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[全日本キック] 6.22 後楽園:石川×カノンスック。元気&真弘も参戦

全日本キック "野良犬電撃作戦" 2008年6月22日(日) 後楽園ホール  【→カード&チケット】 [→掲示板]


 【ONLINE SHOP】 DVD「野良犬 小林聡伝説」05年の大月戦までの本人厳選34試合を収録

(5/12 up) 小林聡GMプロデュース興行の記者会見が12日、都内ホテルで行われ、3カードが発表された。大会名称は「野良犬電撃作戦」に決定し、70年代の日本映画風のポスターも公開された。

 [59kg契約/5R] 石川直生 vs. カノンスック・ウィラサクレック
 [76kg契約/5R] 中村高明 vs. 須藤信充
 [スーパーフェザー級/3R+1R] 大高一郎 vs. ソルデティグレ・ヨースケ

 他にも山本真弘、山本元気の出場が決定。真弘・石川・元気が揃うのは、小林GMも出場した06年3月大会の日タイ5vs5対抗戦以来となる。

 真弘の相手について小林GMは「他団体で軽々しく真弘の名前を出す奴がいるので、挑戦者を受け付ける。大会1ヶ月前の5月21日まで待ちたい。最低でも日本チャンピオンクラスじゃないとダメ」と説明。4月のシュートボクシングで真弘との対戦を希望したSB日本スーパーフェザー級王者の及川知浩の名前も挙げ、参戦を呼びかけた。
 だが真弘は05年のIKUSA GPの準決勝で及川に3R 判定勝ちしている。IKUSA GPで優勝した他、去年のKick Returnでも大宮司、石川、大月を撃破し優勝を果たしている。真弘は「標的にされることはうれしい」としつつも、「興味のわく日本人がいない」と話し、前回の3月の試合でタイ人に完敗したことから、「できれば6月はまたタイ人とやりたい」と話した。及川の対戦要求についても「特に何も。『何言ってんだよ』って感じ」と冷たかった。
 藤原ジムの弟弟子・真弘の反応に、プロデューサー・小林GMは「ガマンしてくれ」と苦笑い。「本人の気持ちもあるけど、お客さんの要望に答えるのもプロ」と話し、「リミットまでに希望者が現れなければタイ人との対戦もある」と付け加えた。

 一方、試練の七番勝負で3戦連続日本人を撃破した石川には、本人の希望どおり強豪のタイ人が用意された。カノンスックは元ルンピニー・スーパーバンタム級9位、M-1フェザー級王者の25歳。日本では5勝(5KO)2敗で、勝っても負けてもKO決着だ。元気、大月には負けているが、前田、TURBΦには勝っており、侮れない相手だ。
 石川は「大月さんも元気も勝っている相手だから、あえて『余裕だ』と言わないといけない相手。ビシッとKOで勝ちたい」と抱負。今週木曜から試合2週間前の6/6までの約3週間、タイの96ピーナンジム(ルンピニー王者のノンオー・シットオーが所属)に出稽古に行き、主に首相撲対策を強化する。

 元気は4月の後楽園大会で石川にTKO負けした後に引退を示唆したが、すぐに現役続行を決意し、今大会への出場を志願した。小林GMも「こないだああいう形で負けたけど、彼のドラマはまだまだ続く。戦いを貫いて欲しい」と期待を寄せる。ただし石川戦で負った頭部の傷にまだ腫れがあるため、医師との相談の上、出場の可否が決まる。

 小林GMプロデュース興行の裏メインとなりそうなのが、須藤の参戦だろう。小林GMにとって須藤は、東京北星ジム時代の先輩だが、引退後に出した自叙伝「野良犬キックボクサー小林聡の軌跡」(エンターブレイン)で、才能を鼻にかける須藤に対する嫌悪感を告白している。K-U時代には別々のジムに所属し、98年に対決した時は小林GMがKO勝ちし、須藤を引退に追い込んだ。04年に須藤は復帰し、NKB 2階級制覇、06年のR.I.S.E.での尾崎戦でのKO勝ちまでは快進撃を続けたが、その後は減量苦・負傷等で有言実行を果たせず、4月の新日本キックの後藤戦まで4連続KO負けと崖っぷちに立たされている。
 小林GMは最近の須藤に対しても「勝てない豚はただの豚」「後藤が潰してくれたけど、まだしぶとく生き残ってる」等と不快感を示し、「藤原ジムの後輩の中村が引導をきっちり渡して欲しい」と考え、この試合を組んだ。会見では須藤のゴリ押しで、75kgの契約体重が76kgに変更させられ、小林GMはさらに怒りを増す事に。「中村が30秒以内に勝った場合はボーナスを出します。大丈夫、黙ってても倒れるから」と6連勝中と絶好調の中村に期待をかけ、中村も「1Rから潰しに行きます」と約束した。果たして、小林GM初プロデュースの“キックボクシング番外地”が、“天才”須藤の墓場となるのだろうか?(井原芳徳)

小林GM、プロデュース興行の構想語る

(4/1 up) 全日本キックの小林聡ゼネラルマネージャーが1日の都内での記者会見で、初のプロデュース興行のコンセプトについて語った。(写真左は全日本キックの金田敏男代表)
 「お祭りじゃなく、肉を奪い合って食い合うような戦いの場にしたい」「全日本キックにとってこの大会が起爆剤になって欲しい。俺が出しゃばらなくても済むような、こういう大会をもうやらせないぐらいの選手が、この大会から出て欲しい」というのが小林GMの基本ポリシー。出場選手、カードは未定だが、「4月大会の石川×元気で生き残った方は必ず出す」と明言し、「団体を問わず、ギラギラした選手が名乗りをあげてもらえれば」と話した。
 最近では藤原ジムの後輩の山本真弘がK-1トライアウトで合格し、5/31の新宿大会の全日本キックvsチームドラゴン・全面対抗戦が全試合K-1ルールで行われることが決まる等、K-1関連の話題が増えている全日本キックだが、小林GMは「あくまでキックボクシングルールでやりたい」とこだわりを見せる。
 「現役をやめても、小林聡をやめたわけじゃない」とも話した小林GM。口には出さなかったが、既にいくつかのカードの構想が頭の中にはあるようで、マッチメイカー・小林聡の手腕に期待したい。(井原芳徳)
 
小林聡GMプロデュース興行を開催

(3/5 up) 全日本キックの6/22(日) 後楽園ホール大会が、小林聡ゼネラルマネージャーのプロデュース興行として開催されることとなった。全日本キックの宮田充興行部長のブログによると、小林GMが2月29日の野良犬祭り上映会で明らかにしたといい、宮田氏も日程と会場を発表している。イベント名が「INSIDE野良犬祭り」だったことにも引っかけ、GMは「OUTSIDE…アウトサイダーを集める!」と話したとのこと。果たしてどんな選手の参戦、どんなマッチメイクが実現するのか? 今後の発表が楽しみだ。

 

全日本キックボクシング連盟 "小林聡プロデュース 野良犬電撃作戦"
2008年6月22日(日) 東京・後楽園ホール
開場・17:00  本戦開始・18:00(本戦開始前にオープニングファイト数試合予定)


◆決定カード

NAOKICK試練の七番勝負・第四戦 59kg契約 3分5R
石川直生(青春塾/全日本スーパーフェザー級王者)
カノンスック・ウィラサクレック(タイ/WSRフェアテックスジム/M-1フェザー級王者)

76kg契約 3分5R
中村高明(藤原ジム/全日本ミドル級王者)
須藤信充(TEAM SUDO)

スーパーフェザー級 3分3R(延長1R)
大高一郎(STRUGGLE/3位)
ソルデティグレ・ヨースケ(U.W.F.スネークピットジャパン)

◆出場予定選手

山本真弘(藤原ジム/全日本フェザー級王者・KICK RETURN 60kgトーナメント優勝)
山本元気(DTS GYM/全日本スーパーフェザー級1位)

※出場選手は怪我により変更となる場合がございます


■料金:
SRS席¥15,000 RS席¥10,000 S席¥7,000 A席¥5,000
※SRS席は全日本キックのみでの販売
※当日券は各500円アップ

■一般発売:5月22日(木)〜

■先行発売:
4月26日(土)後楽園ホール大会にて各席最前列より発売します

■チケット発売場所  
チケットぴあ 0570-02-9999
イープラス http://eplus.jp/
後楽園ホール 03-5800-9999
全日本キック 03-3365-1171
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■お問い合わせ
全日本キック 03-3365-1171

Last Update : 05/12 23:51

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