UFC 11.21 ラスベガス:フィゲイレード、2分足らずでフライ級王座初防衛。シェフチェンコ、女子フライ級王座4度目の防衛
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UFC 255: Figueiredo vs. Perez
2020年11月21日(土/現地時間)米国ネバダ州ラスベガス:UFC APEX
レポート:井原芳徳
第12試合 メインイベント UFCフライ級タイトルマッチ 5分5R
○デイブソン・フィゲイレード(王者)
×アレックス・ペレス(4位)
1R 1’57” フロントチョーク
※フィゲイレードが初防衛
今年2月にフィゲイレードとジョセフ・ベナビデスの間でフライ級王座決定戦が組まれたが、フィゲイレードが計量で2.5ポンド(=1.13kg)オーバー。試合はフィゲイレードが2R TKO勝ちしたものの、王者として認められず、7月に改めて王座を懸けての試合が組まれ、フィゲイレードが1R裸絞めで返り討ちにし、王者となった。
初防衛戦の相手・ペレスは、デイナ・ホワイト・UFC代表の選手発掘番組出身で、17年12月からUFCに参戦。3連勝後にベナビデスに1R TKO負けしたが、その次の試合ではマーク・デ・ラ・ロサに判定勝ち。今年に入ってから1月にジョーダン・エスピノーサ、6月にジュシー・フォルミーガに1Rで勝利し、今回王座に初挑戦した。
1R、フィゲイレードがガードを下げ、スイッチも織り交ぜ、プレッシャーをかける。ペレスが右ミドルを当てた後、フィゲイレードが右フックを放つと、ペレスはタックルを仕掛けて、フィゲイレードの左足をつかんで倒そうとする。だがフィゲイレードはそのままペレスの右足に飛びついて、足関節技を狙う。ぺレスは防御して外し、下になったフィゲイレードのバックを取りに行ったものの、フィゲイレードは向き直してガードポジションになると、すぐにペレスの首元に腕を絡めてギロチンチョークを極める。一瞬の隙を突かれたペレスは外せずタップ。フィゲイレードが2分足らずで完勝し、初防衛を果たした。
第11試合 セミメインイベント UFC女子フライ級タイトルマッチ 5分5R
○ワレンチナ・シェフチェンコ(王者)
×ジェニファー・マイア(3位)
判定3-0 (49-46/49-46/49-46)
※シェフチェンコが4度目の防衛
シェフチェンコは2月にケイトリン・チョケイジアンに3R TKO勝ちして以来4度目の防衛戦。マイアはInvictaのフライ級王座を2度防衛し、18年7月からUFCに参戦。昨年11月にチョケイジアンに判定負けしたが、今年8月にジョアン・コールダウッドに1R腕十字で一本勝ちし、王座初挑戦につなげた。
1R、パンチが交錯した後、シェフチェンコが両脇を差して組み付き、すぐに倒し、30秒ほどで上になる。マイアは足を組んでガッチリとガード。シェフチェンコの攻撃を封じてはいるものの、自分の攻撃には持ち込めないため、上のシェフチェンコが優勢をキープする形になる。
2Rもシェフチェンコが最初から倒すが、今度はマイアがすぐに立ち、シェフチェンコを金網に押し込む。中盤、マイアが倒して上になり、金網際でハーフで押さえ続ける。終盤、トップに戻ると、シェフチェンコが足を登らせて三角絞めを狙うが、マイアは防御し上をキープする。これでポイントは19-19の五分か。
3Rもマイアが1分過ぎから押し込むが、1分足らずでシェフチェンコは突き放す。するとシェフチェンコはサウスポーからの左フックを当ててから、組み付いて倒し、オクタゴン中央あたりでハーフで押さえる。終盤、マイアは立ち上がり、シェフチェンコを押し込むが、終了間際にもシェフチェンコがテイクダウンを奪い、差をはっきり示す。
4R、優勢になったシェフチェンコが左フック、右ジャブを当て続け主導権を維持する。中盤にも組んで、またもテイクダウンに成功し、ハーフで押さえる。3分半過ぎ、シェフチェンコはバックマウントを狙い失敗するが、ハーフに戻って押さえ続ける。
5R、差をつけられたマイアが、序盤から押し込むが、30秒ほどでシェフチェンコが体を入れ替え、肘を打ってから離れる。シェフチェンコは叫びながら左ミドル、左フックをヒット。またもマイアが押し込むが倒せず、中盤にシェフチェンコが突き放す。以降も同じような展開が繰り返され、マイアは反撃できず終了。シェフチェンコが2R以外のポイントを取り、文句無しの判定勝ちで4度目の防衛に成功した。
第10試合 ウェルター級 5分3R
×マイク・ペリー
○ティム・ミーンズ
判定0-3 (27-30/28-29/28-29)
※ペリーは計量4.5ポンドオーバー
第9試合 女子フライ級 5分3R
○ケイトリン・チョケイジアン(2位)
×シンシア・カルビーヨ(4位)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)
第8試合 ライトヘビー級 5分3R
×マウリシオ・フア(14位)
○ポール・クレイグ(15位)
2R 3’36” TKO
第7試合 フライ級 5分3R
○ブランドン・モレノ
×ブランドン・ロイバル
1R 4’59” TKO
第6試合 ミドル級 5分3R
○ホアキン・バックリー
×ジョーダン・ライト
2R 0’18” KO
第5試合 女子フライ級 5分3R
○アントニーナ・シェフチェンコ
×アリアネ・リプスキ
2R 4’33” TKO
第4試合 ウェルター級 5分3R
×ダニエル・ロドリゲス
○ニコラス・ダルビー
判定0-3 (27-30/28-29/28-29)
第3試合 ウェルター級 5分3R
○アラン・ジョバーン
×ジャレッド・グッデン
判定3-0 (30–27/30–27/30–27)
第2試合 ミドル級 5分3R
○カイル・ドーカス
×ダスティン・シュトルツフス
判定3-0 (30–27/30–27/30–26)
第1試合 ウェルター級 5分3R
×ルイス・コシ
○サーシャ・パラトニコフ
3R 2’27” TKO