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プロフェッショナル修斗公式戦
浪速からの挑戦状
99.8.4 北沢タウンホール


第2試合 ウェルター級2R 関東vs関西5対5対抗戦 先鋒戦
WILD PHONEX
松本光央
 
判定
3−0
×
ライルーツ・コナン
植野信介
 
 
 こから、いよいよ、関東vs関西の対抗戦の開始である。
 一人目のNANIWAN SHOOTERは、6月に開催された西日本アマ・ウェルター級の優勝者、植野。龍の半纏を羽織り、いなせなテキ屋のにいちゃんという風情で登場。関東側の松本は、デビュー以来3連敗で後のない立場。こちらはちょっと濃いタイプで、ガラのロング・タイツである。
 1Rから積極的に植野が押し込みにいく。組み付いてロープに、コーナーに押しつけていくが、松本も、体を入れ替えてしのぐ。だが、植野の圧力はやまず、強引な投げからテイクダウン。そこはキャリアの差か、松本、倒されながらも植野の足首を取り、アキレス、ヒール、アンクルと極めに入ろうとする。これを植野どうにか守りきる。
 再びスタンドからの押し合い。今度は松本が足をかけてテイクダウン。
 すぐにサイドに回って、上四方。マウントを狙ったところで植野が足首を取り、アンクルを狙いながら上体を起こして逆に上に乗る。松本のガード。ここで第一ラウンド終了。

 第二ラウンドに入る。
 植野の動きが鈍くなって来ており、どうやらプロ初試合ということで、大分スタミナを消耗してしまったようだ。ここからは松本がずっと攻め続ける。組み合ってからテイクダウンし、サイドからニー・イン・ザ・ベリー。そして腕十字。これはついていって逃げた植野だが、差し合いからの強引な投げを潰されて、また上を取られる。一旦立った松本は、転がる植野の隙を見つけ、植野の足をコントロールして、サイド。そしてマウント。
 植野もブリッジし、体を反転させ、逃げようとするが、顔面に、後頭部に、容赦なく松本のパンチが落とされ、がっちり腕でガードするのが精一杯に。
 松本の文句なしの完勝。
 まずは関東勢が初戦を飾った。

(山名尚志)

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