ROAD TO UFC 一回戦 5.28 マカオ(レポ):日本勢1勝4敗。バンタム級は田嶋椋が接戦制す。宮口龍鳳と南友之輔は一本負け。フェザー級は青井人が2R一本負け、栁川唯人が1R KO負け

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Road to UFC Sason 5 : Opening Round – Day 1
2026年5月28日(木)中国・マカオ・ギャラクシーアリーナ
UFCのアジア太平洋地域のトライアウト・トーナメント「ROAD TO UFC(RTU)シーズン5」の一回戦が、5月28日と29日にマカオで行われる。日本からは11名と、中国の7名を超える最多数が参加した。初日はバンタム級・フェザー級の8試合が行われたが、日本勢は5戦1勝4敗と苦戦を強いられる。29日はフライ級・女子ストロー級の一回戦8試合等が行われる。
なお、30日の同会場でのUFCファイトナイトには朝倉海、ROAD TO UFC シーズン2の優勝者・鶴屋怜が出場する。
バンタム級は田嶋椋が接戦制す。宮口龍鳳と南友之輔は一本負け
バンタム級 5分3R
×ティ・ハイタオ(中国)
○田嶋 椋(日本/OOTA DOJO/パンクラス王者)
判定1-2 (29-28/28-29/29-28)
田嶋はMMA 13戦10勝(6KO/1一本)3敗。昨年12月、RTU出場経験者の井村塁に1R TKO勝ちしパンクラス王座を獲得した。ハイタオはMMA 24戦18勝(7KO/10一本)6敗の23歳。
1R、スタンドで見合う展開の後、中盤、田嶋が倒すが、すぐにハイタオは立って押し返す。終盤、離れると、ハイタオは右フックをヒット。田嶋はまたも押し込むが、ハイタオは押し返す。残り1分を切り、打撃戦となるが、どちらも目立つ攻撃が無いまま終わる。記者採点は僅差だがハイタオ。押し込む展開と右フックを評価したが、割れても不思議ではない。画面表示の打撃のヒット数でもハイタオが若干上だ。ジャッジは1者がハイタオ、2者が田嶋につけ、これが勝敗の分かれ目となる。
2R、ハイタオが右カーフを当て、押し込んでは離れ際に右肘を放つ。中盤過ぎ、ハイタオの右カーフで田嶋がバランスを崩すと、グラウンドでスクランブル状態となり、最終的にハイタオが押さえ、いい形に持ち込む。終盤、スタンドに戻り、ハイタオの右カーフのタイミングで、田嶋がタックルを仕掛けてバックを取りかけるが、すぐにハイタオは振り落として上を取り返し、腰を上げてパウンドを当て、好印象で終える。記者採点はハイタオ。

MACAU, CHINA – MAY 28: (R-L) Ryo Tajima of Japan punches Ti Haitao of China in a bantamweight fight during the Road to UFC event at Galaxy Arena on May 28, 2026 in Macau, China. (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)
3R、挽回を狙う田嶋は前に出て、意を決した様子でパンチを振う。すると中盤、またもハイタオの右カーフのタイミングでタックルを仕掛け、倒して上になるが、ハイタオは上を取り返す。スタンドに戻り、終盤、田嶋は前に出て右ストレートを随所で的確にヒットする。最後は田嶋がフラフラになりながらもパンチやハイを放つが、倒せず終わる。記者採点は田嶋。合計29-28でハイタオ。ジャッジは割れ、2者が田嶋を支持し、田嶋が判定勝ちし、初日の日本勢5人のうちただ1人だけ準決勝に生き残った。
勝利者インタビューで田嶋は、中国の観客に感謝を述べつつ「日本人としてまず1勝したので、みんなで日本人優勝しましょう」とアピールした。インタビューが終わった後も、カメラに向かって「U-NEXTで見てる自分の奥さんありがとう」と話して大喜びした。宮口龍鳳に勝ったチュングレング・コレンと田嶋が準決勝で対戦する。
バンタム級 5分3R
×宮口龍鳳(日本/コブラ会/修斗世界9位)
○チュングレング・コレン(インド)
2R 4’00” 裸絞め
宮口は修斗の選手で7戦全勝(6KO)。対するコレンはシン・ユミン(韓国)の欠場により代役出場し、前日計量で3.5ポンド(1.58kg)オーバーするが、試合はそのまま実施された。

MACAU, CHINA – MAY 28: (L-R) Chungreng Koren of India punches Ryuho Miyaguchi of Japan in a bantamweight fight during the Road to UFC event at Galaxy Arena on May 28, 2026 in Macau, China. (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)
1R、宮口が左回りで距離を取りつつ、左ジャブを随所で当てる。中盤、コレンがタックルを仕掛けて、左脇を差して金網に押し込む。宮口は時折離れそうになるが、コレンはしつこくしがみつく。コレンがパワーで上回る印象で、体重差の影響も無きにしもあらずだろう。終盤、ようやく宮口が離れるが、序盤のようなステップのスピードがなく、コレンが左ミドルやカウンターの左フックを当て、好印象を作る。残り30秒を切り、コレンはタックルから抱えあえて倒す。すぐ立たれるが、場内は沸き、印象を作って終える。記者採点はコレン。

MACAU, CHINA – MAY 28: (L-R) Ryuho Miyaguchi of Japan kicks Chungreng Koren of India in a bantamweight fight during the Road to UFC event at Galaxy Arena on May 28, 2026 in Macau, China. (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)
2R、コレンが左フックを当てると、宮口も打合いでパンチを返すが、コレンは耐えると、右アッパーと左フックの連打で宮口をダウンさせる。コレンは上になり、マウントを奪い、パウンドを当て
る。逃げようと中腰になる宮口に、コレンは背後からパウンドを当て続ける。宮口が立ちかけてもコレンは倒し、パウンドで攻め続けると、残り1分、背後から裸絞めを極めタップを奪った。コレンは準決勝で田嶋と対戦する。
バンタム級 5分3R
×南友之輔(日本/BRAVE/GLADIATOR王者)
○カシブ・マードック(ニュージーランド)
3R 3’46” 肩固め
南はMMA 6戦全勝、マードックは7戦全勝の無敗対決に。マードックはオーストラリアのHex Fightバンタム級王者で、レベルの差をまざまざと見せつける。
1R、序盤に南が右ストレートを当てると、マードックはスリップし、すぐスタンドに戻す。中盤、マードックが片足タックルで倒し、南に立たれそうになってもすぐ倒して押さえ、レスリング力の高さを印象付ける。残り1分を切り、マードックはマウントを奪い、バックに回りパウンドを当てて、主導権を維持して終える。記者採点はマードック。ジャッジは割れ、2者が南、1者がマードックにつける。

MACAU, CHINA – MAY 28: (R-L) Yunosuke Minami of Japan punches Kasib Murdoch of New Zealand in a bantamweight fight during the Road to UFC event at Galaxy Arena on May 28, 2026 in Macau, China. (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)
2R、マードックはプレッシャーをかけ、片足タックルを仕掛けて、足を掛けて倒して上になる。倒れ際に南は金網をつかんで防御したため、ビトー・シャオリン・ヒベイロ・レフェリーは中断せず南に減点1を宣告する。マードックはハーフで押さえ、終盤にはバックマウントからパウンドを連打し、最後はマウントと行き来しつつパウンドを何発も当てて、フィニッシュ寸前まで追い詰める。ジャッジは1者が9-10、2者が8-10でマードックにつける。インターバル後、南の目が見えているかドクターチェックが入るが再開する。

MACAU, CHINA – MAY 28: (L-R) Kasib Murdoch of New Zealand punches Yunosuke Minami of Japan in a bantamweight fight during the Road to UFC event at Galaxy Arena on May 28, 2026 in Macau, China. (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)
3R、余力の無い南に対し、マードックが序盤から倒すと、ハーフで押さえ、マウント、バックを行き来し、パウンドを当て続け追い詰める。南は防戦一方で、中盤過ぎ、マードックはマウント奪うと、肩固めを仕掛け、サイドに移って絞め上げたところでレフェリーがストップした。
バンタム級 5分3R
○ラビンドラ・ダント(ネパール)
×キンバート・アリトゾン(フィリピン)
2R 4’37” TKO
フェザー級は青井人が2R一本負け、栁川唯人が1R KO負け
フェザー級 5分3R
×青井 人(日本/BLOWS/DEEP王者)
○ソン・ヨンジェ(韓国)
2R 3’39” 裸絞め
青井は23戦16勝6敗1分。昨年のRTUでは一回戦でユン・チャンミンに判定負けした。ヨンジェは昨年5月のRIZIN韓国大会で中原由貴を3R KOしている選手。青井のセコンドには福田龍彌もつく。

MACAU, CHINA – MAY 28: (L-R) Jin Aoi of Japan punches YoungJae Song of South Korea in a featherweight fight during the Road to UFC event at Galaxy Arena on May 28, 2026 in Macau, China. (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)
1R、ヨンジェが詰めて来ると、青井は右フックを当てるが、ヨンジュはすぐ組み付き、左脇を差して金網に押し込む。青井が押し返して倒そうとすると、ヨンジェは金網をつかんで対処したため、ジェイソン・ハーゾグ・レフェリーは一旦ストップし、ヨンジェに注意し、倒れた状態から再開する。ヨンジェが立ちかけても、青井はすぐ倒す展開を繰り返す。中盤過ぎにはスタンドの展開に戻り、ヨンジェはプレッシャーをかけるが、青井は左フックを振って詰めつつ押し倒す。青井は上と背後から押さえてパウンドを当て続ける。青井は金網際で背後からしがみつき、コントロールを続け、最後は離れて終わる。記者採点は青井。

MACAU, CHINA – MAY 28: (R-L) YoungJae Song of South Korea punches Jin Aoi of Japan in a featherweight fight during the Road to UFC event at Galaxy Arena on May 28, 2026 in Macau, China. (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)
2R、ヨンジェが挽回を狙って前に出るが、青井はまたもタックルから金網に押し込み倒しかける。だがヨンジェはがぶった状態で耐えると、まだグラウンド状態だが、頭に膝蹴りを当てる反則を犯し、ハーゾグ・レフェリーは中断し、減点1を科す。ブレイクした状態で再開する。青井は再び金網に押し込む展開を繰り返し、主導権を維持するが、終盤、まさかの展開に。青井が背後からしがみついて倒すが、ヨンジェがすり抜けて上を取り返し、左右の肘を当てて腰を上げると、青井の両足をさばいてパスガードして、すぐさま背後に回る。ヨンジェは青井を後ろに倒しながらバックマウントを奪いつつ、裸絞めを極めタップを奪った。ヨンジェは反則が重なったものの、一瞬の隙を逃さず一気に攻め込んで逆転勝ちした。
フェザー級 5分3R
○ジョージ・マンゴス(オーストラリア)
×栁川唯人(日本/K-PLACE/パンクラス王者)
1R 3’19” KO (右膝蹴り)
栁川はMMA 9戦8勝(3KO/3一本)1敗。昨年12月、パンクラス・フェザー級王座を獲得した。対するマンゴスはオーストラリアのHEX Fightフェザー級王者。MMA 9戦8勝(3KO/5一本)1敗。戦績は栁川と同じでなおかつ全試合フィニッシュしている実力者で、レベル差を明確に示す内容に。

MACAU, CHINA – MAY 28: (R-L) George Mangos of Australia punches Yuito Yanagawa of Japan in a featherweight fight during the Road to UFC event at Galaxy Arena on May 28, 2026 in Macau, China. (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)
1R、栁川は組みに行くが、マンゴスが右脇を差して金網に押し返す。栁川は足を掛けて倒そうとしつつ、オンブになるが、マンゴスがもがくと、栁川は一瞬金網をつかんでしまい、レフェリーから注意される。マンゴスは頭から栁川をマットに振り落とし、栁川が立っても背後からしがみつく。栁川は立った状態でアームロックや引き込んでのギロチンや足関節技で応戦するが、マンゴスは対処する。すると両者が立ち上がり、マンゴスは組み付いたまま栁川を金網に押し込むと、脇を差したまま左膝蹴りをボディに連打する。すると栁川は苦しそうな声を出してしまい、マンゴスはチャンスを逃さず、首相撲で捕まえて右膝蹴りをレバーと胸の中間あたりにクリーンヒット。腹を押えて倒れた栁川に、マンゴスがパウンドで追撃したところで、すぐさまレフェリーがストップした。フェザー級は日本勢2名が一回戦で消えた。

MACAU, CHINA – MAY 28: Yuito Yanagawa of Japan works for a submission against George Mangos of Australia in a featherweight fight during the Road to UFC event at Galaxy Arena on May 28, 2026 in Macau, China. (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC)
フェザー級 5分3R
○アヘジャン・アイリヌアー(中国)
×イム・クァンウ(韓国)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)
フェザー級 5分3R
×ラガジン(中国)
○ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)
判定1-2 (29-28/28-29/29-28)
トーナメント以外の試合
メインイベント ライト級 5分3R
○ロン・ジュー(中国)
×ビクター・マルティネス(米国)
1R 1’10” TKO
コーメインイベント 非トーナメント戦 フェザー級 5分3R
○シエ・ビン(中国)
×ユディ・チャハヤディ(インドネシア)
1R 2’05” TKO
ROAD TO UFC 一回戦 5.29 マカオ(レポ):フライ級は鈴木崇矢と内田タケルが1R勝利、亮我と小田魁斗は判定負け。女子ストロー級は万智が2R TKO勝ち、松田亜莉紗はメン・ボーに判定負け
