UFC 3.3 ラスベガス:ブライアン・オルテガ、フランキー・エドガーを1R右アッパー葬。女子フェザー級王者・クリスチャン・サイボーグが2度目の防衛
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
中野トイカツ道場
中野駅徒歩3分。平日7~23時、年中無休営業。入会金&月謝2ヶ月分無料!
UFC 222: Cyborg vs. Kunitskaya
2018年3月3日(土/現地時間) 米国ネバダ州ラスベガス・T-Mobileアリーナ
レポート:井原芳徳 情報協力:UFC日本広報
中継:DAZN、UFCファイトパス、FOXスポーツ&エンターテイメント 3/10(土)22時~
第12試合 メインイベント UFC女子フェザー級タイトルマッチ 5分5R
○クリスチャン・サイボーグ(王者)
×ヤナ・クニツカヤ [Yana Kunitskaya](挑戦者、元インヴィクタ・バンタム級王者)
1R 3’25” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
※サイボーグが2度目の防衛
サイボーグは昨年末のUFC 219で元バンタム級王者のホリー・ホルムに判定勝ちし初防衛。今大会の男子のフェザー級タイトルマッチ消滅を受け、今回は3週間前のオファーでの試合が決まった。クニツカヤはUFC初参戦のロシア人。最近5試合は2勝2敗1無効試合で、昨年8月にインヴィクタ・バンタム級王座を獲得した。今もUFC女子フェザー級のランキングが無く、選手がいない状況。1階級下のクニツカヤにとっては厳しい戦いに。

LAS VEGAS, NV – MARCH 03: (L-R) Cris Cyborg of Brazil punches Yana Kunitskaya of Russia in their women’s featherweight bout during the UFC 222 event inside T-Mobile Arena on March 3, 2018 in Las Vegas, Nevada. (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)
CYBORG!!!@CrisCyborg gets it done at #UFC222 in the FIRST ROUND!! pic.twitter.com/JRdd766Yv5
— UFC (@ufc) 2018年3月4日
1R、開始すぐにサイボーグが圧力をかけ、真っ直ぐ下がるクニツカヤに右フックを当てる。クニツカヤはひるむが、そこからサイボーグの足をつかんでテイクダウン。そのまま押し込んで、金網際でオンブになろうとし、落とされても金網に押し込む。2分ほどして離れると、またもサイボーグがパンチラッシュで前へ。クニツカヤはまたもダウンし、立ち上がるが、ダメージは大きい。最後は金網際でサイボーグが倒して上からパウンドを連打し、レフェリーがストップした。
試合後のインタビューでサイボーグは、UFCバンタム級王者・アマンダ・ヌネスとの対戦を希望した。ヌネスが以前からサイボーグに対戦を呼び掛けており、それに答えた形だ。

LAS VEGAS, NV – MARCH 03: Cris Cyborg of Brazil celebrates after her TKO victory over Yana Kunitskaya of Russia in their women’s featherweight bout during the UFC 222 event inside T-Mobile Arena on March 3, 2018 in Las Vegas, Nevada. (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)
第11試合 フェザー級 5分3R
×フランキー・エドガー(2位、元ライト級王者)
○ブライアン・オルテガ(3位)
1R 4’44” KO (右アッパー)
エドガーはマックス・ホロウェイの王座に挑戦予定だったが、ホロウェイの負傷欠場で1か月前に流れ、15戦無敗・13連勝の27歳の新鋭・オルテガ戦に変更となった。
1R、エドガーが細かくフェイントをかけながら圧力をかけ、長身のオルテガに右フックや右ハイを放つ。中盤から少しずつオルテガも圧力を強め、パンチやミドルや二段蹴りを返すように。残り1分、オルテガが右ミドルを当てると、エドガーは蹴り足をつかむが、オルテガはすぐにギロチンを狙って首元に腕をかけ、エドガーは足を離して距離を取る。

LAS VEGAS, NV – MARCH 03: (R-L) Brian Ortega knocks out Frankie Edgar in their featherweight bout during the UFC 222 event inside T-Mobile Arena on March 3, 2018 in Las Vegas, Nevada. (Photo by Brandon Magnus/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)
短い攻防でオルテガは自信を持ったか?エドガーが左のパンチを放ったタイミングで左肘を当ててエドガーをひるませると、組んで防御するエドガーを下がってかわしながら、右アッパーをクリーンヒット。エドガーは一瞬宙に浮いてからダウンし、オルテガが鉄槌を一発当てたところでジェイソン・ハーゾグ・レフェリーがストップした。
オルテガはUFC 6連勝で、いずれもKOまたは一本勝ち。エドガーは気の毒だが、オルテガが王者ホロウェイへの挑戦者になるのは避けられない情勢だ。
UN – BE – LIEV – ABLE#UFC222 @BrianTCity pic.twitter.com/xb3DaB7ssD
— UFC (@ufc) 2018年3月4日
第10試合 バンタム級 5分3R
○ショーン・オマリー
×アンドレ・スーカムタス [Andre Soukhamthath]
判定3-0 (29-27/29-27/29-28)
オマリーはMMA 9戦全勝。昨年、ダナ・ホワイトUFC代表が新選手を発掘するリアリティ番組「Dana White’s Tuesday Night Contender」で抜擢し、7月の同番組中の試合で1R KO勝ち。12月のTUF 26フィナーレ大会でUFCデビューし、テリオン・ウェアに判定勝ちしている。コナー・マクレガーを彷彿とさせる胸のタトゥーや手足の長さといった風貌から、UFCが次世代のスターとして期待し、ナンバーシリーズのメインカードに抜擢した感がある。対するスーカムタスはラオス系米国人でUFC 1勝2敗。
1R、オマリーが右ローを効かせると、終盤にパンチ、ハイ等のラッシュで追い詰める。2Rもオマリーが三角絞めやチョークでチャンスを作るが極めきれず。3R、オマリーは右のハイをブロックされ足を痛めると失速し、スーカムタスが上になりパウンドを当て、ギロチンを狙って反撃。オマリーが逃げ切り勝利したが、課題が多く見える試合となった。オマリーは試合が終わると倒れたまま起き上がれず、そのままインタビューを受けていた

LAS VEGAS, NV – MARCH 03: Sean O’Malley is interviewed by Joe Rogan after his unanimous-decision victory over Andre Soukhamthath in their bantamweight bout during the UFC 222 event inside T-Mobile Arena on March 3, 2018 in Las Vegas, Nevada. (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)
第9試合 ヘビー級 5分3R
×ステファン・ストルーフェ [ストルーブ](10位)
○アンドレイ・アルロフスキー(12位、元王者)
判定0-3 (28-29/28-29/27-28)
1R、蹴りの応酬の中で、アルロフスキーが右ローを効かせつつ、中盤に足を掛けてテイクダウン。その後もスタンドに戻りつつ、テイクダウンを2度奪い、主導権を握る。
2Rもアルロフスキーが序盤からテイクダウンを奪い、足関を狙うが、ストルーフェが防御し、上体を上げて、金網に押し込んでパウンドを放つ。立ち上がってからもしばらく押し込んだが、アルロフスキーも体を入れ替え押し返す。終盤は離れて打撃戦となり終了。差は乏しいが、主導権を握る時間の長いストルーフェか。
3Rも差の乏しい状況が続くが、アルロフスキーが中盤に右フックを当て、残り1分にテイクダウンに成功。終盤に立たれるが、ストルーフェのパンチの反撃を封じ終了。アルロフスキーが接戦を制した。

LAS VEGAS, NV – MARCH 03: Andrei Arlovski of Belarus celebrates after his unanimous-decision victory over Stefan Struve of The Netherlands in their heavyweight bout during the UFC 222 event inside T-Mobile Arena on March 3, 2018 in Las Vegas, Nevada. (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)
第8試合 女子バンタム級 5分3R
×キャット・ジンガノ(6位)
○ケトレン・ヴィエラ(5位)
判定1-2 (28-29/28-29/29-28)
第7試合 女子ストロー級 5分3R
×アシュリー・ヨーダー [Ashley Yoder]
○マッケンジー・ダーン
判定1-2 (28-29/28-29/29-28)
第6試合 ライト級 5分3R
×ベニール・ダリウシュ(12位)
○アレクサンダー・ヘルナンデス
1R 0’42” KO
第5試合 バンタム級 5分3R
○ジョン・ドッドソン(8位)
×ペドロ・ムニョス(10位)
判定2-1 (28-29/30-27/29-28)
第4試合 ライトヘビー級 5分3R
○C.B.ダラウェイ
×ヘクター・ロンバード
1R 終了時 反則 (ロンバードが1R終了直後にパンチを当て、ダラウェイがダウンし試合続行不可能に)
第3試合 ウェルター級 5分3R
×マイク・パイル
○ザック・オットー
1R 2’34” TKO
第2試合 バンタム級 5分3R
×ブライアン・キャラウェイ(7位)
○コーディ・ステーマン [Cody Stamann]
判定1-2 (28-29/29-28/29-28)
第1試合 ライトヘビー級 5分3R
○ジョーダン・ジョンソン
×アダム・ミルステッド
判定2-1 (29-28/27-30/29-28)