(レポ&写真) [IKUSA] 2.16 渋谷:元ラジャダムナン王者、隼人に格の差見せつける
IKUSA "YOUNG GUNNERS produced by FUTURE FIGTHER IKUSA" 2003年2月16日(日) 東京・渋谷club WOMB
レポート&写真:井原芳徳
※打撃GIルールは3分3R・肘あり、GIIは2分3R・肘なし。総合は5分2R・寝技40秒以内
第10試合 ウェルター級 打撃GI ×隼人(PHOENIX) ○タッパヤー・クロスポイントジム(タイ/クロスポイント/元ラジャダムナンスタジアム・ライト級王者) 判定0-2 (29-30,30-30,27-30)
タッパヤーはボクシング元WBA世界Jrバンタム級王者のヨックタイ・シスオーの実弟で、ランバー・ソムデートの叔父にあたる28歳。約3年前にラジャダムナンとWMCで二冠に輝いたことがあり、戦績は150戦120勝25敗5分。昨年12月にはなんと総合格闘技のDEEP2001に参戦し、経験不足もあって腕十字で敗れたが、今度は本職のキックルールで実力を発揮した。 序盤から伸びのある右ミドルを放つタッパヤー。「1、2Rは軽く蹴っていた」と隼人が感じる程度の威力だったが、「蹴り分けがうまかった。5Rあれば手が上がらなくなっていた」というほどの精度の高さで、3Rには何発も叩き込まれる。隼人は果敢にパンチで攻めようとするが、タッパヤーの巧さの前には「何故か中に入れず見合ってしまった」という。3R終盤タッパヤーは「2年ぶりのムエタイの試合なのでスタミナが切れてしまった」が、そこは首相撲での膝の連打でしのぎきり、判定勝ちをおさめた。 「隼人はいい選手だけど、経験不足」と語り、格の違いをアピールしたタッパヤー。今後もキックと総合を並行していく意向を示し、同じ階級で日本最強の小林聡との対戦も希望。全盛期は過ぎたものの、今後日本人の好敵手としての活躍が期待される。
第9試合 60kg契約 打撃GI ○梅下湧暉(TEAM IKUSA) ×ファイティング前沢(土浦) 判定2-0 (30-29,30-30,30-29)
昨年3月のコンバット2002トーナメント以来の再戦で、両者は1勝1敗同士のライバル。試合はクリンチの多い展開が続き、3Rに膝蹴りでペースを握り続けた梅下が前沢に2連勝した。
第8試合 バンタム級 打撃GI ○武井 豊(TEAM IKUSA) ×戸沢ジョー(マイウェイ) 2R 2'53" KO (2ダウン:左ミドル)
武井が序盤から小気味よく左ミドルとパンチを叩き込み、2Rに左ミドルで連続ダウンを奪い快勝。ちなみにこの日ダウンを奪った選手は武井ただ1人。
第7試合 スーパーヘビー級 総合GII ×西田操一(フリー) ○保坂忠広(フリー) 判定0-3
第6試合 ヘビー級 総合GII ×IRO関[いろぜき](フリー) ○米屋利展(JJA) 判定0-3
第5試合 59kg契約 打撃GII ×清水友希(習志野) ○大刀国秀(藤) 判定0-3 (28-30,29-30,27-30)
第4試合 ライト級 打撃GII △JIRO(TEAM IKUSA) △小磯哲史(山木) 判定1-0 (30-29,30-30,30-30)
第3試合 59.5kg契約 打撃GII △藤曲シン(TEAM IKUSA) △南雲裕一(士道館橋本) 判定0-1 (29-30,29-29,30-30)
第2試合 ライト級 打撃GII ○藤井 徹(湘南格闘クラブ) ×森 直樹(不動館) 判定3-0 (30-27,30-27,30-27)
第1試合 58kg契約 打撃GII ○伊藤駿太(TEAM IKUSA) ×五十嵐悟(土浦) 判定3-0 (30-29,30-29,30-29)
Last Update : 02/16
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