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[K-1 MAX] 3.1 有コロ:大野が負傷欠場。安廣が小比類巻と対戦

K-1 "WORLD MAX 〜日本代表決定トーナメント〜" 3月1日(土) 有明コロシアム  [→掲示板スレッド]

▼ (2/17 up) 大野崇が練習中に下顎骨(かがくこつ)を骨折し全治2カ月と診断され、トーナメントを欠場することとなった。代わってリザーバーの安廣一哉がエントリーし、小比類巻貴之と一回戦で激突する。安廣は去年のトーナメント出場者。リザーブマッチで安廣と対戦予定だった清水貴彦は、隼人と対戦する。
 隼人は茨城県出身の25歳で、戦績21戦12勝(6KO)7敗2分。01年10月SPARKSでは強豪メルチョー・メノーとほぼ互角の好勝負を展開。得意技は左ミドルキック。昨日のIKUSA渋谷大会ではタイの元王者タッパヤーに敗れたが、特にダメージはなくK-1に抜てきされた。

全日本キック・清水「総合の奴らが霞む試合をする」

▼ (2/8 up) リザーバーの清水貴彦(右写真)が、所属する全日本キック2月7日後楽園大会で挨拶し、K-1での活躍を誓った。清水は「本戦に出る総合格闘技の奴らが霞むぐらいのいい試合をして、自分の力を知らしめたい」とアピール。清水は昨年日本代表決定トーナメントに出場した新田明臣と引き分けた経験もある実力者。本職のキックボクサーにも関わらず、日本代表決定トーナメントから差し置かれた屈辱を、正道会館の安廣一哉にぶつける。(井原芳徳)

修斗の阿部兄、村浜と一回戦!

▼ (2/6 up) 唯一未定だった村浜武洋の対戦相手が、修斗ライト級2位の「阿部兄」こと阿部裕幸(写真)に決定した。K-1事務局は「当初、オファーをしておりました修斗ウェルター級王者の五味隆典選手が、2月23日に行なわれる修斗の大会への出場が正式決定した際に、同じ修斗のリングで活躍する阿部選手が『村浜選手と戦いたい』と名乗りを挙げた経緯もあり、決定いたしました」と説明している。
 阿部は1970年2月9日生まれでもうすぐ33歳。レスリング出身ながら打撃テクニックの向上に熱を入れており、昨年2月にはシュートボクシングに参戦し判定勝ち。7月の修斗ではノンタイトル戦ながら王者のアレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラを左フック一発でKOする大金星をあげた。12月のタイトルマッチではノゲイラにスリーパーでリベンジされたが、K-1より先に2月11日のプロ柔術大会・GI 2で行われる8人トーナメントにも出場することが決まっており、今年は前半からK-1・柔術という全く異なる2つのルールでマルチな才能を発揮することとなる。ちなみに所属先のAACCは「Abe Ani Combat Club」の略称で、弟も修斗の選手であることから阿部は「阿部兄」の愛称で親しまれている。村浜もマルチな才能を持つ選手で、かつ兄弟ファイターで阿部と共通点があり、異色のマッチメイクとして注目を浴びそうだ。
 また、リザーブマッチが正道会館の安廣一哉 vs. 全日本キックボクシング連盟の清水貴彦に決まった。安廣は昨年の日本代表決定戦の1回戦で後藤龍治に敗れはしたが、先にダウンを奪い実力を発揮。一方の清水は全日本キックのミドル級の主力選手で、ジェロム・レ・バンナばりのパンチの破壊力に定評がある。本戦出場は阿部に奪われたが、リザーブ戦で結果を残しておきたいところだ。(井原芳徳)

武田参戦!小次郎と一回戦。修斗・五味にも出場交渉

▼ (1/28 up) 大会発表記者会見が28日午後都内で行われ、トーナメント出場の7選手が出席。組合せも以下のとおり発表された。魔裟斗と武田幸三が順調に勝ち上がれば決勝で激突する。

(1)魔裟斗 vs. 須藤元気
(2)村浜武洋 vs. (交渉中)
(3)武田幸三 vs. 小次郎
(4)小比類巻貴之 vs. 大野崇

 ワールドMAXのエース・魔裟斗は「誰と何回やっても日本代表の結果は同じ。ライオンがウサギを狩るように思いっきりやる」と挨拶。決勝で戦いたい相手を聞かれても「俺としては日本トーナメントは関係ないんで、別にどうだっていい」と言い放ち、日本王者の貫禄を見せつけた。
 対する須藤は、K-1とほぼ同時刻の2月28日のUFCニュージャージー大会に出場を計画していたが、相手候補のジョシュ・トンプソンがじん帯を損傷。イーブス・エドワースとの対戦も計画されたが、須藤も腰を負傷したため、出場を取り止めた(情報源:MAXfighting.com)。スタンドだけの競技のK-1なら、UFCに比べ腰の負傷の影響は小さいと考えられるが、バックハンドをはじめとしたトリッキーな攻撃が必殺技の須藤にとって腰は要。会見で「魔裟斗選手は直線的で力強くて、薩摩隼人のような選手。自分は柔らかく円を意識して真田幸村のように、柔よく剛を制すスタイルで戦いたい」と語った須藤。腰の回復具合が、そのファイトを見せられるか否かの分かれ目となりそうだ。

 村浜は「K-1、プロレス、総合とやっていけるのは自分とボブ・サップ選手くらいしかいない。サップ選手みたいに優勝候補を1人でも多く食う」と宣言した。
 相手は未定だが、谷川貞治イベントプロデューサーは修斗ウェルター級王者の五味隆典と交渉中であることを明かした。五味は昨年暮れ、格闘技通信誌のインタビューでK-1での魔裟斗との対戦を希望。1月24日の修斗後楽園大会の02年MVP表彰式でも、リングアナウンサーの「UFCからのオファーは?」という質問に、小声で冗談めかしながらも「K-1から来ています」と明かし周囲を驚かせていた。五味は既に2月23日の修斗後楽園大会に出場が決定しているが、対戦相手はまだ決まっていない。五味の関係者も28日、K-1からオファーがあったことを認め、日本修斗協会と早急に話し合う。谷川イベントプロデューサーは「最後まであきらめず交渉したい」と熱意を示し、もし五味が無理な場合、全日本キックの清水貴彦か、ボクシングやテコンドーの選手から人選すると話した。

 第3試合では新日本キックボクシング協会とNJKF(ニュージャパンキックボクシング連盟)のエース対決が実現。武田は当初本人の語ったワンマッチではなくトーナメントにエントリーされたが、伊原信一・新日本キック代表は「ルール面のハンデは度外視して、中量級を盛り上げることが必要と思った」と理由を語った。
 会見での武田は、自分の前の魔裟斗・須藤・村浜が比喩を交えて試合への意気込みを語ったことを受けてか、「試合前のリップサービスは苦手なんですけど」とけん制。そして「全試合KOで勝ちます」とシンプルながらも力強く宣言した。「協会の看板を背負って出るわけですから、結果によって今後の格闘技人生が変わると思うので、それなりの覚悟で望む」とも語り、ルール面の心配を聞かれても、右ストレートとローキックを武器とする武田は「得意分野なので問題ない」と余裕の構えだ。対する小次郎も「口でグチグチ言わないで結果を残したい」とシンプルな挨拶。タイで王者を取った選手同士の対決ということで、手の合う攻防が期待できる。

 第4試合の小比類巻貴之 vs. 大野崇は去年の準決勝の再戦で、前回は新田が判定3-0で勝利した。小比類巻は「自分の立場は十分わかっている。なんとか優勝したい」と悲壮な決意をし、大野は「今回はどんな形でもいいんで、とにかく3つ勝ちたいです。押忍」と意気込んだ。

 なお首相撲からの攻防について、角田信朗・競技統括プロデューサーは「ヘビー級では膠着が多いため改正しましたが、中量級には首相撲を活かせる選手が多いので、もちろんキックボクシングなどに比べれば厳しいですが、現状では認める方向です」と発言。さらに延長戦について、選手の体力の消耗や安全面に配慮して、これまでの延長2Rは決勝戦のみとし、他の試合は延長1Rのマストシステムにすることも発表した。

 また、スーパーファイトとして昨年WORLD MAX覇者のアルバート・クラウスが今年のWORLD MAXオセアニア代表に決まったマイク・ザンビディスと対戦する。両者とも年齢は22歳。谷川プロデューサーは「クラウスが負ければ面白い」とザンビディスの活躍を期待。ザンビディスのセコンドにはスタン・ザ・マンがつく。
 大会は当日19:00〜20:54にTBS系列全国ネットで放送される。TBSは携帯電話を使って放送中にリアルタイムで勝者を当てる企画を予定。賞品には優勝者サイン入りグローブ等が用意される。参加費は無料で、2月中旬から登録を開始し、希望者が1万人を越えた場合は抽選とする。(井原芳徳)

新日本キック・武田幸三がついにK-1参戦!

▼ (1/28 up) 2003年国内最初のK-1は、中量級のWORLD MAX日本代表決定トーナメントから幕を開けることとなった。既にチケット先行発売はK-1オフィシャルホームページ等で開始している。
 先に魔裟斗、小比類巻貴之、アルバート・クラウスの出場が発表されたが、同大会最大の目玉と思われるのが、新日本キックボクシング協会所属の武田幸三の参戦だ。武田はムエタイの本場・タイでも最高の権威を誇るラジャダムナンスタジアム認定ウェルター級前王者で、日本のミドル級キックボクサーでも最強との呼び声が高い。同協会の26日後楽園大会でも伊原信一・協会代表が「今年の新日本キックは他所のリングに乗り込む。明日、明後日、公表できると思います」と年始の挨拶をし、武田もK-1出場をほのめかしていた。そして28日、協会が武田のK-1出場を正式に発表した。26日時点では武田は「代表と先生(=師匠の長江国政・治政館代表)からワンマッチならOKが出ました」と語っていた。トーナメント出場の可否は、28日午後の記者会見で発表される。(井原芳徳)


K-1 "K-1 WORLD MAX 〜日本代表決定トーナメント〜"
2003年3月1日(土) 東京・有明コロシアム
開場・15:00  開始・16:00

<トーナメント組み合わせ>
第1試合
魔裟斗(シルバーウルフ)
須藤元気(ビバリーヒルズ柔術クラブ)

第2試合
村浜武洋(大阪プロレス)
阿部裕幸(AACC)

第3試合
武田幸三(新日本キックボクシング協会・治政館)
小次郎(ニュージャパンキックボクシング連盟・ウィラサクレックジム)

第4試合
小比類巻貴之(黒崎道場)
安廣一哉(正道会館)

リザーブマッチ
清水貴彦(全日本キックボクシング連盟・超越塾)
隼人(PHOENIX)


<スーパーファイト>
アルバート・クラウス(オランダ/ブリーズジム/'02 WORLD MAX覇者)
マイク・ザンビディス(オーストラリア/'03 WORLD MAXオセアニア代表)


◆会場アクセス
 新交通ゆりかもめ「有明」駅下車徒歩8分
 臨海副都心線「国際展示場」駅下車徒歩3分

◆入場料金 :
SRS:\20,000-  スタンドS:\10,000-  スタンドA :\6,000-

◆チケット発売日 :
1月18日(土)AM10:00〜 先行発売
K-1オフィシャルホームページ http://www.k-1.co.jp/
K-1オフィシャルiモードサイト 《マイメニュー登録者のみ》

2月1日(土)AM10:00〜 一斉発売
チケットぴあ 【特電】TEL:03-5237-9922
ローソンチケット 【特電】TEL:0570-00-0028[携帯・PHS不可]
CNプレイガイド 【特電】TEL:03-5802-9800
キョードー東京 【特電】TEL:03-5720-9911
e+(イープラス)http://eee.eplus.co.jp/

2月2日(日)AM10:00〜
チケットぴあ TEL:0570-02-9999[携帯・PHS不可]
ローソンチケット TEL:0570-00-0903[Lコード:38354][携帯・PHS不可]
CNプレイガイド TEL:03-5802-9999
キョードー東京 TEL:03-3498-9999
e+(イープラス)http://eee.eplus.co.jp/

◆チケットに関するお問い合わせ先:
株式会社キョードー東京 TEL:03-3498-9999

◆大会に関するお問い合わせ先:
K-1事務局 TEL:03-3796-2977

Last Update : 02/17

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