チャクリキ 7.22 大阪 東和薬品RACTABドーム:安楽ヂエゴ、武士正に一本勝ち。入田和樹、庵谷鷹志をKO。佐野直、キック挑戦もKO負け
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
中野トイカツ道場
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ドージョーチャクリキ「日本骨髄バンクチャリティ CHAKURIKI 11 負けるもんかin浪速導夢」
2021年7月22日(木/祝)大阪・東和薬品RACTABドーム(なみはやドーム)サブアリーナ
記事提供:ドージョーチャクリキ
※第10試合のメインイベントはプロレス
第9試合 セミファイナル ICOグラップリング ウェルター級選手権試合 5分3R(延長1R)
○安楽ヂエゴ(グレイシーバッハ姫路/王者)
×武士正(Fighting Team A-TOYS/挑戦者)
1R 2’09” 裸絞め
グラップリングマッチで飯塚優(GLEAT)を倒し、さらには先般格闘技界の話題の渦中にいた佐野直にも圧勝、着々と実績を残してきた「なにわの格闘オヤジ」武士正がチャクリキ日本最強の安楽ヂエコの王座に挑戦する試合。今大会最注目の一戦である。
緊張感が館内を包む中、互いの距離感を探りながらヂエゴは武士の足にタックルしたかと思えば回り込みチョークスリーパーで勝利する。安楽ヂエゴは試合後、コロナ下において応援しに来てくれた観客にお礼を述べ今後も応援をよろしくと挨拶。
第8試合 Dream Gateヘビー級選手権試合 3分3R(延長1R)
○入田和樹(TEAM日高/王者)
×庵谷“出美流漫”鷹志(Exciting Break/挑戦者)
1R 2’50” TKO
庵谷にはKOにこだわりが有り、これまでの戦歴を振り返ると36戦20勝(20KO)16敗ではあるが勝ち試合はすべてKO勝ち、負けもすべてKO負けというスカッとしたプロ魂が宿る選手。一方、王者である入田は2019年の国際チャクリキ協会武湧会主催のDreamGate10のリング上で1RKO勝ちという鮮烈な勝利でタイトルを防衛した記憶が鮮明に蘇る。和歌山最強の王者である入田が勝利し天田戦に王手を掛けるのか、個性的なヘビー級同士のタイトルマッチはエキサイテイングな攻防を期待される。
1R、入田は最初からラッシュ、右のストレートで庵谷を追い込む、庵谷もローキックで反撃するが厳しく入田の渾身の右ストレートにダウン、カウント5で立ち上がってきたが追い打ちをかけるかの如く、ロー、ボディ、右ストレートを浴びTKO負け。
入田はマイクを持ち、1週間前左目眼底骨折いていたことを打ち明けながらも。和歌山の友人の応援のおかげで勝利したことに感謝した。これで天田ヒロミ、ノブ ハヤシなどチャクリキ上位陣との戦いも見えてきた。
第7試合 グラップリングマッチ ヘビー級 5分2R (延長1R)
×アンディ南野(T.B.NATION)
○将軍岡本(フリー)
判定0-3(18-20/17-20/19-20)
関西では“喧嘩最強!”と呼び声も高い無敗の帝王“ナニワの暴れ馬”こと南野が1年半ぶりにCHAKURIKIのリングに登場。前回、プロレスラー田馬場貴裕の脚を破壊した勢いで今回は、IGFで数々の戦績を残した将軍岡本と対戦する。
岡本はCHAKURIKI 6ではキックマッチのデビュー戦でベテランの天承山を判定で下すなど実績も文句なしである。「強さ」をひたすら信奉し、人生全てを「強さ」の探求に捧げてきた二人の対決は、それまでの人生が好対照過ぎて予想すらできない。
1R、将軍岡本は南野の首を締めながら上回る体重でもって抑え込む、南野も下から両足でもってヘッドシザーズを掛け逃げようとするが、横四方固めでさらに押さえこまれた。
2R、同じような体制で岡本は南野の首を決め体重を乗せて押さえこむ体勢が続く。逃げようと南野はもがくが岡本は上四方固めから横四方固めへと移行しながら腕を決めようとしたがゴングが鳴った。
試合後も負けて悔しいのか南野は岡本を挑発したが、今日の試合を引退試合とし今後はT.B.NATIONの代表として頑張ると宣言した。まだ悔しいのか岡本に対し控室でもう一度戦おうとアピールしていたのが印象的である。
第6試合 キックマッチ 66kg契約 3分3R(本戦マスト判定)
×曽根修平(チャクリキ武湧会)
○竹市一樹(二刃会)
判定1-2(28-30/28-29/30-29)
両者にとって1年半ぶりの完全決着戦は、3Rマスト判定とした確実に勝敗が付くジャッジ方式を採用された。両者ともすばらしい実績の持ち主であり、曽根選手はフランスとイギリスで世界挑戦。竹市は今話題のRIZINでのMMA挑戦で話題の“ブラックパンサー”ベイノアとJ-NETWORKのリングで戦っている。曽根の雑草魂か!竹市のイケイケ魂か!待った無しのゴングが鳴る。
1R、互角の実力ゆえ、やはりローキックとパンチの攻め合いになった。このラウンドは竹市の左ボディの攻撃が効いていた。
2R、竹市の左ボディとキックのコンビネーションが効果となるが、曽根も右ストレート、右ボディ、フックとおり混ぜ互角の戦いが続く。
3R、打ち合いに終始したラウンドだった、最後はお互いスタミナの勝負と見たが惜しくも判定へ。
第5試合 キックマッチ ウェルター級 3分3R
○竜義(チャクリキ武湧会)
×ワンパンマン浦野(名護ムエタイスクール)
判定3-0(30-26/30-26/30-27)
実力者である松崎亮磨、中野功貴と相次ぎ強敵を倒してきた竜義にとって今回はキャリアで勝る、非常にタフなワンパンマン浦野との対決となる。プロ15戦の豊富なるキャリアと長身、リーチも竜義を上回る強敵、かって中国・英雄伝説のスーパースターのカンエンとも戦ったという輝かしい実績もあり。これまでの新鋭選手との闘いからステップアップしてのキャリア15戦選手の牙城を潰せるか!注目の一戦。
1Rキックとパンチの相打ちが続く攻防の中、竜儀の的確なストレートパンチが浦野にヒット、ダウンするがカウント5にて起き上がる。再度ロープに追い込み右ストレートが決まり浦野はダウンするが再びカウント5にて執念で起き上がってくる。
2R、浦野が放つハイキックをうまくかわす竜義。ローキックとボディへのコンビで浦野を攻めてゆく。
3R、お互いローキックにはローキックでミドルにはミドルと対抗意識をむきだしにして戦ったが判定となる。竜義はプロ5連勝目を勝ち取り、その勢いは止めることができなくなってきた。
第4試合 キックマッチ 63kg契約 3分3R
○松崎亮麿(T.B.NATION )
×森本大喜(クリスクロス)
判定3-0(30-28/30-28/30-27)
昨年の愛媛西条大会でプロデビューした松崎亮磨はアンデイ南野選手が大切に育ててきたT.B.NATIONの新星。前回は残念ながら竜義に敗れた。森本選手はACFのリングでプロキャリアを積み、キャリア的には松崎を一歩リードしている。今回プロ初勝利を目指す松崎の気力ファイトが森本に通じるか注目のファイト。
1R、ローキック、パンチを打ちあい一進一退の攻防となる。松崎はここぞとばかりハイキックから頭部へ飛び膝蹴りを入れる。
2R、お互いに蹴りとパンチを入れるが決定打とはならずエキサイトする中、森本のキックが松崎の急所にヒットししばらくのインターバルその後再び打ち合いへ。
3R、距離をおき慎重に互いの状態をみながら、松崎は左ハイをヒットさせるが森本も負けじとパンチと左ハイのコンビネーションを駆使したが判定へ。
第3試合 キックマッチ 75kg契約 2分3R
○nao(京都政拳会)
×佐野 直(フリー)
2R 1’28” TKO
前大会、世界館において見事キック&MMAルールにおいて一斗缶テツを破ったプロレスラー佐野。先般のRIZIN東京ドームにおいての那須川天心の対戦相手公募(1 vs 3マッチ)にいち早く手を上げるというアクションにもその自信が窺える。当初の相手拳桜選手が試合直前の練習中に怪我で欠場、その友人である京都政拳会会長のnaoが彼の無念を背負いリングに立つ。
1R、やはりキックマッチだけあり、naoのストレートパンチ、そしてカーフキックが的確に佐野に命中する。佐野はバックアンドブローや回転式ニールキックを繰り出し活路を見出そうとするが相手にダメージを与える事ができない。試行錯誤しながら戦うが、カーフキックとパンチのコンビネーションの前にあえなくダウン。
2R 佐野は一気に挽回しようとラッシュをするが、naoのカーフキックを受けダウン、その後も強烈なパンチがヒットし倒れるが、執念で起き上がるも再度強烈なパンチをもらい立ち上がれなかった。
第2試合 キックマッチ アマチュア 60kg契約 2分2R
○竹添翔太(インスパイヤードモーション)
×岡田浩幸(クリスクロス)
1R 1’46” TKO
第1試合 キックマッチ 60kg契約 3分3R
―ハンマー鈴木(契明ジム)
―苦瓜将英(T.B.NATION)
1R 1’29” ノーコンテスト
当大会のYouTube解説は元新日本プロレスの山崎一夫さん、リングアナウンサーは田中ケロさんが担当。
ドージョーチャクリキの甘井もとゆき代表より戦いはリングの中だけでは無く、リングの外にも人生の戦いがある、そして負けない心があれば夢はかなうものだとメッセージを述べられ試合がスタート。
メインイベント後、病院で頑張っておられるアントニオ猪木さんへエールを送る為、中迫剛が代表して1、2、3、ダーで締めくくった。