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[全日本キック] 4.26 後楽園:石川×元気、どっちが『スッキリ』?

全日本キック "Spring Storm" 2008年4月26日(土) 後楽園ホール  【→カード&チケット】 [→掲示板]


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(4/26 up) 後楽園大会の前日計量が25日午後5時より、東京ガーデンパレスにて行われ、全選手がパスした。フェザー級の遠藤智久のみ初回で450g(約1ポンド)オーバーし、2回目にジャストでパスした。
 メインで59kg契約で山本元気(58.8kg)と対戦する石川直生(59.0kg)は、インタビューで元気と並んで座ると「試合がこんなに怖いのは久しぶり。早く帰りたい」と話し、ピリピリしたムードを漂わせる。
 ところが、2年勝ち星から遠ざかっている元気が、これまで通り「倒して勝つ」と意気込みを語ったのに対し、石川は「判定で勝てれば理想」と元気の意表を突くようなコメント。これには元気も「マジで?」と大声を上げ、「俺はバンバン行く」「石川君をナメてるわけじゃないけど、スッキリ勝ちたい」と反応した。
 石川は「判定勝ち」発言の真意について「元気を完全に封じることが理想。判定でお客さんをスッキリさせる勝ち方をしたことが無いので、そういう勝ち方がしたい」と説明した。
 二人とも「スッキリ」というフレーズを使い、違った切り口で勝利のビジョンを描いたが、果たして試合後、「スッキリ」しているのはどちらだろう?(井原芳徳)

◆藤原あらし(55.1kg)「自分らしいいい試合がしたい。(相手のタイ人ロームランを初めて見た印象)硬い(苦笑)。軽くいなせる相手じゃなさそうですね」

◆望月竜介(70.0kg)「スネークピットの厳しい練習を乗り越えられたので調子がいい。明日は思いっきり蹴って殴ってどんどん前に出て、最終的に倒して勝ちたい」
◆江口真吾(70.0kg)「望月選手は70'sトーナメントでも強い勝ち方をしていて、K-1 MAXで優勝している奴よりも強いと思う。気合いを入れて練習してきたので、最高の動きが見せられると思う」

◆ソルデティグレ・ヨースケ(60.0kg)「上松選手のほうがキャリアがあって実力もある。お客さんには噛ませ犬と見られているだろうけど、下馬評を覆して勝ちたい」
◆上松大輔(59.8kg)「相手は元プロボクサーと聞いているので、パンチが強いと思う。噛ませ犬とか思っていない。挑戦者のつもりで打ち合いたい」

チームドラゴンTシャツを会場販売

(4/23 up) 当日券は16時より後楽園ホール1F当日券売場にて販売される。

 SRS席 ¥15,500/RS席 ¥10,500/S席 ¥7,500/A席 ¥5,500/スタンディング ¥4,000

 会場グッズ売り場では前回より新発売されたDVD「全日本キック2007 BEST BOUTS vol.2」¥5,600、日本語ムエタイ専門誌「シンラパ・ムエタイ」創刊号¥500を引き続き販売するほか、「TEAM DRAGON ラメTシャツ」¥4,200が新たに販売される。写真はホワイトのバックプリントで、ブラックもある。サイズXS、S、M、L、XL。
 チームドラゴンとの対抗戦の行われる5/31(土)新宿FACE大会の前売チケットの販売、「小林聡プロデュース興行(仮題)」6月22日(日)後楽園ホール大会の前売チケット先行予約も行われる。

山本元気、2年ぶりの勝利に燃える

(4/22 up) 石川直生戦を土曜に控えた山本元気が21日、東京・江東区のDTSジムで公開練習を行った。2分2Rのミット打ちでは、肘・膝を得意とする石川との距離を作ることを意識したかのような、左ミドルと左前蹴りを多用していたが、石川対策というよりは試合直前の減量中であることが理由のようで、「省エネです。あんまり蹴りたくないんで。考えていることは試合で出します」と話した。
 21日の記事のとおり、3月の後楽園大会でのリング上での挨拶で、元気は「石川選手のことをなめているわけじゃないですけど、必ず倒して勝ってスッキリしたい」と話した。06年3月のカノンスック戦の1R KO勝ち以来、2年以上勝ち星が遠ざかっていることが理由だといい、公開練習でも「倒して勝ちたい」と口にした。
 石川は元気戦について「この試合は自分の言葉で少しも汚(けが)したくない」「純粋なオスとオスの勝負にしたい」等と話し、元気を強く意識しているが、元気のほうは石川に対する特別な意識は薄い。むしろ自分の久々の勝利に対する意識のほうが強い様子だった。(井原芳徳)

ベルナール・アッカがK-1ルール参戦

(4/8 up) HERO'Sで昨年プロ格闘家デビューし、大晦日のDynamite!!では武蔵とも戦ったベルナール・アッカが、全日本キックに初参戦する。K-1ルールでチームドラゴンの西脇恵一と対戦する。
 なお、藤原あらしの対戦相手として先日発表された、バンタム級のタイ人・ロームラン・オー・ベンジャマーが、フライ級時代にルンピニーで7位、タイ国プロムエタイ協会で4位にランクインしていたことが明らかになった。当初発表の年齢は19歳だったが、あらしと同じ29歳に訂正されている。構えはあらしと同じサウスポーだ。

石川、元気戦へ抱負

(4/1 up) 山本元気との大一番を控えた石川直生が1日、御茶ノ水の東京ガーデンパレスでの記者会見で、試合に向けての意気込みを語った。
 本来なら会見には元気も来る予定だったが、所用を理由に欠席。だが石川は「試合はもう始まっているので、元気に会いたくなかった。これもキックボクシングの神様の演出。いい感じだと思う」とこの状況を歓迎した。
 3/20後楽園大会のリング上で「この試合は自分の言葉で少しも汚(けが)したくない。余計な事は言わない」と話したが、その真意については「自分の発言で一切試合を膨らますことなく、純粋なオスとオスの勝負にしたかった」と説明した。
 石川は全日本スーパーライト級の王者、元気は同級1位のため、全日本キック側は元気にタイトルマッチを打診したが、元気は「全日本のチャンピオンより上を目指している」という考えを貫き拒否したという。そのことについて石川は「形となるものが無いことのほうが逆に意味が大きい。チャンピオンが1位に負ける恐ろしさもある」と受け止めていた。(井原芳徳)

あらし、ルンピニーの選手に決定

 全日本バンタム級王者・藤原あらしの“ムエタイ王座取り”ロード第一戦の相手が、ルンピニースタジアムを主戦場とするロームラン・オー・ベンジャマーに決まった。戦績67戦48勝(6KO)15敗4分。ノーランカーだが、層の厚いバンタム級で頭角を現しつつあるといい、侮れない相手だ。階級はスーパーバンタム級で、5R制で争われる。
 残りカードも下記一覧のとおりに決定。上松大輔(チームドラゴン)とソルデティグレ・ヨースケ(U.W.F.スネークピットジャパン)による、60kg契約のK-1ルールの一戦も組まれた。全日本キックの宮田充興行部長によると、「ちょっと面白い選手が名乗りをあげている」といい、1〜2試合追加される模様だ。

石川と元気、静かに火花

(3/21 up) 4/26後楽園での対決を控えた石川直生と山本元気が、3/20後楽園大会の前田尚紀の試合前にリングインし、ファンの前で抱負を語った。
 いつも饒舌な石川だが、「この試合は自分の言葉で少しも汚(けが)したくない。余計な事は言わない。もう試合は始まっているので見守って下さい」とシンプルなコメント。
 元気は「復帰が遅れてすみません。これからガンガンいい試合をするんで応援して下さい。石川選手のことをなめているわけじゃないですけど、必ず倒して勝ってスッキリしたい。いい試合になるんで見に来て下さい」とアピールした。
 ツーショット撮影中、二人は目を合わさず笑いながら何か言葉を交わし、握手の後、石川が元気の肩を叩き、二人はリングを降りた。
 静かに火花の散る、独特のピリピリした緊張感。小林聡GMも「もう2人とも戦っている。2人とも人間が見える試合をしてる選手」と期待。4月26日、大爆発の予感だ。(井原芳徳)

望月、江口と対戦

 1.4後楽園の全日本キック中量級最強決定トーナメント「70's」で優勝を飾り、山内裕太郎へのタイトル再挑戦への機運が高まる望月竜介。今回はその前哨戦として、山内にとって同門の先輩である江口真吾との対戦が決まった。試合形式は70kg契約5R。昨年アウェーのリングで廣野祐貴之ウィラサクレックを連破している江口は、06年1月のゲンナロン戦以来の全日本キック出場。ベテランの技巧で望月を下して、過去に敗れている全日本ミドル級王者・中村高明へのリベンジへ繋げたい一戦だ。
 なお、全日本キックでは、藤原あらしの2008年のテーマを“ムエタイ王座取り”に設定し、タイ選手との対戦を軸にマッチメークしていくことに。プロローグとなる今回は、ルンピニースタジアムの選手とのスーパーバンタム級5Rの試合になる予定で、対戦相手は現在選考中。進化を続ける男・藤原あらしの新たなる挑戦に注目だ。

石川×山本元気決定。望月・あらし出場

(3/8 up) 全日本キックフェザー級四天王の2人、石川直生と山本元気の対戦が決まった。石川はスーパーフェザー級王者、元気は同級1位だが、59kg契約・5Rのノンタイトル戦で行われる。
 二人の対戦は4回目(記録上は5回目)。00年9月の初対決ではドロー、同年11月のカードは元気の欠場による不戦敗、01年7月の対決では石川の3R 判定勝ち、03年9月の対決では元気が2R ローキックでKO勝ちとなっている。
 あれから約5年、二人は数多くの激闘をくぐり抜け、全日本キックを牽引する存在にまで成長した。石川は1月からスタートした試練の七番勝負の3戦目で、長年対戦を希望していた元気との試合のチャンスが舞い込んできた。元気は昨年9月の米国でのゲーオ戦以来の試合で、日本での試合はセーンチャイ戦以来1年ぶりとなる。他にも藤原あらし、望月竜介の出場が決定している。
 なお、5月31日(土)新宿FACE大会が、「CUB☆KICK'S」第10回目の区切りとしてファイナル大会「CUB☆KIX」として開催されることも合わせて発表された。

 

全日本キックボクシング連盟 "Spring Storm"
2008年4月26日(土) 東京・後楽園ホール
開場・17:00 オープニングファイト開始・17:15 本戦開始・18:00
 

第8試合 59kg契約 3分5R
石川直生(青春塾/全日本スーパーフェザー級王者)
山本元気(DTS GYM/全日本スーパーフェザー級1位)※DEION GYMからジム名称が変更

第7試合 スーパーバンタム級 3分5R
藤原あらし(S.V.G./全日本バンタム級王者)
ロームラン・オー・ベンジャマー(タイ/バンタム級・元ルンピニーフライ級7位・元タイ国プロムエタイ協会フライ級4位)

第6試合 70kg契約 3分5R
望月竜介(U.W.F.スネークピットジャパン/70's全日本キック中量級最強決定トーナメント王者・全日本スーパーウェルター級1位)
江口真吾(AJジム/全日本ミドル級1位)

第5試合 K-1ルール 60kg契約 サドンデスマッチ(3分3R+延長1R)
ソルデティグレ・ヨースケ(U.W.F.スネークピットジャパン)
上松大輔(チームドラゴン/全日本フェザー級2位)

第4試合 ライト級 サドンデスマッチ
海戸 淳(S.V.G./2位)
寺崎直樹(青春塾/6位)

第3試合 K-1ルール ヘビー級 サドンデスマッチ
ベルナール・アッカ(コートジボアール/フリー)
西脇恵一(チームドラゴン)

第2試合 フェザー級 3分3R
遠藤智久(スクランブル渋谷)
九島 亮(AJジム)

第1試合 バンタム級 3分3R
ハリィ永田(はまっこムエタイジム)
原岡武志(STRUGGLE)

[オープニングファイト]

第3試合 バンタム級 3分3R
水原浩章(光ジム)
小野寺紘也(ドラゴンジム)

第2試合 58kg契約 3分3R
石井振一朗(チャモアペット)
小川雅也(チームドラゴン)

第1試合 ウェルター級 3分3R
押田伸之(はまっこムエタイジム)
布施一行(ドラゴンジム)

※出場選手はケガ等により変更となる場合があります※


■料金:
SRS席¥15,000 RS席¥10,000 S席¥7,000 A席¥5,000
※SRS席は全日本キックのみでの販売
※当日券は各500円アップ。16時より販売。スタンディング¥4,000も販売

■一般発売:3月22日(土)〜

■先行発売:
3月20日(木・祝)後楽園ホール大会にて各席最前列より発売します

■チケット発売場所  
チケットぴあ 0570-02-9999
イープラス http://eplus.jp/
後楽園ホール 03-5800-9999
全日本キック 03-3365-1171
バウトレビュー Webのみ受付(4/18(金)午前10時入金確認分締切)

■お問い合わせ
全日本キック 03-3365-1171

Last Update : 04/26 11:29

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