シュートボクシング 4.13 後楽園ホール:MISAKI「宮﨑小雪戦につながるような面白い試合が決まりそうなので打撃で勝つ」
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2024年4月13日(土)東京・後楽園ホールで開催される『SHOOT BOXING 2024 act.2』の第3試合でチョンムロンムエタイ50kg級王者ホンカンラヤー・ゴー・パーサージム(タイ)と対戦するSB日本アトム級王者・MISAKI(TEAM FOREST)。一度敗れている宮﨑小雪へのリベンジに向け、この試合後には「小雪戦につながるような面白い試合が決まりそう」というMISAKIは、気合いに満ちた意気込みを語った。(記事提供:シュートボクシング協会)
――昨年11月のチャン・リー戦以来、約5カ月ぶりの試合が決定しました。
MISAKI 2月のシリーズ開幕戦でも出場予定があったのですが流れていて、今回正式に出場が決まってやる気に満ちています! 試合をしたくてすっと追い込んでいたので体調も万全です。
――MISAKI選手のSNSをチェックしてますが、常に追い込んだ練習をしていますよね?
MISAKI SBでは駆け出しの頃から、例え短いスパンのオファーでも常に試合に挑んできました。うちのジムの方針としては「明日試合が決まってもいいように体重も気持ちだけはいつでも作っておきなさい」と山村(教文)会長から言われているので、私は減量の必要もなく体重をキープしています。それが良いか悪いかは分かりませんが、チャンピオンになった今でも気持ちは挑戦者のままで、いつでも試合に出られるようにしています。
――それは凄い!
MISAKI MIOちゃんと初めて対戦した時(2016年6月18日)も、愛知のヤングシーザー杯での茶谷薫戦で勝利した直後に、私の試合を見て評価してくださった森谷(統括本部長)さんから「MIOとの試合にトライしてみない?」と声を掛けていただき、MIOちゃんとの試合が急遽決まりました。その試合で私は負けてしまいましたが、そこで名前を上げることができたので森谷さんには感謝してますし、常に身体を作っておこうと思いました。
――そこまで練習していて気持ちが途切れることはないですか?
MISAKI SBではルールの問題もあるのか試合が決まりにくいこともあり、RISEなどではまだ名のない選手の試合が決まっていたりするのを見ていると「何で私は決まらないんだろう……」と思うこともありました。でもこれがRENAちゃんだったら、RENAちゃんを目標にして他団体から乗り込んでくる選手も多いと思うので、そこまでの魅力がない自分が悪いのかなと。『MISAKIと戦えるなら何のルールでもいい』と言ってもらえるように、SBのリングだけでなく他団体でも結果を残していかないといけないなと思っています。
――MISAKI選手の他団体の試合といえば、2022年12月のRISEとSBの合同興行で敗れた宮﨑小雪選手とK-1の菅原美優選手が3月のK-1で対戦し、宮﨑選手が勝利し日本最強を証明した試合となりました。MISAKI選手はあの一戦をどう見ましたか。
MISAKI 私は負けている選手には最強でいてほしいので小雪選手に勝ってほしいと思いながら見ていたら、全局面で菅原選手を圧倒していました。もう一度小雪選手とやりたいと思いましたが、そこに行き付くためには菅原選手にKO勝ちするとかそういう結果を出していくのが一番最短かなと。
――敗れた時に宮﨑選手との差はどう感じましたか。
MISAKI 負けた分際でこういうことは何ですが、今の私はあの時よりもぜんぜん強くなっているのでもう一度やれば小雪選手をビックリさせる自信はあります。
――小雪戦の後に敗れた小林愛理奈戦選手は現在RISE QUEENミニフライ級王者になり、連勝するなど注目を詰めています。
MISAKI その二戦で落としたことは私にとってはめちゃくちゃ大きなことでした。愛理奈戦ではダウンさえしなければ私が勝っていた試合だと思うので、とにかく今からはKOを量産するしかないなと思っています。
――そういう中で今回はタイのホンカンラヤー選手との一戦が決まりました。試合映像を見ていたら印象を教えてください。
MISAKI 戦績を見たら51勝8敗となっていて、本当か嘘かは分かりませんがめちゃ強い相手だなと。ホンカンラヤー選手のTikTokを見つけたので見たところ、自分の良さばかりを集めた動画でした(笑)。普段は51kgでやっているということなので、体格も大きいでしょうし、その動画では全然ムエタイっぽくない戦い方で、相手の出方を見ずにパンチとローでガンガン攻めて来るタイプでした。だから今回、塩試合になることはないので、バチバチの打ち合いをして倒し合いができればお客さんも楽しんでもらえると思います。
――タイ人選手とは3戦して無敗ですが、得意意識はありますか?
MISAKI スタイルチェンジする前に一度タイ人選手と対戦し、スタイルチェンジ後は2度やっていて今のところ全員KOで倒しているので私のスタイル的にムエタイのリズムには合っているのかなと思うので今回もKOで倒します。
――今一番強化している技はありますか。
MISAKI 変わらず右フックと左ボディブロー、ローキックを強化しています。うちのジムでは変わったことをすると怒られるんです(苦笑)。那須川天心選手に憧れて胴回し回転蹴りやセンチャイキック、バックブローをしようとすると、私は不器用なこともあり、山村会長から「てめえができないのにそんなことするな!」と怒られます(苦笑)。駆け出しの頃はワンツー、ワンツー、フックだけで試合をしていたような選手で大技はできなかったのですが、スタイルチェンジしてからはバックブロー、スーパーマンパンチといった大技をキャリア8年目にして教えてもらえるようになりました。今回はそういった大技以外の技も色々見せられるかもしれないです。
――前回のチャン・リー戦では相手がK-1選手だったことで相手の土俵に合わせて投げ技を封印していましたが、今回投げ技はどうしますか。
MISAKI 実は今回勝てば、小雪戦につながるような面白い試合が決まりそうなので……そのためにも打撃で勝つことを意識しています。
――最近はオープンフィンガーグローブがSBだけでなく、RISEの女子でも注目を集めていますが、MISAKI選手は興味ありますか。
MISAKI OFGマッチが始まった時は、グローブで勝てないからOFGでやりたいと言い始めている選手がいるのかなと思っていたんです。グローブで結果を残している小雪選手はOFGマッチをやりたいと言わないじゃないですか。そういうところがカッコいいなと。グローブで負けた小雪選手にはグローブでやり返したいし、グローブで負けた愛理奈選手選手にはグローブでやり返したい気持ちはあります。でも私はシュートボクサーなのでOFGでやることには何も怖さはないです。
――では最後にファンにメッセージをお願いします。
MISAKI 同大会ではメインで海人選手とペットモラコット選手がSBの世界タイトルを懸けて再戦します。私の最終目標はあのSBの世界のベルトを懸けてめちゃくちゃ強い外国人選手と戦って勝ってチャンピオンになることなので、メインを食うような試合をして会場を盛り上げたいなと。MISAKIの2024年を熱い1年にするので、大声援をお願いします。
対戦カード
第8試合 メインイベント シュートボクシング世界スーパーウェルター級(70kg)タイトルマッチ 肘有り 3分5R(無制限延長R)
海人(TEAM F.O.D/王者、KNOCK OUT-BLACK同級王者、RISEミドル級(70kg)王者、GLORYライト級(70kg)4位、元SB日本スーパーライト級(65kg)王者)※初防衛戦
ペットモラコット・ペッティンディーアカデミー(タイ/ペッティンディーアカデミー/挑戦者、元ONEムエタイ・フェザー級(70.3kg)王者、元ルンピニー認定スーパーフェザー級&ミニフライ級王者)
第7試合 57.6kg契約 3分3R(無制限延長R)
山田彪太朗(シーザージム/SB日本フェザー級(57.5kg)王者)
栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺/元大和ムエタイ・フェザー級王者)
第6試合 オープンフィンガーグローブマッチ 61kg契約 3分3R(無制限延長R)
内藤凌太(BELLWOOD FIGHT TEAM/SB日本フェザー級(57.5kg)4位、元DEEP☆KICK -55kg王者)
山浦俊一(新興ムエタイジム/元WBCムエタイ日本統一&NJKFスーパーフェザー級王者)
~ シーザータイム ~
~ 休憩 ~
第5試合 オープンフィンガーグローブマッチ ヘビー級 3分3R(無制限延長R)
坂本優起(シーザージム/SB日本ヘビー級3位、元SB日本スーパーウェルター級(70kg)王者)
荒東“怪獣キラー”英貴(パンクラス大阪稲垣組/GRACHAN無差別級王者)※パラエストラ大阪から所属変更
第4試合 オープンフィンガーグローブマッチ スーパーウェルター級(70kg) 3分3R(無制限延長R)
風間大輝(橋本道場/SB日本スーパーウェルター級2位)
ロクク・ダリ(コンゴ民主共和国/TRI.H Studio/元GRANDウェルター級(77.1kg)王者)
第3試合 女子アトム級(46kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(無制限延長R)
MISAKI(TEAM FOREST/SB日本女子アトム級(46kg)王者、元J-GIRLSミニフライ級王者)
ホンカンラヤー・ゴーパーサージム(タイ/チョンムロン・ムエタイ女子50kg級王者)
第2試合 55kg契約 3分3R(無制限延長R)
笠原直希(シーザージム)
濱田 海(TIA辻道場)
第1試合 女子47kg契約 2分3R(延長1R)
坂本梨香(BELLWOOD FIGHT TEAM)
MIYU(DFC Team LEOS)
概要
大会名 SHOOT BOXING 2024 act.2
日時 2024年4月13日(土)開場・17:00 開始・17:30
会場 後楽園ホール
中継 U-NEXT(2,189円/月)
チケット料金 VIP席20,000円 SRS席15,000円 RS席10,000円 S席7,000円 ※当日券は各500円UP
チケット販売 チケットぴあ イープラス SB公式ネットショップ 出場選手・所属ジム
お問い合わせ シュートボクシング協会 03-3843-1212 http://www.shootboxing.org/