DEEP☆KICK 9.23 テクスピア大阪(レポ):寺山遼冴「-53kgのラストマッチ」で圧勝防衛。長島☆自演乙☆雄一郎が引退「コスプレとグローブを置きます」。塚本望夢、-51kgフレッシュマンT優勝
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DEEP☆KICK 55&56
2021年9月23日(木/祝) テクスピア大阪
記事提供:DEEP☆KICK実行委員会(写真・石本文子)
DEEP☆KICK 56(夜大会)
第9試合 メインイベント DEEP☆KICK -53kgタイトルマッチ 3分3R
○寺山遼冴(TEPPEN GYM/王者、RISEバンタム級(55kg)6位、CKC 2021 -54kgトーナメント優勝)
×勇馬(山口道場/3位)
判定3-0(30-25/30-25/30-25)
※寺山が初防衛
昨年9月、王座決定トーナメントを制して第3代DEEP☆KICK-53kg王者となった寺山の初防衛戦。寺山は開始早々から左フックを強振して会場を沸かせる。昨年7月に同トーナメント1回戦で寺山に敗れている同級3位の勇馬はリベンジを期してローを中心にパンチも交えて攻めるが、1R終盤には寺山のワンツーで勇馬がダウン。
2R、寺山はパンチから左ハイを入れて攻めていく。勝機を探してしゃにむに突っ込む勇馬がバッティングを入れてしまい中断となるも、再開後、寺山はさらに左ハイを決める。勇馬もボディなどで反撃の機会を探るが、寺山は右フックやヒザ蹴りで追い打ち。
3R、勇馬は前蹴りやコーナーに詰めてのボディ、右ハイなども見せて逆転を図るが、寺山は冷静に対応。左フックや左ミドル、コンビネーションで攻めていき、ヒザでダウンを奪う。さらに畳みかける寺山に、勇馬も最後までパンチで立ち向かおうとするが、寺山の攻めに糸口を見出せず、3R終了のゴングを聞くことに。判定は三者とも30-25の3-0で寺山。この日、RISE横浜大会ではメインで那須川天心vs鈴木真彦の一戦が行われており、期せずして東西両方のメインで「TEPPEN GYM vs 山口道場」の構図となったが、結果としてはTEPPEN GYMが東西両方を制した形だ。
初防衛に成功した寺山はマイクで「今回、-53kgのラストマッチだったんですけど、しっかり防衛できてよかったです。今日は動きが悪かったんですけど、次は階級を上げて、強い人ばっかりいるので、強くなって勝っていきたいと思います」と、-53kgの卒業を示唆。
試合後のコメントでは「53kgはけっこう無理矢理で、集中力とか途切れた部分があったので、その部分で動きが悪かったのかなと。でも1回でも防衛しないとダメだと思うので、頑張って落としました。次は55kgに上げて、変わった姿を見せたいと思います。今日の相手はスピードとか強かったし、山口道場なのでプレッシャーとかも強く感じました。そこに自分の課題も感じたので、次は直したいです。今後もDEEP☆KICKには話があれば出ていきたいです。初めてタイトルを獲った団体で、思い入れもありますから」と語った。
第8試合 セミファイナル DEEP☆KICK -70kg挑戦者決定トーナメント決勝 3分3R(延長1R)
×龍威地(ARENA)
○稲井良弥(TARGET)
1R 2’44” TKO (レフェリーストップ)
4月にCHERRYBOY和也を破った龍威地と、7月に慎太郎を破った稲井が決勝で対戦。ここまで4戦4勝(3KO)といまだ負けなしの稲井は序盤から顔面前蹴り、左右パンチからのインロー、前蹴り連打と攻め込み、ローからのパンチ連打でダウンを奪うと、さらにパンチ連打でレフェリーがストップ。相手を寄せ付けない強さを見せて1R2分44秒でTKO勝ちをもぎ取り、籔中謙佑への挑戦権を得た。
11月28日に同所で開催される次回大会で対戦する両者はリングで対峙し、稲井が「今日は成長した姿を見せられたと思います。11月は俺の全てを懸けて奪いにいきます」と言うと、籔中は「僕はベルト獲ってから防衛戦2回ともドローというしょうもない試合をしてるので、こうして1RKOで勝った稲井選手とバッチバチに打ち合って、今度こそしっかり勝ってベルトを巻きたいと思います」と返答。
第7試合 RISE公式戦 ライト級(63kg) 3分3R
×山畑雄摩(心将塾/DEEP☆KICK -63kg王者)
○KENTA(HAYATO GYM/RISEライト級5位)
判定0-3(29-30/28-29/27-30)
RISEライト級ランキング戦として行われたこの一戦。DEEP☆KICK-63kgのタイトルは保持しているもののRISEでのランキングはない山畑と、RISE同級5位で東京から乗り込んできたKENTAとの激突だ。山畑は1Rから蹴っていった左インローを効かせるも、KENTAも重い右ミドルを返す。
2RにはKENTAの右ミドルとパンチ、山畑の左インローという図式が明確になり、KENTAの足が流れる場面もあったが、蹴り合いになると最後はKENTAの蹴りで終わる場面が増えていく。
3Rには山畑がボディや右ストレートなども見せたが、KENTAのヒザとミドルを打開できず終了。判定は29-28、30-29、30-27の3-0でKENTAが勝利。試合後、勝ったKENTAは「負けたら引退しようと思っていました。山畑選手、次はそのベルトを懸けて戦ってください」と山畑にタイトルマッチでの再戦を要求した。
第6試合 DEEP☆KICK -65kg王座決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
○木村Cerberus颯太(心将塾)
×竹市一樹 (二刃会)
判定3-0(30-29/30-28/30-29)
1Rからリーチに優る木村Cが前蹴りやロー、ミドル、アッパーで攻勢。竹市は距離を詰めてボディを放っていく。木村は2Rにはパンチラッシュ、3Rにはテンカオを効かせて攻勢を握る。竹市は左ボディをところどころで入れ、3R後半には前進して打ち合いに持ち込んだが、試合を覆すには至らず。30-29、30-29、30-28の3-0で木村が判定勝利し、11月、中澤とのトーナメント決勝に駒を進めた。
試合後、木村が「もっと練習して強くなって優勝します」と言うと、中澤は「今回は試合できなかったんですが、決勝はKOを狙って、いい試合見せて勝ちます」と応えた。
第5試合 DEEP☆KICK -65kg王座決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
×海月(REDTIGER GYM)
○中澤 友(魁塾/ビンチェレあべの)
不戦勝 (海月の体調不良)
第4試合 DEEP☆KICK -57.5kg挑戦者決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
×郁弥 (山口道場)
○村上真基(ROYAL KINGS)
2R 2’58” TKO (レフェリーストップ)
1Rから村上の攻勢が目立ち、2Rに郁弥 が再三の掴みで減点1。村上は左フックから右ローと攻め、さらに左フックを放つと郁弥は相当な勢いで倒れ、レフェリーは即ストップ。衝撃的なTKO勝利で村上が決勝進出を決めた。11月の決勝は、RISEで村上が一度勝利している麻太郎と争われる。
第3試合 60kg契約 3分3R
△佐藤 亮(健心塾)
△RAI(888GYM)
判定0-1(29-29/29-30/29-29)
RAIはローやミドルなど距離を取っての攻撃にパンチを織り交ぜ、佐藤もローを起点に追っていく展開。2R終了時には20-20、19-19、20-19でわずかにRAIがリードしていたが、3Rも両者ともに大きな見せ場を作れずドローに終わった。
第2試合 55kg契約 3分3R
○KING龍蔵(ROYAL KINGS)
×小只直弥(888GYM)
判定2-0(29-28/29-29/29-28)
1Rには左の打ち合いが見られ、龍蔵、小只ともにパンチ、蹴りを織り交ぜての攻め。右ハイや跳びヒザ、パンチで早い段階から優位に立った龍蔵が、3R、パンチやヒザで追おうとする小只を振り切り、僅差で勝利をものにした。
第1試合 RISE GIRLS POWER提供試合 46kg契約 3分3R
×未来(Blaze)
○上村蘭唯華(真門伊藤道場)
判定0-3(28-29/27-30/28-29)
今大会唯一の女子マッチ。1Rからパンチの打ち合いが見られ、上村は右ボディから左フックの連係を見せる。蹴りで勝負したい未来はロー、カーフキックを放っていくが、上村はパンチで前進。左ボディや左ハイも見せた上村が29-28、29-28,30-27と3-0で判定勝ちをものにした。
オープニングイベント NEXT☆LEVEL提供試合 -63kg契約 1分2R
×藤野将臣(藤野塾)
○平野巧太(魁塾)
1R 0’29” TKO (レフェリーストップ)
1R、平野は開始早々に左フックで藤野からダウンを奪い、さらにパンチ連打からヒザでレフェリーがストップ。1R29秒、平野が鮮やかなTKO勝利を収めた。
DEEP☆KICK 55(昼大会)
第7試合 メインイベント DEEP☆KICK -51kgフレッシュマン1DAYトーナメント決勝 2分3R(延長1R)
○塚本望夢(team Bonds)
×斗哉 (昇龍會)
判定3-0(29-27/30-27/29-27)
※塚本が優勝。DEEP☆KICK -51kg初代王座決定トーナメント出場権を獲得
第1試合で勝利した塚本と第2試合で勝利した斗哉が「STYLE高等学院presents DEEP☆KICK -51kg フレッシュマン1DAYトーナメント」決勝で激突。7月のDEEP☆KICK52ではお互いデビュー戦で対戦し、塚本が勝利している。
1R、前蹴りから左ボディ、右フックと攻めていく塚本に斗哉はヒザや右ストレートで応戦するが、塚本の攻めは止まらず、さらに強烈な左ボディを決めると、右のスーパーマン・パンチでダウンを奪う。
2Rには巻き返したい斗哉がパンチで出て、右ストレートで塚本が尻餅をつく場面も。塚本はヒザや右フックで応戦。ここで再三のアナウンスにもかかわらず観客席から声を出しての応援が止まらないため、試合が一時中断。「止まらない場合は中断の可能性も」ともアナウンスされていたが、実際にされるのはこれが初めて。再度運営からの注意が呼びかけられて試合再開。塚本は跳びヒザを見せ、斗哉はステップを使う塚本を追っていくが、塚本はフックで応戦。2R終了時点でのジャッジは20-17、20-18、19-18で塚本優勢。
3Rも斗哉の蹴りに距離を取って応戦する塚本のパンチという展開。斗哉は二段蹴りやミドルで活路を見出そうとしていくが、塚本は左フックや右ハイを見せる。判定は29-27、29-27、30-27の3-0で塚本に。塚本はリターンマッチを制して1DAYトーナメントに優勝するとともに、11月に行われるDEEP☆KICK -51kg 初代王座決定トーナメントの出場権を掴んだ。
塚本は「次は11月の王座決定トーナメント準決勝だと思うので、もっと練習して強くなって、盛り上げられるように頑張るので、応援よろしくお願いします」というマイクで締めた。
第6試合 セミファイナル 長島☆自演乙☆雄一郎 引退エキシビションマッチ 2分3R
―長島☆自演乙☆雄一郎(02GYM/魁塾/K-1 WORLD MAX 2010 -70kg Japan Tournament優勝、元NJKFスーパーウェルター級王者)
―麻原将平(パウンドフォーパウンド)、左右田泰臣(LIBERTAD)、中村優作(フリー)
勝敗無し
長島☆自演乙☆雄一郎は今年2月のラウェイ出場を最後に現役を引退し、これが最後のリング。ゆかりの選手たちとの3人掛けに先立ち、2008年11月に初のタイトルを獲得した時と同じ“正装”初音ミクのコスプレで、「みくみくにしてあげる♪【してやんよ】」(ika_mo feat. 初音ミク)に乗って登場。
1Rは同い年で練習も共にした麻原将平が相手。麻原のセコンドには大和哲也も駆けつけた。麻原は序盤からローやハイを出していき、長島はミドルやフック、ボディといったパンチで応戦。麻原はラウンディングキックなども見せるが、長島はすでに息が上がっている。そんな長島に麻原はボディ連打やフックを浴びせる。ラウンドが終わりコーナーに戻った長島は、思わずセコンドに「しんどい! ヤバい!」を連発。
2Rは長島が上京してシルバーウルフで練習していた時代の盟友・左右田泰臣が登場。左右田は現役時代の後半は試合以外ではマスクを着用していたが、引退した今は素顔で入場。その代わりセコンド陣は全員マスクを着用していたが、脱ぐと皇治や平山迅といった面々。左右田は爽やかな笑顔を浮かべつつジャブからのコンビネーション、右フックなどで長島をボコボコに。いよいよスタミナが底をついた長島も必死に食らいつく。
3Rは同じ日本拳法出身で、MMAで活躍する中村優作が登場。中村は日本拳法の道着にオープンフィンガーグローブで現れ、「これでやれ」とばかりに長島を挑発。試合の中でもテイクダウンからパウンドの仕草を見せるなどすると、場内からは長島コールに代わる手拍子が湧き起こった。すでにスタミナ限界の長島はこれ以上ないぐらい口を開けて必死に耐え、最後は中村と激しい打ち合いを展開。どうにか最後のゴングまで立ち続けることができた。
試合後、まずはエキシビションで対戦した3選手がコメント。麻原は「僕の世代やったら長島☆自演乙☆雄一郎と言ったら誰もが知ってる格闘技界のスーパースター。そんな長島君と最後に拳を交えることができてすごくうれしく思う」、左右田は「K-1 MAXで3連敗していた時にも『K-1を盛り上げるんだ』と言ってて翌年にはトーナメントで優勝して、Dynamite!!ではKO勝ちというすごい確変を起こして、尊敬できる先輩」、中村は「日本拳法界から先輩として引っ張っていっていただいて、背中をずっと追わせていただきました」。
ここでリングアナが「選手退場」を告げると、皇治がマイクを持ち「リングに上がって俺にしゃべらせへんなんて」と挨拶を始める。「自分はこのDEEP☆KICKに出させてもらってまして、今の自分があるのはDEEP☆KICKのおかげ。その時にずっと憧れていて、こんな人になりたいと思っていたのが長島選手。自分は関西から成り上がるってカッコつけてますけど、実際にそれをやったのが長島選手やと思ってます」と話すと、最後は大和哲也にマイクをムチャ振り。大和は「自演乙さんは僕と同じ2010年にK-1で優勝しているし、同じNJKFのチャンピオンからK-1のチャンピオンになったので、すごく親近感が湧いていました。一時代を築いた自演乙さん、お疲れ様でした」と締め。
そして10カウントゴングを前にマイクを持った長島は「柔道と空手が格闘技人生の始まりでした。いざプロレスに申し込もうと思ったら身長が足りず、プロ格闘技に方向転換しました。大学は日本拳法をやりました。日本拳法の直突きという技術は絶対格闘技に通用するやろうと思って、真剣にやりました。そこから紆余曲折ありましたけど、魁塾にプロ第1号として所属することができました。正直、プロ第1号ということもあって、スパーリングパートナーも中高生で、西宮から1時間かけて通ってました。林会長やきゃしぃや三好トレーナー、最高のチームのおかげでプロでやっていくことができました。そこから連戦連勝で、NJKFでチャンピオンになれました。キックボクシングのチャンピオンは僕が絶対獲りたい目標でした。その時の夢はK-1 MAXでした。当時、大阪と東京は今と環境が全然違って、関西からK-1に出るのは夢のまた夢でした。日本チャンピオンのタイトルマッチができるだけで夢が叶ったと思いました。そのタイトルを獲った時のコスプレが初音ミクなんですよ。その時、たぶん後楽園史上初やと思います。後楽園に、ネギが舞いました。この後、ネギを投げていただけたらなと思います。あと回収もご協力いただければと思います。あとで自演乙がおいしくいただきますんで。で、そんな感じで念願のベルトも獲りまして、夢のまた夢のK-1 MAXに出られて、ホンマに世界が変わりました。K-1はホンマに夢でした。それでK-1 MAXの日本チャンピオンも獲りました。これ以上は無理やろうなと思ってたんですけど、その後、さいたまスーパーアリーナ、大晦日、Dynamite!!でも勝てました。今でも『あの試合見たよ』と言われる試合をできたことは選手冥利に尽きます。関係者の皆さん、日本中至るところに応援に来ていただいたファンの方々、本当にありがとうございます。僕は14年間のプロ生活、一片の悔いもありません。今日、長島☆自演乙☆雄一郎は、コスプレとグローブを置きます。14年間、夢のような時間でした。本当にありがとうございました!」と挨拶。
10カウントゴングが鳴らされると、会場中からネギがリングに投げられ、2008年の後楽園ホールが再現された。引退セレモニーの後は、長男と長女をリングに上げ、満面の笑みで写真に収まってフィナーレ。最後の最後まで長島☆自演乙☆雄一郎らしい終わり方だった。
DEEP☆KICK -57.5kg挑戦者決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
×篤弥(team Bonds)
○麻太郎(健心塾)
不戦勝 (篤弥が体調不良によりドクターストップ)
第5試合 55kg契約 3分3R
○長谷川英翔(誠剛館)
×堅神(パラエストラ加古川)
判定2-0(29-28/29-29/29-28)
1R、髪の毛をミントグリーンに染めた長谷川はリーチを生かしたジャブや前蹴りで攻める。長谷川がボディを放つと、堅神もボディを返していく。長谷川は右ストレートも。
2R、堅神はボディのラッシュを見せ、長谷川をコーナーに詰める場面も。長谷川は右ストレートを返す。2R終了時の採点は20-20が2人、20-19が1人で堅神がややリード。
3Rはお互いに連打を決める激しい展開となり、長谷川のアッパーやボディ、堅神の右ストレート、長谷川のヒザからのパンチが入る。判定は29-28が2人、29-29が1人の2-0。接戦となったが、有効打で若干優った長谷川が勝利を掴んだ。
第4試合 59kg契約 3分3R
×SHIN(Team FIST)※櫻井心 改め
○REN(WIZARD)
1R 2’22” TKO (レフェリーストップ)
DEEP☆KICK54で急きょ代理出場したデビュー戦は黒星だった櫻井心が、SHIN(TeamFIST)に改名。同じくデビュー戦は黒星でこれがDEEP☆KICK初参戦となるREN(WIZARDキックボクシングジム)と対戦。1R、SHINは序盤、ストレートからボディ、ヒザと攻めるが、RENのパンチでダウンすると、RENはさらに畳みかけて左右からの右フックで2度目のダウンを奪う。一気に決めにかかるRENはパンチを連打するとレフェリーがストップ。RENが1R1分22秒、TKO勝利を飾った。
第3試合 53kg契約 3分3R
×小玉義基(Maynish KICKBOXING)
○吉田亮汰朗(BKジム)
判定0-3(28-30/28-29/28-30)
1Rから蹴り合いが中心となり、小玉は右ミドルや三日月蹴り、吉田はローを中心にパンチも入れていく。3Rには小玉が左ミドルを入れる場面もあったが、パンチで優勢に立った吉田が30-28、30-28、29-28で3-0の判定勝利を得た。
第2試合 DEEP☆KICK -51kgフレッシュマン1DAYトーナメント準決勝 2分3R(延長1R)
○斗哉 (昇龍會)
×志水琳乃介(魁塾 中川道場)
判定3-0(29-28/29-28/29-28)
1Rから両者アグレッシブに踏み込み、1Rには志水が左ハイや左ボディ、右ストレートで攻めると、2Rには斗哉が二段蹴りや左フックを決める。2R時点でのジャッジは3者とも19-19のイーブンだったが、3Rに斗哉が左フックなどで優勢をもぎ取り、三者とも29-28で判定勝利。決勝戦に進出した。
第1試合 DEEP☆KICK -51kgフレッシュマン1DAYトーナメント準決勝 2分3R(延長1R)
○塚本望夢(team Bonds)
×Taisei(KGMキックボクシングジム)※帝征 改め
判定3-0(30-27/30-27/30-27)
塚本が1Rから前蹴り、ミドル、ボディと攻め立ててTaiseiに攻勢を与えない。3Rにはバックキック、左右フックも交えて攻め続けた塚本が三者とも30-27のフルマークで判定勝利し、決勝戦に進出した。
オープニングイベント第1試合 NEXT☆LEVEL提供試合 -65kg契約 1分3R
×電王おじさん(心将塾)
○中元優成(team Bonds)
判定1-2(29-30/30-29/28-30)
電王おじさんは最高で177万回再生を誇る現役YouTuberの27歳。中元に対して左右フックを振り回して場内を沸かせたが、中元のローや前蹴り、ミドルの前にクリーンヒットは得られず、接戦となるも29-30、30-29、28-30の判定1-2で中元が勝利した。