Bigbang 6.1 後楽園ホール(レポ):晃貴、良星下しスーパーバンタム級王座獲得し武尊が肩車で祝福。奥平将太、林京平を1R KOしスーパーライト級王者に。HIROYUKIが初参戦しKO勝ち
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Bigbang 統一への道 其の52
2025年6月1日(日)東京・後楽園ホール
記事提供:Bigbangプロモーション 写真:(C)Bigbang
晃貴、良星下しスーパーバンタム級王座獲得し武尊が肩車で祝福
第13試合 メインイベント2 Bigbangスーパーバンタム級タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
×良星[らすた](KSR GYM/王者、RISEバンタム級(55kg)5位)※初防衛戦
○晃貴(K-1 GYM SAGAMI—ONO KREST/元Krushバンタム級(53kg)王者)
判定0-2 (勝本29-29/少29-30/西村29-30)
※晃貴が王者に
良星は、16年9月の大野貴志戦で勝利し第4代Bigbangスーパーバンタム級王者に輝いた。3回の防衛戦を経てRISEを主戦場に戦い、昨年9月の『ビッグバン50』で6年ぶりにBigbangに出場。内田晶を判定で下し、Bigbangスーパーバンタム級王者に返り咲いた。
一方の晃貴は、武尊の後輩で19年1月の第4代Krushバンタム級王座決定戦で萩原秀斗に勝利し、同級王座を獲得。前回の試合となった24年12月の大鹿統毅戦は判定勝ちを収めている。
1R、良星は前後に動きながらカーフキック、そしてハイキックで攻撃。晃貴は距離を詰めながらの右の強打。良星は強烈なカーフキックからのパンチや前蹴りなど、つなぎの技が目立つ。晃貴は、やや攻めあぐねている印象だが互角の展開か。
2R、良星は引っ掛けからのヒザ蹴りをボディへ。これでリズムをつかみ、何回もヒザ蹴りをアタックして追い込んでいく。晃貴は出血し、守勢に回ってしまう。このまま晃貴がやられてしまうかと思われたその時、飛びヒザ蹴りがアゴに炸裂。良星は後退し、ガードの上からパンチの連打を浴びてしまう。
3R、やや晃貴の勢いが増す中、良星もヒザ蹴りとカーフキックで反撃。晃貴は右の強打を浴びせる。そして飛びヒザ蹴り!良星は下がらずに打ち合いを臨み、激闘の展開に。ここは互角の展開が続くも、やや晃貴の攻勢が目立った。判定は2-0で晃貴が勝利し、新王者となった。
Krushに続き2本目のベルトを手にした晃貴は「ビッグバンのベルトが欲しかったので嬉しいです。ビッグバン、自分が盛り上げていきます。あと、ベルトをとったら、夢だった武尊君に肩車してほしいです」と話すと、武尊が肩車してガッツポーズを作った。
奥平将太、林京平を1R KOしスーパーライト級王者に
第12試合 メインイベント1 Bigbangスーパーライト級王座決定戦 3分3R(延長1R)
○奥平将太(KSR GYM/RISEスーパーフェザー級(60kg)11位)
×林 京平(湘南格闘クラブ/元Bigbangライト級王者)
1R 2’40” TKO (レフェリーストップ:パンチ連打)
※奥平が王者に
奥平は今年3月に王者・琢磨を1RKOで下し、長期離脱に追い込んだ。これまでビッグバンアマチュア大会で6階級を制しており、プロ初の王座を狙っている。今回は琢磨が王座返上となり、王座決定戦が行われることとなった。
林は、ビッグバン最速KOの記録を持つハードパンチャー。第3代ビッグバンライト級王者で、今回は2階級制覇を狙う。
1R、互いにカーフキックで様子を見るも、ハイキックやパンチとギアを上げて激しい攻防になっていく。林はパンチからカーフキックを見せると、奥平が左のパンチでダウンを奪う。立ち上がる林。奥平は、さらに右のショートで二度目のダウンを奪った。立ち上がった林に、奥平は後ろ廻し蹴り。そしてパンチを連打すると、林がバランスを崩して倒れ込んだところでレフェリーが試合をストップした。
新王者となった奥平は「試合前、前回の試合もヒザが大変になって、今回も足首、あばらを痛めていました。でも、応援の声で大丈夫でした。ビッグバンのベルトをとってRISEでも試合をします。ビッグバンも盛り上げます。次の試合は良星先輩が勝ってくれると思います。」と挨拶した。
第11試合 57.5kg契約 3分3R
○宮﨑勇樹(FLY SKY GYM/MY GYM/Bigbangフェザー級王者、MA日本同級王者)
×久保一馬(FIGHT CLUB 428)
判定3-0 (30-28/30-28/30-29)
宮﨑は、昨年12月の『Super Bigbang 2024』で竹添翔太と対戦して判定勝ちを収めて第8代Bigbangフェザー級王者となった。MAキックボクシングでもフェザー級王者となり、今回が王者となって初めての試合となる。
久保は、前回のビッグバン初参戦でタイトル挑戦経験もある突貫ファイター。連続参戦でビッグバンの初勝利を目指す。
1R、久保は前へ出て圧をかけていく。宮﨑はこれを冷静にさばいて右のカウンターを放つ。それでも久保は前へ出てカーフキックからパンチにつなげる動き。宮﨑は下がりながらのカウンター。久保は突進しての攻撃を見せた。
2R、開始から久保が前へ出るも、ここでは宮﨑も負けずに下がらない。近い距離での攻防は、宮﨑がカウンターのパンチを入れて優位に。それでも久保は下がらない。被弾するも前へ出る久保。宮﨑の的確の攻撃が目立った。
3R、宮﨑が前へ出て、久保と真っ向勝負。互いに引かない。久保のオーバーフックが宮﨑に襲い掛かる。下がる場面もあった宮﨑だが、ギアを上げてパンチからカーフと攻撃を止めない。久保はパンチを出し続けて激闘に。最後まで好勝負を見せ、判定へ。3—0で宮﨑が勝利した。
第10試合 Bigbangウェルター級王座挑戦者決定戦 3分3R(延長1R)
○乾 秀人(BANG BANG GYM/KROSS×OVER KICK ウェルター級王者)
×哲志(K-1ジム五反田チームキングス)
判定3-0 (30-28/30-29/29-28)
ビッグバンウェルター級挑戦者決定戦として、乾と哲志が激突する。
乾は、キャリア5勝4KO無敗の記録を持つKROSS×OVER KICK第4代ウェルター級王者。底が見えていないため、今回でどんな試合をするのか注目が集まる。
対する哲志は、K-1からの刺客。前回は宗方888をカーフキックでKOして、今回の挑戦者決定戦に駆け上がった。
1R、哲志は右カーフキックを蹴っていく。乾はこれを受けながらバランスを崩す場面も。だが乾は距離を詰めて左右のパンチで勝負をかける。哲志は徹底したカーフキック、そしてパンチにつなげる場面も。
2R、ここでも哲志はカーフキックを蹴りまくる。乾は足が流れてしまうも、追いかけてパンチをラッシュ。哲志はガードするもパンチを被弾するシーンも。乾はカーフで足を痛めながらも前へ出てパンチを打ち続けた。
3R、乾は前へ出てパンチを打ちながら、カーフキックにもつなげる。哲志は勢いがなくなっていき、乾が勢いを増す。最後までパンチを打ち続けた乾が、判定3—0で勝利。これで11月の『Super Bigbang 2025』で野村の持つウェルター級王座に挑戦することが決まった。
リングインしたチャンピオンの野村。乾は「野村ー!俺がもらいにきたよ。でも、まだこんなのではダメなのでまた出直してきます」とコメント。野村は「格闘技ファンとして見ていて、2人の試合は面白かったです。でも自分はレベルが違うんで。打ち合いになる。どっちが強いかやりましょう」と健闘を誓い合った。
第9試合 67.5kg契約 3分3R
○山際和希(谷山ジム/元Bigbang&Krushウェルター級王者)
×松下大紀(BELIEVE MAN)
判定3-0 (30-28/30-28/30-28)
山際は引き分けを挟みながらも連敗と結果を残せていない。現役終盤に入ってきているベテランの再起に、期するものがあるだろう。
松下は、前回の高橋幸光戦でリカバリーに失敗した影響もあり敗北。今回は再起に向けて大切な一戦となる。
1R、山際は距離をコントロールしながら右ミドルキックで試合を組み立てる。松下はおプレスをかけながらの左右のパンチをボディへ集める。静かな立ち上がりとなった。
2R、松下は左右ボディ打ちから顔面へフックを放つ。下がりながらディフェンスする山際は、右ミドルキックを次々と決めていくと左右のパンチにつなげ、リズムを作っていった。
3R、勢いに乗る山際は、右ミドルキックを蹴り続ける。松下はボディ打ちから顔面へのパンチも手数は減り続ける。山際は右カーフキックから、右ハイキック、さらに左右のパンチへつなげて猛攻を仕掛ける。最後まで攻め続けた山際が判定3—0で勝利した。
HIROYUKIが初参戦しKO勝ち
第8試合 バンタム級 3分3R
○HIROYUKI(RIKIX/元新日本バンタム&フライ級王者)
×愛瑠斗[えると](RAUSU GYM)
2R 1’34” KO (3ダウン:右三日月蹴り)
59戦のキャリアがある新日本キック2階級王者のHIROYUKIがビッグバン初参戦。前回はONEでKO負けを喫し、ここで再起できるか注目の一戦。
愛瑠斗は、ビッグバンのタイトル挑戦経験がある常連選手。近距離で足技を使う器用な選手で、戦績が5倍以上も違うHIROYUKIを食うことができるか。
1R、HIROYUKIはサイドキックから右のパンチにつなげる。ときおり右飛びヒザ蹴りで襲い掛かる。愛瑠斗はカーフキックで足を狙い続ける。HIROYUKIがバランスを崩す場面もあった。
2R、HIROYUKIはカーフキック、飛び込みの左フックを攻撃する。愛瑠斗はカーフキックも、HIROYUKIの圧力に押される場面も。HIROYUKIは右アッパーを決めて左ボディでダウンを奪う。立ち上がった愛瑠斗の胸に左の前蹴りを当てて倒し二度目のダウンを奪った。最後にHIROYUKIは右の三日月蹴りを決めて愛瑠斗をKOした。
HIROYUKIは「日本で試合をするのは1年ぶりで、まあ硬くなった。タイトルマッチがあるとか言われているので、また勝ちたいと思います」とアピールした。
11.2 横浜武道館で城戸康裕と大輝がスーパーウェルター級王座決定戦
第8試合終了後、城戸康裕と大輝がリングイン。2025年11月2日(日)横浜武道館にて開催される『Super Bigbang 2025』で対戦することが発表された。藤村大輔が靭帯断裂のためスーパーウェルター級王座返上となり、王座決定戦として2人が対戦することとなった。
◆城戸「5月11日にベルトをとってきました。6個目です!ビッグバンは18戦18勝で一回も負けてない。なのにビッグバンのベルトない。なので、7個目を取りに行きます!」
◆大輝「城戸選手は、小さい頃から見ていた選手です。憧れを超える気持ちでぶっ倒したいです」
第7試合 スーパーバンタム級 3分3R
△福井萌矢(健武館/RISEバンタム級(55kg)12位)
△蘭丸(team AKATSUKI)
判定0-1 (29-29/28-29/29-29)
第6試合 60kg契約 3分3R
○高田 優(湘南格闘クラブ)
×仙一(サクシードジムteam EXCEED)
判定3-0 (30-27/30-26/30-27)
第5試合 ヘビー級 3分3R
×藤倉 悠(ポゴナクラブジム)
○佐竹アレックス(トライデントジム)
3R 0’16” TKO (レフェリーストップ:右腕の負傷)
第4試合 55kg契約 3分3R
○嶋津悠介(RIKIX)
×雨宮 空(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)
第3試合 スーパーフェザー級 3分3R
○修羅斗(谷山ジム)
×春暉(ドラゴンテイル)
判定3-0 (29-26/29-26/30-27)
第2試合 60kg契約 3分3R
×石井 凌(士魂村上塾)
○藤平琉矢(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
2R 1’25” TKO (レフェリーストップ:パンチ連打)
第1試合 スーパーフェザー級 3分3R
○相島珀斗(team OJ)
×ゼンギン・ウムト(ポゴナクラブジム)
判定3-0 (30-28/30-28/30-29)
オープニングファイト スーパーバンタム級 3分3R
×近藤壮真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
○グリコ(ポゴナクラブジム)
1R 2’30” TKO (レフェリーストップ:右ストレート)