ONEと契約発表翌日の野杁正明「目指しているのはアラゾフ選手のベルト」「日本人が盛り上げないとダメ。武尊君と僕と秋元皓貴君の3人で突っ走る」
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ONE Championshipと独占複数試合契約を締結した元K-1ウェルター級(67.5kg)&スーパーライト級(65kg)王者・野杁正明が、契約発表の翌日、ONEからのインタビューに応じた。その様子がYoutubeのONE Championship Japanチャンネルにアップされた。
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ともにONE世界王者を目指す
野杁正明と武尊が
ツーショット
\\ONEと独占複数試合契約を結んだ
野杁のインタビューは
この後、ONE日本公式YouTubeで公開!#WeAreONE #ONEチャンピオンシップ #キックボクシング pic.twitter.com/YLeTsHZHcQ— ONECHAMPJP (@ONECHAMPJP) April 24, 2024
KRESTの先輩・武尊の後を追うようにONEと契約した野杁のインタビュー場所は、武尊のプライベートジムのVASILEUS(バシレウス)。先週18日には武尊のXに、武尊が野杁のミットを持つ様子が投稿されていた。今回のインタビュー映像では、3月にKRESTのチーフトレーナーを辞め独立した渡辺雅和氏が、野杁のミットを持つ様子が映し出されている。
インタビューで野杁は「ありがたいことに、待ってましたって声が本当に多くて、反響の多さに驚いています。やっと憧れていた舞台だったので、楽しみな気持ちでいっぱいです」と今の率直な心境を語り「僕は格闘技を始めた頃から世界最強を目指していて、今までずっと国内で戦ってきたんですけど、世界最強を名乗るにはONEの選手たちに勝ってこそ世界最強と言えると思うので、その舞台にやってきたという感じですね」と、改めてONEを新たな戦場に選んだ理由を説明した。「とにかく強い選手と僕はやりたかったので、上がれるタイミングがあれば上がりたいなとはずっと思っていました」といい「ONEに出るからには、世界最強の座を目指してベルトを巻くことが一番の形だと思う」「“怪物”という名があるので“怪物”らしく暴れて、武尊君と一緒にONEのベルトを取りたいなと思っています」と今後の目標を語った。
ONEで野杁が戦う階級はフェザー級(70.3kg)となる。同級のキックルール(肘無し・組んでの攻撃禁止)には、王者・チンギス・アラゾフを筆頭に、マラット・グレゴリアン、ジョルジオ・ペトロシアンといった歴代K-1王者が参戦し、暫定王者・スーパーボンをはじめ、シッティチャイ、タワンチャイといったタイの強豪もしのぎを削っている。
今後戦う相手について野杁は「僕のスタイル的に一番拮抗して削り合いになる試合はグレゴリアン選手かなとは思います。でも僕が目指しているのはアラゾフ選手のベルトなので。誰とやっても勝てる自信があるのでこの舞台に来たので、それを早く証明したいなと思っています」と話した。
今年1月にスーパーレック×武尊をメインイベントに据えた4年ぶり3度目となるONE日本大会が有明アリーナで開催された。昨年11月の時点でONEのチャトリ・シットヨートンCEOは「1月大会に続き、夏に再び日本でONEのナンバーシリーズの大会を開催します。最大4大会を日本で開催したいです」と発言していた。2月から日本でのONEの配信媒体がABEMAからU-NEXTに変わったことをきっかけに、毎大会に2~4名の日本人が参戦するようになったが、実績・経験不足な選手も少なくなく、勝率は低い状況だ。夏の今年2度目の日本大会に向けての機運がなかなか高まらない中、野杁の契約発表は、春の訪れを感じさせるものだった。
野杁は「やっぱり日本人が盛り上げないとダメだと思っているので。特に重い階級とかONEの出ている選手は外国人の強さが際立っていると思うので、そこで武尊君と僕と、秋元(皓貴)君も昔から知っていますし、他にも日本人選手がたくさんいるんですけど、その3人で突っ走っていこうかなと思っています」と話した。
秋元は野杁と同じ愛知県出身で1学年上の31歳。元ONEキック・バンタム級王者で、5月4日のタイでのONE Fight Nightで元K-1ライト級王者のウェイ・ルイ(中国)と対戦することが決まっている。秋元はシンガポールから日本に戻り、POWER OF DREAMを練習拠点にしている。フライ級・武尊、バンタム級・秋元、フェザー級・野杁という3人の括りに野杁が言及したが、今後この3人が同じ大会に揃うことがあるのか気になるところだ。