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[PRIDE.26] 6.8 横アリ:アローナ欠場。アリスターはミルコのトレーナーと対戦

DSE "PRIDE.26 REBORN" 2003年6月8日 (日) 横浜アリーナ    [→掲示板・PRIDEスレッド]

(6/3 up) ヒカルド・アローナがインフルエンザによる39.8度の発熱のためドクターストップがかかり欠場する。アブダビコンバットクラブのウェブサイトの5月28日付けの記事によると(該当ページ)、アローナは5月17日・18日のアブダビコンバット大会の間、ホテルで同室していたマリオ・スペーヒーにインフルエンザをうつされたという。
 アローナに代わるアリスター・オーフレイムの対戦相手は、ミルコ・クロコップの総合格闘技のトレーナーであるマイク・“バットマン”・ベンチッチ[Mike Bencic]に決まった。DSEによるとベンチッチは37歳で186cm、100kg。11歳までは米国で暮らしていたが、その後はクロアチアに移住し、激しい戦火の中で格闘技に熱中したという。18歳の時に始めたアマチュアボクシングでは12戦、キックボクシングでも15戦しており、いずれも全勝。現在は1年の半分は米国に滞在し柔術を学んでいる。2001年にはアメリカで開催された「21century warrious」という総合格闘技イベントに出場し勝利を飾っている。


高瀬の相手はアンデウソンに

(5/26 up) 高瀬大樹の対戦相手がアンデウソン・シウバに決まった。アンデウソンはPRIDE.25でカーロス・ニュートンを膝蹴りで葬り、PRIDEの同体重クラスでの最強を証明したばかり。久々のPRIDE参戦となる高瀬はいきなり難敵と対することとなる。
 PRIDE.26の全カードがこれで決定。試合順はページ末尾を参照。


ミルコ×ヒーリング決定。ミーシャ、ランペイジと初戦

(5/22 up) DSEは21日、PRIDE.26の追加3試合を発表した。

 ヒース・ヒーリング vs. ミルコ・クロコップ
 クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン vs. イリューヒン・ミーシャ
 ヒカルド・アローナ vs. アリスター・オーフレイム

 PRIDEヘビー級王者・ヒョードルへの挑戦を目指すミルコは、DSEがリストアップしたコールマン、ノゲイラ弟などの相手候補の中からヒーリングを選んだという。ミルコはDSE側が出した純粋なPRIDEルールでの対戦条件も受諾した。過去2戦PRIDEに参戦しているミルコだが、PRIDE.17の高田戦、PRIDE.20のヴァンダレイ戦はいずれも1Rの時間は3分。Dynamite!の桜庭戦、INOKI BOM-BA-YE2002の藤田戦は5分3R制の変則PRIDEルールだった。1R目が10分もある本来のPRIDEルールは、寝技の経験の浅いミルコには不利。ましてや今回の相手・ヒーリングはエリクソン、エンセンに一本勝ちし、ノゲイラ兄の猛攻をフルラウンド逃げ切ったこともある寝技師で、体もミルコより大きい。単純に考えればミルコにとってリスキーな試合だが、「守りの寝技」の進歩もさることながら、藤田戦では三角絞めを狙うなど、「攻めの寝技」も身に付けつつあるミルコ。ヒーリング戦ではより進化した姿を見せることは間違いない。また、PRIDEルール特有のブレイクのタイミングを、いかに戦略に取り入れるかも勝負の鍵だ。
 ジャクソン vs. ミーシャ、アローナ vs. オーフレイムは、夏開幕のミドル級GPの前哨戦といえる。ミーシャはリングスで活躍していた選手でPRIDE初参戦。8年前にはロシアの大会でボブチャンチンにも勝ち、リングスのバーリトゥード戦では急先鋒に立ったが、KOKルールではババルや高阪に敗れ今や36歳とベテランの域。若く伸び盛りのジャクソン相手にどこまで太刀打ちできるかが見物だ。他にも高瀬大樹の出場が発表されている。(井原芳徳)


フライ×コールマン再戦。UFCのカードを意識か

▼ (5/9 up) DSEは8日、ドン・フライ vs. マーク・コールマンを発表した。両者は1996年7月のUFC10のトーナメント決勝戦で対戦し、コールマンがTKO勝ちをおさめている。昨年6月PRIDE.21で再戦がマッチメイクされたが、コールマンが直前に負傷欠場。高山善廣が代役に抜てきされ、フライと壮絶な殴り合いのファイトを繰り広げた。今大会はUFCと近い日程で全米でPPV中継されるが、UFCもタンク・アボット vs. キモ、ケン・シャムロックの出場など、レトロなラインナップを用意。フライ vs. コールマンはUFCとの視聴者争奪戦を意識したカードといえそうだ。


ヒョードル「藤田の弱点見つけた」

▼ (5/4 up) 新日本プロレス5.2東京ドーム大会での藤田和之 vs. 中西学を生観戦したエメリヤーエンコ・ヒョードルが3日都内で会見し、藤田の試合の感想を語った。「強い選手ということがよくわかった。レスリングの選手にしては予想以上に打撃がうまかった」を評価したが、「トレーナーと戦略を練る上でいい材料となった。弱点は見つけたけど今は言えない」と語り、不敵な笑みを浮かべた。なお、藤田以外で特に印象に残った選手について質問すると「名前を覚えていない」としながらも中邑真輔を指し、「自分の技術を活かしたファイトスタイルが素晴らしかった」と評価していた。
 PRIDE.26のチケットは5月4日(日)午前10時より一般発売がスタートする。(井原芳徳)


浜中、レスリング世界選手権行きならず

▼ (5/3 up) PRIDE.26での総合格闘家デビューの決まった浜中和宏が5月1・2日、レスリングの明治乳業カップ全日本選抜選手権(東京・駒沢体育館)フリースタイル84kg級に出場したが、惜しくも準決勝で敗れ、世界選手権行きの切符を逃した。浜中は一回戦で日体大の山本悟に7-3で勝利したが、準決勝で拓大の磯川孝生に2-3の僅差で敗れた。2日目の3位決定戦では岡山県レスリング協会の横山武典に1分02秒、0-10のポイントを付けられテクニカルフォール負けを喫している。(情報源:日本レスリング協会公式ホームページ

ヒョードル緊急来日。藤田と対面

▼ (4/30 up) エメリヤーエンコ・ヒョードルが緊急来日し、30日の記者会見で藤田和之と初めて顔を合わせた。ヒョードルは藤田を「首が太いのはいい選手であることを証明している」、藤田はヒョードルを「ベルトを巻くにふさわしい選手。凄くいいオーラが出ている」と評した。藤田の試合をビデオですら見たことのないヒョードルは、5月2日の新日本プロレス東京ドーム大会での藤田 vs. 中西学を生観戦し、藤田の部分的な技術ではなく全体的な技量を見極めたい考えだ。藤田も「最初に試合が決まったのはPRIDEで、ドームは途中で付け足しのように決まった。あくまで僕の主戦場はPRIDEなんで」と語っており、見越しているのはヒョードル戦。そのヒョードルの目の前で、失態を演じるわけにはいかない。(井原芳徳)

榊原新社長、「前近代的」UFCとのPPV戦争に自信

▼ (4/30 up) DSEの新社長・榊原信行氏は30日のヒョードル&藤田の会見後も記者団の質問に応じ、5月2日の新日本プロレス東京ドーム大会の結果も見ながら、来週中に新たにカードを発表したいと語った。当日の配付資料の出場予定選手欄にはヒーリング、コールマン、ボブチャンチン、アローナ、ジャクソン、アリスター、ランデルマンが名を連ねている。日本人選手の名前が無いが、既に試合の決まった藤田・浜中以外にも日本人数名の出場が計画されているという。8月開幕のミドル級GP出場者の査定マッチも組まれる模様だ。

 榊原社長は15日の新生PRIDE発表記者会見で米国市場への本格進出を口にしたが、PRIDE.26の前日(日本時間)にラスベガスでUFC 43が開催されるため、米国でのPPV戦争が予想される。その件について尋ねると榊原社長は「アメリカのファンを意識したカードを組みたい。この前も藤田戦と浜中戦を発表した後、外国のファンから僕に『こんなカードは嫌だ。弱い日本人は見たくない』とメールが来ました」と苦笑い。だが「米国と日本のファンの見たいものは必ずしも同じではないし、UFCチックなカード編成はあまり考えていない」とし、さらに「バーリ・トゥードが生まれたのはアメリカだけど、育てたのは日本で、PRIDE以外にもいっぱい大会がある。日本人は(外国の物を)真似したりさらに良くしたりするのが得意。アメリカは前近代的なバーリ・トゥードをしている」等と語り、UFCへの強い対抗意識を垣間見せた。
 具体的な違いを聞かれると、「僕も選手ではないのでよくはわからないけど、PRIDEのようにリングなら端に出るとストップ・ドント・ムーブがかかるので、リング中央に動こうという意識が選手の中に働くが、金網ではそれがない。金網に押し付けて肘を落とすような戦い方になる。両方に入った選手からも『檻の中に入れられて戦うのと、スクエアなリングで戦うのと意識が違う』という話を聞いたことがある」と説明。金網での総合が主流の米国でファンの反感を招きかねない発言だが、いわば日本車ならTOYOTAにあたる「PRIDE」ブランドへの、榊原社長の揺るぎない自信が感じられた。(井原芳徳)

高田道場・浜中、「アマレスラーとして」プロデビュー

▼ (4/21 up) アマチュアレスリングの強豪・浜中和宏の記者会見が21日、所属の高田道場で行われ、PRIDE.26のニーノ・“エルビス”・シェンブリ戦でプロ総合格闘家デビューすることが発表された。
 浜中は日本体育大学卒業の24才。小学校2年生からレスリングを始め、01年の大学卒業と同時に高田道場入り。元々は総合格闘技やプロレスの世界には無関心だったが、去年あたりから興味を持ち始め、「自分の一番愛したアマレスというスポーツを世の中に広め、目指す子供たちを増やしたい」という思いもあり、プロデビューを決意した。
 だがいわゆる“プロ転向”とは異なり、浜中は「アマレスラーとしてプロに上がる」と宣言。5月1〜2日の全日本選抜選手権(東京・駒沢体育館)フリースタイル84キロ級にもエントリーしており、その先にはもちろん来年8月のアテネ五輪金メダル獲得の夢がある。アマレスも総合も「同じ格闘技なので分け隔てなくやっている」といい、週3回は日体大でアマレス、3回は高田道場でサブミッションレスリングを練習。打撃は高田道場のタイ人コーチに習い、右フックが得意だという。
 同席した師匠の高田延彦・PRIDE統括本部長は、浜中を「アグレッシブに前で出て、上に乗って殴り続けることのできる、バーリ・トゥード向きの選手」と評価。日体大の安達巧監督も「身体能力は外人なみ」と太鼓判を押すという。
 デビュー戦の候補としてハイアン・グレイシーの名前もあったが、ニーノに決めた理由を、高田氏は「スタイルが噛み合う。それと、見る人の興味をそそる物語が伝わりやすいんではないかという私の直感で選んだ」と説明した。PRIDE.25で弟子の桜庭和志が“KO負け”を喫したニーノをぶつけるあたり、PRIDE統括本部長としてのプロデュースセンスが発揮されたといえよう。
 とはいえニーノは“ヒクソンの再来”とも言われるグレイシー柔術の強豪。仮に浜中が得意のタックルでテイクダウンに成功しても、下からの関節技であっさりと一本を取られる心配もあり、総合デビュー戦の相手としては厳しすぎる感がある。しかも場所は横浜アリーナという大舞台。だが当の浜中はアマレスで世界を舞台に活躍する選手らしく、プレッシャーはないかと聞かれても「ありません」とキッパリ。好きな選手は?という質問にも「これといっていません。自分が大好きです」と答え記者団の笑いを誘い、早くも憎めないキャラクターと大物ぶりを発揮していた。(井原芳徳)

<公式プロフィール> 浜中和宏(Kazuhiro Hamanaka)
1978/10/24生まれ、青森県出身、172cm/90kg
 高田道場からデビューする期待の新鋭。格闘技のベースはレスリングで、名門・光星学院、そして日本体育大学で鍛え抜かれる。そのレスリングは2000年世界学生代表予選優勝、同年インカレ準優勝、同年全日本選抜3位、そして韓国で行なわれたKBS杯では準優勝を飾り、さらに2002年6月の全日本選抜レスリング選手権大会84キロ級フリースタイルでは4位入賞、同年7月全日本社会人レスリング選手権大会96キロ級で準優勝等、好成績を残している。高田道場では、同じレスリング出身の桜庭に揉まれ、得意のタックルに磨きをかけるなど、総合対策にも余念は無い。外国人天国と呼ばれて久しいPRIDEのリングにあって、その双肩には日本人選手としての大きな期待が寄せられている。(関連リンク:高田道場オフィシャルサイトの浜中の紹介ページ

金原弘光が右ヒザ手術

▼ (4/21 up) DSEによると金原弘光が21日、神奈川県内の病院で「右膝前十字靱帯」の再建手術を受けた。金原は昨年11月のPRIDE.23のヴァンダレイ・シウバ戦に向けての練習中に右膝を負傷していた。周囲の筋肉を鍛えることで手術を回避する方向で調整していたが、今年に入り診断を受けたところ、手術箇所が完全に断裂していたことが判明。膝関節の権威である担当医の勧めもあり、手術を受けることになったという。
(注:金原選手はシウバ戦の直後に名前を「」から元の「弘光」に戻しています)

ヒョードル×藤田和之がノンタイトル戦で実現

▼ (4/15 up) PRIDE.26でエメリヤーエンコ・ヒョードル vs. 藤田和之が行われることが決まった(PRIDEの新体制ならびに今後の大会スケジュールについては別記事参照)。
 15日のDSEの会見で、高田延彦・PRIDE統括本部長がこのカードを発表。会見場に現れた藤田は、「今の自分があるのはPRIDEがきっかけです。最強を求めるのが永遠のテーマなので、このリングに戻ってきました」と挨拶。ヒョードル戦は自らの志願で、「今一番オイシイご馳走」ということで選んだ。ノンタイトル戦だが「ベルトは欲しいけど、ベルトよりも大切なのは“最強”というテーマ。どっちの心が折れるかという試合をしたい」と語った。新日本プロレス5.2東京ドーム大会では総合格闘技ルールで中西学とも対戦することが決まっており、わずか1ヶ月間隔で2試合というハードスケジュールとなるが、「PRIDEで世界一強い男と、新日本で世界一バカな男と、二つの世界一とできることを光栄に思います」と藤田らしいコメントを発し、意に介せずといった様子だった。(井原芳徳)
 

ドリームステージエンターテインメント "PRIDE.26 REBORN"
2003年6月8日 (日) 神奈川・横浜アリーナ
(JR東海道新幹線・横浜線、横浜市営地下鉄「新横浜」徒歩5分)
開場・16:30  開始・18:00


第7試合 ノンタイトル戦
エメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア/ロシアン・トップ・チーム/PRIDEヘビー級王者)
藤田和之(日本/猪木事務所)

第6試合
ミルコ・クロコップ(クロアチア/クロコップ・スクワッド)
ヒース・ヒーリング(米国/ゴールデン・グローリー)

第5試合
ドン・フライ(米国/フリー)
マーク・コールマン(米国/ハンマーハウス)

〜 休憩 〜

第4試合
クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン(米国/チーム・パニッシュメント)
イリューヒン・ミーシャ(ロシア/ロシアン・トップチーム)

第3試合
アリスター・オーフレイム(オランダ/ゴールデン・グローリー)
マイク・“バットマン”・ベンチッチ(クロアチア/クロコップ・スクワッド)

第2試合
アンデウソン・シウバ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
高瀬大樹(日本/フリー)

第1試合
ニーノ・“エルビス”・シェンブリ(ブラジル/グレイシー・バッハ・アカデミー)
浜中和宏(日本/高田道場)


■ 放送
 SKY PerfecTV!にて完全独占生中継 視聴料金:2000円/回
 生中継:6/8(日) 18:00〜 ch121 パーフェクトチョイス
     ※17:30より事前カウントダウン番組(無料)放送
 ※生中継同日タイムシフト放送、再放送もあり
 ・お問い合わせ/カスタマーセンター TEL.0570-039-888 045-339-0202(10:00〜20:00)

◆ 入場料金(全席指定・消費税込み)
VIP(ビップ) 100,000円 【特典:専用入場ゲート・グッズ付】
RRS(ロイヤルリングサイド) 28,000円  
スタンドS 16,000円  
スタンドA 7,000円  

◆ 券売スケジュール
4月20日(日) 10:00〜19:00 特別先行電話予約 052(961)6341
4月20日(日)〜 PRIDEオフィシャルサイト先行
5月4日(日)一斉発売 10:00〜

◆ チケット発売所
DSE 03-5464-1531
PRIDEオフィシャルサイト、携帯端末オフィシャルサイト
チケットぴあ 0570-02-9999
 (スポーツ専用) 0570-02-9977
 (Pコード予約=594-700)03-5237-9966
ローソンチケット 0570-00-0903
 (Lコード予約=30026)0570-00-0403
CNプレイガイド 03-5802-9999
イープラス http://eee.eplus.co.jp
デジシート http://www.digiseat.net/pride/
サンクス
高田道場 03-5749-5030
グレート・アントニオ 03-3219-9550
レッスル渋谷店 03-3464-0078
レッスル池袋店 03-3989-0056
板橋大山アメリカン 03-3962-6443
書泉ブックマート 03-3294-0011
フィットネスショップ格闘技 03-3265-4646
チケット&トラベルT−1 03-5275-2778
後楽園ホール 03-3811-2111
TOKYO文庫TOWER 03-5784-4900
BCG 03-3560-7911
相鉄ジョイナスプレイガイド 045-319-2456
横浜アリーナ 045-474-4000
公武堂 052-241-2511
新日本プロモーション http://www.shinnichi-pro.co.jp/
iTV2002PROJECT http://www.e-goraku.tv/

◆お問い合わせ
株式会社ドリームステージエンターテインメント  03-5464-1531

Last Update : 06/03

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