Krush 6.30 後楽園ホール:郷州征宜×島野浩太朗、軍司泰斗×金子晃大、松下えみ×443、トリプルタイトルマッチが決定
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
格闘技医学会
現場で役立つ格闘技医学を研究/公開/実践中!
4月24日(火)東京・新宿区にあるGSPメディアセンターにて「Krush.89」6.30(土)後楽園ホール大会の第1弾・対戦カード発表記者会見が行われた。今大会ではスーパー・フェザー級(60kg)王者 郷州征宜、バンタム級(53kg)王者 軍司泰斗、女子アトム級(45kg)王者 松下えみの初防衛戦が決定。郷州は3月の後楽園大会で挑戦者決定戦に勝利した島野浩太朗と、軍司は昨年11月の後楽園大会で挑戦者決定戦に勝利した金子晃大と対戦する。また松下は初代王座決定トーナメントに出場し、1月大会でKO勝利した443(よしみ)と対戦が決まった。(記事提供:K-1 JAPAN GROUP 写真:(C)Good Loser)
スーパー・フェザー級タイトルマッチは運命の一戦!
王者・郷州征宜「過去最高の自分を準備する」
挑戦者・島野浩太朗「自分にとって大きな意味を持った試合になる」
昨年10月に安保璃紅に勝利してスーパー・フェザー級(60kg)王者となった郷州。今年3月には「K’FESTA.1」で行われた第4代K-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメントに出場して、第3位に輝いている。今回は約8カ月ぶりのKrush参戦で、初防衛戦を迎えることになった。
挑戦者の島野は3月のKrush後楽園大会で山本直樹と挑戦者決定戦で対戦し、見事に1RでKO勝利。2014年11月に卜部弘嵩と同王座を争って以来、約3年7カ月ぶりのタイトルマッチに駒を進めた。
郷州と島野は2016年2月にK-1で行われたスーパー・フェザー級日本代表決定トーナメントのリザーブファイトで対戦を予定していたが、トーナメント本戦出場選手の欠場を受けて、島野がトーナメント本戦に繰り上がったため対戦が実現せず。
また昨年行われたスーパー・フェザー級挑戦者決定トーナメントでは島野の欠場で代打出場した郷州がトーナメントを勝ち上がり、そのままタイトルを獲ったという経緯もある。郷州・島野の両者にとってKrushのベルトが引き寄せた運命のタイトルマッチで、記者会見ではそれぞれ今回の一戦、そしてKrushのベルトへ対する熱い想いを語った。
◆島野浩太朗
「自分が目標にしていたKrushのベルトをかけた一戦であること、そして郷州征宜選手というチャンピオンとの戦いであること、今回は自分にとって大きな意味を持っている一戦になると思います。過去最高の自分を用意して、このベルトを獲ります。
郷州選手はガンガン前に出て激闘派というイメージが強いですが、自分の中ではクレバーさが一番の強みだと思います。常に勝つために一番可能性が高い技や戦い方を徹底できるところが強みだと思います。
また郷州選手は周りの人の気持ちを試合に乗せて、それを強さに変えることが出来る選手だと思います。試合になれば勝つことに徹底する戦闘マシーンのような選手です。自分に少しでも抜け目があれば壊すことが出来ないチャンピオンです。だからこの一瞬もそうですけど、試合まで相手を壊す覚悟を決めて、準備したいと思います」
◆郷州征宜
「島野選手はK-1のデビュー戦で対戦予定だった相手で、次期挑戦者決定トーナメントでは島野選手が欠場して、私が滑り込みでトーナメントに出てチャンピオンになることが出来ました。自分と縁のある選手だと思うし、この試合が組まれてうれしいです。ただ勝つのは絶対に私なので、島野選手よろしくお願いします。
(島野の印象は?)礼儀正しくて同じ選手として尊敬しています。試合では一発が怖いので、そこを注意したいと思います。今までと同じ自分ではなく過去最高の自分を準備して、それを出せれば勝てると思います。
(初防衛戦の緊張感は?)少し今までと変わった感じはあるかもしれませんが、3月のK-1で武尊選手に負けてしまって、チャンピオンらしい試合も出来ませんでした。でも武尊選手に負けたことで自分はまだまだ弱い、もっともっと強くなるチャンスを教えてもらった気がします。今回は防衛戦ですが挑戦者の気持ちで練習をして、気を引き締めてやりたいと思います」
最後にスーパー・フェザー級のベルトを巻いているのは王者・郷州か? それとも挑戦者・島野か?
バンタム級王者・軍司泰斗が初防衛戦で無敗の挑戦者・金子晃大と激突!
「KO防衛して3大タイトルマッチで一番目立つ」(軍司)
「いつも以上に気合いを入れて1Rから倒しに行く」(金子)
軍司は昨年9月に隆聖との王座決定戦に勝利してKrushバンタム級(53kg)王座を獲得。その後はK-1のスーパーファイトに連続出場し、いずれも勝利を収めている。対する金子はプロ戦績5戦5勝(3KO)と無敗を誇り、昨年11月のKrush後楽園大会で出貝泰佑との挑戦者決定戦に勝利し、軍司の持つタイトルに挑む。
会見では王者・軍司が「防衛戦でワクワクしている。きっちりKOで倒して3大タイトルマッチの中で一番目立つ」と宣言すれば、金子も「めちゃめちゃベルトを獲りたいので、いつも以上に気合いを入れてやる」と王座奪取を宣言。互いにパンチ主体の攻撃的なファイトスタイルだけに激しい打ち合いが予想されるタイトルマッチだ。
◆金子晃大
「今回はタイトルマッチなんですけど、自分はいつもKOを狙っているので、今回もKOで勝ちたいと思います。(軍司の印象は?)バランスもよくて若くて強いと思います。あとは色が黒いなと思いました(笑)。(怪我で欠場が続いていたが)怪我している間は筋トレばっかりやっていたので筋肉はついたかなと思います。
6戦目でタイトルマッチを組まれてラッキーだと思うし、このままベルトを獲りたいです。だからいつも以上に気合いを入れてやりたいと思います。(ファンからも注目される一戦だが?)いつも以上に注目される試合だと思うので、1RからKO出来るような試合をしたいと思います」
◆軍司泰斗
「初防衛戦でワクワクしています。ここ2試合KOできずに終わっているので、今回はしっかりKOで終わらせます。(金子の印象は?)無敗で怖いところもありますが、僕が初めての負けを味合わせたいと思います。(初防衛戦について)プレッシャーはないですけど、K-1ではスーパー・バンタム級(55kg)でやっていたので、しっかり体重を落としてベストな状態でやりたいと思います。
このままスーパー・バンタム級に階級をあげることも考えましたが、挑戦者が決まっているので、僕はチャンピオンとしてしっかり挑戦を受けようと思いました。(3大タイトルマッチの中でどんな試合を見せたい?)しっかり勝って、3代タイトルマッチで一番目立てればと思います」
王者・軍司が予告通りのKO勝利でベルトを守るか? それとも挑戦者・金子が無敗のままベルトにたどり着くか?
女子アトム級王者・松下えみと挑戦者443(よしみ)が記者会見で火花!
「王者らしく堂々と戦う」(松下)
「松下選手はKrush王者として不向き」(443)
松下は昨年行われた初代王座決定トーナメントを制して王座を獲得。今年3月にアマチュアムエタイの世界大会で優勝し、今大会で初防衛戦を迎えた。一方の443は初代王座決定トーナメント準決勝で敗れたものの、今年1月のKrush後楽園大会ではC-ZUKAを1RKOで下し、王座挑戦のチャンスを手に入れた。
会見では挑戦者の443が「松下選手はがちゃがちゃ・ぐちゃぐちゃの突進力で勝ってきた選手。Krushの王者としては不向き。私のように攻撃力がある選手の方がKrushのチャンピオンにはふさわしい」と松下を一刀両断。
対する松下も「試合でぐちゃぐちゃになるのは自分でも分かっているので、そこを変えるために新しい練習も取り入れている」と反撃し「私は王座決定トーナメントを優勝して、堂々とベルトを獲ったので、これから王者らしく勝っていきたい」とチャンピオンとしての意地を口にした。
◆443
「タイトルマッチではKrushらしい倒せるパンチでしっかり勝って、憧れのKrushのカッコいいベルトを巻きたいと思います。あと2カ月間しっかり練習しますのでよろしくお願いいたします。
(対戦相手の印象は?)色んなルールで勝っている強い選手だと思いますが、器用な選手ではないと思っています。あとはKrushの王者としては不向きかなと思っています。Krushは相手をクラッシュしてナンボだと思っていて、松下選手はがちゃがちゃ・ぐちゃぐちゃの突進力で勝ちをもぎ取っている選手なので、私のように攻撃力がある選手の方がKrushには相応しいと思います。
(3大タイトルマッチの中でどんな試合を見せたい?)女子だからと言われるのが嫌なので、Krushらしい試合、倒して勝って誰がどう見ても分かりやすい試合をしたいと思います」
◆松下えみ
「今回が初防衛戦ですが、しっかり倒して王者として君臨したいと思います。443選手とは遅かれ早かれ、いつか対戦するんじゃないかと思っていました。
(初防衛戦について)プレッシャーもありますけど、王者として堂々と誇りを持って戦い抜きたいと思います。(対戦相手の印象は?)パンチも蹴りもバランスがよくて素晴らしい選手という印象です。(443の『松下選手はKrushの王者として不向き』発言を受けて)確かに私は器用な選手ではないですが、今は技術も磨いています。また王座決定トーナメントを優勝して、堂々とベルトを獲ったので王者らしく勝っていきたいと思います。
私はどうしてもぐちゃぐちゃの試合になってしまって、それは自分でも分かっています。今、新しい練習メニューも取り入れて、日々の練習でそこを意識しているところです。試合ではぐちゃぐちゃに見えるかもしれませんが、私も試合では『倒したい』と思ってやっているので、しっかり6月の試合ではKOで勝ちたいと思います。
(3大タイトルマッチの中でどんな試合を見せたい?)男子の選手は倒せる力強いファイトが見られると思いますが、女子だからといって技術だけじゃなくて力強く倒せる、堂々と真っ向勝負できるような会場が沸くような試合をしたいと思います」
記者会見で火花を散らした2人。王者・松下が王者らしい試合でベルトを死守するか? 挑戦者443が「私の方がKrushのチャンピオンにはふさわしい」という言葉を現実にするか?
対戦カード
Krushスーパー・フェザー級(-60kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
郷州征宜(K-1ジム総本部チームペガサス/王者)
島野浩太朗(菅原道場/挑戦者)
Krushバンタム級(-53kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス/王者)
金子晃大(K-1ジム・シルバーウルフ/挑戦者)
Krush女子アトム級(-45kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
松下えみ(T-KIX GYM/王者、J-GIRLSピン級(-45.36kg)王者)
443(NEXT LEVEL渋谷/挑戦者、KOSピン級王者、J-GIRLSピン級4位)
概要
日時 2018年6月30日(土) 開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・未定 本戦開始・18:00
中継 AbemaTV(生放送)、GAORA
チケット料金 SRS席15,000円 RS席9,000円 S席7,000円 A席5,000円
※当日座席券は各500円アップ ※小学生からチケットが必要です。
チケット販売 K-1.SHOP チケットぴあ イープラス ローソンチケット 後楽園ホール5F事務所(店頭販売) グッドルーザー(電話予約)
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/