INNOVATION、減量時に死去したマサキを追悼。健康管理の講習会を適宜実施へ

　JAPAN KICKBOXING INNOVATION（理事長・成田善一）は1月21日の大阪市立平野区民ホール大会に出場予定だったマサキ［本名・村川真輝］（多田ジム／INNOVATIONウェルター級8位）が同日に死去した件について、6日後の27日、団体の公式サイトに追悼の意と今後の対策を記した声明文を掲載した。

マサキ（写真提供 JAPAN KICKBOXING INNOVATION）

　マサキの21日の死去を多田ジムの市村大輔トレーナーが22日午前に自身のFacebookで報告し、BOUTREVIEWでも22日夜のXへの投稿と23日の記事で伝えた。
　INNOVATIONはマサキが試合前日の20日の計量前に体調不良となり、21日死去したことを発表し、哀悼の意を示すとともに、報告が遅れたことを謝罪し、健康管理の講習会の実施、加盟ジム指導者への注意喚起といった対策を行うことを発表している。

　以下がINNOVATION公式サイトに掲載された声明の全文。

[2024/01/27] マサキ×ナオキ中止及び追悼の件

2024年1月21日（日）大阪市立平野区民ホールで行われましたINNOVATION認定PURITY＆POWER主催「KAKUMEI KICKBOXING」にて行われる予定でありました、マサキ（多田ジム／INNOVATIONウェルター級8位）×ナオキ・プゥアンタオムエタイ（タイキック宇治）戦の緊急中止につきまして報告いたします。

試合前日の20日、計量を前にしてマサキ選手（本名：村川真輝）は、体調不良に陥り救急搬送され翌21日未明に亡くなりました。加盟ジム選手の突然の逝去を大変残念に思います。あらためて哀悼の意を表します。

また、当団体認定ではありますが主催者別の地方興行であったため事故発生時は事実関係や経緯の情報が無く確認が遅れましたことから、ファンの皆様、関係者の皆様におきましては団体からのお知らせが遅れましたことを謹んでお詫び申し上げます。今回の事故を鑑み、今後の事故防止対策として、ドクターを含めた健康管理の講習会を適宜行い、加盟ジム指導者には選手の健康状態を常に把握し、健康、体重管理の指導監督をより一層注意していただくよう働きかけ、今回のような事故発生を未然に防ぐべく運営方針とする所存です。