Bigbang 5.17 後楽園ホール(レポ):計量オーバーの寺山遼冴、初の肘有り戦で駿太からダウン奪い判定勝ち。HIROYUKI、蘭丸を圧倒し判定勝ち。初参戦の海凪、フライ級王者のブラックシーサー颯太朗に判定勝ち

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Bigbang 統一への道 其の56
2026年5月17日(日)東京・後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳
※Bigbangの通常ルールは肘無し・キャッチからの攻撃は1回・蹴り足キャッチ禁止
計量オーバーの寺山遼冴、初の肘有り戦で駿太からダウン奪い判定勝ち
第13試合 メインイベント3 肘有り・キャッチ制限無し 57.5kg契約 3分3R
×駿太(谷山ジム/元Bigbangキックルール・スーパーフェザー級王者)
○寺山遼冴(ARK FIGHT GYM/RISEフェザー級(57.5kg)14位、元DEEP☆KICK-53kg王者)
判定0-2 (松田28-28/勝本28-26/西村28-26)
※寺山が計量1.1kgオーバーし減点2。駿太6オンス、寺山8オンスのグローブハンデ
駿太は44歳。3月大会では松山和弘と引き分けている。
寺山は22歳。昨年12月のRISEで指田烈に判定勝ちし、今年3月のONE Friday Fightsではナレク・ハチキヤン(アルメニア)に2Rに左ストレートでKO勝ちしている。今回、初の肘有りルールに挑戦する。
前日計量で寺山は1.1kgオーバーしてしまったが、幼少期から寺山を知るベテラン駿太は「落ち込まないでほしい。しっかり成敗しに来てくれると思ってるんで、その気持ちを変えずに全力で来てほしい」と寛容なコメントをしていた。
1R、寺山がサウスポーで構え、序盤から左ローで駿太をフラつかせ、左ストレートでもひるませる。中盤、寺山が左ボディとフックを連打し、駿太をロープ際まで詰めるが、駿太も右肘を振り回し、場内をどよめかせる。終盤も寺山が左ロー、ストレートを当て主導権を維持する。記者採点は寺山。
2R、寺山が序盤こそパンチなどを当てて積極的に攻め、なかなか追い詰められずにいると、次第に圧力が落ちる。逆に駿太が前に出るようになり、右ミドルを随所でヒットする。ヒットは少ないが、やや駿太寄りのペースに流れが変わる。記者採点はイーブンだが中盤までの攻勢で寺山につく可能性もある。
3R、駿太が前に出続けるが、寺山はサウスポーで構えて右に回り続けていると、中盤、コーナーに詰められたところで、左ストレートを当てて倒しダウンを奪う。
その後も寺山は回ってかわしつつ、随所で左ストレートを当てて、駿太を苦しめるものの、再びダウンは奪えず終了する。8-10で寺山。寺山の減点2を合わせて合計27-28で寺山。ジャッジはバラつき、1者はイーブンとしたが、2者は寺山を支持。寺山の判定勝ちとなったが、計量オーバーしたため、寺山に笑顔は無かった。
HIROYUKI、蘭丸を圧倒し判定勝ち
第12試合 メインイベント2 スーパーバンタム級 3分3R
○HIROYUKI(RIKIX/Bigbangバンタム級王者、元新日本フライ級&バンタム級王者)
×蘭丸(team AKATSUKI)
判定3-0 (勝本30-27/少30-27/西村30-27)
HIROYUKIは昨年12月のONEでペッダム・シテラワン(タイ)に1R KO勝ち。今年4月5日のNJKFで遠山翔太に1R TKO勝ちし、2カ月連続で試合に臨む。蘭丸はBigbang育ちでKrushでも試合を重ねる18戦8勝(4KO)9敗1分の選手。
1R、HIROYUKIがプレッシャーをかけ、右ミドル、ロー、カーフ等を的確に当てて追い詰める。中盤、蘭丸も右ミドルを当て、前に出て必死にパンチを返すが、HIROYUKIは防御すると、終盤に手数を上げ、最後は右ミドルを効かせてからのパンチと膝のラッシュで追い詰める。
2R、HIROYUKIが右カーフを効かせつつ、終始パンチ、ミドル、膝等を自在に当て続けて圧倒する。蘭丸はなんとか耐えて終える。
3R、HIROYUKIが右カーフ、ミドル、ストレート等を何発も当て、アゴへの右飛び膝も絡めて追い詰める。蘭丸は防戦一本だが最後まで耐え終了。HIROYUKIが3Rともポイントを取り判定勝ちした。
海凪、フライ級王者のブラックシーサー颯太朗に判定勝ち
第11試合 メインイベント1 フライ級(ノンタイトル戦) 3分3R
×ブラックシーサー颯太朗(TEAM TEPPEN/Bigbangフライ級王者、RISEフライ級(51.5kg)8位)
○海凪[みなぎ](RAUSU GYM)
判定0-3 (勝本28-30/少28-29/椎名28-30)
颯太朗はRISEを主戦場とする26歳。昨年12月、空龍に判定勝ちしBigbangフライ級初代王者となる。4月3日のONE Friday Fightsでデルファン・ドゥイ・サトリオ(インドネシア)に判定勝ちしたばかりだ。
海凪はKrushを主戦場とする19歳。昨年10月、上遠野寧吾にKO負けも、今年3月、空龍に判定勝ちし、今回Bigbangに初参戦し、王者相手に結果を残す。
1R、サウスポーの海凪が右の前手のフックで時折颯太朗をフラつかせるが、颯太朗も右フック、膝、ボディフックを効かせ、一歩も引かない展開。両者フライ級らしいスピーディーな一進一退の攻防で場内を沸かせる。記者採点はイーブン。
2R、序盤こそ颯太朗がボディと顔面へのパンチを効かせ、やや優勢だったが、海凪も攻撃を返し続け、終盤には海凪がボディと顔面へのパンチ、左膝蹴りをお返しして追い詰め、ややいい流れで終える。記者採点はイーブンだが海凪につく可能性もある。
3R、お互い激しい削り合いが続くが、中盤からじわじわと海凪のパンチ、左膝蹴りのヒットが増える。終盤、海凪はヒットを増やし、胴廻し回転蹴りも当てて、最後まで元気良く攻め続け終了する。記者採点は海凪。合計29-30で海凪、ジャッジ3者も海凪を支持し、海凪が判定勝ちした。
マイクを持った海凪は「いい内容じゃないですけど、チャンピオンに3-0で勝っているんで、年内タイトルマッチお願いします」とアピールした。
山際和希、哲志との接戦制す
第10試合 セミファイナル ウェルター級 3分3R
○山際和希(谷山ジム/元Bigbang&Krushウェルター級王者)
×哲志(K-1ジム五反田チームキングス)
判定3-0 (椎名30-29/少30-28/松田30-29)
Bigbangのレギュラー選手・山際は3月大会で“KONG”光生に判定勝ち。哲志は3月大会で関龍之亮を2RカーフキックでKOしている。
1R、哲志が左ジャブを放ちつつ、セコンドについた与座優貴が得意とする奥足狙いの右インロー等のロー系の蹴りを随所で当てる。慎重な山際だが、終盤になると左ミドルのヒットを増やし、五分に近い状態をキープする。記者採点はイーブン。
2R、哲志が序盤に得意の右カーフキックを当てて山際をスリップさせるが、山際は以降はカーフの強打を許さず、随所で左ミドル等の蹴りを返し、はっきりと差をつけさせない。記者採点はイーブン。
3R、山際は随所で左ミドルを強打する。哲志はひるまないももの攻撃が減ってしまう。それでも最後、哲志が右フックで山際を少しひるませ、いい形で終える。記者採点はイーブン。合計30-30でイーブン。ジャッジ3者とも1~2ポイント差で左ミドルの強打で印象を作った山際を支持し、山際の判定勝ちとなった。
林京平、北井智大を1R KOし奥平将太との再戦熱望
第9試合 63.5kg契約 3分3R
○林 京平(湘南格闘クラブ/元Bigbangライト級王者)
×北井智大(チームドラゴン)
1R 1’53” TKO (3ダウン:パンチ連打)
1R、開始すぐから林がプレッシャーをかけ、右カーフキックを当てつつ、じわじわとロープ際まで詰めると、右ストレートをクリーンヒットしてダウンを奪う。その後もコーナーに詰めてのパンチラッシュで立て続けにダウンを奪いKO勝ちした。
マイクを持った林は「1年ぶりの試合で勝てました。去年6月に奥平将太選手に(スーパーライト級)タイトルマッチで負けましたが、今、調子いいです。今見ていれば挑戦受けてほしいです」とアピールした。
KORAKUEN JAMBULL出場権獲得の髙岩拓が城戸康裕とエキシ
第8試合 エキシビションマッチ 3分1R
―髙岩 拓(TRY HARD GYM)
―城戸康裕(谷山ジム/元Bigbang・Krush・WBKF世界スーパーウェルター級王者、元MA日本ミドル級王者、SPACE ONE 75kg級王者)
勝敗無し
髙岩は3月大会で山本直樹をKOした新鋭。9月27日の(株)東京ドーム主催「KORAKUEN JAMBULL」後楽園ホール大会へのBigbang代表決定戦として、髙岩と大江昇成(team MIYABI)の試合が組まれたが、大江の負傷欠場により、髙岩は戦わず代表権を獲得し、今回、ベテランの城戸とエキシビションマッチを行った。
髙岩はサウスポーで体格で勝る城戸に対し、物おじせず前に出て右ミドル、ストレート等で積極的に攻める。城戸も力の入った左ミドルで応戦。最後、城戸が得意のバックハンドブローを放てば、髙岩も胴廻し回転蹴りを返し、場内を沸かせて終了した。
エキシ終了後、KORAKUEN JAMBULLの小林米仁プロデューサーから、大会出場権のパネルが贈呈された。髙岩は「欠場した大江選手の気持ちも背負って9月頑張ってきます。Bigbangのファンの皆さん、応援お願いします」とアピールした。城戸も「めっちゃイケメンでめっちゃ強い」と髙岩を称えた。
第7試合 スーパーライト級 3分3R
○TAKU(TARGET)
×寛樹(谷山ジム)
3R 1’53” TKO (レフェリーストップ:右フックでダウン後)
1R、TAKUが終始前に出て、左右のボディ、左ミドル、右ローを当てつつ、右ストレートも的確に当て主導権を握り続ける。2RもTAKUが同様に攻め続ける。3R、TAKUが右アッパー、左ボディを効かせてから、右フックでダウンを奪う。寛樹は立ったがダメージが大きく、椎名レフェリーがストップした。
第6試合 ウェルター級 3分3R
△“KONG”光生(K-1ジム蒲田チームアスラ)
△竹内皇貴(チームドラゴン)
判定0-0 (28-28/28-28/28-28)
1R、竹内が左テンカオ、ミドルを当て続けて主導権を握り、終了間際に左テンカオで倒すと、松田レフェリーはダウンを宣告する。
2R、KONGが圧力を強め、竹内に攻められる前に右ロー、ストレート等を当てて反撃する。竹内も左のテンカオ等を返すが、組んでから膝を連打する反則を犯し、レフェリーから注意される。
3R、KONGが前に出て右ストレート、膝を当てて、竹内を追い詰める。終盤、苦しい状況の竹内は、組んでから膝を連打してしまい、減点1を科される。この減点でポイントがイーブンとなり引き分けとなった。
第5試合 スーパーバンタム級 3分3R
○塚田 翔(TEAM EDEN)
×グリコ(ポゴナクラブジム)
1R 2’34” KO (左ボディフック)
第4試合 女子40kg契約 2分3R
○Crazy SHARK(YSSジム)
×石岡真理絵(FIGHT TRIBE)
判定3-0 (30-27/30-28/30-28)
第3試合 フライ級 3分3R
△秦悠歩人(インスパイヤードモーション)
△落合靖将(モテるジム)
判定1-1 (30-29/29-30/29-29)
第2試合 スーパーフェザー級 3分3R
○近藤祐一(デポルターレジム)
×杉山海瑠(HEAT)
2R 1’54” KO (左ハイキック)
第1試合 60kg契約 3分3R
○相島珀斗(team OJ)
×岡田響也(真樹ジムAICHI)
判定3-0 (30-28/30-29/30-27)
オープニングファイト 62.5kg契約 3分3R
○井上銀太(谷山ジム)
×柊柊[ひいらぎしゅう](ポゴナクラブジム)
1R 2’29” TKO (レフェリーストップ:パンチ連打)




























