Krush 1.28 後楽園ホール:女子フライ級王座決定戦 池内紀子「6戦6勝と言われても、自分の中では全然納得いけてない」×麻央「Krushのベルトがいいなと思わせるようなチャンピオンになりたい」 |岡嶋形徒×松本涼雅は中止に
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Krush.157(1月28日(日)後楽園ホール)の第6代Krush女子フライ級(52kg)王座決定トーナメント決勝戦(王者決定戦)で対戦する池内紀子と麻央のインタビューがK-1 GROUPから届いた。
なお、今大会で組まれていたスーパー・フェザー級・岡嶋形徒(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)vs. 松本涼雅(月心会チーム侍)が中止となった。岡嶋が右下蜂窩織炎となりドクターストップがかかったためで、松本の代替カードは組まれない。
第7試合 ダブルメインイベント1 第6代Krush女子フライ級(52kg)王座決定トーナメント決勝戦(王者決定戦) 3分3R(延長1R)
池内紀子(POWER OF DREAM)
麻央(K-1ジム心斎橋チームレパード)
池内は名門POWER OF DREAM初の女子選手。21年3月にデビューし6戦全勝。22年6月のK-1女子大会でARINAに延長判定勝ちし、今年6月のKrushでの1年ぶりの試合では、麻央から右フックでダウンを奪って判定勝ちした。(上動画)
麻央は22年12月のKrushでの6年ぶりの試合で真優に判定勝ち。23年4月にはファン・ソンリム(韓国)に判定勝ちし2連勝したが、6月に池内に敗れた。
その後、壽美(ことみ)が引退し空位となったKrush女子フライ級王座を懸け、10月のKrush.154では、王座決定トーナメント準決勝が行われた。池内は真優に、麻央は鈴木万李弥に判定勝ちし決勝に進み、ベルトを懸けての再戦の構図となった。
池内紀子「チャンピオンになるということは強さの証明になると思うんですけど、そこよりも、今回は自分との戦い、相手との戦い、全てに勝つということを意識しています。全てに勝ちます!」
――いよいよトーナメント決勝ですが、昨年10月の準決勝、真優戦を今振り返ると?
池内 3Rからやっと自分が思うような形で戦えたんですけど、1・2Rは全然練習のようにいかなくて、決めていたことが全然できていなかったなという感じでした。
――真優選手がすごく研究して、作戦を遂行しているなという印象がありましたが。
池内 自分の中では、自分に対しての作戦というよりはいつもと同じような戦い方だなと思いました。ヒット&アウェイという感じで、やりづらい部分はありました。
――そのスタイルは想定していたとは思うんですが。
池内 そうなんですけど、そこは気持ちの問題というか、決めていたことを出す勇気が、自分の中でなかったのかなと思います。試合前からそこをテーマにしていたんですけど、全然ダメでした。会長からも「言ったことやってねえじゃねえか!」と怒られました。
――ではその試合から3ヵ月は、そこに重点を置いての練習だったんですか?
池内 そうですね。言われたことを毎回毎回ノートに書いて振り返って、練習の前とかにも「これをやる」としっかり決めて取り組んでいました。
――では、次はやれそうですか?
池内 やります! 今回は自分に勝ちます。
――今6戦全勝で、次勝てば7戦全勝でチャンピオンということになりますが、試合を重ねるごとに、連勝にもかかわらず「次こそは課題をクリアしないと!」という感じが強くなっているように思います。
池内 そうですね。自分としても納得いけてないので、100%出さないととずっと思っています。
――では、ずっと勝てているという満足感は薄い?
池内 はい。6戦6勝と言われても、自分の中では全然納得いけてないので、納得いく勝利を掴みたいという気持ちが強いですね。
――次は麻央選手との対戦です。準決勝での麻央選手の試合はどう見ましたか?
池内 昨年6月に自分と戦った時よりも、パワーもスタミナも技術も上がっていたので、以前自分と戦った時とは違う選手になってるなと感じました。今回の試合はさらにパワーアップしてくると思うので、違う選手に挑戦するような気持ちで、全力で戦っていきたいです。
――では、前回勝っているということはもう関係ない?
池内 はい。自分の中では全然関係ないですね。
――では今回、麻央選手に対して一番気をつけるところは?
池内 蹴りもパンチも、一つひとつの攻撃が全部強いので、しっかりと攻防していきたいと思います。会長からも「冷静に、決めたことをやるんだぞ」と言われています。
――勝ったらチャンピオンということになりますが、そこはいかがですか?
池内 チャンピオンになるということは強さの証明になると思うんですけど、そこよりも、今回は自分との戦い、相手との戦い、全てに勝つということを意識しています。全てに勝ちます!
――では、ベルトが獲りたい、チャンピオンになりたい、というよりも、満足いく勝ち方をしたいという思いの方が強い?
池内 そうですね。満足いく戦いをすれば勝てるし、そうすればおのずとベルトも自分のものになるので。
――ただ、7戦でチャンピオンというのは平均から見ても早い方だと思います。こうなることは想像できていましたか?
池内 このまま勝ち続ければベルトのチャンスが巡ってくるのかなとは思っていましたけど、早いなとは思いますね。
――ところでPOWER OF DREAMは、このところプロ選手が増えていますよね。何か変化はありますか?
池内 みんなで気持ちを高め合って練習できているなと思います。全員が強くなりたくてこのジムに来ているので、どんなにキツい練習でも、そこで「ああ、無理だ!」じゃなくて「やるぞ!」という気持ちになるんですよね。周りがみんなそうだから、自分も諦めそうになっても頑張れます。
――そこにベルトを持って帰りたいという気持ちが強いのでは?
池内 それはありますね。勝って岩尾力君につなげたいですね。
――では最後に、改めてこの試合に向けての“決意”を教えていただけますか?
池内 全てに勝ちます! 以上です!
――分かりました。ありがとうございました!
麻央「今ってKrushよりK-1みたいになってるじゃないですか。そうじゃなくて、Krushのベルトがいいなと思わせるようなチャンピオンになりたいです」
――10月の準決勝、鈴木万李弥戦を今改めて振り返るといかがですか?
麻央 通過点に過ぎないといったらアレですけど、絶対決勝につなげなきゃいけない試合だったので、勝ったのは当たり前という感じですね。
――あの試合で、自分がやりたかったことはどれぐらいできましたか?
麻央 練習してた技とかをけっこう試せたりはしたので、余裕のある試合ではあったかなと思います。
――試合前には「倒して勝つ」という課題を挙げていました。そこについては?
麻央 試合の時は常に「倒して勝つ」ということを意識してるんですけど、そこはいつも課題かなと思います。ただ、倒すにはタイミングもありますし、そこにばっかり固執すると固くなってしまうので、意識しすぎずタイミングを掴めたらなと思います。
――決勝戦には真優選手を下した池内紀子選手が上がってきました。池内選手の準決勝はどう見ましたか?
麻央 以前に自分が戦った時とあんまり変わらず、前に前に出てくるという印象でしたね。
――2Rまでは真優選手がペースを渡さないようにしていた印象がありましたが、そこは?
麻央 池内選手は後半に強いタイプだということは前回やった時から分かっていたので、「勝つやろな」とは思ってました。ダウンとか取って勝つかなと思っていたので、心配はしてなかったですね。
――その、前回の池内戦(2023年6月)で、池内選手に対して一番感じたのはどういうことでしたか?
麻央 ずっと前に出てくるので、疲れるなと思いました。身長も高いし、ダウンを取られて負けましたけど、かと言って別にこれといった印象はあんまりなくて。どこが強かったとかもなくて、ダウンを取られた原因も自分にあると思っているので。相手がどうというよりは、自分の問題という感じでしたね。
――では、前回負けたことが今回、気持ち的に影響するところはありますか?
麻央 今回、ベルトが懸かった試合ではあるんですけど、ベルトというより自分の中ではリベンジの方が大きいので、それに成功したらベルトがついてくるという感じなんですよね。同じ相手に2回負けてはいけないとも思っているので、今回は負けないという気持ちですね。
――池内選手に勝つということが大きいと。では前回負けてから、その試合を踏まえて練習していることはどういうことですか?
麻央 あまり変わった練習はしていなくて、自分のいいところを伸ばしている感じです。自分が伸びた部分によって、前回よりは、向こうからしても戦いにくくなっていると思います。
――どういう風に勝ちたいですか?
麻央 「とりあえず勝つ」みたいなことじゃなくて、圧倒的にレベルが違うところを見せて、「この数ヵ月でまた上げてきたな」と思わせて勝ちたいですね。
――今回、勝てばチャンピオンになるという試合です。そこはどうですか?
麻央 もちろんベルトがいらないとかいうわけではないですけど、ホンマに勝ったらついてくるものというか。今回勝ってリベンジ・ストーリーを完結させるという点で、自分としてはメチャメチャいいストーリーだと思ってるし、自分が勝った方が面白いと思うので、ホンマにリベンジしてのチャンピオンだなと。もしこれで池内選手じゃなくて真優選手が上がってきていたら、全然違う話やと思うんですよ。池内選手に勝ってベルトを獲るというところに価値があるので、それが一番ですね。
――では、チャンピオンとしてどうするというのは、ベルトを獲ってから考えるという感じですか?
麻央 そうですね。まあ、「Krushのベルトがほしいな」と思われるようなチャンピオンにはなりたいと思います。自分もK-1のベルトはほしいんですけど、今って「KrushよりK-1」みたいになってるじゃないですか。そうじゃなくて、「Krushのベルトがいいな」と思わせるようなチャンピオンになりたいです。
――リベンジを達成するために一番必要なものとは?
麻央 気持ち、ですかね。獲りたいという気持ち、勝ちたいという気持ちが強い方が勝つと思うので。
――では最後に、改めてこの試合への“決意”を教えていただけますか?
麻央 リベンジをしっかり成功させてチャンピオンになって、みんながKrushのベルトをほしいと思われるような試合をしたいです。
――分かりました。ありがとうございました!
対戦カード
第8試合 ダブルメインイベント2 Krushフライ級(51kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
悠斗(HUNGRY GYM/王者、WMC日本ライトフライ級(49kg)王者、元ボクシング日本同級王者)※初防衛戦
大夢[だいな](挑戦者/WIZARDキックボクシングジム/挑戦者)
第7試合 ダブルメインイベント1 第6代Krush女子フライ級(52kg)王座決定トーナメント決勝戦(王者決定戦) 3分3R(延長1R)
池内紀子(POWER OF DREAM)
麻央(K-1ジム心斎橋チームレパード)
第6試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
近藤魁成(TEAM3K/K-1甲子園2017&2018 -65kg優勝)
塚本拓真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
第5試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス/元Krushライト級王者)
児玉兼慎(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
第4試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
堀井 翼(K-1ジム五反田チームキングス)
鈴木翔也(OGUNI-GYM/元NJKFライト級&スーパーフェザー王者)
第3試合 バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
坂本寿希(リーブルロア/元KROSS×OVERスーパーバンタム級王者)
林 佑哉(K-1ジム大宮チームレオン/ジャパンカップキックボクシング&RKSバンタム級王者)※空修会館から所属変更
第2試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
水津空良[すいず そら](優弥道場)
橋本雷汰(BFA-SEED/K-1甲子園2022 -60kg優勝)
第1試合 フライ級(51kg) 3分3R(延長1R)
西林翔平(K-1ジム福岡チームbeginning/元KPKBバンタム級王者)
長野 翔[かける](K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
プレリミナリーファイト第2試合 ライト級(62.5kg) 3分3R
河北“KONG”光生(K-1ジム蒲田チームアスラ)※河北光生 改め。K-1ジム五反田チームキングスから所属変更
川越亮彦(K-1ジム総本部チームペガサス)
プレリミナリーファイト第1試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
山本 陸(K-1ジム総本部チームペガサス)
橋本楓汰(BFA-SEED)
概要
大会名 Krush.157
日時 2024年1月28日(日) 開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・17:15 本戦開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA(生放送)、U-NEXT(生放送|2,189円/月)
チケット料金 SRS席 20,000円 RS席 15,000円 S席 10,000円 A席 7,000円 ※当日券500円アップ ※小学生からチケットが必要
チケット販売 K-1.CLUB グッドルーザー 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/krush/