K-1 3.20 代々木第一 一夜明け会見:☆SAHO☆、KANAとの防衛戦は?「誰が相手でも全然やります」。宇佐美秀メイソン「いつか野杁正明選手とやりたい」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
神楽坂 江戸川橋 クラミツムエタイジム
立ち技最強、ムエタイを究める!16周年、選手コース開設。ジュニア、女子クラスも。今ならスタート月会費0円!
K-1 WORLD MAX 2024 3月20日 国立代々木競技場第一体育館大会の一夜明け記者会見が21日、東京で行われ、アントニア・プリフティに判定勝ちし女子フライ級(52kg)となった☆SAHO☆、大会序盤のワンマッチで白須康仁に1R KO勝ちした宇佐美秀メイソンが登場した。会見のレポートがK-1 GROUPから届いている。
新女王SAHO、「このベルトの価値を自分で作っていきたい」
2021年12月からK-1に参戦し、6戦目で王者アントニア・プリフティに挑戦し、大激闘の末に判定勝ちで念願のベルトを巻いたSAHO。
お互いに激しい攻防を見せ、プリフティは両目を腫らしていたが、会見に登場したSAHOは傷ひとつない綺麗な顔での登場となった。試合を振り返ると「実際に戦ってみて、やっぱり相手は気持ちが強かったですね。昨日の試合に勝って、やっとK-1のベルトを巻けたことでもう胸いっぱいの達成感でいっぱいでした」と笑顔を見せる。
今後の防衛戦では前チャンピオンのKANAとの対戦も期待されるところだが「基本的に自分は組まれた試合をやるという感じなので、誰が相手でも全然やりますし、でもその試合の判断というのは自分一人では判断できないので、流れに任せるというか、ジムの判断に任せるという感じですね」とその時の流れに任せて誰の挑戦でも受けると自信を見せた。
◆SAHO
「昨日の試合に勝って、やっとK-1のベルトを巻けたことでもう胸いっぱいの達成感でいっぱいでしたね。
(プリフティとの試合を振り返って)実際に戦ってみて、やっぱり気持ちは強かったですね。昨日も言ったんですけど、3カ月で防衛戦ですが、自分も逆の立場だったら意地でも渡したくないというのは絶対あるんで、その気持ちの強さというのは、実際に試合で戦ってみてすごく感じました。
(プリフティの目はどの攻撃で腫れたか)サウスポーで構えた時のパンチか、右で構えた時のフックか、とにかくパンチで腫れたと思いますね。
(試合で印象的だった左のロングフックは今回用に練習してきたものか)そうですね。もともと作戦でもあったし、自分の中でもフックは自信のあった攻撃でした。
(リング上でベルトを巻いた瞬間の気持ちは?)ホンマにここまで頑張ってきてよかったなというのと、応援してくれている人がめっちゃいたので正直、その人たちのために勝たなアカン、勝ってこそ恩返しやと、それが結構頭にいっぱいありました。実際、昨日勝って良かったなと安心した気持ちもありましたね。
(今後の防衛戦の挑戦者として前チャンピオンのKANAとの対戦は意識するか)そうですね。自分はチャンピオンなんで、また挑戦してくる人が多分いっぱいいると思います。基本的には、組まれた試合をやるという感じなので、誰が相手でも全然やりますし、でもその試合の判断というのは自分一人では判断できないので、流れに任せるというか、ジムの判断に任せるという感じですね。
(最低何回、防衛したいか)1回は多分、絶対条件なんで2~3回は絶対やりたいですね。でも、今までベルトを巻いていた人の防衛の数は絶対に越したいですね。何回防衛しているかちょっと分からないんですけど、それ以上は絶対防衛しようと思っています。
(石井館長や湊谷トレーナーからはどんなことを習ったか)まず身体の作りがこうやから、やっぱりこういう体勢とか姿勢とか取った方がいいとか、効かせるポイントであったり、そういう細かい部分ですね。
(技術的なことは?)石井館長や湊谷先生だけじゃなく、普段、塾長にも言われていることなんですけど、基本戦うときに自分は真正面で戦っていて顔をずらしたりすることを今まで言われ続けていたんですけど、できていませんでした。出稽古先に行って、再確認というか、ちゃんとしないといけないなというのを勉強させてもらいましたね。
(相手の研究をに関しての自信はどうだったか)ジムでの対策、作戦通りに戦えたことが一番、勝ちにつながったと思います。今までは作戦とかもあったんですけど、力んでしまったり、勝たなあかんという色んな考えでパフォーマンスできなかったんですけど、今回はジムで作戦を立てたことが相手にハマって、自分のパフォーマンスにつながったというのが一番勝ちにつながったと思います。
(リラックスして戦えた理由は?)普段の練習中とかで上手くいけない時は自分の感情でムカついたりとか、もらってからかッとなった時はいつも全然動きが悪いんですけど、何も考えずに冷静に落ち着いている時がベストな動きができているので、今回は本当に勝たなあかんとか、そういう考えも全部捨てて、落ち着いて冷静にということだけ考えていました。インターバル中もセコンドから「落ち着け、落ち着け」と言われたことが一番デカかったですね。
(K-1王者・菅原美優がRISEとの対抗戦で敗れたことについて)菅原選手とは同い年なので勝ってほしかったんですけど、試合に集中していたので、負けたのか……みたいな感じしか思わなかったです。
(RISEとの対抗戦が続くようであれば、チャンピオンや日本人の主要選手との対戦に興味は?)そういうのはあまり興味がなくて、基本的には自分は組まれた試合をやっているだけなので、誰かとやりたいというのはなく、とにかく強い選手だったり、有名選手とやりたいという気持ちがあるだけですね。
(昨日勝った後に祝福の連絡はどうだったか)ビックリするくらいあって、今までにないくらいのメッセージや知らない人とかからも来ていたので、嬉しかったですね。LINEだけでも100件くらい来ていて、インスタのストーリーでも今までにないくらいでした。それだけ自分の試合を見てくれて、何かしらの感情を与えられたということはすごく嬉しかったですね。
(追われる立場になることでプレッシャーをどう思うか)自分は今まで4本ベルトを取ってきて、そういうのは多分人一倍経験をしています。このK-1のベルトを取ってから、今からが本番だと思っているので、その覚悟はまたもう一回いろいろ考え直して、このベルトの価値を自分で作っていきたいと思っています」
宇佐美秀メイソン、K-1連続KO勝利の超新星「目指しているのはチャンピオン。世界で戦っていけるようになります」
2022年4月のプロデビュー戦でK-1MAXのレジェンド、アルバート・クラウスに判定勝ちした逸材・宇佐美 秀 メイソン(Battle Box)はK-1初参戦となった23年12月の海斗戦では激しいダウンの応酬の末にKO勝ち。K-1 2戦目となった大会で大ベテランの白須康仁(PROTAGONIST)を1RKOでマットに沈めた。
無敗記録を5に伸ばした宇佐美は「白須選手の気持ちの強さを受けた試合になりましたが、最初の会見で『リスペクトを持って潰しに行く』と言ったんですけど、その通りにできて良かったです」と試合を振り返る。
K-1ルールにアジャストしてきたと自信を見せる宇佐美は「目指しているのはチャンピオンです。現K-1ウェルター級チャンピオンは野杁正明選手ですが、すごく強いじゃないですか。いつかどこかで倒したい選手だと思いますし、日本のトップの野杁選手だと思っているので、野杁選手を倒してこそ自分がその階級の最強を証明できるかなと思うので、いつかやりたいと思います」と野杁とはいつか対戦したいと語った。
◆宇佐美 秀 メイソン
「白須選手の気持ちの強さを受けた試合になりましたが、最初の会見でリスペクトを持って潰しに行く』と言ったんですけど、その通りにできて良かったです。
(K-1二戦目だったがK-1ルールにアジャストしたか)アジャストしてきています。
(今後のK-1での目標は?)別に目指していることはないんですけど、目指しているのはチャンピオンです。
(自身の階級で世界トーナメント開催を希望するか)別にないです。1日2回、3回試合をするのは痛いじゃないですか。ただそれだけです。タイトルマッチをやるならワンマッチを希望します。
(昨日の大会を受けて世界で戦いたいと思うか)自分も身体を大きくしたらいけるんじゃないかなと思いましたけど、技術的な話ですけど、世界で戦っていけるようになります。
(身体を大きくして70kg世界トーナメントのワイルドカード枠で出るか)出ないです(笑)。
(昨日のMAXの大会を見て印象の残った試合は?)和島選手の試合と、自分の幼馴染の(中島)玲の試合ですね。
(2人の試合を見て足りないところは?)玲の試合に関しては、ボクサーというのもあって、キックボクシングにまだアジャストできていないというか、また課題がいっぱいあるなというふうに思いましたね。和島選手の試合は、倒れているところしか見ていないので分かんないです。
(日本人選手が負けてしまうショッキングな大会だったが、どう感じたか)僕もハーフですけど、日本人として日本人全滅というのは悔しいですね。
(ではワイルドカードで?)出ないです(笑)。
(解説で魔裟斗さんが絶賛していて、今後ぜひ覚えてほしい、期待してほしい選手、と評価していたことについて)みんなから言われたんですけど、すごく嬉しかったし、その通りだと思います。
(今後もK-1ではウェルター級の階級でやっていくか)当分はこの階級かな、というふうに思います。
(現K-1ウェルター級チャンピオンの野杁正明は意識するか)野杁選手はすごく強いじゃないですか。いつかどこかで倒したい選手だと思いますし、日本のトップの野杁選手だと思っているので、野杁選手を倒してこそ、自分がその階級の最強を証明できるかなと思うので、いつかやりたいと思います」