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| 第3試合 ウェルター級２Ｒ 関東vs関西５対５対抗戦 次鋒戦 | ||||||||||||||
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次鋒戦。関西側はお馴染みのレッド・スレイヤー・ガイである。 相変わらずの赤い髪。ポーズを決めて、「フォーッ」。何のポーズなんだか。スレイヤーズのリナ・インバースはあんなことしてないように思うが。 童顔ながらも気の強さが前面に出るタイプの南部が、ふざけてんじゃねぇ、という感じで睨みつける。しかし、ともかく見せ場はここだと思っているガイは、悠揚迫らず、会場へのアピールを続行。手を上げてゆっくりとマット上を一回りする。 南部は、開始早々、気合い十分にタックルで飛び込む。組止められても、そのまま押し込み、追い回してテイクダウン。ガイは何とかガードに入り、そのまま密着。ブレイクに持ち込む。 次の攻防では、うまくコーナーに押し込んだガイが、足をとってテイクダウン。だが、南部は、膝をこじいれてガイの動きを許さず、下から組み付いて上体を起こし、スタンドに。またもや押し込んで投げ、マウントを奪取。顔面にパンチを落とす。これはガイが足で突き放し、脱出。ここで１Ｒ終了。 ２Ｒに入っても、南部が積極的に押し込んでいく。コーナーに押しつけながら、腿に膝を入れていく。有効打である。ガイの足が震える。 いきなり引きつけて体勢を崩させ、テイクダウンに成功する南部。ハーフガードで堪えるガイ。パスしてサイドにいこうとする南部の動きに合わせ腰を立て、逆に上に乗る。この辺の動きは着実に良くなって来ており、ともかく攻められないポジションをキープする。だが、先に進めない。 またもや南部に膝でコントロールされ、下からの攻めに対応するのが精一杯となってしまう。更には突き放され、グラウンド状態の南部に足で牽制される。側転までして飛び込もうとするが読まれており、逆にアキレスを取られる。これは取り返してしのぐが、今度は下から南部のパンチが襲う。 結局、僅差で南部の判定勝ちとなった。 確かにガイのディフェンスは固い。倒されにくいし、上のポジションもキープできる。しかし、そこからが問題である。 通算成績４敗１分。キャラクターではなく、実績が求められる時期に至っている。 （山名尚志）
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