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プロフェッショナル修斗公式戦
浪速からの挑戦状
99.8.4 北沢タウンホール


第6試合 95.0kg契約2R 関東vs関西5対5対抗戦 副将戦
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TOPS
桜井隆多
 
判定
3−0
直心会格闘技道場
北川純
 
 
 将戦は重量級の闘いとなった。
 桜井はライト・ヘビー(89.1kg)、北側はヘビー(94.2kg)。今回はクラスを越えての契約戦である。ビルドアップされた浅黒い体と甘いマスク。スター性満点の桜井であるが、タウンホールで行われた前戦では、フリーの佐々木に見事にヒールを極められてしまい、初黒星を喫している。連敗は避けたい。
 一方の北川も、デビュー戦でアンソニー・ネツラーに足関節で破れている。こちらも連敗阻止が、更には、関西勢の負け越し阻止がかかる。そして、二人とも、足首にがっちりとテーピング。敗戦のダメージは癒えていない。

 井の打撃を警戒する北川。無理矢理タックルで突っ込んでいき、切られても、更に押し込んでどうにかテイクダウンする。密着し、下から細かくパンチを打ってくる桜井。ゆっくりと腕を狙い、またパスを伺う北川。腰を立て、体を回転させて逃げようとする桜井。バックに付く北川。さらに回転して上を取る桜井。
 今度は北川がガードになり、足で突き放しに出る。桜井は、立って隙を見計らい、いっきにパスしようとするが、また北川がガードに捉える。ここで1R終了。

 2R早々、ともかくタックルに行こうとする北川。それをすかして上から殴りにいく桜井。北川が体を返し、猪木・アリ状態。桜井、攻めあぐねてブレイク。
 再開後、今度はうまく組み付いた北川。こうなってしまえば、腰の重さの違いとパワーでテイクダウンしてしまえる。更にパスし、横四方を取る。ここから、上四方とサイドにポジションを移行させつつ、桜井をコントロールし、十字やアームロックの機会を伺う北川。だが、桜井も取らせず、北川はパンチへと戦法を変える。サイドから隙を見てのパンチを振り下ろし、ついには上四方から、桜井の首を尻で押しつぶすようにして上体を起こし、そのままの体勢で、僅かに覗く桜井の顔面にパンチをうち下ろし続ける。
 ゴング。

 れで2勝2敗。5分に戻した。

(山名尚志)

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