RISE 7.21 エディオンアリーナ大阪：梅野源治、チャンヒョンを「総合力で倒す。打ち合っても勝てる」、志朗「決勝は天心選手と日本人対決がしたい」
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Cygames presents RISE WORLD SERIES 2019 Semi Final Round in OSAKA（7月21日（日）エディオンアリーナ大阪・第一競技場）の-61kgトーナメント準決勝でイ・チャンヒョン（チャンヒョン・リー）と戦う梅野源治、-58kgトーナメント準決勝でルンキット・ウォーサンプラパイと戦う志朗が11日、東京・岩本町のPHOENIXで公開練習を行った。
梅野と志郎は別々にミット打ちを行った後、一緒にマススパーを実施。サウスポーのルンキットに合わせ、梅野はサウスポーに構え、志郎に配慮する。両選手ともこれまで主にムエタイルールで戦ってきた点で共通する。肘無し・組んでの攻撃は1回のRISEルールと、ムエタイルールの両方にその都度対応した動きを2人とも見せ、揃ってインタビューでは「勉強になりました」とコメントした。3月の大田大会から4か月。2人がRISEルールへの順応度を上げつつ、対強豪の対策がどれだけできたか試合が楽しみだ。
第10試合 RISE WORLD SERIES 2019 -61kg Tournament 準決勝 3分3R（延長1R）
イ・チャンヒョン［チャンヒョン・リー］（韓国／RAON／RISEスーパーフェザー級（60kg）王者）
梅野源治（PHOENIX／元ラジャダムナン認定ライト級王者、元WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者）
◆梅野
（志郎選手とマススパーリングをしてみた感想は？）志郎選手はタイと日本で活躍している選手で、勉強になりました。ムエタイの意見交換をしたいとも思いましたね。ムエタイの選手だと、アグレッシブさが足りなくて、RISEルールだと負けることが良くあるんですけど、志郎選手は巧さがありつつ、アグレッシブさもあるので、2回戦が楽しみです。
（梅野選手は6月のスック・ワンキントーンで、志郎選手と今回戦うルンキットとエキシビションマッチをやりました。実際2人と手合わせしてみて、比較していかがでしょう？）ルンキットはテクニシャンで、距離を巧く取る選手で、志郎選手は自分から前に出て、パンチとローキックで攻める選手で、距離の勝負になると思います。志郎選手はタイでチャンピオンクラスと日々練習して、自分の距離にどう持って行くか全部わかっていると思います。逆にルンキットはRISEルールに適応した練習をどれぐらい積んで来たかがポイントなると思います。
（梅野選手は3月の一回戦でル・ジュンに判定勝ちした後、5月にRISEの後楽園で1試合を挟んで、チャンヒョンと同じ韓国のジムに所属するイ・ギュドンにパンチを効かせて膝でKO勝ちしました。試合を挟んだ成果はいかがですか？）RISEだとボディフックをよく打ちますけど、ムエタイであの距離で打つと、肘を合わされちゃうんですよね。あの距離だと組むことに慣れてしまっていて、3月は距離感が合わなかったんですけど、そこを修正したくて5月に試合をしました。あと3月大会は消極的になってしまったんですけど、5月の試合ではパンチでも倒せるんだと自分でも自信を持ちたかったのがありました。
（普段の練習はRISEルールに特化していますか？）肘は出さないですね。首相撲はやっていますけど、体幹を鍛えるためです。首相撲で膝蹴りを入れたりせず、膝はテンカオだけです。
（6月からジムにスパーリングパートナーとして来たタイ人のシリムァンパイについて教えてください）ゲーオとかチャンピオンクラスとも試合をしている、ライト級のトップランカーだった選手を呼んで来ました。今まではうちの後輩の選手のレベルに合わせて練習をしていたんですけど、今は僕が必死に向かわないとやられちゃうので、いい練習ができています。そういう環境を用意してくれたジムのオーナーには感謝しています。
（シリムァンパイはチャンヒョン的な動きもしてくれる？）完全にしてくれます。昔、僕とチャンヒョンが戦った時の2試合も見せました。シリムァンパイは76～7kgあって、足が太くて熊みたいな体をしているんですよ。この圧力に練習で耐えておけば、当日のチャンヒョンの圧力は全然怖くないですね。ストレートや前蹴りを思いっきり当てても微動だにしないし、ローを当てても僕がぶっ飛ぶぐらいです。怪我しないように気を付けないといけないですけど。
（チャンヒョンのパンチのスピードやコンビネーションへの対応は？）ウアン・トレーナーに動画を見てもらって、チャンヒョンの出すコンビネーションを反復して練習してもらっているので、もらわないと思います。気を付けるのはパンチとローだけで、僕はパンチもローもミドルも膝も全部倒せるので、総合力で倒したいです。ムエタイで培った総合力をRISEでも発揮できると思います。RISEだけでやっている選手がムエタイに行くのは難しいと思いますけど、ムエタイからRISEに行くのは、ちゃんと修正さえできれば対応できると思うんですよね。パンチで打ち合っても勝てる自信があります。あえて打ち合ってもいいですね。大阪は初めてなので、衝撃的な勝ち方したいです。まだチャンヒョンはKO負けは無いですよね？倒して勝つのが一番いいかなって。
（反対ブロックのセクサンと白鳥大珠の予想・希望は？）僕の希望はセクサンです。15年9月にセクサンにラジャダムナンで負けていて、本来はムエタイルールでやりたいですけど、セクサンにリベンジしたい思いもあってこのトーナメントに参戦したので、決勝でリベンジしたいなと思います。
（セクサンのRISEへの対応は？）まだ対応できていなかったですけど、タイ人は1回経験すれば対応できると思いますし、決勝に進んだ場合は、さらにルールに適応して、どんどん強くなるんじゃないかと思います。3月に話をして「決勝で会おう」と言われました。
第11試合 セミファイナル RISE WORLD SERIES 2019 -58kg Tournament 準決勝 3分3R（延長1R）
ルンキット・ウォーサンプラパイ（タイ／ラジャダムナン認定ライト級1位・元スーパーフェザー級王者）
志朗（BeWELLキックボクシングジム／ISKAムエタイ世界バンタム級（55kg）王者）
◆志郎
（梅野選手とマススパーリングをしてみた感想は？）試合前、いい緊張感で練習できて、いい刺激になりましたし、勉強になりました。色んな選手を壊していると聞いていたんですけど、優しかったです（笑）。
（技のつなぎが速くなった印象です）手数を多くするイメージもあります。RISEも次が3戦目なので、対応できるようになってきたと感じています。
（3月のウラジスラフ・ミキータスとの一回戦でTKO勝利してから4か月間、みっちり練習ができたのでは？）15歳からデビューして、4か月も試合しなかったのは初めてでしたけど、その分、タイでラジャダムナンとかルンピニーの現役ランカーとかチャンピオンとスパーができました。4か月、ほぼサウスポーとしか練習をしていないので、サウスポー対策はバッチリです。
（ムエタイに慣れた志郎選手にとって、RISEルールで強いタイ人と戦うというのはどういう感覚ですか？）階級が上の選手なので、タイなら試合ができないと思います。元とは言え、チャンピオンクラスなので、戦うのはうれしいですね。自分のほうがRISEのルールだったり、日本人のジャッジがどういうところでポイントを取るのかをわかっていると思います。ただ、ムエタイだからRISEに適応できないというのは無いと思うんですよね。肘と首相撲が無くなっただけで、肘の距離でのパンチを練習すればいいだけで、選手によっては意外と合っているかもしれないですし。
（ルンキットの印象は？）試合はつまらないですね。毎日見てるけど飽きて来ました。攻める姿勢が乏しくて、タイでもギャンブラーから人気無いんですよね。RISEルールに対応する感じもしないし、RISEさんはよく自分との試合をセミファイナルに持ってきたなって（苦笑）。どっちかだなと思うんですよ、打ち合って盛り上がるか、自分が距離を一方的に支配されてしまい、盛り上がらずに負けるか。あのミドルの距離もそうですし、近くなったら首相撲で来ると思うし、パンチも打たないじゃないですか。この間のRISEの試合も最後の3Rは（ポイントで勝っていると確信してムエタイ式で攻めず）流しに入っていましたよね。ただ、前に出てくれたら荒い部分もあると思います。一番心配なのは階級差ですね。ルンキットはライト級の選手で、自分はバンタム級でも落とせるので。
（何か秘策は？）技は3つぐらい用意していて、それが当たれば倒れると思います。初の大阪なので、盛り上げるのが一番で、しっかり勝って、決勝は（那須川天心と）日本人対決がしたいですね。
（反対ブロックの天心対スアキムの予想は？）スアキムも最近の試合を見ていると荒いですね。殴る気持ちが強すぎて、防御が甘くなって、打ち終わりに食らっているんで。ただ、タイの試合を2～3か月休んで、リフレッシュして来ると思います。普通に天心君が勝つとは思いますけど、スアキムもルンキットも、ムエタイの頂上を取っている男なので、油断はできないですね。
対戦カード
第12試合 メインイベント RISE WORLD SERIES 2019 -58kg Tournament 準決勝 3分3R（延長1R）
那須川天心（TARGET/Cygames／RISE世界フェザー級（57.15kg）王者、ISKAフリースタイルルール世界フェザー級（57kg）王者、ISKAオリエンタルルール世界バンタム級（55kg）王者）
スアキム・PKセンチャイムエタイジム（タイ／ルンピニー認定スーパーフェザー級王者）
第11試合 セミファイナル RISE WORLD SERIES 2019 -58kg Tournament 準決勝 3分3R（延長1R）
ルンキット・ウォーサンプラパイ（タイ／ラジャダムナン認定ライト級1位・元スーパーフェザー級王者）
志朗（BeWELLキックボクシングジム／ISKAムエタイ世界バンタム級（55kg）王者）
第10試合 RISE WORLD SERIES 2019 -61kg Tournament 準決勝 3分3R（延長1R）
イ・チャンヒョン［チャンヒョン・リー］（韓国／RAON／RISEスーパーフェザー級（60kg）王者）
梅野源治（PHOENIX／元ラジャダムナン認定ライト級王者、元WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者）
第9試合 RISE WORLD SERIES 2019 -61kg Tournament 準決勝 3分3R（延長1R）
セクサン・オー・クワンムアン（タイ／ラジャダムナン認定ライト級王者、2015年ラジャダムナンMVP）
白鳥大珠（TEAM TEPPEN／RISEライト級（63kg）王者）
～休憩～
第8試合 バンタム級（55kg） 3分3R（延長1R）
鈴木真彦（山口道場／RISEバンタム級（55kg）王者）
エマヌエル・テッティ・メニチェッリ（イタリア／WKN世界フライ級（53.5kg）王者、WAKOイタリア54.5kg級王者）
第7試合 RISE WORLD SERIES 61kg契約 3分3R（延長1R）
裕樹（ANCHOR GYM／RISEスーパーフェザー級（60kg）2位、元同級・ライト級・スーパーライト級王者）
ヘクター・サンチアゴ（ブラジル／サンチアゴチーム／WAKOサウスアメリカ王者、WGPライト級王者）
第6試合 RISE WORLD SERIES 61kg契約 3分3R（延長1R）
ル・ジュン（中国／盛力人和／2017年EM LEGEND-65kg級王者）
原口健飛（Kick Lab/聖武会館／Road to RIZIN KICK Tournament（58kg）優勝、RISEスーパーフェザー級（60kg）9位）
第5試合 RISE WORLD SERIES 58kg契約 3分3R（延長1R）
工藤政英（新宿レフティージム／RISEフェザー級（57.5kg）王者）
タリソン・ゴメス・フェレイラ（ブラジル／チャンピオンズ・ファクトリー／ブラジルSAIKYO GP優勝）※シュートボクセ・アカデミーから所属変更
第4試合 第4代RISEスーパーライト級（65kg）王座決定トーナメント準決勝 3分3R（延長1R）
タップロン・ハーデスワークアウト（タイ／ハーデスワークアウトジム／RISE 1位、元WMC世界フェザー級王者）
山田洸誓（正道会館KCIEL／RISE 2位）※正道会館高知より所属変更
第3試合 ライト級（63kg） 3分3R（延長1R）
麻原将平（パウンドフォーパウンド／RISEライト級3位、元HOOST CUP日本スーパーライト級王者）
髙橋一眞（真門ジム／NKBライト級王者）
第2試合 ウェルター級（67.5kg） 3分3R（延長1R）
憂也（魁塾／DEEP☆KICK 65kg王者、RISEスーパーライト級（65kg）4位）
中野椋太 (誠至会／NJKFウェルター級王者)
第1試合 61kg契約 3分3R
Ryuki（RKS顕修塾／中国英雄伝説2017年-60kg級アジア王者）
中村 寛（BKジム／DEEP☆KICK -60kg王者）
オープニングファイト3 フェザー級（57.5kg） 3分3R（延長1R）
門口佳佑（EX ARES×GROWTH／RISEフェザー級9位、AbemaTV那須川天心挑戦者決定トーナメント2018優勝）
山田直樹（KSS健生館／RISEバンタム級（55kg）12位、RISING ROOKIES CUP 2018同級優勝）
オープニングファイト2 スーパーフェザー級（60kg） 3分3R
佐藤 亮（健心塾／NJKFスーパーフェザー級4位）
利川和希（TRY HARD GYM）
オープニングファイト1 スーパーフライ級（53kg） 3分3R
濱田祐生（山口道場）
有井渚海 (及川道場／第30回全日本新空手道選手権大会 K-2 GP 2019軽軽量級優勝)
概要
大会名 Cygames presents RISE WORLD SERIES 2019 Semi Final Round in OSAKA
日時 2019年7月21日(日) ロビー開場・12:00 開場・12:30 オープニングファイト開始・13:00 本戦開始・14:00
会場 エディオンアリーナ大阪（府立体育会館）第1競技場
中継 AbemaTV、Fite TV（海外向有料生放送）
チケット料金 VIP 70,000円（完売） SRS 20,000円（完売） RS 9,000円（完売） アリーナS 7,000円（完売） スタンドS 7,000円（完売） スタンドA 5,000円（完売） ※当日券500円アップ ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 チケットぴあ ローソンチケット イープラス 後楽園ホール RISEオフィシャルショップ RISEクリエーション（電話）
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5319-1860 http://www.rise-rc.com/
