野良犬祭 1.13 新木場1st RING:40歳の藤原あらし、20歳の仲山大雅を首相撲で翻弄し判定勝ち
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
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野良犬祭4 ~ 猪突猛進DE冬の陣 ~
2019年1月13日(日)新木場1st RING
レポート&写真:井原芳徳
第7試合 メインイベント キックボクシング 52.5kg契約 3分5R
○藤原あらし(バンゲリングベイ・スピリット/全日本スーパーバンタム級王者)
×仲山大雅(RIOT GYM/RKA(琉球かきだみし協会)フライ級王者)
判定2-1 (少49-48/竹村47-49/和田48-47)
あらしが12月22日に40歳になったばかりだが、KNOCK OUTのフライ級トーナメントにも出場した20歳の仲山相手に、衰えぬテクニックを発揮する。
1R、両者サウスポーに構え、ローとミドルの応酬からスタート。中盤、首相撲であらしが崩しを決めるが、仲山は右の縦肘を当て、終盤は仲山が左右のストレート、左の顔面前蹴りなどを巧く当てて、やや優位に試合を運ぶ。
2R、あらしは崩しを序盤に2度決めるが、中盤以降は仲山が左ローをコツコツ当てつつ、左ストレートもクリーンヒットする。終盤には右の前蹴りであらしを吹き飛ばし、少しずつ差を印象付けるように。
3R、あらしは首相撲で度々仲山を捕まえ、膝をコツコツ当て、崩しも決めて反撃する。仲山はパンチも蹴りも大振りになり、あらしは軽々かわし、20歳若い二十歳の仲山を翻弄するように。
4Rも仲山が再三首相撲から膝を当て続け、右ジャブもクリーンヒットし攻勢を維持する。終盤に仲山も少しパンチを返すが、劣勢を跳ね返すほどにはならない。
5Rもあらしが首相撲で膝を当て続け、肘もねじ込み圧倒する。記者採点は2Rが仲山、3~5Rはあらしで49-47であらし。ジャッジ1者は意外にも仲山につけたが、2者が順当にあらしを支持した。
マイクを渡されたあらしは「しょっぱい内容ですみません。1階級下なのに戦ってくれた仲山選手、新鋭選手との試合を組んでくれた小林さとしプロデューサー、ありがとうございます。半月間に体調を崩し、自分で納得できるところまで仕上げられず、これで僕がメインをやらせてもらっていいのかと思っていました。今日は完璧と思っていません。ちゃんと次の機会までに100パーセントに近づけて試合したいです。野良犬祭り、これからもよろしくお願いします」と謙虚に話したが、観客はあらしのパフォーマンスに納得していたのではないだろうか。なお、次回大会は4月20日に新宿フェイスで開催することが決まっている。
第6試合 NJKFミネルヴァ 女子ライトフライ級 2分3R
○後藤まき(RIKIX/ミネルヴァ・ライトフライ級7位)
×ほのか(KANALOA GYM)
判定3-0 (和田30-28/シーナ30-28/少30-29)
野良犬祭ソーシャルファンディング・スペシャルエキシビションマッチ(キックボクシング) 2分2R
―森井洋介(ゴールデングローブ/元KING OF KNOCK OUTライト級王者)
―ロッキー川村(パンクラスイズム横浜/元パンクラス・ライトヘビー級&ミドル級王者)
勝敗無し
野良犬祭名物となりつつある森井のエキシ。森井がローを一発入れると、川村は「ノー!サンオクエン」と抗議し、和田良覚レフェリーは「キックルール!」「メイウェザーは5億円」と時事ネタを織り交ぜて注意し、場内は笑いに包まれる。その後も森井が右ローを打ち続け、最後はパンチ合戦で川村も見せ場を作って盛り上げた。
森井は「2月11日にKNOCK OUTのトーナメントの準決勝で勝って、たぶん4月の決勝にヨードレックペットが上がって来ると思うので借りを返したいです」と宣言。川村は「ノライヌ、ネクストファイト、OK?エイドリアーン!」と、小林プロデューサーに宣戦布告した。
このエキシの後のチャリティーオークションでは、ラウンドガール2人の生脱ぎTシャツを、観戦に来ていた健太が落札。2人と共に健太も生脱ぎし、健太は高田延彦氏の物まねもしながら観客を楽しませつつ、自身も出る2月11日のKNOCK OUTをアピールした。
第5試合 キックボクシング(野良犬地獄ルール) 60.5kg契約 3分3本勝負(インターバル90秒)
×清水佑太郎(Club TOSHI/国際テコンドー連盟日本協会/2018年KAMINARIMON×新空手アマチュア最強決定戦-63kg級優勝)
○旭野ミノル(ゴールデングローブ/KROSS×OVER KICK -60kg級王者)
1R 0’49” 失格 (つかんでからの膝蹴り連打)
※ルール概要:3分3本勝負。1Rごとにマスト判定。2本奪取した選手が勝利。KO・TKO決着の場合はその場で勝負がつき、次のラウンドには移行しない。つかんでからの膝蹴りは1回のみ有効
清水が左ミドルを効かせてから、膝蹴りでダウンを奪う。清水は組んで膝を連打し、またも旭野がダウンしたが、反則攻撃のため、少白竜レフェリーは清水に失格を宣告した。少レフェリーは試合前のルール説明でこの反則について言及していたため、失格は妥当だろう。ルールの特徴が出る以前の内容となり、小林プロデューサーは同じルールでの再戦を約束している。
第4試合 蒙古襲来 ~モンゴル相撲vs元霧の若~ 3分2R
×エルデネダライ・アリウンボルド(モンゴル相撲)
○将軍岡本(プロレス・元大相撲)
2R 2’27” フロントチョーク
※ルール概要:一本勝ちはギブアップ、もしくはレフェリーストップによって決まる。グラウンドになった場合は即ブレイクとなり、スタンドから試合が再開される。絞め、関節技はスタンドのみ。判定になった場合、判定基準は投げ、テイクダウンのポイントによって決められる。絞め、関節技、積極性はポイントにならない。
第3試合 NJKFミネルヴァ 女子フェザー級 2分3R
○浅井春香(Kick Box/ミネルヴァ・スーパーバンタム級3位)
×菅原麻子(トイカツ道場)
2R 1’59” TKO (2ダウン:パンチ連打)
第2試合 キックボクシング 55kg契約 3分3R
×乕井[とらい]健人(中嶋道場)
○八木来斗(東京北星ジム)
1R 2’45” KO (3ダウン:右膝蹴り)
第1試合 河崎実監督プロデュース・スペシャルエキシビションマッチ(プロレス)
電エースキック&日高郁人
スーパー・タイガー(リアルジャパンプロレス)&世羅りさ(アイスリボン)with ハリウッドザコシショウ