ムエタイ 6.27 タイ:緑川創、ラジャダムナン王座初挑戦は1Rにダウン取られ判定負け
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
センチャイムエタイジム中野
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2018年6月27日(水) タイ・バンコク・ラジャダムナンスタジアム
ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王座決定戦 3分5R(インターバル2分)
○シップムーン・シットシェフブンタム [Sibmean Sitchefboonthum](タイ/5位)
×緑川 創(藤本ジム/6位、元新日本キック日本ウェルター級王者)
判定
※シップムーンが王者に
緑川が31歳・63戦目にして、ムエタイの2大聖地のうちの一つ、タイ・バンコク・ラジャダムナンスタジアム認定王座に初挑戦する。対戦相手は16年10月の新日本キック後楽園大会で緑川と引き分けているシップムーン。シップムーンは昨年5月にT-98から同スタジアム認定スーパーウェルター級王座を奪取した選手で、今年2月に王座陥落している。(緑川の意気込みは事前インタビュー記事参照。下写真は前回対戦時のもの)
1R、サウスポーのシップムーンに対し、ゴングが鳴ってすぐから緑川を圧力をかけ、右インロー、左ボディ、右フックを積極的に当てる。左フックから右ボディというコンビネーションも絡め、上下左右にうまく散らせている印象だ。シップムーンは時折左ミドルをヒット。長身のため少し遠い距離からでも伸びてくる。すると残り30秒、シップムーンが左ストレートでダウンを奪取。その後もシップムーンは左ストレート主体でラッシュ。緑川は耐えきるが、いきなり2点差をつけられることに。(記者採点10-8)
2R、シップムーンはタイミング良く左テンカオを連打するように。首相撲でも軽々と緑川を転がし、格の差を見せつけようとする。だが緑川も左フックをお返しし、一瞬シップムーンをぐらつかせ挽回。右ロー、右ボディ等のヒットを増やし、手数差をつける。流れを変えたことで、ポイントを取り返せたか?(記者採点9-10)
3R、シップムーンは下がり気味ながらも的確に左ミドル、右前蹴りを当て続け挽回。緑川は執拗にボディから顔面につなぐパンチを繰り返す。ムエタイの基準ならシップムーンが優勢ではあるが、シップムーンは終盤は左ミドルが減り、点を取ったかは微妙なところ。(記者採点10-10)
4Rも同様な構図で、緑川もパンチを当ててはいるが、シップムーンは反応できており、ほとんど急所からは少しズレているように見える。シップムーンは中盤まで左ミドルを随所で当て続け、終盤はステップワークでかわして終了。シップムーンがポイントを取ったか?(記者採点10-9)
5Rはシップムーンが距離を取り続け、時折鋭い左ミドル、前蹴りを当て、逃げ切りモードに入る。緑川は日本から応援に来た仲間の声援を背にして前に出てパンチを振るうが、シップムーンを捕らえられないまま終了する。(記者採点10-10/合計49-47でシップムーン勝利)
ジャッジもシップムーンを支持し、緑川は判定負け。得意のパンチを武器に最後まで必死にシップムーンに立ち向かったが、シャットアウトされてしまった。