Bigbang 2.18 ディファ有明:谷山俊樹、スペトゥクに2連敗。駿太&山際和希がKO勝ち
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ビッグバン・統一への道 其の32
2018年2月18日(日) ディファ有明
レポート&写真:久保与志
第10試合 メインイベント(1) スーパーライト級 3分3R
×谷山俊樹(谷山ジム/WKA&WBKF世界スーパーライト級王者)
○クリスチャン・スペトゥク(ルーマニア/K-1 WORLD GP初代ライト級王座決定トーナメント’17 3位)
判定0-3(29-30/28-30/29-30)
谷山は昨年2月のK-1 WORLD GP初代ライト級王座決定トーナメント一回戦で敗れた相手であるクリスチャン・スペトゥクとホームリングで再戦した。
1R、先手で左ミドルを蹴りつつ、スペトゥクが距離を詰めると前蹴りで牽制する谷山。スペトゥクは機を伺いながら飛び込んでの左フック、あるいはダイレクトの右オーバーハンドを狙う。ラウンド終盤に入るとスペトゥクがジャブの数を増やし、谷山のガードの合間にヒットし始める。記者採点は10-10のイーブン。
2R、スペトゥクはプレッシャーを強めつつ強い左ジャブをねじ込み、そこから返しの右フック、ハイを狙っていく。蹴りで押し返したい谷山だが、スペトゥクの圧力に押されて下がる場面が増え、手数も減ってしまう。記者採点は9-10でスペトゥク。
3R、前に出て先に左ミドルを蹴っていく谷山だが、スペトゥクは全く下がらず前に出て左フックをボディ、顔面に返す。距離が詰まってクリンチの展開が増え、スペトゥクが振りほどくように谷山を崩していく。スペトゥクがショートレンジでの打ち合いから右アッパーをヒットし、谷山がふらつくとさらに強烈な左ボディで追撃。谷山をロープに詰めてパンチをまとめ攻勢を印象付けてタイムアップ。
記者採点は9-10、トータルスコアは28-30でスペトゥク。判定は0-3、ホームリングのBib Bangで1年前のリベンジを期した谷山だが、スペトゥクの強打に屈し再戦も敗れた。
第12試合 メインイベント(3) Bigbangスーパーフェザー級タイトルマッチ(肘有り) 3分5R
○駿太(谷山ジム/王者)
×リョウ・ペガサス(アカデミア・アーザ/挑戦者、J-NETWORKスーパーバンタム級3位)
3R 2’00” TKO(レフェリーストップ:右肘打ちによるカット)
※駿太が初防衛
1R、左ミドルとジャブでプレッシャーをかけていく駿太に対し、リョウは飛びこんでの右フック、カウンターの縦肘を狙う。駿太が距離が詰まると首相撲に捕まえていくが、足元が滑ってバランスを崩したとこにリョウが右フックを狙う。たんたんと圧力をかけていた駿太だが、ラウンド終盤になると徐々に接近戦にシフトして肘を振るっていく。記者採点は10-10のイーブン。
2R、駿太は左ジャブと右ローでリョウを下がらせると、ロープに詰めて右ストレート、肘打ちを狙う。リョウは首相撲でも翻弄されて完全に後手に回り、ラウンド終盤に駿太が右ストレートでダウンを奪う。記者採点は10-8で駿太。
3R、駿太が左ミドル、ジャブで詰めると、コーナーに追い詰めて肘、膝の連打を浴びせてダウンを奪う。駿太は攻勢を緩めず、再びリョウをコーナーに詰めて肘、膝の猛攻で2度目のダウンを奪うと、何とか立ち上がったリョウの額を右肘で切り裂き、大きく滴る鮮血を見てすぐにレフェリーが試合をストップ。駿太が完勝でベテラン対決に勝利し、初防衛を果たした。
第11試合 メインイベント(2) Bigbangヘビー級タイトルマッチ 3分3R
○愛鷹 亮(力道場静岡/王者)
×K-Jee(K-1ジムFUKUOKA/挑戦者)※K-1ジムFUKUOKA小比類巻道場から所属表記変更
判定2-0 (29-29/30-29/30-29)
※愛鷹が初防衛
両者は昨年2月のビッグバンで対戦し、K-Jeeが3R TKO勝ちしている。
1R、K-Jeeが左ミドルを蹴ると、愛鷹はすぐに右ローをリターンする。愛鷹がじりじりと前に出ながら左右のボディショット、右ローでロープ際に詰める。K-Jeeは下がりながらもカウンターのテンカオで愛鷹の顔面を狙っていく。記者採点は10-10のイーブン。
2R、K-Jeeは左ジャブを増やして愛鷹の出鼻を止めると、右のテンカオを顔面にヒット。一瞬動きの止まった愛鷹だが、K-Jeeをプッシュして右ローを連打し、K-Jeeの左足が流れ始める。愛鷹はロープに追い込んでガード上からでもおかまいなしに左右のボディを連打し、手数でK-Jeeを押し込む。記者採点は10-9で愛鷹。
3R、K-Jeeも右ローを盛んに蹴り始め、互いに被弾すると大きく足が流れる。愛鷹が強引にロープ、コーナー際に詰めてボディを叩くが、K-Jeeはテンカオで迎撃しつつカウンターで左フック、右ストレートを顔面にヒットし、的確性では愛鷹を上回る。押し込み続ける愛鷹だが、かなりのパンチを顔面に被弾し、ブレイクがかかって離れると少し足元がふらついている。すぐに距離を詰め、至近距離で打ち合いながら試合終了のゴング。
記者採点は9-10でK-Jee、トータルスコアは29-29のドロー。判定は2-0、3R通じて前に出続けた愛鷹が僅差の判定をものにし、1年前のリベンジと初防衛を達成した。
第9試合 セミファイナル 55kg契約 3分3R
○良星(平井道場/Bigbangスーパーバンタム級王者)
×林 勇汰(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
判定3-0(30-28/30-27/30-28)
1R、強い右ローの応酬から、良星が右ハイ、ストレートで前に出て行く。林は三日月蹴り、左フックで迎え撃つ。良星はボディへの攻撃も織り交ぜて手数を増やし、林も下がることなく打ち合い、互いの右が際どく交錯する。記者採点は10-9で良星。
2R、良星の入り際に右ストレート、テンカオを合わせる林だが、良星はそれに少しサイドに出て左右のミドルを蹴って対応する。良星の速い出入りと横の動きにカウンターが取れなくなってきた林に、良星はスーパーマンパンチ、左ハイ、バックスピンと攻撃のギアを一段上げて攻勢に出る。記者採点は10-9で良星。
3R、劣勢の林が右ストレートとテンカオで前に出てしかけ、右ストレートがヒットして良星の腰が一瞬落ちる。林はパンチで追撃しようとするが、良星は奥足への左ローを連打して林の前進をストップ。圧力の止まった林をプッシュしてのテンカオで逆に下がらせると、終盤には左ハイをヒットして林をぐらつかせ、パンチと膝でラッシュをかけて試合終了のゴング。
記者採点は10-9、トータルスコア30-27で良星。判定は3-0、アグレッシブな手数に加え要所での上手さも垣間見せた良星が、スピード感溢れる好勝負を制した。
第8試合 67kg契約 3分3R
○山際和希(谷山ジム/元Bigbangウェルター級王者)
×山崎遼太(OGUNI GYM/NJKFウェルター級4位)
1R 2’59” KO (3ダウン:右ストレート)
1R、立ち上がりから山際が度々右ミドルを当ててペースを掴むと、山崎が前に出てきたところに右ストレートをヒットしてダウンを奪う。山際は立ち上がった山崎にパンチをまとめて2度目のダウンを奪うと、最後は再び右ストレートをクリーンヒットして3度目のダウンを奪取。2018年の初戦を完勝で飾りスタートを切った。
第7試合 60kg契約 3分3R
×明戸仁志(K-1ジムEBISU)※K-1ジムEBISU小比類巻道場から所属表記変更
○MASATO(3POUND STRIKEs GYM/RISEスーパーフェザー級5位、RISE RISING ROOKIES CUP’16同級優勝)
判定0-2(29-29/29-30/29-30)
※明戸は計量500gオーバーでグローブハンデ
第6試合 58kg契約 3分3R
─竹内賢一(TenCloverGym世田谷/シュートボクシング日本スーパーフェザー級3位)
─岡本MAYORGA(菅原道場/MA日本フェザー級6位)
※岡本がインフルエンザで入院のため試合中止
第5試合 67kg契約 3分3R
×武市一樹(二刃会/MA日本ウェルター級4位)
○記村一成(K-1ジムEBISU)※K-1ジムEBISU小比類巻道場から所属表記変更
判定0-2 (29-29/29-29/29-30)
第4試合 ヘビー級 3分3R
○実方宏介(真樹ジムAICHI)
×小山翔太(team LS ダイヤモンド)
2R 1’19” KO (右ローキック)
第3試合 58kg契約 3分3R
△幸人(真樹ジムAICHI/MA日本スーパーフェザー級5位)
△山浦俊一(新興ムエタイジム)
判定0-0(27-27/27-27/27-27)
※1R幸人に2ダウン、3R山浦に2ダウン
第2試合 54.75kg契約 3分3R
○萩原秀斗(エイワスポーツジム)
×山浦 翔(新興ムエタイジム)
3R 1’26” 失格
※山浦は計量オーバーでグローブハンデ、減点2からスタート。3Rに蹴り足キャッチの反則で減点3となり失格
第1試合 53kg契約 3分3R
○田丸 辰(平井道場)
×清志(新興ムエタイジム/NJKFバンタム級9位)
判定3-0(30-27/30-27/30-26)
※1Rパンチ連打で清志にスタンディングダウン1