ホーストカップ 12.28 ポートメッセなごや(レポ):レンタ・ウォーワンチャイ、HIRO YAMATOを膝肘主体で圧倒し6年越しリベンジ。國本真義&青木洋輔、王座戦で死闘制し引退

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アーネストホーストジムJAPAN「グループエスカラデーPRESENTS HOOST CUP KINGS NAGOYA 18 ~NEVER ENDING SPIRIT~」
2025年12月28日(日) 愛知・ポートメッセなごや 第3展示場
レポート:井原芳徳
第2部
レンタ・ウォーワンチャイ、HIRO YAMATOを膝肘主体で圧倒し6年越しリベンジ
第12試合 EXルール(肘有り・キャッチ制限無し) 61.3kg契約 3分3R(延長1R)
×HIRO YAMATO(大和ジム/HOOST CUP日本スーパーライト級王者、WBCムエタイ日本&NJKFライト級王者)
○レンタ・ウォーワンチャイ(ウォーワンチャイプロモーション/BOM・WMCインターコンチネンタル・WPMFインターナショナル・ライト級王者)
判定0-3 (久保井29-30/北岡28-30/吉田28-30)
両者は19年10月、ムエタイスーパーファイト名古屋大会で対戦し、HIROが判定勝ちしている。両者多数のタイトルを獲得し、6年を経ての再戦は、前回まだ17歳だったレンタが成長の差を印象付ける内容に。
1R、レンタが開始すぐから前に出て、パンチのコンビネーションから左肘や右ローを当てる。中盤にはレンタが首相撲で捕まえ、膝を連打し、肘にもつなげて好印象を作る。これで手応えを得た様子のレンタは、終盤にも膝と肘を当て、右の三日月蹴りも当て、優位を維持する。レンタは左まぶたをカットするが傷は浅い。記者採点はレンタ。
2R、レンタが序盤からカウンターの左フックをヒット。レンタは左肘、三日月蹴り、テンカオ、右ミドルと攻撃を自在に散らす。HIROは攻撃が少ない。HIROは最後、左のスーパーマンパンチを当てるが、ひるませるほどにはならない。記者採点はレンタ。
3R、レンタはパンチのコンビネーションから右ローをヒット。レンタは首相撲でHIROをガッチリと捕まえ、膝、肘を当て続け、HIROを圧倒する。中盤過ぎ、HIROも右フックをヒットするが、すぐにレンタが首相撲で捕まえて膝を当て、離れれば右ミドルを当て、主導権を握らせない。最後はレンタが右肘、右フック、左ボディも当てて終える。HIROは左まぶたを切られる。記者採点はレンタ。合計27-30でレンタ。ジャッジは1~2点差とレンタに厳しかったが、3者ともレンタを支持し、レンタが判定勝ちでリベンジを果たした。
マイクを持ったレンタは、再戦を受けたHIRO、ホーストカップ関係者、地元福岡から応援に来た人たちに感謝を述べ「来年は自分に勝った選手にリベンジするのはもちろんですが、世界のベルトを取ります」と宣言した。
國本真義、HOOST CUP日本バンタム級王座防衛し引退
第11試合 HOOST CUP日本バンタム級タイトルマッチ 3分5R(延長1R)
○國本真義(MEIBUKAI/王者、元WMCインターコンチネンタル&S-BATTLE同級王者)
×保井広輝(Lot Gym/挑戦者、DEEP☆KICK -55kg王者)
6R 判定3-0 (吉田10-9/久保井10-9/宮本10-9)
5R 判定1-0 (吉田48-48/久保井48-47/宮本48-48)
※國本が防衛
長年、ホーストカップの主力として活躍した國本が、今回の防衛戦で引退することになった。
1Rは両者慎重な立ち上がり。両者ローを当てるが、まだ攻撃が少ない。2Rも中央付近で五分の攻防が続く。國本は右ロー、保井は左ジャブが印象的だが、相手を追い詰めるほどにはならない。記者採点はここまでイーブン。
すると3R、序盤から試合が動く。國本が左ミドルを当ててから、パンチの連打につなげようとすると、保井の左フックがカウンターで炸裂し、國本は倒れてしまい、レフェリーはダウンを宣告する。だが國本はすぐ立つと、目が覚めたように前に出て圧を強め、パンチのコンビネーションから左ボディ、右フックを随所で当てる。國本優位となるが、ダウンは奪えず終わり、8-10で保井がポイントを取る。
4R、負けられない國本は序盤から右ローを度々当て、右フックにもつなげて優位に進める。保井は受けに回り続けてしまう。國本は終盤、顔面狙いの左前蹴りもヒットする。記者採点は國本。
5R、國本は右ロー、左ボディ、顔面前蹴りを度々当てる。保井も攻撃を返すがヒット数ではさを付けられたまま終わる。記者採点は國本。合計48-48でイーブン。ジャッジ1者は意外にも48-47で國本を支持したが、2者はイーブンとし延長へ。
延長R、國本が変わらずパンチ、ローで積極的に攻める。だが保井も5R以上にパンチのヒットを増やし、右テンカオも当てる。國本は左まぶたをカットし出血する。終盤、國本が右ローを当てれば、保井も左ミドルを返し、譲らぬまま試合を終える。タイトルマッチの延長Rはマスト判定のようで、ジャッジ3者とも手数で勝った國本を支持し、國本が判定勝ちした。記者採点も國本。
ベルトが贈呈された後、家族や関係者がリングに上がり、今回で引退する國本に花束やプレゼントを渡した。ホーストカップからも功績を称える表彰状が贈呈された。MEIBUKAIの丹山命師範は「4歳の頃から30年見てきましたが、今日が一番いい試合でした」と称えた。
國本は「長い間応援ありがとうございました」と話し、ホーストカップ関係者、丹山師範、出稽古先のOISHI GYMの大﨑一貴らに感謝を述べ、「僕は何も持っていなかったですけど、人にだけは恵まれました」とこれまでのキャリアを振り返り、最後は10カウントゴングを聞いた。
青木洋輔、HOOST CUP日本ミドル級王座獲得し引退
第10試合 HOOST CUP日本ミドル級(70kg)王座決定戦 3分5R(延長1R)
○青木洋輔(大和ジム/元WBCムエタイ日本&NJKFウェルター級王者)
×ファビオ・ボルジェス[Fabio Borges](ブラジル/ブラジリアンタイ/FIGHT DRAGONブラジル70kg級王者)
判定3-0 (御座岡50-47/宮本50-47/篠原48-47)
※青木が王者に
青木は31歳。地元愛知でのホーストカップで10年前にプロデビューし、肘有りで2本のタイトルを獲得。今回、引退試合で肘無しのホーストカップのベルトに挑んだ。対するボルジェスはダニロ・ザノリニのブラジルの大会で優勝し初来日した。
1R、長身のボルジェスが前に出て積極的にパンチを振う。青木は防御しつつ、中盤からは左ボディ、右カーフのヒットを増やす。終盤には青木が首相撲で捕まえて突き放してから左インローを当てると、ボルジェスは少しバランスが崩れてしまう。しかし最後、ボルジェスが青木をロープ際に詰め、左右のパンチをまとめて好印象で終える。記者採点はボルジェスだがイーブンの可能性もある。
2R、ボルジェスは圧力を強めて1R同様にパンチを積極的に振るう。青木も耐えながら右ストレートを効かせ、右カーフにつなげる。一進一退で、お互い削り合う展開に。記者採点はイーブン。
3R、ボルジェスは変わらず前に出るものの、青木のカーフキックで足のダメージが蓄積する。ボルジェスは倒れないものの、手打ちのパンチが増え、力が入らなくなる。記者採点は青木
4R、ボルジェスは苦しくともパンチを放ち続ける。青木はパンチをかわす場面もあるが、被弾の頻度がこれまでよりも上がってしまい、蹴りの威力も低下する。だが終了間際、青木がパンチの連打から左カーフキックでボルジェスをスリップさせ、好印象で終える。記者採点は青木。
5R、お互い消耗が激しく、一発一発の威力は弱まり、攻撃も減る。終盤、ボルジェスがパンチをまとめれば、青木も返し。一進一退のまま終わる。記者採点はイーブン。合計49-48で青木。ジャッジ3者も青木を支持し、青木が判定勝ちし、有終の美を飾った。
ベルトを巻いた青木は大会関係者、スポンサー、チームメイトや出稽古先に感謝を述べ「最近山あり谷ありでいいことがなかったですけど、チャンピオンになれてうれしいです」と話すと、大和ジムの福田匡志会長やトレーナーに対し、感謝を込めて花束を送った。最後は夫人に今回取ったベルトを渡し、3人の子供達とも揃って記念撮影した。
メインイベント終了後には改めて青木の引退セレモニーが行われ、青木は改めて感謝の言葉を述べ、10カウントゴングを聞いた。
40歳になった王者トファネリ、石川泰市と延長ドロー
第9試合 ウェルター級(67.5kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
△ヴィトー・トファネリ[Vitor Toffanelli](ブラジル/ブラジリアン・タイ/HOOST CUP日本ウェルター級王者、WBKF世界スーパーウェルター級王者、FIGHT DRAGON 70kg王者)
△石川泰市(TenCloverGym/RISEウェルター級4位)
4R 判定1-0 (北岡10-10/坪井10-10/篠原10-9)
3R 判定0-1 (北岡28-30/坪井29-29/篠原29-29)
ウェルター級王者のトファネリは昨日27日に40歳になったばかり。静岡から来た石川はホーストカップ初参戦だ。
1R、石川はノーガードで度々攻撃を誘う。トファネリは慎重だったが、終盤、石川の右ストレートの直後に左フックを返し、やや好印象で終える。記者採点はトファネリだがイーブンもありうる。
2R、石川も右ストレート、カーフを当てるが、ヒット数が伸びず、トファネリも左フックや上段後ろ廻し蹴りを当て、五分を維持する。記者採点はイーブンだが石川につく可能性もある。
3R、やや動きの落ちて来たトファネリに対し、石川が中盤にパンチをまとめ、やや優位に。最後、トファネリもパンチを必死に振うが、空振りが多いまま終了する。記者採点は石川。合計29-29でイーブン。ジャッジは1者が石川を支持したが、2者がイーブンで延長へ。
延長R、トファネリは左ミドルと右ストレートを連続で当てて先手を取る。石川は口が開きしんどそうだ。終盤もトファネリが前に出て、パンチを随所で当てて印象を作り終了する。記者採点はトファネリ。ジャッジ1者もトファネリだったが、2者はイーブンとし、ドローで終わった。リングアナウンサーは「再戦を期待しましょう」と話しており、トファネリがベルトを懸けての決着戦が来年組まれる可能性も浮上した。
なお、第8試合終了後の休憩明けには、ゲストとして来場した吉成名高が、ONEのチャンピオンベルトを肩にかけて登場し、アーネスト・ホースト氏と記念撮影した。
第8試合 スーパーライト級(63kg) 3分3R(延長1R)
○安川侑己(志村道場/HEAT KICKライト級王者)
×祖父江泰司(理心塾/NJKFスーパーライト級5位)
1R 1’33” TKO (レフェリーストップ:左ボディフック)
安川は7月にホーストカップに6年ぶりに出場し、RISING大輝に勝利。9月の大阪大会では成尾拓輝の持つ日本ライト級王座に挑戦し1RでKO負け。今回、1階級上のスーパーライト級で、しっかり結果を出す。
1R、安川はサウスポーの祖父江に圧力をかけ、右インローを当て、中盤には右アッパーを絡めるようになると、右アッパーから左ボディでダウンを奪う。祖父江はうずくまったまま立てず、安川のTKO勝ちとなった。
マイクを持った安川は「前回9月の試合で負けて、色々あって」と話し始めると涙ぐみ「凄く気持ちが乱れてて、負けたままじゃ終わりたくなくて(大会主催の)土居さんに試合をさせてくださいとお願いして、試合をさせてくれてありがとうございます」と話し、続けて家族や応援団にも感謝を述べた。
第7試合 スーパーフライ級(53kg) 3分3R(延長1R)
○佐藤執斗(グラップリングシュートボクサーズ/シュートボクシング日本バンタム級王者)
×山脇飛翼(K-1ジム心斎橋チームレパード/RKSバンタム級王者)
2R 0’47 TKO (レフェリーストップ:左フック)
MMAにも挑戦しているシュートボクサー佐藤と、ムエタイの試合が続くK-1ファイターの山脇による、ホーストカップ初参戦勢同士の異色カードが組まれた。
1R、蹴り主体の攻防が続き、ほぼ互角だったが、2R序盤、佐藤が近距離で左ハイを当てて倒しダウンを奪う。不意を打たれた山脇はすぐ立ったが、ダメージは残っている様子。佐藤はさらにガードの上から左ハイをヒット。そして右ストレートと左フックの連打で再びダウンを奪うと、山脇はうずくまった状態が続き、レフェリーがストップした。
ホーストカップのスーパーフライ級王座は、ONEでも3連続KO勝ち中の芝宏二郎が保持しており、今後、佐藤が挑戦者に浮上しそうだ。
第6試合 ミドル級(70kg) 3分3R(延長1R)
○小原俊之(江南ボクシングジム/元HOOST CUP日本EXミドル級王者)※キング・ムエから所属変更
×ネト・ビセラジオ[Neto Vicelazio](ブラジル/ブラジリアンタイ/KIC 65kg王者、FIGHT DRAGON 65kg王者)
判定3-0 (宮本30-28/坪井30-29/御座岡30-28)
1R、小原がサウスポーからの左ミドルを序盤から的確に当て、中盤からは左のテンカオも絡め、ボディ主体で攻める。2Rも同様の攻めで、3Rには左の奥足狙いのローも絡めて主導権を維持し判定勝ちした。
第5試合 女子47kg契約 3分3R
○奥村琉奈(OISHI GYM)
×坂上りま(岡澤道場サイクロンジム大船)
判定2-0 (御座岡30-27/北岡29-29/宮本30-28)
第4試合 55kg契約 3分3R(延長1R)
○大石 享(リメイクキックボクシングジム)
×瀧(魁塾)
3R 2’17” TKO (3ダウン:右カーフキック)
第3試合 75kg契約 3分3R
×肉弾子(米子ジム)
○ウェズリー・ペレイラ(ブラジル/FIGHT DRAGON)
2R 0’26” TKO (レフェリーストップ:右ストレート)
第2試合 55.5kg契約 3分3R
○祖根亮磨(大和ジム)
×西垣柊哉(パラエストラ西宮)
判定3-0 (坪井30-29/御座岡30-29/篠原30-28)
第1試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
△川口侑氣(TEAM O’URA)
△中島大河(GET OVER)
判定1-0 (北岡29-29/御座岡30-29/坪井29-29)
第1部
第7試合 53.5kg契約 3分3R
○山本藍斗(GET OVER)
×ATSUSHI(理心塾)
判定3-0 (30-28/30-28/30-27)
第6試合 女子52kg契約 3分3R
×坂本梨香(BELLWOOD FIGHT TEAM)
○山口 恵(RICH KICKBOXING GYM)
判定0-3 (29-30/28-30/28-30)
第5試合 65kg契約 3分3R
○ダニエル・マルコ(ブラジル/ブラジリアンタイ)
×武田崚登(OISHI GYM)
2R 1’57” TKO (パンチ)
第4試合 53kg契約 3分3R
○佐々木昊生(BFA SEED)
×杉浦海斗(Eee TEAM)
1R 0’43” TKO (左ハイキック)
第3試合 スーパーフライ級(53kg) 3分3R
○RISING蓮太(RISING己道会)
×奥村真先(納屋橋キック)
判定2-1 (28-29/30-29/29-8)
第2試合 56kg契約 3分3R
○金本魁羅(M3AFIT)
×シオン☆マツダ(理心塾)
2R 0’19” TKO (右ストレート)
第1試合 66kg契約 3分3R
○岡本琉聖(RISING己道会)
×伊東峻也(ブラジリアンタイ)
3R 0’46” TKO (カーフキック)

