(レポ&写真) [シュートボクシング] 4.4 後楽園:及川防衛。宍戸勝利
シュートボクシング協会 "SHOOT BOXING 2008 火魂(たまし)〜Road to S-cup〜 其の弐" 2008年4月4日(金) 東京・後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳 【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】
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第9試合 SB日本スーパーフェザー級(60kg)タイトルマッチ 3分5R(無制限延長R) ○及川知浩(及川道場/王者) ×石川剛司(シーザージム/1位) 判定2-0 (平50-49/鈴木50-50/北尻50-48) ※及川が初防衛
3Rまでは互いに単発の蹴りとパンチの打ち合いが続き、比較的静かな展開。及川が前回の対戦時(06年11月の両国大会)に肘で勝利したことへの対抗意識か、石川は次第に肘を振り回すように。及川もそれに呼応し、肘の数を増やすと、3Rに石川の左眉尻を切り裂くことに成功する。 以降も肘の応酬が続くが、正確に命中させるのは及川のほう。額、右眉尻、眉間等と次々と石川の顔面に傷をつくり、そのたびにドクターチェックが入ること合計4度。なぜか及川の肘を評価しないジャッジがいたが、及川の完勝といえる内容だった。 防衛と返り討ちに成功した及川は、バックステージで「石川はあれだけ切られてもまだやれると言っていた。勝負を簡単に見過ぎている。競ったときに勝てない精神力の差が出た。心と技術を磨いて来い。2年後にやったる」等と話した。 及川は既に先を見据えており、リング上でのマイクでは「今、60kgが盛り上がっている。(シーザー)会長が行けと言えば、SBが60kg最強だと証明しに行く」と改めてアピールした。 さらに05年のIKUSA GPで一度負けている全日本キックの山本真弘の名前を出し「次やったら勝てると思う。彼とはスキルの高い試合ができる。できればSBのリングに来てほしい」と話した。
第8試合 エキスパートクラス特別ルール 70kg契約 3分3R(無制限延長R)
○宍戸大樹(シーザージム/SB日本ウェルター級王者)
×ツァン・ホイクワン[曾海坤](中国/香港散打ナショナルチーム/散打広州トーナメント70kg級'06王者)
4R 判定3-0 (北尻10-9/和田10-9/鈴木10-9)
3R 判定0-1 (北尻28-28/和田28-29/鈴木28-28)
※1R右フックで宍戸1ダウン
ツァンはコンビネーションでパンチをボディと顔面に連打する等、散打というよりもボクサー寄りの動き。1R終盤には、軽く合わせたような当たりだったが、右フックでダウンを奪う。
いきなりピンチに陥った宍戸だが、2Rからはボディ狙いの前蹴りや膝蹴りを度々当て、ツァンのスタミナを奪う。3Rには持ち前のパンチの百裂拳で何度もツァンを追い詰める。2Rは手数で勝る程度だったため、ジャッジ1者は宍戸の負けという採点だったが、辛うじて延長戦に持ち込むことに成功。最後まで休まずパンチやバックスピンキックで圧倒し続け、勝利をものにした。
マイクを持った宍戸は「ツァン選手は今まで戦った選手の中でも凄く強かった。今日は完全復活を見せられなかった。毎回言ってますが、次回こそ必ずKOで勝って、みなさんに納得してもらいます」と話した。
第7試合 エキスパートクラス特別ルール 70kg契約 3分3R(無制限延長R)
○金井健治(ライトニングジム/SB日本スーパーウェルター級王者)
×カン・イェン[康恩](中国/香港散打ナショナルチーム/IFBインターナショナル散打70kg級'05王者)
判定3-0 (北尻29-27/和田29-27/鈴木29-27)
※2R右フックでカン1ダウン
宍戸の相手同様、カンも散打色は薄く、サウスポーの構えからの左ミドルはムエタイ色が強い。金井は右のインローを効かせつつ、2Rに首投げで1ポイント、右フックで1ダウンを奪う。だが3Rはカンの左フックでぐらついてしまい失速。王座奪取後の初戦はほろ苦い内容となってしまった。
緒形、サワー、ロバーツが挨拶
ラスト3試合開始前に行われた入場セレモニーには、緒形健一、アンディ・サワー、アレックス・ロバーツの3選手も登場し、次戦に向けての抱負を述べた。
◆緒形「5/28後楽園大会の試合は、復帰戦とかじゃなく、新しいスタートだと思っています。今年のS-CUPでアンディを倒すために、今度の試合は何が何でもKOで勝ちます」
◆サワー「今年はK-1とS-CUPの両方で優勝したいです。06年はS-CUPで緒形に負けて、いい年じゃありませんでした。来週のK-1 MAX(世界一決定トーナメント一回戦 4/9 広島大会)ではベストを尽くし、シュートボクシングの魂を見せます」
◆ロバーツ「サワー選手、緒形選手という凄い選手に比べると俺はまだまだです。来週のK-1(WORLD GP 4/13 横浜アリーナ大会)でフェイトーザとやります。サワー選手、緒形選手みたく、K-1でシュートボクシングの魂を見せたいです」
なお、この日2選手を送り込んだ香港散打ナショナルチームとSB協会が提携し、5月の香港での大会に、龍生塾の伊賀弘治と:岩下雅大が参戦することが発表された。岩下はこの日の大会での対戦が流れたザン・キンジュンとの対戦を予定。岩下はリングに上がり「シュートボクシングらしさを思いっきりアピールしてきたいです」と表明した。
第6試合 エキスパートクラス特別ルール 60kg契約 3分3R(無制限延長R)
○歌川暁文(U.W.Fスネークピットジャパン/SB日本スーパーフェザー級3位)
×OZ(格闘技サークルOZ)
判定3-0 (北尻30-25/平30-24/鈴木30-26)
※1R膝蹴り、3Rパンチ連打でOZに各1ダウン
終始歌川がOZを圧倒する展開。サウスポーの構えから左ミドルを当てつつ、1Rに膝蹴り、3Rにパンチラッシュでダウンを奪い完勝した。
第5試合 エキスパートクラス特別ルール 56kg契約 3分3R(無制限延長R)
×えなりのりゆき(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級3位)
○井口 攝(TEAM BADASS13/修斗バンタム級(56kg)世界8位)
4R 判定0-3 (大村9-10/和田8-10/鈴木8-10)
3R 判定1-0 (大村29-29/和田29-29/鈴木30-29)
※4R前方への投げで井口にシュートポイント1
1R、サウスポーの井口に対し、えなりが右のミドル、ハイ、インローを何発も当て主導権を握る。だが終盤から、井口のフェイントを駆使した左フックが当たりだし、2Rは若干優勢に。3Rには蹴り足をつかんでのドラゴンスクリューやアキレス腱固めでえなりを怒らせ、右ミドルを何発も浴びる。終了のゴングと同時ににらみ合いを繰り広げ、温厚なえなりのダークサイドが出る。
本戦でえなりの勝利でもおかしくなかったが、3Rの攻撃の評価が低かったようで、延長戦に突入。すると井口が前方への投げを綺麗に決め、まさかのポイント奪取。バテながらも右フックも当て、逆転勝利を手にした。試合後は恒例のマイクアピールで、「次はチャンピオンを連れてこい」とふてぶてしくアピールした。
第4試合 エキスパートクラス特別ルール 60kg契約 3分3R(無制限延長R)
×梅下湧暉(湘南ジム)
○赤尾征爾(NEX/DEEPフューチャーキングトーナメント65kg級 '07王者)
2R 1'20" KO (右フック)
赤尾がパンチ、組み付き、サバ折りという総合ファイターらしい動きを繰り返しつつ、重みのある右フックを当てダウンを奪取。その後も梅下を圧倒し、1Rにパンチラッシュでもう1ダウン、2Rに右ハイ、右フックで2連続ダウンを奪ったところでKO勝ちとなった。
第3試合 スターティングクラスルール 57kg契約 2分3R(延長1R)
○川上大樹(グラップリングシュートボクサーズ)
×大桑宏彰(シーザージム)
4R 判定2-1 (10-9/9-10/10-9)
3R 判定1-1 (30-29/30-30/29-30)
第2試合 スターティングクラスルール 女子51kg契約 2分3R(延長1R)
○レーナ(及川道場)
×奥村ユカ(S-KEEP)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)
第1試合 スターティングクラスルール 65kg契約 2分3R(延長1R)
○野畑圭介(風吹ジム)
×清水俊一(総合格闘技宇留野道場 / チームZST)
判定2-0 (29-27/28-28/29-28)
Last Update : 04/06 21:56
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