NJKF 10.30 岡山コンベンションセンター(レポ):国崇、コンバンノーに6年越しリベンジ「満足せずまた上を目指す」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
中野トイカツ道場
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NJKF拳之会主催興行19th ~ NJKF2022 west 5th ~
2022年10月30日(日) 岡山コンベンションセンター
記事提供:NJKF拳之会(レポート&写真:高崎計三)
第9試合 メインイベント ISKAムエタイルール フェザー級 3分5R ※ヒジあり
○国崇(NJKF拳之会/WKAムエタイ世界フェザー級王者)
×コンバンノー・エスジム(NJKFエスジム)
判定3-0(50-45/50-45/50-45)
岡山コンベンションセンターでは昨年4月以来1年半ぶり、拳之会興行としてはこれが19回目、5月の倉敷市真備町大会に続き今年2度目の開催となった。
メインに登場したのは拳之会のエース、国崇。4月の真備町大会で光太朗ZLSに敗れ、14戦目で地元初黒星を喫した国崇にとっては、これが再起戦となる。対戦相手はコンバンノー・エスジム。国崇にとっては2016年2月にヒジで切られ3RTKO負けを喫した相手で、6年越しのリターンマッチともなった。
1R、ジャブとローで突破口を探す国崇はロープ際に詰めると早くも得意の左ボディを打ち込んでいく。コンバンノーはパンチとミドルで応戦しつつ、こちらも早い段階からヒジを見せ、狙っていることは明らか。2R、国崇は左ボディも入れつつ、ヒジも打っていくが、セコンドからは「手数!」「もっと攻めて!」という声が飛ぶ。接近戦の中ではコンバンノーがヒジをヒット。
3Rに入ると国崇はワンツー、アッパーなど攻め手を増やし、ローも効かせヒジも入れるが、なかなか詰め切るには至らず、セコンドの声もヒートアップ。コンバンノーは国崇の攻めにミドルを返していき、距離が近くなるとヒジのモーションも見せる。
4Rには国崇がコーナーに詰めラッシュを見せ、終盤にはタテヒジを決めてコンバンノーの眉間をカット。これには試合を止められると思ったか、コンバンノーが動きを止めてしまう場面も。
5R、コンバンノーは出血が止まった様子で、国崇はKO勝ちでのリベンジをと追うが、コンバンノーを捕らえるには至らず、判定へ。ISKAムエタイルールでラウンドマストの裁定はジャッジ三者とも50-45をつけ、国崇の判定勝ちとなった。
試合後の国崇はマイクで「この試合が今の僕の実力だと思うので、これで満足しないようにまた上を目指して頑張っていこうと思います」と観客に挨拶。さらに「本当だったら前回負けた時に引退も考えていて、会長と話をした結果、復活することができました。復帰した試合でこんな内容だったらまだまだ何も語れないんですけど、もうちょっとキックボクシングに専念しようと思いました」と語った際には涙で言葉に詰まる場面も。
控室でのコメントでは「正直、まだ復帰とは言えないかなと。前回の試合後、『もう引退なんですかねえ』と会長に言って、その言葉が自分の口から出たのがビックリだったんですけど。WBCムエタイのタイトルを用意してもらった大きな試合で、地元で負けてしまったという責任感で『もうやるべきじゃないのかな』とか考えたんですけど、地元で応援してくれる人たちやジムの会員さんたちの言葉に『もう少し頑張ってもいいのかな』と奮起してやってみようかなと思って。キックボクシングが嫌いなわけじゃないし、死んだわけじゃないんで」と、引退を考えたという経緯について語った。
さらに試合については「2Rにヒジを一発もらって、切れたと思って慌てて切りにいったんですけど、今度は側頭部に記憶が飛ぶぐらいのヒジをもらって、怖いなと思ってなかなか入りきれず、最後は勝ちに徹してしまいました」とも。これからに関しては「できる内はやっとこうと思ったし、やってもいいんだなと思って。続けるモチベーションは、今も昔も会長ですね」と、ずっと二人三脚でやってきた小川春彦会長の叱咤に応えつつ、その恩に報いることを改めて確認していた。
第8試合 トリプルセミファイナルⅢ 交流戦 56kg契約 3分5R ※ヒジあり
○真琴(NJKF誠輪ジム/NJKFスーパーバンタム級5位)
×湧也(BOSS GYM/DEEP☆KICK-55kg級6位)
判定2-0(50-48/50-47/49-49)
西日本の関係者に注目されていた対戦は期待通りのスピード溢れる攻防となり、パンチとローで攻める湧也に真琴はヒジや跳びヒザも交えて応戦。2Rには真琴がヒジで湧也の右目付近をカットする場面もあり、真琴が判定で制した。
第7試合 トリプルセミファイナルⅡ 交流戦 ヘビー級 3分3R ※組んでの攻撃、ヒジなし
×岡崎章太(D.O.T/元ACCELヘビー級王者)
○佐野勇海(NJKF拳之会)
判定0-2(28-30/28-29/29-29)
拳之会のヘビー級戦士で最近はK-1 JAPAN GROUPにも参戦している佐野勇海が登場。元ACCELヘビー級王者・岡崎章太との対戦はお互いパンチとローで攻め一進一退の展開となったが、最後にラッシュも見せた佐野が僅差で判定勝利。
第6試合 トリプルセミファイナルⅠ 交流戦 48kg契約 3分3R ※ミネルヴァ特別ルール(組んでの攻撃、ヒジなし)
○MARI (ナックルズGYM/NJKFミネルヴァ アトム級王者)
×Yuka☆(SHINE沖縄/NJKFミネルヴァ ライトフライ級7位)
判定3-0(30-28/30-28/30-29)
佐野同様、K-1 JAPAN GROUPにも参戦中のMARIとYuka☆が激突。ローとパンチで前進するYuka☆に、顔面前蹴り、左右パンチ、ハイキックなどで攻めたMARIが判定勝利を収めた。
第5試合 NJKF スーパーバンタム級 3分3R ※ヒジあり
×雄一(NJKF TRASH/NJKFスーパーバンタム級6位)
○庄司理玖斗(NJKF拳之会)
判定0-2(29-30/29-30/29-29)
拳之会の新鋭・庄司理玖斗が4戦目。試合数では実に10倍の開きがある両者だが、庄司がスピードを生かした攻めを見せて判定勝利。ランカー越えで場内からの声援を集めた。
第4試合 交流戦 58kg契約 3分3R
×勇(OU-BU GYM)
○坂本直樹(NJKF道場373)
TKO 3R 1分51秒
※パンチ連打によるレフェリーストップ
第3試合 NJKFミネルヴァ ピン級 2分3R
△菊地美乃里(GONG-GYM坂戸)
△Honoka(NJKF健心塾)
判定1-1(30-29/30-30/27-30)
第2試合 交流戦 57kg契約 3分3R
×畠山武海(グラップリングシュートボクサーズ大須MACS)
○川口麟太郎(ツクモジム)
判定0-3(28-30/28-30/29-30)
第1試合 NJKFミネルヴァ 51kg契約 2分3R
×エミNFC(ナゴヤファイトクラブ/NJKFミネルヴァ ライトフライ級10位)
○上野hippo宣子(ナックルズGYM)
判定0-3(26-30/27-30/27-30)
〈オープニングファイト〉アマチュアキックボクシングNEXT☆LEVEL
第5試合 ジュニア-60kg 2分2R+ex1
○中嶋愛樹斗(誠剛館総本部)
×山田貴紀(山口道場)
判定3-0(20-18/20-18/20-19)
第4試合 ジュニア-50kg 2分2R+ex1
○平野詩苑(テツジム)
×溝内鉄人(NJKF健心塾)
TKO 2R 1分49秒
※ヒザ蹴り
第3試合 ジュニア-30kg 2分2R+ex1
×久保田天空(Team 男塾)
○辻畑陽気(Determination)
判定0-2(19-20/19-20/19-19)
第2試合 ジュニア51kg 2分2R+ex1
×荒中あいら(NJKF TRASH)
○堀田優月(闘神塾)
TKO 1R 1分56秒
※パンチ連打によるレフェリーストップ
第1試合 ジュニア-50kg 2分2R+ex1
×稲田晃大(NJKF拳之会)
○村上剣心(闘神塾)
判定0-3(18-20/18-20/18-20)