公式Youtubeチャンネルの「榊原社長に呼び出されました 2024」に出演した。冒頭にノアは「不甲斐ない試合をして大変申し訳なく思います」、井上は「素晴らしい興行に水を差すような内容ですみませんでした」と謝罪し、頭を下げた。
　榊原信行CEOは「ジャッジが勝敗を判断するけど、一番のジャッジはファンだよ。2人の試合がファンに届いていたかどうかだよ」等と説教しつつ「這い上がって欲しいから、こういう言葉を伝えている」と、2人への望みを捨てていない考えを示した。すると榊原氏はベイノアに対し「禊とはいえないけど、やれるのかやれないのか。この男は本当にやれるのか、査定マッチで6月9日」と提案した。ノアが「やらせていただけるならよろしくお願いします」と答えると、榊原氏は「グルグル回ってただけで怪我が無いんです。相手も用意しているんです」と話し、ライト級上位勢の一人・ケースとの試合を発表し「ジョニー・ケースだったら回ってられないから。全力で向き合わないと。ケースの6月9日の相手をちょうど考えていたところでした。ここでベイノアが白星を取れば一気に評価が変わる」と、このマッチメイクの狙いや経緯を説明した。
　カード発表直後、早速ケースからの談話が番組で流され、ケースは「ベイノア、どうしたおい？ファイターとしてリスペクトしてるが前回の試合は陸上競技を見ている気分だった。お前はそんなもんじゃないだろ。俺は本気の試合をする。お前もベストな状態でかかってこい！ファンにショーを魅せてやろうぜ！」とコメントした。これを聞いたノアが「押忍。やるしかないです」と神妙な面持ちで話すと、横にいた井上は「自分も試合したいんで、ベイノア選手の敵討ちでジョニー・ケースとやらせてください」とボケて、ノアは「いやいや」とツッコみ、榊原氏を笑わせていた。

対戦カード

MMA　バンタム級（61kg）　5分3R
堀口恭司（アメリカントップチーム／元RIZIN・ベラトール・修斗世界バンタム級王者、RIZINフライ級王者・元UFC同級3位）
セルジオ・ペティス（米国／ルーファスポーツ／元ベラトール・バンタム級王者、元UFCフライ級1位）

MMA　フェザー級（66kg）　5分3R
クレベル・コイケ（ブラジル／ボンサイ柔術／元RIZIN・KSW・REBEL FCフェザー級王者）
フアン・アーチュレッタ（米国／ザ・トレーニングラボ、HBアルティメット＆グレイシーバッハ／元RIZIN＆ベラトール・バンタム級王者）

MMA　フェザー級（66kg）　5分3R
カルシャガ・ダウトベック［Karshyga Dautbek］（カザフスタン／タイガームエタイ/レギオン）
関　鉄矢（SONIC SQUAD／元ZSTフェザー級王者）

MMA　ライト級（71kg）　5分3R
スパイク・カーライル（米国／キングスMMAアナハイム/トレーニングラボ）
キム・ギョンピョ（韓国／レッドホースMMA／元HEATライト級王者）

MMA　ライト級（71kg）　5分3R
徳留一樹（パラエストラ八王子／元パンクラス・ライト級王者）
宇佐美正パトリック（Battle-Box）

MMA　ライト級（71kg）　5分3R
ジョニー・ケース（米国／MMAラボ）
“ブラックパンサー”ベイノア（極真会館／元RISEウェルター級（67.5kg）王者、元J-NETWORK同級王者、極真会館全日本ウェイト制2018軽量級優勝）

MMA　ヘビー級（120kg）　5分3R
上田幹雄（BRAVE／極真会館全世界空手道選手権2019優勝）
シェミスラブ・コバルチェク［Przemyslaw Kowalczyk］（ポーランド／Koloseum Kuznia Formy Pulawy）

概要

大会名　Yogibo presents RIZIN.47
日時　2024年6月9日（日）開場・12:30（予定）　開始・14:00（予定）　終了・20:00～21:00頃
会場　国立代々木競技場 第一体育館 [HP]
中継　ABEMA、U-NEXT、RIZIN 100 Club、RIZIN LIVE、スカパー（料金は後日発表）
チケット料金　VVIP席275,000円　VIP席110,000円　SRS席33,000円　S席22,000円　A席11,000円　※1歳よりチケットが必要　※ファンクラブ先行・RIZIN 100 CLUB先行 4/15(月)12:00～4/17(水)18:00、オフィシャルサイト先着先行 4/19(金)12:00～18:00、イープラス抽選先行 4/20(土)12:00～4/23(火)18:00、プレイガイド先行 4/27(土)、一般発売4/28(日)10時～
チケット販売　イープラス　チケットぴあ　ローソンチケット　出場選手・所属ジム
お問い合わせ　RIZIN FF事務局　03-5772-3223　https://jp.rizinff.com/