K-1 3.10 さいたまスーパーアリーナ:武尊、現ラジャダムナン・フェザー級王者と対戦。村越優汰×卜部弘嵩、卜部功也×林健太、久保優太×城戸康裕、カリミナン×加藤久輝、武居由樹×リーバス、野杁正明×ピケオーも決定
K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K’FESTA.2~(3月10日(日) さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ)の第1弾カード発表会見が12月27日、東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントで行われた。スーパー・フェザー級(60kg)王者の武尊は59kg契約のノンタイトル戦で、タイのムエタイの2大聖地のうちの1つ、ラジャダムナンスタジアムの現フェザー級王者・ヨーキッサダー・ユッタチョンブリー(タイ)と対戦することになった。他にも武居由樹×アレックス・リーバス、野杁正明×ジョーダン・ピケオーのスーパーファイト2試合も決まり、これら3試合は「日本対世界7対7」の枠組みの試合となる。4階級のタイトルマッチも一挙に発表された。中村拓己K-1プロデューサーによると今回はトーナメントを行わないとのことだ。
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武尊は12月8日の大阪大会のメインで皇治相手に王座防衛に成功。K-1初参戦のヨーキッサダーは1991年7月4日生まれの27歳。戦績は150戦108勝(21KO)38敗4分。ラジャの王座は11月に取ったばかりで、ムエタイの2大聖地のもう1つ・ルンピニースタジアムでもフェザー級1位にランクインしており、ムエタイの現役のトップクラス選手のうちの一人と言って間違いないだろう。
リーバスは11月のK-1でフェザー級王者の村越優汰に勝利した後、「次は55kgの武居由樹選手のベルトに挑戦したいです。55kgがベスト体重だからです」と話しており、ノンタイトル戦ながら対戦が実現した。
野杁は12月の大阪大会で松岡力を1R KOした後、「来年3月のK’FESTA、誰と見たいですか?久保(優太)選手も強いですけど、チャンピオンよりも強いと思っているピケオー選手とやりたいです。(対日本人無敗の)ピケオー倒せるのは僕しかいないです」とアピールし、こちらも希望が通った形だ。
その久保は予定通りに城戸康裕相手にウェルター級王座の防衛戦を行うことが正式決定。11月大会で予定されていたが、久保の交通事故による負傷で延期となっていた。同じ大会でピケオーが木村“フィリップ”ミノルに勝った後、久保がリングに上がり、ピケオーとの戦いを希望していたが、野杁がピケオーと戦うことになり、元の鞘に納まった形だ。
村越は卜部弘嵩との防衛戦が決定。弘嵩の弟・功也は、12月大会のライト級世界最強決定トーナメントで優勝した林健太を相手にライト級王座の防衛戦を行うことになった。両者所属はKRESTだが、林は仕事の都合で普段はFLY SKY GYMで練習しており、所属名は「K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/FSG」となる。最後に2人が一緒に練習したのは3月とのことだ。9月に新設のクルーザー級(90kg)の王者になったジナ・カリミアンは加藤久輝を相手に初防衛戦を行う。
◆武尊
僕は昔からK-1最強を証明したいと思っていて、日本の格闘技界にとって、ムエタイのチャンピオンとの戦いは永遠のテーマで、避けて通れないと思っています。ラジャのチャンピオンと試合できてうれしいです。久しぶりに自分のやりたい試合ができてうれしいです。必ずラジャのチャンピオンに勝ってK-1最強を証明したいです。
(ヨーキッサダーの印象)スピードとパワーとテクニックを兼ね備えていて、フィジカルの強さも感じました。
(18年3月のK’FESTAに続き2年連続でメインアリーナ大会に出場できる気持ちは?)今年3月にメインアリーナに辿り着きましたけど、僕は先を見ていて、通過点だと思っています。いつも通りって感じですかね。
(「通過点」という話が出ましたが、12月のK-1の試合後に武尊選手は「実現させたい」試合の話をしました。その相手、(那須川)天心選手がタイ人の強豪とやっていることに対抗意識はありますか?)それも踏まえてもあるんですけど、今回の試合は全身全霊を賭けないと勝てないと思っています。「先を見ている」というのは会場の(規模の)話で、メインアリーナがゴールじゃないと思っています。今回の試合は、体作りから練習から、気持ちも精神的な面でも全て賭けないと勝てないと思っています。今回の試合で勝ってから、次のことは考えたいです。
(対ムエタイでタイに行く等、練習環境は変えますか?)いつも僕は相手に合わせる練習はほぼしないですね。相手のことは研究するんですけど、自分の持っているものをどう使えるかを大事にしています。ムエタイの選手とも練習しますけど、年明けからまたアメリカに行って、フィジカルとか全て上げて来ます。
◆ヨーキッサダー
武尊選手の映像を見ましたが怖さを感じませんでした。今回は自信を持っています。ムエタイの強さを証明したいです。(肘無し、膝無し、3Rのルールへの対応は?)パンチと蹴りだけでも十分勝てると思っています。
◆武居
11月の試合で反省し、すぐ試合がしたいと思っていました。1階級上のリーバス選手が相手で、気合が入っています。楽しみです。(リーバスの印象)スピードが速くて、パンチの回転も速いですね。でも自分の方がスピードが速いしパワーもあるので、圧倒的な差を見せたいです。
◆野杁
ピケオー選手は(主催者に届いたコメントで)「ボコボコにする」と言っていましたけど、逆に僕がボコボコにして、無事にオランダに帰らせないです。今年は4戦4勝4KOでしたけど、来年は5戦5勝5KOを目指します。新しくなった部分を見せながら、パンチ一発でノックアウトを目指したいです。僕は蹴りのイメージが強いと思いますが、パンチでも倒せるところが見せたいです。
◆村越
11月は王者になって一発目の試合で、負けてしまって、結構落ちていたんですけど、今回はベルトが懸かっているので落とせない試合なので、3月までにはバッチリ仕上げたいです。弘嵩選手の試合は前から拝見していて、何でもできる選手だと思っています。自分は蹴りを得意としているので、蹴りでは特に上回りたいです。
◆弘嵩
タイトルマッチをずっとアピールしていたので、形になって、またより気合が入りました。村越選手は6月の過酷なワンデートーナメントで優勝していて、実績もあるので強敵だと思います。今まで以上に仕上げたいです。蹴り技には気を付けたいです。
◆功也
大阪で林健太選手が素晴らしい試合して優勝したので、挑戦者としてふさわしいと思います。絶対負けられないですし、譲る気はありません。どっしり構えて横綱相撲をしたいです。
(林と同門という感じはしない?)同門です(笑)。KRESTの前のジム(チームドラゴン)の頃から一緒ですし、気持ちは複雑ですけど、僕は過去に(先輩の)梶原(龍児)代表とも戦って、兄とも2回戦っているので、それ以上のことは無いので、慣れた感じです。
(健太の印象)気持ちが強くて覚悟を持っていて素晴らしいファイターです。だけど僕も3月でもう10年になりますし、ずっとトップ戦線を走って来た自負、プライドもあります。現状に満足していないですし、もっと強くなりたいし、もっと自分の理想に近づきたいです。
(12月のトーナメントを欠場した怪我の状態)だいぶよくなりました。ふくらはぎの状態も良くなったので、来年に海外に行って追い込もうと思います。
◆林
功也君は昔から先輩ですけど、僕はあまりKRESTに行っていないので、同門という感じがしないので、全力でベルトを取りに行きたいです。僕が功也君に勝てるイメージが無いと言われるのは一人の男として悔しいですね。僕は仕事をしながら夜に練習をしていて、娘にも「パパ、ずっと家いないね」と言われてしまっています。この間もホンマに頑張って結果が出たんで、ホンマに頑張る男は強いんやぞと功也君に見せたいですね。12月のトーナメント3試合のメンバーと功也君はレベルが違うんで、マジ本気で頑張るんで。僕の拳は怖いと思います。
◆カリミアン
この試合のことはあまり喋りたくありません。他の試合と同じように全力を尽くすだけです。リングの上の試合で全てを示したいです。
◆加藤
前回(カリミアンと戦いたいと)リングでアピールして良かったです。これから毎回します(笑)。カリミアン選手の試合はクルーザー級のトーナメントを見て、ドラマチックな展開だったので、今回も面白い試合になると思います。1日3試合こなして気持ちが強いと思います。相手のプレッシャーに負けず、前に進むのがキーだと思います。(「あまり喋りたくない」というカリミアンのコメントを聞いて)一人でこの試合(のチケット)を売れるよう頑張ります(苦笑)。
◆久保
久保優太です。あと(ペットの)マルちゃんです。妻のサラちゃんに「連れて行ったら?」と言われて連れて来ました。(相手より勝っているところ負けているところは?)あまり人とは比べないんでね。(野杁が「ピケオーは久保選手より強い」と発言したことに対して)僕もそう思うので、ピケオーと対戦したかったです。勝てるかわからない選手とやりたいんで。対戦アピールした時に「やってやる」と思いました。これぞ格闘家魂というか、あの瞬間思いましたね。
◆城戸
やっと決まったよ。久保君、もう事故んないでよ。ここでベルト取りますよ。11月のピケオー戦の後に久保君がリング上がったけど、ズルくないですか?(相手より勝っているところ負けているところは?)1年前取材で久保君の家に行って預金通帳を見て、株では負けるなあって(笑)。でも、面白さでは勝っている自信があります。
対戦カード
K-1 WORLD GPフェザー級(57.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
村越優汰(湘南格闘クラブ/王者、)
卜部弘嵩(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/挑戦者、元スーパー・フェザー級王者)
K-1 WORLD GPライト級(62.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
卜部功也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/王者)
林 健太(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/FSG/挑戦者)
K-1 WORLD GPウェルター級(67.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
久保優太(K-1ジム五反田チームキングス/王者)
城戸康裕(谷山ジム/挑戦者)
K-1 WORLD GPクルーザー級(90kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
ジナ・カリミアン(イラン/ウィラサクレック・フェアテックス・イラン/王者)
加藤久輝(ALIVE/挑戦者)
59kg契約 3分3R(延長1R)
武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級(60kg)王者)
ヨーキッサダー・ユッタチョンブリー[Yodkitsada Yuthchonburi](タイ/ユッタチョンブリージム/ラジャダムナン認定フェザー級王者、ルンピニー同級1位)
スーパー・バンタム級(55kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
武居由樹(POWER OF DREAM/K-1 WORLD GP王者)
アレックス・リーバス(スペイン/チーム・ジーザス・カベーロ)
ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
野杁正明(K-1 GYM EBISU FREE HAWK/元スーパー・ライト級(65kg)王者)
ジョーダン・ピケオー(オランダ/マイクスジム/Krushスーパー・ウェルター級(70kg)王者)
概要
大会名 K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K’FESTA.2~
日時 2019年3月10日(日) 開場・11:00 プレリミナリーファイト開始・未定 本戦開始・13:00
チケット料金 ロイヤルシート(特典付き) 100,000円 アリーナSRS席 50,000円 アリーナRS席 30,000円 スイートバルコニー 18,000円 アリーナS席 15,000円 スタンドS席 12,000円 スタンドA席 8,000円 スタンドB席 6,000円 ※武尊応援シート(アリーナRS席・スタンドS席/応援グッズ付き)は12/28(金)よりK-1.SHOPで販売 ※当日券は各500円アップ ※小学生からチケットが必要
チケット発売所 チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット、後楽園ホール、K-1.SHOP、ディスクガレージ、後楽園ホール5F事務所、フィットネスショップ水道橋本店、グッドルーザー(03-6450-5470)、K-1ジム各店補
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/