UFC 3.17 ロンドン:ロシアの“MMA版ドラゴ”アレクサンドル・ボルコフ、元王者ヴェウドゥムを右アッパー葬。UFC 4連勝に
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UFC Fight Night 127 : Werdum vs. Volkov
2018年3月17日(土/現地時間) イギリス・ロンドン・O2アリーナ
レポート:井原芳徳 情報協力:UFC日本広報
中継:DAZN、UFCファイトパス
第10試合 メインイベント ヘビー級 5分5R
×ファブリシオ・ヴェウドゥム(3位、元王者)
○アレクサンドル・ボルコフ(7位)
4R 1’38” KO (右アッパー)
ヴェウドゥムは16年5月にスティーペ・ミオシッチに1R KO負けしヘビー級王座陥落。昨年40歳になったが、3戦2勝1敗と積極的にこなし、王座奪還を目指している。対するボルコフは29歳。極真空手の茶帯を持ち、UFCに続く世界2番手のベラトールMMA、母国ロシアのM-1グローバルでヘビー級王座を獲得し、16年11月から上がったUFCでもティモシー・ジョンソン、ロイ・ネルソン、ステファン・ストルーフェを撃破した。ニックネームは映画ロッキー4に登場するソ連のボクサーの名前から取った「ドラゴ」。特に昨年9月のストルーフェとの2m超対決でストルーフェを沈めた右アッパーが印象的で、今回もその剛腕が冴え渡ることに。
Volkov tags Werdum! #UFCLondon pic.twitter.com/2olUnPxoLH
— UFC (@ufc) 2018年3月17日
試合はヴェウドゥムの寝技、ボルコフの打撃の構図に。1R、開始すぐからヴェウドゥムが組み付いて倒して上になるが、ボルコフは下から両足を組んでガッチリと防御。ヴェウドゥムは時折腰を上げて右のパウンドを連打する。3分半が経過し、ボルコフは脱出すると、右アッパーを連打し反撃。ヴェウドゥムは右目が腫れ、早くも苦しそうな表情を浮かべる。終盤にもヴェウドゥムは片足タックルからテイクダウンして上になり、少しパウンドを落とし終了。ダメージ最重視のジャッジが正しく適用されればボルコフのラウンドだろう。
2R、お見合いが続くが、中盤にもヴェウドゥムが片足タックルで倒し上に。ボルコフが1R同様に両足を組んで防御するが、ヴェウドゥムが右肘を当てると、ボルコフは頭から出血。終盤にはヴェウドゥムがハーフガードからアームロックを仕掛けようとし終了。ヴェウドゥムがポイントを取り返し五分とする。
3Rもヴェウドゥムがサブミッション狙いで組みに行き、一瞬バックを取りかけるが、ボルコフは防御し立ち上がる。ヴェウドゥムはタックルで倒すのではなく、そこから引き込んで下になる戦法に移行するが、ボルコフはその手に乗らず、スタンドに戻す。ヴェウドゥムはパンチをもらうに連れ、右目の腫れと出血が激しくなり、視界も定まらなさそうだ。それでも3分過ぎ、引き込みを使うと、今度はバックを取ることに成功。腕十字を狙うが、ボルコフはすぐ反応して体をひねって脱出する。ボルコフは慎重ながら、着実にヴェウドゥムを痛めつけ、攻め手を一個一個潰している印象だ。ジャッジは割れそうだが、ダメージ最重視ならボルコフだろう。
THAT. IS. IT.@AlexDragoVolkov gets the biggest win of his career at #UFCLondon! He stops Werdum in round 4! pic.twitter.com/YMSFE7udiq
— UFC (@ufc) 2018年3月17日
4Rもヴェウドゥムが引き込むが、動きのキレが無く、ボルコフは対応して防御し、最終的にはトップポジションに。そこから深追いせず、自ら立って手を振ってスタンドに戻させる。ヴェウドゥムは立ち上がり、最後の手段とばかりにパンチの打ち合いに持ち込むが、ボルコフが右アッパー2連打でヴェウドゥムを倒すと、追い討ちの右のパウンドを叩き込んだところでレフェリーがストップした。
試合後のインタビューでボルコフは王座挑戦を熱望。王者ミオシッチは現2位のアリスター・オーフレイム、元王者のジュニオール・ドス・サントス、現1位のフランシス・ガヌー相手に王座防衛しており、次期挑戦者の最有力候補となるのは間違いないだろう。
第9試合 ライトヘビー級 5分3R
×ジミ・マヌワ(4位)
○ヤン・ブラホビッチ [Jan Blachowicz](11位)
判定0-3 (28-29/28-29/27-30)
第8試合 バンタム級 5分3R
○トム・デュケノア [Tom Duquesnoy]
×テリオン・ウェア
判定3-0 (29-28/29-28/30-27)
第7試合 ウェルター級 5分3R
○レオン・エドワーズ(15位)
×ペーター・ゾボタ
3R 4’59” TKO
第6試合 ライトヘビー級 5分3R
×ジョン・フィリップス
○チャールズ・バード
1R 3’58” チョークスリーパー
第5試合 ウェルター級 5分3R
○ダニー・ロバーツ
×オリベル・エンカンプ [Oliver Enkamp]
1R 2’12” KO
第4試合 ライト級 5分3R
○ダニー・ヘンリー
×ハキーム・ダオドゥ [Hakeem Dawodu]
1R 0’39” フロントチョークスリーパー
第3試合 ライトヘビー級 5分3R
○ポール・クレイグ
×マゴメド・アンカラエフ [Magomed Ankalaev]
3R 4’59” 三角絞め
第2試合 ライト級 5分3R
×スティービー・レイ
○ケイジャン・ジョンソン
判定1-2 (29-28/28-29/29-28)
第1試合 ヘビー級 5分3R
×マーク・ゴッドビアー
○ドミトリー・ソスノフスキー [Dmitriy Sosnovskiy]
2R 4’29” チョークスリーパー