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[PRIDE.28] 10.31 さいたま:ミドル級調印式に堀江社長登場

DSE "PRIDE.28" 10月31日(日) さいたまスーパーアリーナ 【→カード&チケット情報】 [→掲示板]

(10/30 up) ミドル級タイトルマッチ、ヴァンダレイ・シウバ vs. クイントン・“ランペイジ”・ジャクソンの公開計量&調印式が30日、六本木ヒルズで開催中のイベント・ネットシネマカーニバルのなかで行われた。ゲストにはプロ野球の新球団参入問題で時の人となっている堀江貴文ライブドア社長が登場。「私も常に真剣勝負で戦っていますので、リングの上で真剣勝負で戦っている選手たちにも共感する部分があります」と挨拶した。
 ミドル級のリミットは93.0kg。計量ではシウバがスパッツ1枚の姿で92.9kg、ジャクソンはズボンをはいたままで92.8kgを記録した。
 高田延彦PRIDE統轄本部長は「ヴァンダレイはこれまでPRIDE無敗で、“神の子”と言っても過言ではない」「ランペイジは改心して、違う意味で“神の子”になった」と両者を紹介。首の鎖を十字架に変えたジャクソンは「相手のことは気にしないし、憎しみも感じない。これは家族を養うための私の仕事だ」と穏やかな口調だった。シウバは「相手の改心は関係ない」としながらも「以前は(ジャクソンのことが)大嫌いだった」と過去形で表現。調印式ではジャクソンと笑顔で握手する異例のシーンも見られた。
 完全な真面目キャラに変わったかのように思われたジャクソンだが、茶目っ気は失っていない。堀江社長から記念の花束を受け取ると、束の先で堀江社長の顔を突ついたり、記念撮影では白い歯をむき出しにして大げさに笑顔を作るなど、愛嬌たっぷりだった。(井原芳徳)

ジョシュ、公開“プロレス”練習

(10/29 up) 27日に日本に到着したジョシュ・バーネットが翌28日、都内で練習を公開した。新日本プロレス所属であり、日本のプロレス・アニメオタクとしても知られるジョシュ。相手の蹴り足をつかんでからのスープレックスやドラゴンスクリュー(立ったまま足をひねる技)、上半身へのタックルからフェイントをかけて胴タックルで相手を倒し、そこからの片エビ固め等、多く集まったプロレスマスコミの心をくすぐる動きをいくつも披露。6分で試合を終らせると約束し、最後はマンガ「北斗の拳」の主人公を真似、「ミルコ、キマサニハ、ジゴクスラ、ナマヌルイ」と日本語でキメゼリフを言い放った。
 この日のジョシュはプロレス技のマスコミへの説明のためにスローな動きしか見せず、通常のサブミッションレスリングの攻防や、グローブを付けての打撃練習は行わず、スピードやコンディションの良し悪しがわからなかった。だが、ミルコ戦に向けウェイトトレーニングを強化し120キロ近くに増量。アメフトのトレーナーの元で持久力もアップさせたという。さらにいつものAMCパンクレイションでの練習以外に、マティシェンコ、トリッグらの所属するRAWチームにも出稽古し、総合格闘技の技術向上にも取り組んだという。
 かつて高橋戦シュルト戦等、打ち合いに応じると逆に不利になってしまう局面もあった。ジョシュは「恐れを抱いていてはいけない。フィニッシュにつなげるためなら、打ち合いも覚悟している」と語ったが、単にプロレス的な“受けの美学”ではなく、ハードな練習を積んで来たことに対する自信の現れとも読める。
 プロレスは勝ち負けよりも試合過程が重視される。だが総合格闘技、特に今回の試合は、プロレスハンター・ミルコを狩るか・狩られるか、この一点に興味が集まる。極端な話、プロレス技が一切使われなかったとしても、最終的にジョシュが勝ちさえすれば、プロレス側にしてみればオールオッケーになる。一連のプロレスパフォーマンスが、実際に試合で使う技術のカモフラージュだとすれば、ジョシュもなかなかの策士である。(井原芳徳)

30日六本木でミドル級タイトル戦の公開調印式

(10/29 up) ミドル級タイトルマッチ、ヴァンダレイ・シウバ vs. クイントン・“ランペイジ”・ジャクソンの公開調印式が30日の13:45〜14:30、六本木ヒルズ(テレビ朝日新本社1階)多目的スペースumuにて行われる。この調印式はネットシネマカーニバルというイベントの一部として行われ、榊原信行DSE社長、高田延彦PRIDE統轄本部長のほか、堀江貴文ライブドア社長も出席を予定している。


金原の相手はアリスター。全試合決定

(10/21 up) PRIDE.28の全カードと試合順が下記のとおり決まった。●印は新たに追加された試合。

  (9) ヴァンダレイ・シウバ vs. クイントン・ジャクソン
  (8) ミルコ・クロコップ vs. ジョシュ・バーネット
  (7) 中村和裕 vs. ダン・ヘンダーソン
  (6) マーク・ハント vs. ダン・ボビッシュ
 ●(5) 金原弘光 vs. アリスター・オーフレイム
 ●(4) エメリヤーエンコ・アレキサンダー vs. ジェームス・トンプソン
 ●(3) ヒカルド・アローナ vs. セルゲイ・イグナチェフ
 ●(2) チェ・ムベ vs. ソア・パラレイ
  (1) 横井宏考 vs. ヒース・ヒーリング

 金原 vs. アリスターはリングスOB対決。金原は兄のヴァレンタイン相手に1勝1敗の戦績を残しているが、弟とは初めて激突する。アリスターは去年のPRIDE GPでリデルにKO負けして以来のPRIDE登場となる。
 トンプソンはイギリスのアルティメット・コンバット大会で活躍する25歳。総合戦績は9戦8勝1敗で、9月にダン・スバーンと5R戦い判定勝ちしている。196kg、120kgで、ニックネームは巨人(コロッサス)。アレキサンダーとの迫力あるぶつかり合いが期待できる。
 イグナチェフはロシアン・トップチーム所属の33歳、180cm、94kg。サンボ、相撲、レスリングの経験があるというが、総合の戦績は不明。
 チェは武士道で今村雄介山本宜久を撃破した韓国人。グレコローマン仕込みの豪快な投げ技が持ち味だ。対するパラレイ(Soa Palalei)はニュージーランド出身の26歳、190cm、120kg。修斗オーストラリア大会等で活躍し、7戦全て一本勝ちをおさめ、現地プロモーターから「チャンスがあれば世界に出て行ける」との強力なプッシュがあり、参戦が決まった。(井原芳徳)


ランペイジ、シウバ戦の前に突然の改心

(10/15 up) 「色んな女とセックスしまくって、いつでも汚い言葉を吐き続けて、よく酒飲んで、クラブに入り浸って…」
 とここまではいつもの調子だが、今のクイントン・“ランペイジ”・ジャクソンはここからが全く違う。
「だけど今は常にイエス・キリストの話とかクリスチャンである事とは何かとかを語っているんだから、最初まわりはびっくりしたさ」
 アメリカの格闘技ニュースサイト・Maxfighting.comに4日(現地時間)掲載されたインタビューで、ランペイジは月末のシウバ戦のことよりも「神に触れた」話に終始。自らクリスチャンである事を再認識し、改心したとアピールした。ラインペイジお得意のジョークでは?と疑ったファンもいたが、神の存在を認識し、クリスチャンとしての道を歩むことを宣言している。
「いつもみんなにも言っていることなんだけど、俺は昔からクリスチャンだったんだよ。(略)ただそれは俺の宗教だったんだ。そして俺はキリストの教えを受け育ったんだから。でも今は、神に触れたからイエス・キリストは俺のハートの中にいるんだ」
 と、文章の終わりに「Man」と付け加えるいつものストリート口調に変わりはないが、要するに『元々クリスチャンの家庭で育ったけど、道をはずしてしまい悪いことをしていたが、それも全て神が我が身に与えたくれた道であったと気付き、クリスチャンであるという事に目覚めた』という事らしい。
 シウバに勝つことがどれだけ重要か?という問いに対しても「自分にとって一番重要なのは神に仕えること。闘うのはおれの仕事だから」と、何の話をしても到達点は神かキリストかクリスチャン。正真正銘の大変身だ。
 「チーリオ(シリアル)のTVコマーシャルみたいに、会う人会う人にこの事を伝えたいんだ」と言うあたりは、ウィットに富んだ宗教家とでもいうべきか。しかし見方を変えると、あらゆる欲望を捨て無心となり試合に挑んでくるランペイジは、前以上に驚異的なパワーを発揮するかもしれない。そう期待させてしまうほどの改心振りである。(シュウ・ヒラタ/BoutReview USA

ハント×ボビッシュ、横井×ヒース決定

(10/7 up) マーク・ハント vs. ダン・ボビッシュ、横井宏考 vs. ヒース・ヒーリングの2試合が新たに決定した。4人とも前回の敗戦からの再起がテーマだ。
 ハントは6月の吉田戦に続く総合2戦目。前回は敗れたが、付け焼き刃ではない寝技への対応を見せており、今回どこまで成長しているかが見物だ。対するボビッシュは昨年11月のグッドリッジ戦2月のボブチャンチン戦とPRIDE 2連敗で後が無い。アンコ型の選手同士の迫力ある攻防が繰り広げられそうだ。
 横井は4月のヘビー級GP開幕戦でノゲイラのスピニングチョークの第1被害者になるも、1Rはほぼ互角に渡り合い、“怪物くん”ぶりを発揮した。対するヒーリングはスピニングチョークの第2被害者。開幕戦では高橋義生を粉砕したものの、二回戦ではノゲイラとの実力差が浮き彫りとなってしまった。どちらも境遇は似ているが、勢いでは横井が上。ヘビー級トップ3にジョシュ・バーネットも加わり注目が集まるが、その下の“第2集団”のデッドヒートも見逃せないものとなりそうだ。(井原芳徳)

ミルコ×ジョシュ、中村×ダンヘン決定

(9/29 up) DSEは29日の会見で、PRIDE.28の対戦カード3試合、ヴァンダレイ・シウバ vs. クイントン・“ランペイジ”・ジャクソンのPRIDEミドル級タイトルマッチ、ミルコ・クロコップ vs. ジョシュ・バーネット、中村和裕 vs. ダン・ヘンダーソンを発表した。

 最注目は幻のUFCヘビー級王者、ジョシュの待望のPRIDE初参戦だ。ジョシュはDSEと複数試合出場契約を結び、新日本プロレスの代表としてPRIDEに乗り込む。DSEの榊原信行社長は、8月のPRIDE GP決勝戦で無効試合に終ったエメリヤーエンコ・ヒョードル vs. アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラの再戦を、早ければ大みそかに行い、この勝者とミルコ vs. ジョシュの勝者を来年に戦わせたい考えだ。
 高田延彦PRIDE統轄本部長も「今回の試合はヒョードル、ノゲイラに辿り着くためのハードルとなる」と語り、「2人とも“青い目のサムライ”。日本人的な匂い、生き方、佇まいが感じられる。日本人同士が試合するような熱が生まれるのではないか?」と期待を寄せた。
 試合展開について高田本部長は「8月のミルコのアレキサンダー戦のように、近付いて来るバーネットをミルコが突き放し、最後の一刺しを狙う流れになるのではないか?」と予想した。
 ジョシュは10月9日の新日本プロレスの両国国技館の興行への出場をキャンセル。故郷シアトルのAMCパンクレイションで練習を積んでいる。心配されるのは幻のUFCヘビー級王者となった02年3月のランディ・クートゥア戦以来、同体格でスピードのある実力者と対戦していないこと。小柄な近藤有己高橋義生と対戦した時でさえも、打撃戦で優位に立てず、昨年大みそかのシュルト戦でも、グラウンドでなかなか極めきれなかった。ジョシュがミルコのスピードに追い付かなければ、高田本部長の予想通りアレキサンダー戦の再現となっても不思議ではない。
 最近の新日本プロレスはPRIDEとの交流が途絶え、K-1の大会に中邑真輔を派遣し、新日本の大会でK-1ルールの試合を組む等、K-1に急接近していた。PRIDE GP決勝戦と同じ日に開催された新日本プロレスの夏の恒例イベント・G1クライマックス決勝戦のポスターには、「自尊心(プライド)だけでは勝ち残れない」という、PRIDEを挑発するようなキャッチフレーズが書かれていた。だがジョシュ参戦をきっかけに、両団体は再接近。榊原社長は「ぜひ他の選手も上がってもらいたい。新日本の上井氏とも今後のことも包括的に話し合っている。いい意味で交流できれば」と語り、友好状態にあることをアピールした。K-1も大みそかのDynamite!!の開催を決定しており、大みそかの興行戦争のキャスティングボードを新日本が握りそうな気配だ。

 シウバ vs. ジャクソンは既定通りのカード。03年のミドル級GPの決勝戦の再戦だ。
 中村は8月のブスタマンチ戦の勝利に続く強豪との対決。勝てば大みそかのイベントと来年のミドル級GP出場が確定する。中村は「ヘンダーソンは強いが、胸を借りるつもりや、いい経験をするようなつもりは無い。彼をぶっ潰して、GPや男祭りに遜色のない存在になりたい。必ず勝ちます」と力強く語った。
 他にもマーク・ハントの総合2戦目が確定。ダン・ボビッシュ、ヒース・ヒーリング、エメリヤーエンコ・アレキサンダー、横井宏考、金原弘光が出場を予定している。(井原芳徳)

 

ドリームステージエンターテインメント "PRIDE.28"
2004年10月31日(日) 埼玉・さいたまスーパーアリーナ
(JR京浜東北・高崎・宇都宮線「さいたま新都心」徒歩すぐ/埼京線「北与野」徒歩7分)
開場・14:00 開始・16:00 (スカパー! Ch.180 完全生中継)


第9試合 PRIDEミドル級タイトルマッチ 1R10分・2R5分・3R5分
ヴァンダレイ・シウバ(ブラジル/シュートボクセ・アカデミー/王者)
クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン(アメリカ/チーム・オーヤマ/挑戦者)

第8試合 ヘビー級 1R10分・2R5分・3R5分
ミルコ・クロコップ(クロアチア/チーム・クロコップ)
ジョシュ・バーネット(アメリカ/新日本プロレスリング)

第7試合 ミドル級 1R10分・2R5分・3R5分
中村和裕(日本/吉田道場)
ダン・ヘンダーソン(アメリカ/チーム・クエスト)

第6試合 ヘビー級 1R10分・2R5分・3R5分
マーク・ハント(ニュージーランド/リバプール・キックボクシングジム)
ダン・ボビッシュ(アメリカ/バート・ベイル・シュートファイティング)

第5試合 ミドル級 1R10分・2R5分・3R5分
金原弘光(日本/UKR)
アリスター・オーフレイム(オランダ/ゴールデン・グローリー)

第4試合 ヘビー級 1R10分・2R5分・3R5分
エメリヤーエンコ・アレキサンダー(ロシア/レッドレビル)
ジェームス・トンプソン(イギリス/チームMMAユニバース)

第3試合 ミドル級 1R10分・2R5分・3R5分
ヒカルド・アローナ(ブラジル/ブラジリアン・トップチーム)
セルゲイ・イグナチェフ(ロシア/ロシアン・トップチーム)

第2試合 ヘビー級 1R10分・2R5分・3R5分
チェ・ムベ(韓国/CMA-KPW コリア)
ソア・パラレイ(ニュージーランド/ファイトクラブ)

第1試合 ヘビー級 1R10分・2R5分・3R5分
横井宏考(日本/チーム・アライアンス)
ヒース・ヒーリング(アメリカ/ゴールデン・グローリー)


◆入場料金(全席指定・消費税込み)
 VIP(ビップ 専用入場ゲート、グッズ付き)100,000円
 RRS(ロイヤルリングサイド)30,000円
 スタンドS 17,000円
 スタンドA 7,000円

◆販売スケジュール
PRIDE Official Club先行発売 9月6日(月)〜
オフィシャルサイト先行 9月12日(日)20:00〜9月13日(月)6:00 9月13日(月)10:00〜24:00
・特別先行電話予約 9月12日(日)10:00〜19:00
・一斉発売 9月26日(日)10:00〜

◆チケット発売所
ドリームステージ 03-5464-1531  
PRIDE オフィシャルサイト / 携帯端末オフィシャルサイト
チケットぴあ 0570-02-9999 0570-02-9966
       スポーツ専用:0570-02-9977
ローソンチケット 0570-06-3003 0570-00-0403  
CNプレイガイド 03-5802-9999  
イープラス
楽天チケット
サンクス    
高田道場 03-5749-5030  
グレート・アントニオ 03-3219-9550  
レッスル池袋店 03-3989-0056  
書泉ブックマート 03-3294-0011  
フィットネスショップ格闘技 03-3265-4646  
チケット&トラベルT-1 03-5275-2778  
後楽園ホール 03-3811-2111  
さいたまスーパーアリーナ 048-600-3037  
相鉄ジョイナスプレイガイド 045-319-2456  
公武堂 052-241-2511  
新日本プロモーション
ときめきドットコム

◆お問い合わせ:ドリームステージエンターテインメント TEL:03-5464-1531

Last Update : 10/30

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