UFC 4.21 ニュージャージー:中村K太郎、攻め手封じられ判定負け。15年UFC復帰後の戦績は3勝3敗の五分に
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UFC Fight Night 128 : Barboza vs. Lee
2018年4月21日(土/現地時間) 米国ニュージャージー州アトランティックシティ:ボードウェークホール
レポート:井原芳徳
第1試合 ウェルター級 5分3R
○トニー・マーティン
×中村K太郎(K太郎道場)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)
大会の幕開けとなるアーリープレリムの最初の試合に中村K太郎が登場した。K太郎は網膜剥離の手術を経て、昨年9月のさいたま大会に出場し、アレックス・モロノに判定勝ちして以来の試合だ。
今回の相手・トニー・マーティンは現在28歳で、12年にMMAデビューし12勝(8一本)4敗。14年からUFCに参戦し、UFC戦績4勝4敗。昨年9月にオリビエ・オービン・メルシエに判定負けをしたが、それまではジョニー・ケース、アレックス・ホワイトらに判定勝ちし3連勝していた。これまではライト級だったが、今回からウェルター級に階級をアップ。さらに名門・アメリカン・トップ・チームに移籍し、レスリング力を強化しているという。
1R、K太郎がサウスポーに構え、両者前手を突いて攻撃機会を伺う。マーティンのほうが若干リーチが長い。時折K太郎の左ストレートが当たっていたが、2分頃、マーティンの右ストレートをもらった後に少しK太郎がバランスを崩す。その後はジャブの突き合いに戻るが、時折ストレートを当てるのはマーティンのほう。残り1分、マーティンの右ストレートが当たってK太郎が真っ直ぐ下がる。前に出て来たマーティンにK太郎がタックルを仕掛けテイクダウンを奪うが、マーティンはK太郎の脇と首を抱えて防御して終了。K太郎は左眉の上をカットし出血。ヒット数でも上回るマーティンがポイントを先取する。
Nice right hand from @TMartinMMA drops Nakamura in round 1! #UFCAC pic.twitter.com/UUsB9JgKqZ
— UFC (@ufc) 2018年4月21日
2Rもお見合いが続くが、リーチで勝るマーティンを前にK太郎が警戒して下がり気味の状態。マーティンも慎重だったが、残り30秒に右ストレート、右ハイを当ててK太郎を後退させ、1R同様に最後はタックルに来たK太郎を倒れながら脇と首を抱え終了。ポイント差を広げる。
3R、後の無いK太郎は序盤からタックルを仕掛ける。マーティンはK太郎の腕をつかんでアームロックで応戦。K太郎はがぶりの状態で押さえつけるが、その先に行けずスタンドに戻す。2Rまでと違ってK太郎が前に出て圧力をかける時間が長いが、マーティンも伸びのあるジャブを突き続け、K太郎の攻め手を封じる。残り40秒にK太郎がタックルを仕掛けて倒すが、マーティンはまたも腕をつかみながら反転し、サイドポジションからアームロックを仕掛け、最後は上から肘を連打し終了。実質、マーティンがK太郎をフルラウンドシャットアウトする形で勝利。K太郎はUFC初の連勝ならず、15年のUFC復帰後の戦績は6戦3勝(2一本)3敗の五分となった。
第11試合 メインイベント ライト級 5分5R
×エドソン・バルボーザ(5位)
○ケビン・リー(6位)
5R 2’18” TKO (ドクターストップ)
※リーが計量1ポンドオーバー
第10試合 セミメインイベント フェザー級 5分3R
○フランキー・エドガー(3位、元ライト級王者)
×カブ・スワンソン(4位)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)
第9試合 ヘビー級 5分3R
○ジャスティン・ウィリス
×チェイス・シャーマン
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)
第8試合 ミドル級 5分3R
○デビッド・ブランチ(8位)
×チアゴ・サントス(12位)
1R 2’30” KO (右フック)
第7試合 バンタム級 5分3R
○アルジャメイン・スターリング(8位)
×ブレット・ジョーンズ (14位)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)
第6試合 ライト級 5分3R
×ジム・ミラー
○ダニエル・フッカー
1R 3’00” KO (膝蹴り)
第5試合 ウェルター級 5分3R
○ライアン・ラフレア
×アレックス・ガルシア
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)
第4試合 バンタム級 5分3R
×メラブ・ドバリシビリ [Merab Dvalishvili]
○リッキー・サイモン [Ricky Simon]
3R 5’00” TKO
第3試合 ウェルター級 5分3R
○シアー・バハドゥルザダ
×ルアン・シャーガス
2R 2’40” KO (右の三日月蹴り)
第2試合 ライトヘビー級 5分3R
○コーリー・アンダーソン
×パトリック・カミンズ
判定3-0 (30-26/30-26/30-27)