Krush 9.24 後楽園ホール:ライト級王座は誰の手に?南雲大輝「ベルトは成長の結果」×瓦田脩二「試合を見ればわかる」、里見柚己「K-1横浜より熱い試合を」×弘輝「地方の選手に光を当てる」
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Krush.129(9月24日(金)後楽園ホール)の公式計量が23日午後1時より東京で行われた。第4試合・スーパー・フェザー級(60kg)赤田功輝(K-1ジム川口TEAM SIRIUS)vs. 児玉兼慎(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)は、児玉が計量650gオーバー。1R児玉減点1となり、ファイトマネーの20%が減額される。赤田はグローブハンデを拒否している。他の選手は計量をクリアした。計量後の記者会見のレポートがK-1 JAPAN GROUPから届いている。(写真:(C)K-1)
明日の第6代Krushライト級王座決定トーナメント準決勝に出場する南雲大輝、瓦田脩二、里見柚己、弘輝の4選手は最初の計量でリミットをクリア。計量後の調印式に参加し、前日会見で意気込みを語った。
準決勝・第1試合では南雲と瓦田が激突。南雲は一回戦を堀井翼の欠場による不戦勝という形で勝ち上がり、今回が約半年ぶりの試合となる。対する瓦田も一回戦の対戦相手・昇也が計量オーバー。試合前に準決勝が決まるなか、ワンマッチで昇也に勝利という形になった。
恩師・梶原龍児が初代王者として巻いたKrushライト級のベルトを自分も巻くというテーマを掲げる瓦田は「試合一カ月からSNSもすべてログアウトして、変な雑念を与えずに集中してきた」と文字通りベルトのための日々を過ごしてきた。ファンへのメッセージを求めると「試合を見てくれたら分かると思う」と短い言葉で覚悟を表現した。
対する南雲も瓦田の言葉を聞いて「今日のコメントを聞いても集中力がすごいし、計量で向き合った時も自分を作りこんできていると思いました」と感じるものがあったようで「一旦ベルトやトーナメントのことは置いておいて瓦田戦に集中したい。自分は成長するつもりでやってきて、気が付いたらベルトを巻いているという感じにしたい」と瓦田戦に全力を注ぐ。
準決勝・第2試合は里見柚己と弘輝によるサウスポー対決だ。里見は一回戦で“西の剛拳”こと川﨑真一朗をパンチでKOして準決勝に進出。弘輝は打ち合い上等のスタイルからステップワークを駆使する新スタイルに開眼し、東本央貴を振り切った。
準決勝・決勝に向けて前王者のゴンナパー・ウィラサクレックが所属するウィラサクレックジムで泊まり込みの合宿を行い、走り込みも強化したという弘輝。1日2試合用の調整は万全で「今まで僕みたいなキャラがベルトを巻いたことがないとい思うんで、僕がベルトを巻いて、地方や関西の選手にもっと光が当たるようにしたい」と語る。
対する里見も「一回戦が終わって怪我もなかったので、すぐに追い込みを始めて、次は相手がサウスポーなんでサウスポーの先輩たちとたくさん練習して強くなっていると思う」と弘輝対策は万全で「K-1横浜アリーナ大会が盛り上がって、見ていて正直悔しかったです。明日はK-1よりもKrushが面白くて熱かったと言われる試合をする」と4日前に行われたK-1横浜アリーナ大会を超える試合をすると宣言した。
◆瓦田脩二
「ベルトをかけた試合でリングに上がれることに周りに感謝して、今までやってきたことを淡々と、力み過ぎず、勝ちに行く試合じゃなくベルトを獲りに行く試合をしたいと思います。(一回戦を踏まえて、どんな準備をしてきた?)変わったことはしないで、いつも通り追い込んできました。(対戦相手の公開練習などはチェックした?)自分は試合一カ月前からSNSもすべてログアウトして、YouTubeも見てないです。変な雑念を与えずに集中してやりたかったので、周りのことは分からないです。対戦相手として南雲選手はゴンナパー・ウィラサクレック選手をぐらつかせるパンチを持っているので、そこには気をつけようと思います。(決勝で戦いたい相手は?)みんな強い選手だと思っているので、全力でいかないとやられてしまうと思います。相手は誰でもいいので、自分を最高の状態に持っていくだけです。(ベルトを見て)K-1ジム総本部というジムを選んで、デビューする前から梶原代表が巻いていたベルトを獲り戻すと決めていて、毎日それを考えて練習してきました。それを実現出来たら最高だと思います。ベルトをかけて戦うことに感謝して全力でいきます。(ファンのみなさんにメッセージ)見てくれたら分かると思う」
◆南雲大輝
「やっと試合ができることになって楽しみです。約半年ぶりの試合ですが、ずっと練習してきましたし、成長した姿を見せて勝利を見せたいと思います。一旦ベルトやトーナメントのことは置いておいて瓦田戦に集中したいと思います。(一回戦を踏まえて、どんな準備をしてきた?)自分は試合がなくなっちゃったんですけど、あの日一番リングチェックしていたのは自分でした。大会後すぐに練習も再開して、今日まで一日も休まずやってきました。成長した姿を見せたいと思います。(対戦相手の公開練習などはチェックした?)今日のコメントを聞いても集中力がすごいし、計量で向き合った時も自分を作りこんできていると思いました。そこには敬意を持っています。公開練習も見て、瓦田選手とは過去にスパーリングもやったことがあるのですが、明日試合用の8オンスのグローブで試合ができることが楽しみです。(決勝で戦いたい相手は?)理想は一度負けている里見選手にリベンジすることですが、弘輝選手には会見でいじってもらっているので、どちらでもいいかなと思います。まずは一回戦を突破できるように頑張ります。(ベルトを見て)まぶしいですね。でもまだ自分が巻く実感はなくて。まだちゃんと勝ちを得ていないので。自分は成長するつもりでやってきて、気が付いたらベルトを巻いているという感じにしたい。僕はそれだけこのトーナメントにかけています。(ファンのみなさんにメッセージ)ずっと応援してくれる人たちに感謝しています。正々堂々と戦ってベルトをお店できるように頑張ります」
◆弘輝
「ベルトを獲るために必死こいて練習して、いっぱい走ってきたんで獲れるかなと思ってます。(一回戦を踏まえて、どんな準備をしてきた?)ウィラサクレックジムに住み込みで合宿したり、毎日20㎞走って2試合やるスタミナと攻撃力をつけてきました。問題なく1日2試合できると思います。(対戦相手の公開練習などはチェックした?)里見君、SNSやYouTubeが批判的やのに『若手はもっと発信しなあかん』って言ってて。どうやって発信するんかな?って。ぶれんなよって思います。(決勝で戦いたい相手は?)どっちでもいいっすよ。(ベルトを見て)自分は今のジムも前のジムもチャンピオンがいっぱいおるジムやったんですけど、1回もベルトには触ってないんえす。自分がベルトを獲るまでは触れへんってルールを決めてて。だから明日初めてベルトの重みが分かるんやなと思うとうれしいですね。(ファンのみなさんにメッセージ)今まで僕みたいなキャラがベルトを巻いたことがないとい思うんで、僕がベルトを巻いて、地方や関西の選手にもっと光が当たるようにしたいです」
◆里見柚己
「全選手が計量クリアして無事にトーナメントが開催できることをうれしく思います。明日はベルトがかかっているトーナメントですけど、最後まで倒しに行って、理想は2試合KOで誰が見ても分かりやす形でチャンピオンになりたいと思います。(一回戦を踏まえて、どんな準備をしてきた?)いつも通りです。一回戦が終わって怪我もなかったので、すぐに追い込みを始めて、次は相手がサウスポーなんでサウスポーの先輩たちとたくさん練習して強くなっていると思います。(弘輝の発言を受けて)自分はチャンピオンになって発言権があると思ってるので、まずはチャンピオンなってから(色んなことを発信する)という感じです。(決勝で戦いたい相手は?)瓦田選手にリベンジすることが理想です。(ベルトを見て)歴代のKrush王者は偉大な選手たちなので、そこに入らないといけないし、K-1・Krushを見て育ってきたからこそ、Krushのベルトには思い入れがあるので必ず巻きたいです。(ファンのみなさんにメッセージ)K-1横浜アリーナ大会が盛り上がって、見ていて正直悔しかったです。明日はK-1よりもKrushが面白くて熱かったと言われる試合をします」
バンタム級遺恨マッチの結末はどうなる!?鵜澤悠也「この試合は喧嘩、試合が終わって仲良しこよしはない。橋本実生には担架で消えてもらう」
対戦カード発表会見から激しい舌戦を繰り広げていた橋本実生と鵜澤悠也。公式計量をクリアしたあとの写真撮影ではフェイス・オフで睨み合うなど緊張感を漂わせた。
しかし計量後の会見は橋本が体調不良のため欠席し、鵜澤一人が会見に登場。鵜澤は独壇場となった会見で「前から言ってるように、この試合にスポーツマンシップはなくて喧嘩。試合が終わって仲良しこよしはないです。橋本実生には担架で消えてもらいます」と完全KO宣言が飛び出した。
果たしてこの危険な戦いの結末はいかに!?
◆鵜澤悠也
「明日全10試合の中で、この試合が一番盛り上がると思うし、最後は絶対自分がKOしてリングに立っていると思うので楽しみにしていてください。(試合が決まってからどんな感情で練習を続けてきた?)シャドーボクシングするにしても何にしても、チェリーボーイくん(橋本)の残像が出てくる気持ちで練習してきました。毎日チェリ―ボーイくんをリングに沈める気持ちでやってきました。
(対戦相手の一連の発言を聞いて)『何を勘違いしてるのかな?』って感じです。『あんなのといい勝負したら終わり』とか『レベルが違う』みたいなことを言ってましたけど、チャンピオンでもないくせに何を言ってんだ?と。そういう気持ちを試合で見せるので楽しみにしておいてください。(最後はどんな勝ち方で終わらせたい?)担架を用意してもらって、失神KO勝ち。橋本を担架で運んでもらってバイバイです。前から言ってるように、この試合にスポーツマンシップはなくて喧嘩です。試合が終わって仲良しこよしはないです。橋本実生には担架で消えてもらいます。(バンタム級が3試合あるが?)バンタム級のなかでもそうですけど、全試合の中で一番盛り上がって面白い試合にしたいと思います」
注目のKrush初参戦・松谷桐「勝つのは当たり前。圧倒的に倒す」vsK-1 JAPAN GROUP生え抜き・豊田優輝「他所から来た選手には絶対に横槍は入れさせない」
明日の大会で注目のK-1 JAPAN GROUP初登場を果たす松谷桐。キックボクシングルールでの実績を引っ提げて、K-1・Krushのバンタム級戦線に殴り込んできた松谷は「勝つのは当たり前。どういう勝ち方で勝つか? 松谷が一番強いと思われる試合をしなきゃいけないと思っているので、圧倒的に倒して勝つ」と圧勝を予告する。
その松谷を迎え撃つのはK-1カレッジ王者であり、K-1 JAPAN GROUP生え抜きの豊田優輝。「他所から来た選手には絶対に横槍は入れさせません。みなさん試合当日までは松谷選手に注目してください。試合が終わったら俺が注目されていると思います」と打倒・松谷に闘志を燃やした。
◆松谷桐
「先日のK-1横浜大会を見て、すごく盛り上がっていて、華のある選手ばかりだったと思いました。それに負けないぐらいこの大会を盛り上げられるように頑張ります。(Krush初参戦を明日に控える心境は?)試合自体も久々なので、とにかく楽しみな気持ちで一杯です。(Krush参戦に向けて)K-1・Krushのバンタム級の試合を見て、攻撃のテンポが速かったり、みんなスピードも速いので、それに対応できる練習をしてきました。いい試合ができると思います。
(どんな試合をして勝ちたい?)僕は勝つのが当たり前だと思っているので、どういう勝ち方で勝つか? 松谷が一番強いと思われる試合をしなきゃいけないと思っているので、圧倒的に倒して勝とうと思います。(ファンのみなさんへのメッセージ)注目されている分、良い勝ち方で勝って、明日の大会を盛り上げようと思います」
◆豊田優輝
「明日は100%の自分を存分に出して勝ちます。(松谷を迎え撃つ心境?)俺もK-1でデビューしたので、他所から来た選手には絶対に横槍は入れさせません。(生え抜きとして負けたくない?)もちろんです。(どんな試合をして勝ちたい?)絶対に勝つ気持ち。ここで負けたらバンタム級戦線から脱落すると思っているので、その覚悟を見て欲しいです。(ファンのみなさんへのメッセージ)多分みんな松谷選手に注目していると思いますが、試合当日まで松谷選手に注目してください。試合が終わったら俺が注目されていることになるんで、よろしくお願いします」
対戦カード
第10試合 メインイベント 第6代Krushライト級(62.5kg)王座決定トーナメント・決勝 3分3R(延長1R)
準決勝(1)勝者
準決勝(2)勝者
第9試合 セミファイナル バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
橋本実生(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
鵜澤悠也(K-1ジム五反田チームキングス)
第8試合 バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
松谷 桐(ALONZA ABLAZE/RISEスーパーフライ級(53kg)6位、元NJKFフライ級王者)※VALLELY KICKBOXING TEAMから所属変更
豊田優輝(B.W/K-1カレッジ2019 -60kg優勝)
第7試合 バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
西林翔平(K-1ジム福岡チームbeginning/九州プロキックボクシング(KPKB)バンタム級王者)
倉田永輝(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
第6試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
立基(K-1ジム目黒TEAM TIGER)
宮崎勇樹(相模原Sジム/MA日本フェザー級王者)
第5試合 女子フライ級(52kg) 3分3R(延長1R)
芳美(OGUNI-GYM)
池内紀子(POWER OF DREAM)
第4試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
赤田功輝(K-1ジム川口TEAM SIRIUS)
児玉兼慎(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
※児玉が計量650gオーバー。1R児玉減点1、ファイトマネー20%減額。赤田はグローブハンデを拒否
第3試合 第6代Krushライト級(62.5kg)王座決定トーナメント・準決勝(2) 3分3R(延長1R)
里見柚己(team NOVA)
弘輝(team ALL-WIN)
第2試合 第6代Krushライト級王座(62.5kg)決定トーナメント・準決勝(1) 3分3R(延長1R)
南雲大輝(八光流柔術総本部)
瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)
第1試合 第6代Krushライト級(62.5kg)王座決定トーナメント・リザーブファイト 3分3R(延長1R)
SEIYA(MAD MAX GYM)
鈴木孝司(K-1ジム五反田チームキングス)
概要
大会名 Krush.129
日時 2021年9月24日(金) 開場・17:00 開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA 格闘チャンネル3(生中継)
チケット料金 SRS席 20,000円(完売) RS席 15,000円 S席 10,000円 ※当日券500円増し。当日PM4:00より発売 ※小学生からチケットが必要です
チケット販売 K-1.SHOP グッドルーザー 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/